JOmegaの紹介
OmegaとはUNIX上で動く(現在は各種プラットホームに移植されていますが)Rogueなるゲームから発展したゲームです。この点はNetHackと共通ですが、Omegaは次の点で大きく異なります。
なお、JOmegaはOmegaの日本語移植版のことです。
JOmegaの日本語版のホームページはこちら。
まずOmegaを始めるとタイトル画面、次にハイスコア画面が表示されてキャラクターを作るか、あなた自身の能力ではじめるかを聞いてきます。
キャラクターを作るは能力値をランダムで決めるモードです。一方、あなた自身の能力ではじめるは質問に答えていき、その答えによって能力値が決まるモードです。例えばベンチプレスで何ポンド上げられるかという質問に10ポンド(=約4.5kg)と答えれば、キャラクターの腕力は超貧弱になります(もっともあまりに人間離れした数値は無視されてしまいますが)。なのでうまく答えれば望みのキャラクターではじめられますから、はじめてやる場合にはこっちの方がいいでしょう。
すべての質問に答えるとちょっとしたオープニングの後、ゲームが始まります。はじめにキャラクターはランパートの町の入り口にいます。ランパートの町はOmegaの世界にある唯一の街です。(Omegaの世界には他に小さな村が6ヶ所あります。)
はじめにやるべきこと
Omegaでは魔法が非常に強力です。しかし魔法はレベルを上げるだけではまったく覚えることができません。魔法は神に司祭として認められるか、あるいはギルドで認められると教わることができます。そこでまずはじめに神に入信するか、ギルドに入会することになります。
Omegaの神々
Omegaの神々にはまず属性があります。神に入信するためには神の属性と同じ属性を持っていなくてはなりません。秩序になるのは簡単で収容施設に献金すればよいです。混沌になるにはどこかの友好的な生き物を攻撃するか、銀行強盗をするかです(結構やっかい)。
オーディン(復讐と絞首台の神)
属性は秩序、象徴は絞首台。セトを仇敵とする。最初に教えてくれる呪文は魔法ミサイル。
アテナ(正義と英知の女神)
属性は秩序、象徴はふくろう。ヘカテを仇敵とする。最初に教えてくれる呪文は識別。
セト(破壊の神)
属性は混沌、象徴は黒き御手。オーディンを仇敵とする。最初に教えてくれる呪文は透明化。
ヘカテ(幻覚の女神)
属性は混沌、象徴は黒き三日月。アテナを仇敵とする。最初に教えてくれる呪文は脱エネルギー。
運命の支配者達(秩序と混沌の戦いの判定者)
属性は中立?象徴はオメガの文字。呪文は教えてくれない。
ドルイド(秩序と混沌を越えて存在する、自然を信仰)
属性は中立。象徴は木の葉。最初に教えてくれる呪文はモンスター発見と自覚。なお、ドルイドはアークドルイドに平衡化の儀式をしてもらうことによって魔力を完全に回復できるのが強み。
ギルド
ギルドには次のようなものがあります。複数のギルドに同時に所属すると昇進が遅くなるので1つのギルドである程度昇進してから掛け持ちするのが効率的です。
<遊歴騎士団>
街の一番南にあります。秩序でなくては所属できません(秩序でなくなると追放されます)。最初に槍を支給してくれ、また訪れるたびに食料と馬を支給してくれて体力を回復してくれます。傭兵ギルドや闘技場と掛け持ちはできません。
<傭兵ギルド>
街の門の北西にあります。腕力と体格(だったか?)が高くないと所属できません。所属したときに基本的な武器と鎧とお金を支給してくれます。ありがたみの薄いギルドです。遊歴騎士団や闘技場と掛け持ちはできません。
<闘技場>
街の南東すみにあります。所属するとジムでのトレーニングが何回か無料でできます。ここで昇進するには闘技場で戦うしかありません。遊歴騎士団や傭兵ギルドと掛け持ちはできません。
<魔法大学>
街の北にあります。所属には基本的に入学金が必要です。所属すると魔法の研究ができます(成功すると魔法を覚えられる)。魔術師ギルドと掛け持ちできません。
<魔術師ギルド>
街の北東にあります。所属には金が必要で、かつ混沌でなくてはなりません(秩序になると殺されます・・・)。所属すると魔法が覚えられる他、魔力の回復が無料でできます。魔法大学と掛け持ちできません。
<盗賊ギルド>
扉の閉じた建物のうちの1つが盗賊ギルドです。所属するときには金が必要で、中立か混沌でなくてはなりません(ただし入会後に秩序になっても平気です)。所属するとアイテムの鑑定が安くなり、またアイテムを質屋より高く買い取ってくれます。
次にやるべきこと
盗賊ギルドを探すついでに街のいろいろな建物を当たっていきましょう。食堂や錬金術師の店、図書館などが見つかるでしょう。ただお化け屋敷があったりするので注意。まず0レベルではお化けは倒せませんので。一回行った建物はMコマンドで自動的に行けるようになります。そうしたら、次に街の南西にある植え込みの迷路に行きます。ここの植え込みには毒のある植物やトリフィド(植え込みに擬態している敵)がいるので植え込みに突入しないように。この奥に神託所と下水道への入り口があります。下水道には当分用はありませんが、神託所には一度必ず行くように。神託所では神官が次に何をすべきかを教えてくれます。また、神託所の鏡は自分の現在の属性や能力を教えてくれます(自覚の魔法の効果と同じ)。
最初のクエスト
はじめて神官に会うと、ある人に会えというクエストを与えられます。この人はその身分柄森の中にすんでいます。まずランパートの街から出て道なりに歩いて行ってみましょう。森に囲まれた村があったら、(村には入らずに)その村の周りの森の中を探索してみましょう。その森の中の建物に会うべき人はいるのですが、この建物が曲者です。全部を歩いたつもりでもまだ歩いていないかもしれません。隠し通路に注意しましょう。植え込みには毒のある植物があるので突入しないように。托鉢僧に追いつめられてしまったら、お金を1だけ渡すと消えてくれます(ただし属性が秩序側に傾いてしまうので混沌の信仰・ギルドに所属している人は注意、ある程度のレベルになれば攻撃してしまうという手もある)。なお、ここでやってもらえる「平衡化の儀式」は魔力を完全回復してくれますが、属性が強制的に中立になってしまうのでドルイド以外の信仰をしている場合には不利になります。
なお神官に会うまでに殺されることがしばしばあるので、神官に会わずにいきなりこのクエストを達成してしまうというのが実は楽(なんら不都合を生じないので)。
次に・・・
最初のクエストを達成するとまずレベルが3まであがるはずです。そうしたらまた神官に会いに行きましょう。この目的地は最初は隠されていてsコマンドで探さなくては見つかりません。神官はランパートからの方角を教えてくれますから、ヒントとして距離を書いておきます。ランパートから少なくとも10ブロック以内にあります。そこから持ち帰るべきものはランパートの城に行ってクエストを受けることで分かることでしょう。
あとはクエストを果たすごとに城と神官に会いに行きましょう。また、ギルドで長の次のランクまで昇進すると、長に昇進するためのクエスト(あるアイテムを手に入れる)がはじまります。
経験値稼ぎと金稼ぎ
経験値はトリフィドを倒すとかなり稼げます。トリフィドは塩水に弱いということがポイントです。なお、トリフィドはランパートの植え込み迷路以外にも村の茂みなどにも潜んでいます(村の茂みのトリフィドは一度倒しても、村から出ると復活します)。また、街の外をふらふら歩いているとカオスストームに巻き込まれて経験値が稼げることもたまにあります。
お金はダンジョンを探索してモンスターが出す武器などを売り払いまくることで稼げますが、たまに金の延べ棒や緑色の石(エメラルド)が手にはいるのでこれを質屋や盗賊ギルドに売るとよいでしょう。安く買いたたかれてしまうときには盗賊ギルドや魔法で識別してください。こうすれば魔術師ギルドに入る金やジムでトレーニングする金も手にはいることでしょう。
使える魔法集
・・・しかしこのゲーム、とてもじゃないがセーブファイルのバックアップなしではやっていられんな(トリフィド迷路を歩いていてアビス・トラップにはまってとんでもないところにとばされて飢え死にとか結構あるからな)。