さて、本日の放送を持って「タイムショック21」がひとまず最終回となったわけなのですが、この私があの場にいたと言うことにどれだけの方がお気づきになられたでしょうか?石野まゆみさんの応援にいらしたご家族の隣で、何度かちらっと映っております。実は大村さんの応援要員として、あの観覧席に潜り込むことができたのです(大村さんは1000万円のチャンスがあったため、1日で取るためには共有名義になる人が必要でした)。せっかくの機会なので、観客から見た番組の収録についても書きたいと思います。
収録当日、出場者よりも3時間遅れで観覧者は集合。蒸し暑い大道具置き場とおぼしき部屋で待たされる。大村さんには4人の応援が必要なため、私の他にも3人、現地集合で集まった。ちなみに4人中3人、この番組の敗者。しかも今回は平服OKにも関わらず3人ともスーツ。ええ、我々にとってあのコロシアムは「聖地」なので。
さて待っている最中、各参加者の応援の方々に男性スタッフが挨拶してまわっていたのだが、我々のところでどうやら気づいたらしい。
「あの、以前にもご出場されましたよね?」
どうやら、覚えられているらしい。光栄なことだ。とくに私は「フランスパンネタ」まで引き合いに出され、「番組が続けば是非またお呼びしたかったのですが」と言われた。非常に嬉しい。しかし一言。
「今日呼んでくれ」
準備が整ったようで、観覧車がスタジオ入りする。このとき、参加者の一人と構成作家のある方が私たちをみつけ「おお」と声をあげていた(ちなみに参加者の控え場所はスタジオの入り口近く)。苦笑しつつ入場、久しぶりにあの時計盤を見て郷愁を覚えつつ、席へと座る。
若手お笑いコンビ「東京ダイナマイト」による前説がはじまる。私が収録したときにはいなかったような…?途中で「15分引っ張って」という指示が出て、かなり困惑していた。さて彼らのネタ、さすがに四苦八苦していたようなのだが、応援者の一人が岐阜から来ていて、さらにこの片割れも岐阜出身と言うことで急に「岐阜の田舎トーク」が始まる。これがさっきまでとはうって変わっての大爆笑。ぜひ、あのネタを今後に活かして欲しいなぁ…。
司会のご両名が出てきて収録開始。まあこの辺はほとんどオンエア通りなので割愛するが(片岡君の「バーン」があれほどネタになるとは思っていなかったのだが、ここまでくると本当に立派である)、山本さんと石野さんがパーフェクトにリーチをかけながら外したシーンは本当に見ていて緊張した。とくにエクストラステージの石野さん、最後の12問目を外したときは耐えられずに悲鳴が上がってしまった(もちろん私だけじゃないけど)。だって、たった一瞬で500万が逃げていくんだから。
ところで、このとき私が一番嬉しかったこと。
各チャレンジャーの挑戦が一通り終わった後、構成作家の方が私たちのもとへつかつかと寄ってきた。最前列にいる私ともうお一人をしっかり覚えていてくれて、問題の感想を求めてきた。ふたりとも「2つは12問取れそうですけど、あの椅子だとまた違いますから」と言う答え。さらに「今回は12問目が一番大きな山ですね」とも答えた。実際、12問目で勝負を分けた問題が非常に今回は多い。勝負としてもよい演出ではないだろうか。
そしてこのあと、放送ではカットされていたが中央でチャンピオン(山本さんと石野さん)にインタビューをして、「このあとエクストラステージです」という撮りが行われた。カット後、司会の中山さんが石野さんのご家族に「おめでとうございます」と挨拶したのだが、その横にいる我々を見て気がついたようだ。
「あ、以前にご出場された方も…」
このとき、顔で苦笑しながら心で大きなガッツポーズをした。中山ヒデさんに存在を気づかれたのは本当に嬉しかった。「今回の問題どうでした?」と聞かれ、「12問目が山でしたね」と返す我々。さらにエクストラステージ終了のカット後も「どうでした?」と聞かれた。このときの12問目「県の花。ミカンは愛媛、夏ミカンは?」と言う問題は二人とも分かっていた(正解は山口)のでそうコメントすると、石野さんが「だって知らなかったんだもん」と反応。これもこれで面白かった。
今度は「夏休みスペシャル」だそうである。はたしてどんな内容なのか…多分高校生大会なんだろうなぁ…