〈小さなもうひとつの場所〉は、別役実戯曲を「正しく」上演するためにつくられた〈場所〉です。
名前は別役実の同名童話にちなんでいます。
(名乗るにあたっては別役実氏の諒承を得ております。)
その名を静かな覚悟として、佇みつづける者たちです。


童話『小さなもうひとつの場所』。
(三一書房刊『星の街のものがたり』所収)
そこでは、「最初の箱」がどのようにして生まれたのか、それが「孤独」をめぐるひとつの透明な軌跡−奇蹟として、語られています。
「箱」はその《内側》で「小さなもうひとつの場所」を閉ざしこんでいるのでもあり、同時にまたそれはその《外側》で「小さなもうひとつの場所」以外の全世界を閉ざしこんでいるのでもある−−


いかにも小さな私たちの〈場所〉、
それでもそれが〈世界〉に対するひとつの〈場所〉として在ることを願って。