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Log39

2010/11/06(Sat)
劇団すごろく秋期公演「蝮の長兵衛」観劇。

相変わらず、芝居は刺激と勉強になるので良い。

内容はすごろくお得意の人情時代劇。
村のはなつまみ者、若者マムシの長兵衛を軸にしたひと騒動。

舞台上には茶屋と坂が組まれ、
その狭さを補うためか客席に花道が設けられた気合いのセット。

初手から花道を利用した前説があり、
また芝居中も舞台からばかりではなく客席から役者の出入りがあるなど立体的。

セットのせいで狭く場面は定点ながら、
舞台上には10人いるのが珍しくないという賑やかなもので、
個々の細かい芝居をみているだけで楽しめる。

実際、本筋と関係ない場所の、
村の庄屋(高宮武郎さん)がやたら熱そうにお茶をのむ仕草や、コギャル小町(山本香織さん)がお地蔵に当たって手を合わせてる芝居などが印象に残った。

2代目ドラえもんでおなじみ、
水田わさびさんの客演(そもそも水田さんはすごろく出身女優)もあり、途中でがっつりメタなネタが差し込まれるなどちょっと珍しい場面もあり、新鮮。

第二部、歌と踊りのグランドショーは安定の面白さ。
今回は大阪公演もあるようなので、未見の方は是非。


2010/10/25(Mon)
忙しくしておりますよ。

というかかなり逼迫しているカンジですが、
それでもコレはみておきたい……ッ(10/30〜今敏監督作品三本立て)。

千年女優
東京ゴッドファーザーズ
パプリカ

時系列で追うのもいいけど、
個人的には千年女優をフィニッシュにしたいところ。

アニメ映画なら比較的当り前なのかもしれないけど、すべて尺が90分以内ってのも凄い。

なんでかとゆーと、映画って1日あたりの上映回数で収益が変わってしまうので長い作品は敬遠されるのですね。それで、実写系だと編集権がない監督がちょいちょい会社に勝手にカットされて泣いたり喧嘩したりって話を聞く。
さすがに時代の流れか長い作品が増えてきたけど、かつては90分が理想/防衛ラインだった。キッチリまもっとる。プロやなあ。


2010/10/06(Wed)
話題ですな。

過去、リアル女子中学生が「原画家になりたい」と入社を希望してきたのを水際で防止(せめて高校はいけと説得した)した経験のあるオオツキさんとしては、JKがエロゲをするという現実に対しては夢中でがんばる君にエールを贈りたい。

しかしアニメ、テメーはダメだ的な。

あれな。青年誌で女性器書いて「あわびです」ってあれと一緒。

あれも作者や漫画そのものはいーの別に。
でも、それを嬉嬉として掲載する雑誌や、今回の件ならアニメ化した制作会社は責任あんだろお前ら。先回りして配慮するのが仕事なんじゃねーの?
まあ、なんでもかんでもビビって規制されるのも最悪だけどもバランスがあんだろ。

どんな判断だ。

エロゲがどんだけ普段狩られる側の生き方をしてると思ってるの?
売り場が制限され、販売する店舗そのものが限られ、ネット上では年齢認証、基本カード決済。普通に生きてたら一生エロゲのパッケなんか目にしないところにまで追い込まれた現代における本物の草食系ですよ。常にアグネスのような肉食動物にタマを獲られないかと周囲に目を配りビクビク生きている。そのくせエサは慢性的に不足気味。食べ物の諭吉先生とかくれず、タダでツノとか盗む盗賊が多くなりまして。デジタルリソースだって根っこが生き物だから有限だし死ぬんだヨ? もう三日もごはん食べてないや……。くらいのイキオイ。

どんな食んだんだ。

そういう歴史の上にある絶滅危惧種の生活を、なんで成人指定されてない雑誌やテレビ局がさらっと美味しいとこだけ獲ろうとして脅かすの?
これで責められるのはまた草食動物のほうな訳ですよ。こっちは昔っから成人指定の烙印を捺されてるっつーの。……げる、とか云われて首の後ろにバッコしついてるっつーの。アグネスが近付いてきたらだらだら血が流れ出すっつーの。元々人目に触れないようになってる商品だっつーの。目がさめりゃあ……また……何でもないオレがいるんだ。へへ……だっつーの。

一般雑誌やテレビ放映作品の不手際がこっちにくるってなんだよ。
だって、識らない連中には一緒に見えるからね。

くそっ、ハンターなら鹿の糞とハイエナの糞くらい見分けてから来いよ! どっちもうんこだけどさ!

違うだろ色とか匂いとか味とか!


2010/10/04(Mon)


まさか須藤元気の歌声に癒される日が来ようとは。
DVD付きCDがいい感じなので急げ。


2010/09/30(Thu)
若干口惜しくもあることだが、2ちゃんあたりに書かれるフィクション≒ノンフィクションの“境界線をまたぐ物語”にネット外のフィクションはまったく歯が立たないことがある。ネットにおける“物語”は場所によって強烈と云ってもいい現実味をまとうからだ。

テレビで見る物語や手元で紙になって見る物語は、その段階で自動的にフィクションの香りをまとってしまう。そこにはディレクターだったり、編集者だったり、作家といったものの恣意的な手が入っていることが容易に想像できる時代となった。

基本“嘘を書いてるんじゃないの?”という疑念とワンセットなのだ。もはや戦後のように、テレビドラマをみて、マンガを読んで、小説を読んでそれを現実にある本当のことだと思う人間はいない。つくりごとだとバレている。

近年の商業コンテンツ群、テレビや小説、音楽CDなんかの大きな衰退の原因の一部には、そういうことも関係しているんじゃないかと個人的には思っている。新聞なども理屈は一緒だ。物語としての“信用”を失っているのだ。

例えば、電車男のなかでもっとも臨場感にあふれ素晴らしいのはやっぱり一番最初のスレッド版だろう。ドラマでも映画でもマンガでもない。それぞれに味を設定することはできても、こと、“リアリティ”でネットを越えるのは容易ではない。

つまりネットの強味は、“嘘が入ってないかもしれない”という希望とワンセットであることだ。

出力する段階で“作者”の恣意が入っていることは間違いないのだがそれでも“もしかするとこの物語は、これを書いている本人による、本物の体験であるかもしれない”というノンフィクションの香りを──ネットはまとう。

だからこそ“釣り”が容易に可能なのだし、そこで綴られる“本当かもしれない物語”は魅力的なのだ。ネットはこの“ノンフィクションというファンタジー”の空気を持っている。

なので逆に芸のないネガティヴ発言とかは限りなく痛くなる。発言が物語性・虚構性をまといにくいついったで、誰も俺をわかってくれないとかまるっとつぶやいてる奴なんかを見かけるとサブイボもんな訳ですよ。そんなん、一万年と二千年まえから当り前だっつーの。

ほとぼりが冷めた頃の本人に思うさまみせてあげたい。構造上、フォローの誰かが反応してくれんのを待ち構えてる感が満載な訳で。あゆファン騒動とかもいろいろきびしい。素のネガティヴはたいへんに難しい。

所長も基本はネガティヴ使い(闇シナリオライター)なので自戒を込めまして。各自、己の発言の虚構化には充分に注意されたい。


2010/09/24(Fri)
思うに、厨二病とは己をかえりみない自意識である。もっとお前らは恰好をつけてよいのだし恰好をつけるべきだ。鏡を見つめ、見返す己の瞳を見るべきだ。お前はお前といういつか終わる物語なのだ。

駄作にしたくないのであれば、もう少し考えてもいい筈だ。なに、終わりよければすべて良し、まだ逆転の目はある。もうちょっと日々優しく生きろ。信用してもらってよい。これでもライターの端くれだ。おれは絶対に嘘しか云わない。

見ろ。考えろ。お前が一生懸命けなすソイツは本当に悪い奴か? あげ足をとって発言するお前はかっこいいのか? 正義なのか? 頭が良く見えるのか? 面白いヤツに見えるのか? 感情移入に足る主人公なのか? 愛され上手なのか?

どんな判断だ。とても見えまいよ。お前は恰好悪い。他人を惨めな気分にし、そしてお前自身も惨めだ。鏡を見ろ。暗闇を覗け。ディベートの場以外で他人の欠点を探すお前は単なる糞餓鬼だ。褒め、好きで他者を語る方が万倍知的であり建設的だろう。

祭りだなんだと集団リンチが横行しているが、少し立ち止まって考える時間をもってほしい。大人が拳をふりあげると見ているだけの子どもも怯える。お前が他人からどう見えるか、それだってお前のかっこよさの重要なファクターだ。

って死んだじっちゃが云ってた!


2010/09/20(Mon)
悪魔を憐れむ歌


あいかわらずの素敵ぶり。

みんな初音ミクがうんたらかんたらって云うけど、
ニコニコ市場はおろか、
放っておくとメインタグからも「初音ミク」の文字が消える動画なんてこの人くらいだぜ……!
初音ミクじゃないと成立しないのに初音ミクの落とす影がない。

このシリーズって、ある意味ミク曲の最終形なんじゃないだろうか。


2010/09/14(Tue)
そもそも物書きとしての理想型が作品以外では自分を出力しない、なのが致命的。

そんならwebとかMixiとかTwitterとかやってんじゃねーよ、というのはまた、別のおはなし(森本レオのボイスで)。


2010/09/12(Sun)
千年女優
今敏監督のフィルモグラフィの中でこの作品だけ未見だったので、
DVDを取り寄せてみた。

生前から好きな監督だったが(特に妄想代理人)、今まで観なかった不明を恥じるばかりだ。
まさかキャラクタが死なない輪廻譚が可能とは。

今節炸裂。

まさに観る人によって価値の変わるであろうラストのセリフと、
そこからエンディングを荘厳に締め括る名曲ロタティオン(Lotus-2)への繋ぎは、アニメ私的ベストエンドロール第二位の勢い(第一位はミスターインクレディブル)。

実は今敏作品は純粋に映画として観るとき、音楽の使い方がベタだ。
アニメ的と云えばそうなのだろうが、
静かにすれば至極上品になるところを外連にいく。

東京ゴッドファーザーズでもそうだったし、
別に平沢御大を使っているからではなくそういう癖なのだろう。
そこがある意味で芸術を気取らない職業者、商業者としての監督の凄味だとも思うが、
気がつくと結構目立つ。

だが本エンディングはそんな見方など完全に無効化するド外連。
歌詞も作品の魂を表すかのようだ。劇場で聞けばため息しか出るまい。

蓮は泥より出でて泥に染まらず。
監督の出棺時にはこの曲が流れたという。相応しいというよりない。

一番大好きな一本にはならないが、大事なものの中の一本になる作品。
少なくとも、劇場4作品のなかでは一番好きだ。

心のどこかにとめておきたい一作。


2010/09/07(Tue)
やっぱりジェレミー・ブレット(TV版)が好きだけど。
吹き替えが山さん(露口茂)だというのも最高じゃあないか。

というわけで、
ロバート・ダウニー・Jr版シャーロック・ホームズ鑑賞。基本的に娯楽方向にブレた手堅いつくりで普通に楽しめた。

ホームズの驚異的な記憶・推理能力を表現するにあたって同じシークエンスをくり返して見せる手法が印象的かと一瞬思ったが、よく考えたら監督は初期作品でさんざっぱら同様の演出を使っていた(というかそれがメイン)マドンナの元旦那なのでぜんぜんいつも通りだった。
むしろ控えめ。

あと、作中の謎のほとんどが帰結としては「ワイロでなんとかしてました! 押忍!」的なパワープレイだったのが漢らしいと思った。
どうせなにやってもシャーロキアン(原作マニア)に叩かれるし、もう推理とかどうでもいい! というすがすがしいまでのこのブレ感。

そしてホームズ以上にジュード・ロウのワトソンが無敵。敵のくせに殺傷力を抑えてくれたんだろうか。罠を踏んで爆発におもくそ巻き込まれるシーンがあるのだが、片腕怪我した程度で済む。ええいライミー(英人)は化け物か。

さすがワトスン君だ、(爆炎くらい)なんともないぜ。


2010/09/06(Mon)
親方! 空から月曜日が!


2010/09/03(Fri)
最近の男の娘レベル高いなオイ!

云われてみれば臍の位置が男性かもしれん程度。
……とか思ったけどローライズすぎてまず骨盤の位置が掴めず。

どうなんだ。どうなのよ(どっちでも清々しいまでに俺の人生には関係無し)。


というか、近年のアイメイクと黒目コンタクトの進化は、
ヘタな整形よりよほどデンジャラスではなかろうか。


2010/08/25(Wed)
語り部が好きだ。

世界で一番古い職業は娼婦かもしれないが、同時に語り部も古い職業だったに違いない。
いみじくもキングはそう云ったが、そう思う。

今敏監督。
語り部の匂いのする、アニメ作家だったと思う。

まだまだ氏の作品をみたかった。残念です。


2010/08/21(Sat)
文化は食物ではないが、無為に消化すれば減るのである。貴様の感動パウワーがだ。金を払えば損したくないので懸命に栄養にしようとする。楽しもうとする。払わず喰えば「こんなもんか」になる。当然だ。損して得を取れ。昇華だ。払わないで楽しめるのは基本、事故だ。対価を払った方が人生は楽しめる。絶対だ。


2010/08/11(Wed)
念のため。

今回のコミックマーケットですが、
吉澤マン、オオツキさん共にお仕事モードに入っており、
入場チケットを返還のうえ不参加とあいなっております。

冬はちょっとまた毛色の違ったものを出すとおもふ。


2010/08/05(Thu)
星新一だったら既に3ページ書きおえてるレベル

現時点ではとりあえず100歳以上から調べてるようですけど、
受給年齢、65歳以上のお年寄りがどんだけ死んだままでいるか想像もつかん。

サラッとしらべてもう50人以上行方不明て。北九州じゃ200人規模で未確認て。100歳以上のみで?

なにその乳母棄てない山。

諸星大二郎かとり・みきなら、折口学(マレビト論)をテコにした民俗学的SF短編をモノにするレベル。



境界はかつて、村の外だった。それが彼岸と此岸だ。だが核家族化が進み村社会が崩壊し、境界線は個々人のパーソナルスペースと同義となった。現代における春来る鬼は外から来るのではなく、老いという病を持って家の中から誕生するのだ……!
だが本当の鬼は老いて死んだ老人そのものではない。老いはケガレではない、老人はまろうどではない。富をもたらすのは一時的な事であり、やがてそれは本物のケガレとなり真の災いを呼ぶ。

本当の鬼は……。

横たわる老人のミイラ(104)。消えたその娘夫婦(78)。
ガックリとうなだれる女子大生のひ孫(21)。

それを黙って見届ける妖怪ハンター稗田礼二郎(年齢不詳ジュリー似)。





あれ。なんか読み終わった気になった


2010/07/31(Sat)
ボクが考えたAVタイトル。
雌フィスト

ありそうで無い模様。メフィストと読むがいい。

あ、近年で一番負けたと思ったタイトルは、『20センチ少年』です。

マーク・ボランも思わず昇天ですよ。というか化けて出るレベル。バカじゃないの? ジニアスすぎるだろ。


2010/07/28(Wed)
セカンドノベル 07月29日発売

珍しい立ち位置で、
一部グラフィック(!?)と、まあその他雑用補佐的なコトをしまった。

あらかじめ失われた物語というのは、
オオツキさんも大好物である。

ただ、狙った、テレビドラマのような仰々しい切なさはそんなに好きではない。
ぶっちゃけ泣きゲーとか嫌いな方だ。
なんで泣かすの!? モテたいから!? 的な(喪男思想)。

当り前にあるような、
僕らが長く生きれば自然に味わう、喪失の物語のほうが好きだ。

多分、セカンドノベルはドラマ的ではない。
同じ場所で泣く人は少ないかもしれない。大文字の『泣き所』が用意されている訳ではないからだ。

ブラウザ上でできる体験版もあるし、
PSPストアでは実機でできる体験版も配布されている。

触ってみて、気になったら相性は悪くない筈。
良かったら遊んでみてほしい。

夏の物語だ。
今朝、蝉の鳴き声を聞いた。いやあ、夏だねぇ。


2010/07/26(Mon)
とりあえず再掲とかリメイクとか。
なんか放っておくのも悪い気がしてきたので


2010/07/23(Fri)
エロゲ業界就職読本。
先日、間違って俺のところに以前の職場への求職問い合わせのメールが来た。
是であれ否であれ返事をくれとあるので、ことが就職に関わることでもある、急いで返答をした。
が、向こうから一報もなく一週間が経過。

前の職場と繋がりがあるかもとか、
そもそも俺が業界に色んなコネ持ってる可能性とか考えないのかしらん。
フツーに失礼なので、もし俺が担当だったら間違いなく落とすと思った。

とかいうと「その程度で狭量」とか云う感想を抱く人もあると思うが、
別に返信が無くてもこっちが困ることはないので実際「この若造が」とかDISりたい訳ではないのだ。

だって、損じゃん? 当人が。

実質は単なる問い合わせだとしても、第一印象を良くしておいて損することは何もない。
逆に第一印象を悪くして良いことは滅多にない。あってもそれは結果論だ。
メールには本名年齢住所といった履歴は特になく、他にも応募したが技能がPhotoshopのみでは厳しいと云われた、という愚痴とも取られかねない話(ついでに先に他に応募して落ちたこと発覚)とペンネーム、Pixivのアドレスのみ。
飛んでみれば、○○歳(20代後半)という年齢表記と投稿された画像群。それはいいが、絵のコメントに、やはり求職活動の愚痴と受け取られかねない文が記載されている。

これ、応募先の人が見たらどう思うとか、考えた方が良いと思った。
落としたら悪口云われちゃうんだーとか、採用してもネット上でネガティブなことを書いちゃう危険のあるタイプなんだー、と思ったらフツーに『採らない』。
そんな行動に出るかも知れない新人を喜んでとる担当はまずいない。
何故書いたし。
20代前半なら『若さ』のひと言で済ませてもいい。でも後半ならもうちょい慎重でもいい。

就職希望・求職者であるなら、
自分の価値を落とすことは書くべきではないし、するべきではない。

嘘をつけということじゃない。

僕を雇えばお得ですよ!
ワリとなんかこう、けっこうイイ奴ですよ!
とかいうアピールは必要だし、しないと損なのだ。
性格的にできないなら(俺もできないけど)、
そのディスアドバンテージを埋めるだけの何らかを手に入れるべき。あるいは明に暗に提示すべき。
Pixivの完成画ではなく、
レイヤー構造がわかるPSDデータを送るとか、
手はいくらでもあるのだ(自分の絵“だけ”は綺麗に誤魔化せる人も多いので、完成画は参考にしない/ならないことが多い)。
細やかな配慮が感じられれば、こっちも「コイツ、できおる……!」って思う。

所詮、企業・会社も個人の集合体でしかないのだ。
雇う側は特に理由がないかぎり同じ能力なら若いほうがいいし、それも同じなら福利厚生がラクな相手がいい。
遠隔地よりも地元に近い人のほうが交通費的にも雇いやすいし、ましてやこの時代にネット上での発言の迂闊な人間は扱いたくない。
ツイッターとかのSNSでネガティブなこと書くひととかフツーに怖い。
そうした差を埋めるのが、
それでも使いたい人柄だったり腕前だったりするのだ。

それは付き合ってみないとわからないし、付き合うために第一印象が重要なのは云わずもがな。
特に今回の件は、メールの件名が『ダメもとで』だった時点で九割方が決していた。
何故書いたし。

けれど。

いずれにせよ今こんな状況で、
それでもゲーム業界に興味を持ってくれる人が貴重なことは間違いがないのだ。

あるいは、ままならぬ就職活動で、気が滅入っていたこととかあったのかもしれない。
普段はそういう人じゃないのかもしれない。
このテキストを書くにあたって当人に、ちょっと思うところあったので今回の件に関し、
本人以外には特定できない形で日記を書かせてもらうかもしれない、と確認のメールを出した。

実際、彼を非難する意図はない。そう伝わったなら誤解だ。
なんだかんだでこの業界への就職希望者に接することが時折あるが、
ホントに、なんでそういうこと云うの? するの? という荒技をブチかましてくる人が少なくないのである。
仮にもゲームでご飯をいただいている我々の前でマジコン自慢とかされたら普通にマジコロとか思う。
ブックオフの話とかされたらハートが痛む。ファックオフとか思う。
いや、利用することこれすなわち悪即断ってことじゃない。
節度と倫理観の問題なのだ。
気づかいと愛の問題であり、矜恃と空飛ぶスパゲッティ・モンスターの問題なのだ。
相手と時を選べってこと。
なので、こういった話は意外と云われないと気がつきにくい人がいるのかな、と思った次第。

すると速攻で返信がきたうえに、
内容はこちらの雰囲気を察してかまず最初に非礼を詫びるものだった。
ちゃんとフォローのお世辞も書いてあった。
ホントか嘘かわからないけど。
でもそれ、それだヨ! 出来るじゃないの。それを最初のメールで書いておこうぜ!! そして無礼と察する能力があるなら最初からやるなよ! とか思った。
そしてああ、本当はいい奴なのだろうなあと思ったのである。
人間はその程度に単純なのだ。実にチョロい。だから頑張ってほしい。

その先には、
運がよければひとさまに楽しんでもらえ、悪けりゃウンコを投げられ、もっと悪けりゃ誰にも省みられない、
素敵で甘露でまあデフォルトとしては死にたくなるようなお楽しみワンダー地獄がひらけているのだ。
ウェルカム。

いい仕事がみつかるといいね。


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