高校生の頃、将来の夢を四つ考えていました…。
     


      
四つ目は、政治に携わる仕事です。高校で、政治経済を教えていましたが、世の中の矛盾を

     感じる日々でした。特に、若い世代の議員がいないことに驚かされました。


     背中を押してくれたのは、教え子…。
     
      生徒には、授業中に、「20代で議員になる」と、宣言。生徒からは、わからないなりにも、「頑張れ」

     と、背中を押してもらいました。
                           
     夢を育むのが、教師の仕事…。
   
      同僚の教師にも、思いを話ました。当時は、教師になることが難しい時代でしたので、「止めた方

     が、良い」との、良識のある声が大多数でした。

      中には、「お前が当選したら、俺も立候補したるわ」と、仰る先輩教師も。人が夢を持ち、真面目に

     考えていることに対して、馬鹿にするような教師は、「教師失格」だと思いました。    
                                          
     頼りは、退職金62万8千円のみ…。
     
      そんなこんなで、
29歳の誕生日(3月)から半月後に、守口市議会議員選挙に立候補しました。

      今、思い返すと、確かに無謀でした。所謂「地盤・看板・かばん」の何一つとしてありませんでした。

     おまけに、3月末で教師を退職したので、無職。頼りは、退職金の62万8千円だけでした。

     宅配便で、稼いだる…。

      でも、この時は、「駄目で元々。駄目だったら、体力もあるので、宅配便のドライバーになって稼い

     だる!」と、前向きに考えていました…。

     選挙のキャッチフレーズは…。

       
「つなげよう21世紀へ。今こそ市政には、若さも必要です!」でした。

    少し長いですね。でも、「今こそ市政には、
若さが必要です」とせずに、「若さも」としたところが、奥ゆ

    かしいところです。(自画自賛)

     「若い」だけでは、ダメ…。       
     
    若さだけを「売り」にはしたくなかったからです。当然、年配の議員に、経験に裏打ちされた素晴らし

   い方がいらっしゃることも知っていました。若さだけを売りにして、謙虚な気持ちもなく、勉強もしない

   議員はダメだと、今でも思います。

     守口市始まって以来の最低得票で当選…。
     
     初めての選挙戦。本当に、何をしていいのかわかりませんでした。することがないので、毎朝・夕

    駅前に立って、ひたすら挨拶をしていました。
          (今では珍しくもありませんが、当時は、誰もしていませんでした)

     選挙の結果は、1,054票をいただきました。当時の定数は、30人でした。30番目の議員として、

   辛くも当選させていただくことができました。1,054票での当選は、これまでありませんでした。次点

   との差は、わずか55票でした。皆様のお蔭と、運にも恵まれたのだと思います。

     教師の経験を活かして…。
    
     以来、5期20年に亘って、市議会議員として仕事をさせていただいております。教師の経験を

   生かして、教育や子育て支援に力を入れてまいりました。教育や子育てに力を入れることによって、

   人口を増やし、高齢者にも安心して暮らしていただける街づくりを目指しています。

    選んでいただいた挙句、どうなのか…。
    
    市議会議員の選挙は、4年ごとにあります。問題は、選んでいただいて終わりではなく、
んで

   いただいた
句に、何をするかだと思います。だから、「選挙」と書くのでしょう。(あくまでも自説です)

     コツコツと市政の問題点や課題を洗い出し、議会活動に力を注いでまいりました。このことは、

   議会の議事録をご覧いただければわかると思います。(守口市のホームページでご覧いただけます)

    そして、年に3〜4回、私の活動報告書である『撫子通信』を発行しております。(かつては、2か月に

   1回発行しておりましたが、経済的に困難になりました)

    夢を持って歩む!
     
     これからも、議員として、守口の子どもや高齢者、子育て中の親や勤労者をはじめ様々な市民

    の皆様が、大きな夢やささやかな夢、それぞれの夢を持地ち、そして、語ることのできる街にして

    いきたいと、福西寿光は、夢を持っています。

                           福西寿光の夢物語は、まだまだ続きます…。