トトロの樹とアジェの小屋

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トトロの樹とアジェの小屋

北口伏見通り先「まるわ家具店」右折れすると、突き当たりの正面にケヤキの大木が見えます。この樹は「トトロの樹」と呼ばれ、西荻村民にひそかに愛されているようです。
トトロの樹に至る道は、格好の散歩道。西荻がまだ村の時代(井荻村といっていた)から栄えていた面影をしのばせる、、なにか昭和初期にタイムスリップしたような雰囲気です。

まるわ家具店から始まり、内田秀五郎井荻村長宅、クッキーのがちまいや(閉店)、アンティークな床屋さん、豆腐屋さん(寿屋)、定食の名店五十番(閉店)。
そして謎の書庫。この不思議な書庫と言うより書籍用倉庫は道路を隔てた植松さんの書庫とにらんでいるのですが(荒正人さん)。
そしてトトロの樹は突き当たりの十字路の左前方の角、黒いトタンで囲まれた一角に堂々と優しくあたりを包んでいます。近づくと、なにかヘンデルのラルゴでもかすかに聞こえて来て古代ペルシャの大王クセルクセス(でしたっけ?)になったような、いにしえを思わせる懐かしみのある樹です。小さいとき(約50年前)善福寺池にゆくときはトトロの樹を境に、森、林、やぶ、畑の田園風景が展開しここはもう「町はずれ」、急に寂しく心細くなったものです。
ここで直進し赤土でどろどろの急坂を善福寺川まですべりおりて、川沿いに善福寺池に行くか、
左折れして右手の雑木林(今の井荻公園)越しに善福寺川対岸の遠景を楽しみながら荻窪中学の地蔵坂(名称の由来のお地蔵さんは地蔵坂ではなく、この道が荻窪中学にぶつかる直前手前の左手の高台にあった)を下って善福寺川に出てもよしという、分岐点でした。
まるわ家具からトトロの樹を左折れし地蔵坂を右折れして青梅街道の保久屋押し出し(この坂の上がりきった青梅街道の手前に荷車の後押し屋があったのでこの地名がついた)に出る道は、実は江戸時代の地図にも載っていて、新田街道(今の神明通り)と青梅街道を結ぶ重要な村道だったのです。
トトロの樹の生えている作業場も小さいときからそのままですが、樹下には素晴らしい小屋が建っています。フランスのシュールレアリズムの先駆者・写真家「ユジューヌ・アジェ」の写真集に出てきそうなたたずまいです。私はこの小屋を「アジェの小屋」と呼んできました。12・10・31
続きは謎の書庫

トトロの樹

ご近所の方から貴重な写真が送られてきました。3月3日のだったんですが、掲載が遅れてしまい今日になってしまいました。
どのぐらい前なんでしょうか?周りに遮るものは何もなく、往事の雄姿、素晴らしい、ランドマークです。少なくとも40年以上はまえのものでしょうか?
手前を横切ってる道は右方向に善福寺川におりてゆく坂道でしょうか?
樹の向こうは崖で、崖下を善福寺川が流れていました?・・・
と推測しています。

西荻の子供にとって、このあたり迄が、「近所」
トトロの樹の先は「遠出」でした。
下のカラー写真は現在(15.4.13)のトトロです。
15.4.13  

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