西荻の資料

西荻在住の「やまだないと」さんの漫画というより随筆です。
編集・発行は西荻住人でサパナに良くお店をだす、花鳥風月の住人「北尾とろ」さん。杉並北尾堂です
http://www.vinet.or.jp/~toro/
西荻の総てが満載されています。
「どんぐり舎」「それいゆ」「あまいっこ」
http://park12.wakwak.com/~tks/kissa.htm
「お祭りの象」
http://park12.wakwak.com/~tks/fushigi.htm
「動物車」http://park12.wakwak.com/~tks/topic.htm
「西荻トキワ荘」
http://park12.wakwak.com/~tks/haioku.htm
西荻人の手による本なので「西荻感覚」を共有出来る希有な本です。03/12/30














西荻の資料ー幻の名著ー「東京中央線案内」都市探索同好会編

表紙

内容は地図帳である。中央線の東京駅から始まり、神田、お茶の水、、水道橋・・・・・・・大月駅に至る迄の中央線全駅の駅周辺の地図である。表・裏表紙を含め60ページのガリ版刷りの世にも希なる労作・奇書である。初版’94年12月14日発行。以下前書きをそのまま記載します。
「はじめに 都市探索同好会報の記念すべき第一号が出来た。同会は、「ロックから鉄道まで」のあらゆるジャンルに渡り、調査、研究すべく結成された。・・・・・・・・・第1号の特集内容は・・・・・都市探索の基本であり、又、最終的に帰着するであろう中央線を特集する事にした。60年代後半にカウンター・カルチャーとして花開いた中央線文化は現在でも生き続け、特に中央線三寺文化と言われた高円寺、吉祥寺、国分寺では他にない高度な文化遺産を保っている。それらの街では、多数のカウンター・カルチャー系文化(ジャズ喫茶、ロック喫茶、ライブ・ハウス、名画座、小劇場等)や、セコハン系商売(中古レコード屋、古本屋、古着屋、古道具屋等)、エコロジー系活動(自然食レストラン、無農薬八百屋、ヨガ教室等)の店がひしめき合い、それらの文化にたずさわる人間を支える安定食屋、銭湯、質屋等がまわりを取り巻いている。自由ヶ丘や原宿のコピー店は地方の都市にも存在するが、中央線のそれは存在しない!中央線文化にどっぷり根をおろす事こそ、東京で暮らす事の真の価値である。1994年12月14日都市探索同好会阿佐ヶ谷南支部」
この本は全ページが中央線各駅の詳細、且つ手描きによる微細なガリ版の「街案内図」である。一見してその労力に圧倒される。驚くべきは、その発想と、その無謀とも思われる、それを成し遂げた実行力である。また最終的にこの著者は地図で、自己を表現してしまったのである。文章や絵ではなく、ナント地図での自己表現。ノーベル賞モノである。世界初の地図作家・文学者・芸術家である。この著者は中央線サブカルチャーを愛している・・・が、この本こそまさに、その中から生まれるべくして生まれた独創的なアートであると同時に、中央線サブカルチャー文化の偉大なる成果である。私はこの著者を崇敬する。
私はこの本を喫茶「どんぐり舎」で入手、そのときの感動・驚嘆は今でも忘れない。何を隠そう、この西荻大全は、この卓抜なる発想に触発されて出来たモノである事を白状する。12.12.27
(下の地図は4倍くらいに拡大した西荻窪駅周辺、実物は極小・微細の字であり判読は困難を極める)

表紙