東京散歩
2008年05月08日(木)
神田明神(かんだみょうじん)
 東京も5月に入ると江戸っ子がソワソワし始めます。と言うのもお祭りがいろいろな所
で開催されるからです。江戸三大祭といわれる神田祭(神田明神)・三社祭(浅草神社)・
山王祭(日枝神社)のうち、神田祭と三社祭は5月に開催されます。ちなみに今年は神田
祭が5月9日(金)から15日(木)まで、三社祭は5月16日(金)から18日(日)
まで、山王祭が6月7日(土)から17日(火)までです。
 今回は神田祭でお馴染みの神田明神を紹介したいと思います。正式名称は神田神社です
が、古くから神田明神の愛称で親しまれています。神田明神は神田・日本橋・秋葉原・大
手町・丸の内・旧神田市場・築地魚市場など東京の中心街である108の町会の総氏神で
す。
 江戸初期に豪華な桃山風社殿が造営されましたが、1923年の関東大震災で焼失。そ
の後再建され、1945年の東京大空襲では本殿・拝殿などは焼失を免れました。戦後も
次々と境内の建造物が再建され、平成に入り修復・塗り替えが行われたことにより、写真
(=随神門)のように赤を基調とした江戸
≪ 周辺地図 ≫
時代に負けない神社の姿を取り戻しました。
 境内には、野村胡堂の代表作である。寛
永通宝を投げて犯人を捕まえることでお馴
染みの『銭形平次捕物控』の主人公である
岡っ引の銭形平次が神田明神下の長屋に住
居を住んでいたという設定から『銭形平次
の碑』があります。念のために書いておき
ますが銭形平次は架空の人物です。