東京散歩
2008年01月18日(金)
聖徳記念絵画館(せいとくきねんかいがかん)
 聖徳記念絵画館と言うより神宮外苑の絵画館と言った方がピンとくるかもしれません。
 神宮外苑には神宮球場・国立霞ヶ丘競技場・銀杏並木と見所が多い場所ですが、その中
でも中心的な建造物が聖徳記念絵画館ではないでしょか?
 明治天皇崩御後に建築計画が持ち上がり、1919年3月5日に着工、約7年半の歳月
をかけ1926年10月22日に旧青山練兵場の跡地であったこの場所に建物が完成しま
した。構造は鉄筋コンクリート造りで、中央ドームの壁及び床等にはふんだんに大理石が
使用されており、一部修復はされているものの、現在も建築当初のままの姿を見ることが
出来ます。
 明治神宮外苑の入り口でもある青山通りから絵画館を見ると、銀杏並木の中心に絵画館
が見えるように銀杏が植えられています。この銀杏並木は遠近法を用いて植えられており、
実際の距離より絵画館が遠方にあるように見えるようになっています。
 1990年からは絵画館の夜間のライトアップが実施されるようになり、闇夜に浮かぶ
絵画館は実に神秘的で幻想的な姿を現して
≪ 周辺地図 ≫
います。
 そうそう肝心なことを忘れていましたが、
絵画館の中には有料ですが入場が可能です。
展示品は著名な画家による明治天皇の業績
が描かれた絵画(日本画40点・洋画40
点)が常設展示されています。
 神宮外苑一帯が比較的静かなので、のん
びり過すにはいい場所かもしれません。