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ペルー

マチュピチュ


Machu Picchu
1911年アメリカのハイラム・ビンガムが発見した謎の空中都市ということで、ペルー観光のハイライトのひとつ。クスコから高原列車で行くのが一般的。クスコのホテル手配で1日日帰りツアーに参加するのがてっとり早い。マチュピチュは、一応標高3000m以内なので、致命的な高山病には基本的にならないハズ。3000mを越えるクスコからなので、心なしか楽なツアーだった。
 夜がまだ明け切らぬ早朝5時30分ごろ、クスコで宿泊したエルバルドホテルに迎えの車が到着し、高原列車の出発駅へと向かった。ホテルで朝食は食べられなかったが、列車の中で朝食のサービスがあった。ただ、あまり食欲はなかった。
 駅は薄暗く、標高が高いからだろう、かなり寒い! あちこちからの視線を感じつつそそくさと列車へと乗り込んだ。席は左側がいいとガイドブックなどに書かれいて、左側の席を取りたいところだ。席のイスは固くて座り心地は悪いが、幸いにも左側となった。クスコからマチュピチュの麓駅であるアグアスカリエンテスまでは高原列車で約4時間の列車旅。

◇クスコから高原列車でマチュピチュへ

 朝6:00、ゆっくり夜が明けていく中を列車は出発した。スイッチバックを繰り返し、民家の間を通過するなどして、クスコの山をどんどん登って行く。列車からの見晴らしはけっこういい。朝日に浮かぶレンガ色の街並みを眼下に見渡すことができた。
 インディヘナの農村地帯では、列車が停車するたび、民族衣装を着た人々が、食事や果物やら、おみやげやらを持って集まって来る。トウモロコシは、粒がデカくて物珍しかったので、購入してみたが、ちっとも甘くなくて美味しくない。

 

◇氷河から溶けだした白い濁流

 農村地帯を抜け、深い渓谷へと進んで行く高原列車、アマンゾン川の支流? のウルバンバ川が平行して流れ、その濁流具合はなかなか荒々しい。さすが観光列車、社内にはフォルクローレが流され、雰囲気を盛り上げてくれる。

◇バスでジグザグ遺跡へと

 9時半過ぎ、ようやくアグアスカリエンテスに到着。ここは標高2000mくらいで、どんより重たい体が元気になった感じがした。そこからバスで20分ほどかけ、いろは坂を凌駕する急な砂利道坂を登りマチュピチュへと向かう。駅を出ておみやげ物屋さんを通り抜けると、客待ちのバスが並んでいた。列車が到着すると、どっと観光客がそれを目指すので、乗るまでにけっこう時間がかかった。窓景色の片方は谷底、ガードレールもなく、なかなかスリリング。

◇遺跡入り口にあるホテルで昼食

 遺跡の入り口には、ロッジのようなホテル(サンクチュアリ・ロッジ)があり、遺跡観光の後に、ここでセルフサービスの昼食を食べたが、はっきしあまり美味しいものではなかった。このホテルが遺跡へのゲートのようなもので、これを抜け坂をちょっと上ると、目の前に段々畑のようなマチュピチュの遺跡がぱーっと広がった。遺跡の回りは断崖絶壁で、遙か下にはウルンバ川が見え、列車を降りた駅も小さく見えた。マチュピチュに行く時は、虫除けスプレーが必用。レストランやバスに乗っている時など、蚊の攻撃を受けてしまった。乾燥していて喉が乾くし、高山病予防のためにも水分は十分取った方がいいので、ペットボトルは必携だが、マチュピチュのトイレは有料だった。

◇憧れの景色に感動!

 ついにここまで来たのか、というなんとも言えない感じがふつふつと・・・マチュピチュ遺跡の中へ足を踏み入れると、まず目にするのは遺跡の外郭をなす段々畑と、その後ろにそびえる遺跡の名前にもなっている「マチュピチュ(老いた峰)」。こんな高所で何が育つのだろう? 水はどうするのだろう? と考える間もなく、ガイド曰く、トウモロコシを栽培していたたそうな。この遺跡には水路の後も残っている。下から雲がわき上がってきたりすると、本当に空中都市という雰囲気。

 ガイドブックなどの写真で知られる、見張り小屋付近から写真を撮り、太陽の神殿、王女の宮殿、コンドルの神殿などなどを見て回ること1時間半くらい。余裕があれば、ワイナピチュへ登って、さらに上からマチュピチュを見下ろしたいところだが、往復2時間以上かかるそうなので、あきらめてしまった。 ちなみにワイナピチュとは「若い峰」という意味だそうだ。時々、雲がわき上がって来る感じで、いかにも空中都市という雰囲気。石造りの遺跡は、けっこう美しいかった。ものすごい日差しではなかったが、高所だからか日焼けがすごい! 日焼け止めは必須だ。

◇名物!? グッバイボーイ

 帰りのバスに乗り込むころ、しきりに手をふって自分をアピールする子供がいるのに気づく。暇だからだろうかとおもいきや、ジグザグの坂を曲がるたびに同じ顔が「グッバーイ!」と叫んで来る。つまり、近道してバスの先回りをしているわけだが、それにしてもたいした体力だ。最後にバスに乗り込んで来てチップをもらおうというもの。日本人が乗っていると「さよならー!」って言ってくる。

◇列車でクスコへと

 アグアス・カリエンテスの駅にもどり、列車が来るまで土産物屋見物。駅の回りにはたくさんお店が開いていた。ちなみに「アグアス・カリエンテス」とは「お湯」の意味らしく、近くに温泉があるそうだ。そして午後3::00の列車に乗り込み、再びクスコへと向かった。けっこう歩いたのだろう、帰りはひたすら眠くてしかたがない。が、突然音楽と踊りが列車の中で始まった。なんかお土産売りの一環らしいが、眠い! その後列車の中は、行きとは別の意味で静かなものだった。ついついウトウトして、気がつけばクスコの夜景が広がっていた。

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