オランダ&ベルギー
◇クスコから高原列車でマチュピチュへ
朝6:00、ゆっくり夜が明けていく中を列車は出発した。スイッチバックを繰り返し、民家の間を通過するなどして、クスコの山をどんどん登って行く。列車からの見晴らしはけっこういい。朝日に浮かぶレンガ色の街並みを眼下に見渡すことができた。 インディヘナの農村地帯では、列車が停車するたび、民族衣装を着た人々が、食事や果物やら、おみやげやらを持って集まって来る。トウモロコシは、粒がデカくて物珍しかったので、購入してみたが、ちっとも甘くなくて美味しくない。
◇氷河から溶けだした白い濁流
農村地帯を抜け、深い渓谷へと進んで行く高原列車、アマンゾン川の支流? のウルバンバ川が平行して流れ、その濁流具合はなかなか荒々しい。さすが観光列車、社内にはフォルクローレが流され、雰囲気を盛り上げてくれる。
◇バスでジグザグ遺跡へと
9時半過ぎ、ようやくアグアスカリエンテスに到着。ここは標高2000mくらいで、どんより重たい体が元気になった感じがした。そこからバスで20分ほどかけ、いろは坂を凌駕する急な砂利道坂を登りマチュピチュへと向かう。駅を出ておみやげ物屋さんを通り抜けると、客待ちのバスが並んでいた。列車が到着すると、どっと観光客がそれを目指すので、乗るまでにけっこう時間がかかった。窓景色の片方は谷底、ガードレールもなく、なかなかスリリング。
◇遺跡入り口にあるホテルで昼食
遺跡の入り口には、ロッジのようなホテル(サンクチュアリ・ロッジ)があり、遺跡観光の後に、ここでセルフサービスの昼食を食べたが、はっきしあまり美味しいものではなかった。このホテルが遺跡へのゲートのようなもので、これを抜け坂をちょっと上ると、目の前に段々畑のようなマチュピチュの遺跡がぱーっと広がった。遺跡の回りは断崖絶壁で、遙か下にはウルンバ川が見え、列車を降りた駅も小さく見えた。マチュピチュに行く時は、虫除けスプレーが必用。レストランやバスに乗っている時など、蚊の攻撃を受けてしまった。乾燥していて喉が乾くし、高山病予防のためにも水分は十分取った方がいいので、ペットボトルは必携だが、マチュピチュのトイレは有料だった。
◇憧れの景色に感動!
ついにここまで来たのか、というなんとも言えない感じがふつふつと・・・マチュピチュ遺跡の中へ足を踏み入れると、まず目にするのは遺跡の外郭をなす段々畑と、その後ろにそびえる遺跡の名前にもなっている「マチュピチュ(老いた峰)」。こんな高所で何が育つのだろう? 水はどうするのだろう? と考える間もなく、ガイド曰く、トウモロコシを栽培していたたそうな。この遺跡には水路の後も残っている。下から雲がわき上がってきたりすると、本当に空中都市という雰囲気。
◇名物!? グッバイボーイ
帰りのバスに乗り込むころ、しきりに手をふって自分をアピールする子供がいるのに気づく。暇だからだろうかとおもいきや、ジグザグの坂を曲がるたびに同じ顔が「グッバーイ!」と叫んで来る。つまり、近道してバスの先回りをしているわけだが、それにしてもたいした体力だ。最後にバスに乗り込んで来てチップをもらおうというもの。日本人が乗っていると「さよならー!」って言ってくる。
◇列車でクスコへと
アグアス・カリエンテスの駅にもどり、列車が来るまで土産物屋見物。駅の回りにはたくさんお店が開いていた。ちなみに「アグアス・カリエンテス」とは「お湯」の意味らしく、近くに温泉があるそうだ。そして午後3::00の列車に乗り込み、再びクスコへと向かった。けっこう歩いたのだろう、帰りはひたすら眠くてしかたがない。が、突然音楽と踊りが列車の中で始まった。なんかお土産売りの一環らしいが、眠い! その後列車の中は、行きとは別の意味で静かなものだった。ついついウトウトして、気がつけばクスコの夜景が広がっていた。