〜南の海へ子供を連れて旅しよう〜

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インドネシア

1987年

フローレス島
Flores

 

 フローレス島はバリ島から東へ3つ目くらいの島で、ヌサテンガラのほぼ中央に位置している細長い火山島。東の玄関マウメレと西の玄関ラブアンバジョから入るのが一般的。ダイビング・リゾートはマウメレ近郊にあり、コモドへのダイビングクルーズならラブアンバジョから入ることになる。

◇インドネシアは、愛すべきキラキラの国

 インドネシアを旅行するにあたり、いいかんげんさに腹を立てるだけムダなところだ。ましてや地方となれば、当たり前ということで、トラブルについては言及しないことにしている。インドネシアを旅行するにあたり、乗り物は時間通りに出るとは限らないし、時刻表は気休め程度の意味しかない。荷物はちゃんと到着したらラッキー、ボラれないことは絶対に不可能なので、それをできるだけ少なくするしかないが、相手は時間の制限がないのに対し、時間制限で動く私たちに勝ち目はありません。現地値段から10倍はふっかけてくる。それをすごーくがんばんって1/3にするというのが限界だった。

◇マウメレへ

 バリ島のデンパサールからBoraq航空を使ってフローレス島の表玄関にあたるマウメレへと入った。だいたい2時間30分くらいのフライトだったろうか。写真のような100人は乗れない古いプロペラ飛行機だった。インドネシアの航空機は、遅れならまだしもドタキャンは普通、オーバーブッキングはあたりまえの世界。予定通りに行ければラッキーだ。幸い2時間ほどの遅れで出発することができた。

◇機内でマラリア予防薬を飲む

 インドネシアの地方は、マラリアの心配がある。水をもらおうとしたのだが、機内のスチュワーデスはまったく愛想がない。マラリアの薬は、飲むとしばらく体がだるくなるので、あまり飲みたくないのだが、海辺に行くのだから必用だろう。実際、部屋や特にレストランでは蚊を見かけた。日本から持参のかとりせんこうと虫除けは大いに役立った。虫除けになるという花の化粧水をもらって塗ったりもしていたが、効果のほどは良くわからなかった。

◇空港の客引きは怖い

 観光客らしき外国人は10人もいない。もちろん私たち以外の日本人は見あたらなかった。空港は、こぢんまりしていて、ノッパラにポツンという感じ。そこに地元の人がいっぱい。暇なのか、どんなやつが来たのか品定め?に来ているのだろうか、人が集まっていた。地元の人らしき乗客はすーっと人混みに消え、ヨーロッパ系らしき観光客と私たちだけが取り残された。そこへ空港の係り員のようなプレートをぶら下げた人が集まり、しきりに宿を聞いて来た。空港職員が客引き? そして外は、客引きとおぼしき人々が必死で何かを叫んでいて、これが半端じゃなく怖い。

 空港から、宿泊先へはあらかじめ手配してあったリゾートの送迎サービスの車が迎えに来てくれた。スーツケースの運搬はリゾートの人に任せ、人混みをかき分け車に乗り込んだ。スーツケースを持って出たらにわかポーターにもみくちゃにされそうだ。

 

サオ・リゾート

Flores Sao Resort
http://www.saowisata.com/


 空港からの距離はおよそ12km、迎えの車に乗って20分ほどのドライブ。リゾートには送迎の一応、舗装されているような道路だったが穴が目立つ。風景はかなり田舎っぽく、歩いている人はけっこう多い。フローレスの特産のイカット・サロンを着たオバサン姿が目立っていた。フローレス島でまともな宿泊施設は期待していなかったが、今回泊まるサオリゾートは見たところ、けっこう大丈夫そうなのにひと安心。

◇快適リゾートは望むべくもナシ

 Waiara Beachに建つサオリゾートには、ベランダ付きのバンガロータイプの部屋が22練ほどあった。エアコン付きのデラックスタイプとスーペリアルーム、ファンがあるだけのスタンダード・タイプの他、エコノミーというのもあるようだ。デラックスは1練だけで唯一TVがあるそうだ、泊まったのはスーペリア・ルーム。

 部屋はいたってシンプルで、一応バスタブもあったが、温水シャワーじゃない(温水の出る部屋はないらしい)。電話はあった。せっかくエアコンがあっても、電気事情は良くないので、肝心な時に役にたってくれなかった。まだまだ子連れで行こうなどとは考えない方がいいところだ。その分、素朴な人々と自然がたっぷりある。バリ島から思ったより近いところに、未開の地を見たという感じがした。

◇時計があってない世界

 宿泊は食事付きで、朝食は一応7.00〜10.00、夕食は19.00〜21.00、セットメニューになっていた。別のものを頼もうとすると、これが時間がかかる。まるで、時間そのものが感覚としてないようなところで、リゾートに限らず、何かを頼んでも、気ながーーーーーーーに待つとか、何度も言うとかしないと、いくら焦っても物事が進まない。相手は十分すぎる時間を持っているので、スケジュール通りにはなかなか行かない。かなりの時間的余裕が必要。

◇大物いっぱい、未知の海

 フローレスでは数少ないダイビングサービスを持つダイビングリゾート。リゾートの前からボートに乗り込む。ダイビングは、リゾート専用の大型ボートで朝でかけ、午後戻ってくる。船には、キッチンがあり、お昼は船上で調理してくれた。午後3時ころにはリゾートへかえってくる。いくら気温が高いといっても、さすがに水シャワーは寒い。海から戻るのをみはからって用意されていたお茶や、おしるこ?みたいのあもので、まずは体をあたためたのだった。

◇ムチャ安のエビをゲット

ここはエビがたくさん取れる。途中で見つけた漁師の舟にエビがのっていたので、買えないか交渉してみた。すると、すごい値段を言って来たので驚いていると、相手の高いと思ったのか、船の魚全部付けてくれると言ってきた。全部で500円くらいだったのであまりに安くて驚いていたのだけど、結局、全部買い占めることになってしまった。それを持ち帰り、さっそくホテルで調理を頼んだ。

◇どこへ行ってもphoto!

 現地の若い人は、みな多少なり英語を使うようだ。日本人と見るや、みんな笑顔を浮かべ、しきりに写真を撮ってくれと言われる。フラッシュなんか光らせようものなら、歓声が上がる。市場は、せいぜい果物くらいしか、なかなか買えそうにないが、活気にあふれていた。けっこう英語で話しかけられるし、ここでも”写真撮ってくれ”コールで大変。子供たちがぞろぞろついて来てしまう。

◇クリ・ムトゥ山

 フローレス島の、一番の観光ポイントなのだろう、インドネシアのお札の絵にもなっている。この山の山頂にある3つの湖が、それぞれ違った色をしていて、毎年色が変化しているらしい。フローレス島からの帰り、機長のアナウンスがあって、飛行機はサービスで2度も旋回して乗客に火口を見せてくれた。


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