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雛芥子 (ひなげし)

写真・・・ポピー(下松スポーツ公園で)

撮影日: (H14−6―8 撮影)


                雛芥子(虞美人草花物語)

 昔、漢、楚の戦い(紀元前202年)に、楚の武将項羽は、
戦いに敗れて四面楚歌の中で、いまはこれまでと、
寵妃虞美人と最後の宴を張った。

 項羽は、「力山を抜き気世を蓋(おお)う」の詩をうたい
「虞や虞や汝を如何にせん」と結んで最後の決戦に臨んだ。

 虞美人は夫の出陣を見送ってから、心静かに自刃した。
その血がしたたって花と咲き、これが虞美人草であると、
中国の故事は伝えている。・・・

 雛芥子は別名を虞美人草といい、ヨーロッパ中部が原産のケシ科の一年草。
草丈は70―80cmで花期は4―5月。一般には英名のポピーで呼んでいる。
                                    
                                                <'02-8-26>