生きている

生きている今 たしかなその手ごたえを
感じながら朝をむかえたい
ときにつまずき
自分でもどうしようもない 苦しい時がある
でも それがあるから
生きているんだよね
生かされるも 生きることも


今を生きる

下を向いていても 何も始まらない
だから 前を向こう
そこから また一歩一歩前進めばいい
ころんでもいい つまずいても良いんです
ゆっくりと 自分と言う鈍行の列車を走らせよう
さきのことは分からない 今を生きたいのさ
つらく どうしようもない時
勇気を出し誰かに言ってごらん 「たすけて」と……


辿り着くのは

あなたも 私も 今は
確かに別々の汽車に乗っている
見る景色や出会う人たちも
それぞれに違った人生
けれど辿り着く終着場所は安らぎの
眠りだと思う
乗り越えるハードルも別々だけど
行き先が同じなら寂しくはない
後悔のない生き方をしたいと
言う思いも同じだから・・・・・・


人として

人として ひとに出会い
人として ひとに迷い
人として ひとに傷つき
人として ひとに喜び
人として ひとをもとめ
人として ひとと別れて
それでも 誰かを愛したい
それでも 人を信じたい・・・・


引き出し

大切にしたい 人
大事にしたい 日々
心の引き出しには
あふれるほどの 思いがある
時に何もかも 投げ捨てたい感情になり
時に 誰かの支えに甘えながら・・・・
いろんなものを 詰め込んだ引き出し
今またカギをかける
投げないで 自分
捨てないで 大切なものたちを・・・・


辿り着くのは

人はみな 山登りだね
上りかけては ころび つまずき
時には 霧がかかり 道に迷うことも
それでも上り続ける いろいろな杖に
支えられながら その時々で周りの景色を受け止め
そう 人生と言う山道・・・・
自分の山は 自分が上らないで誰が上る


今があるから

何度も 「自分はだめだ」と
自身をなくしたことか・・・・・
そのたびに さまざまな生き方を知り
いろんな 優しさを知った
「あと何年こうして元気でいられるか」
鏡にうつる 自分に問いかける
こんな私を それぞれの
形で 支えてくれる人達に
今 感謝を伝えよう


頑張れ足

「よーい スタ−ト」
そのとき 電動車いすと私はひとつになる
コントローラーは 左足で
全ての力や 緊張がこの足にかかる
つぎつぎに ピンの間をくぐり抜けていく
「もうちょっとだから」と左足に言い聞かせ ようやく ゴール
「汗と疲れで」何も言えないが
やりとうしたすがすがしさは
何ものにもかえたがいもの


今日が過ぎてゆく

今と言う時間が 音もなく通り過ぎる
そこに 私らしく 頑張った自分の姿がある
それで良い、、、、
誰にもまねできない この人生
夕日に 背を向け
明日と言う道を また歩き出すために・・・・


明日へのドア

過去のドアを そっと閉じ
まだ見ぬ 明日へのドアを開こうとする
こんな細い腕だから
開くのに 時間は少しかかるけど
残された日々を 一日でも多く
笑顔で過ごすために・・・


空を見上げて

ふと 大きな窓から見た
大きな空に
緩やかに流れ行く雲
雲には雲の行き先がある
風にふかれながら
みんな 支えられ 支えて生きているんだね
ゆっくりしか進めないけど
私は 私のこの道をあるきたい
ときに誰かに 支えてもらい
この笑顔で 誰かを支えたい・・・・・


第二章

自分がこの世にいる
それは 奇跡かもしれない
自分なら この身体と共に生きられる
誰も まね出来ない事を やりとうし
乗り越えられる
そう 選ばれたのなら
フィナーレを迎える日まで
頑張なきゃ・・・