のんびりと

走って 走って 走って
走り続けて
ようやくここまで
たどり着いたけれど
まだまだ ゴールは見えない
だから これからは
のんびりと歩いてい扱こう
回りの景色でも
楽しみながら・・・・
生き抜くための道なのさ・・・・・・・
その人生の中で だった一人でもいい
私をひつようと
してくれる人がいるなら
それだけでいい
何のとまどいも
不安もないだろう
走って 走って 
そしてまた
歩いて 歩いて 歩いて・・・・・・・
生きるのが下手な私だけど
明日は笑顔に戻れるだろう


私が生まれた日

私が生まれた日
空は青く 太陽も
さんさんふりそそいでいただろうか
私が生まれた日
波はおだやか だっただろうか
私が生まれた日
山の木は 夏の風に包まれていたのだろうか
私が生まれた日
誰かのいのちがきえ
私が生まれた
右手に勇気 左手に夢をにぎりしめて
私が生まれたとき
誰かがほほえみになれただろうか
私が生まれたとき 野バラは静かに咲いていただろうか


  二人

あなたが いる
それだけで私 元気になれる
この希望もこの思いも
あなたと一緒に

あなたが いる
だから今日も 生きている
この青空も この花も
あなたと一緒に

 あなたを待って
 今日まで 歩いてきたの
 いくつも迷い道を
 越えながら
 あなたと一緒に


やはり

花も一度は散らなきゃならない
新しく咲き始める つぼみのために
日も沈まなければ
新しい明日はこない
生きてるもの すべてに
そして 生きてる者にあたえられた
試練がある・・


楽しさ

ずっと 戦いつづけてきた
勝てないこの体や
自由に出られなかった世の中の時代
どれほど
あきらめてきた夢が多かったのだろう
表に出ることも
人と出会うことさえままにならなかった
あのころ
だから 今を楽しみたい
胸をはり 町の中
歩きたい・・・・・・
少しのわがままは ゆるしてよーネ


口癖

いつの間にか
「すみません」「お願いします」
「ありがとう」「ごめんなさい」
それを言うのが当然だったあの時代
四つの言葉がなかなか言えずにいたあのころの
小さな私・・・・・・・・・・
それは人の手をかりなければならない
弱い者の現実のすがた


振り返りながら

その時 幼子の心は
寂しくもあり 母のもとから
巣立って行くこころぼそさで
一杯だった
ここで 母と離れ
母の手から他人の手へと
育てられた・・・・・・・・
とまどいや
苦しさ そして
喜びも感じながら・・・・・・・
思い出を 私はたどりながら
今の自分に言おう
「良くここまで頑張ったね」と
すべて現実の戦いのなかから
見つけた
ほのかな光を追い続けた未来
信じたから


てんてき

弱った体に針をさし
一滴一滴流しこむ
薬と栄養
痛みもくるしみも
この一滴一滴のてんてきに
助けをもとめる
「元気になるため」だと
信じて・・・・・・・・・・
小さな声で
「大丈夫」と答えるのが
精一杯・・・・・・・
窓の外から見える
桜と桜の間から青い空
涙で少しだけにじんで見えた


かごの鳥

羽のないとり
かごの中から
外をみつめている
かごが開かない
羽をさがし
この体にはねをつけ飛びたいのに
大きな空を飛び
広い広い海をこえていく
自由な身になりたいのです
鳥はいつか
このかごが開くまで
心でその準備をしているのです
春まじかの日々を・・・・・・・


もちつき

臼の中はまだ
おこわ
湯気がフワフワ
杵でベッタンベッタン
おいしくなぁれ
ベッタンベッタン
できたてのおもち
白いパウダーをふって
まぁるく・・・・・
やわらかいおもち
よもぎもち
なつかしきあじ


描く

水彩絵
油絵
ちぎり絵
思いを描きたいのは
どれも同じ
パソコンアートも同じ
コンピュータは筆のようには
いかないことが多い それでも描き続ける
私は筆がもてない
だから パソコンに
息をそっとふきかけるように
描くの
かぞえきれない夢を


あなたがいる

あなたがいるから
寂しさも乗り越えられる
あなたがいるから
苦しさ 悲しさ
乗り越えられる
あなたが支えてくれるから
この道 胸をはって
歩ける
あなたがいるから
生きて行ける
あなたがいるから
優しくなる
あなたの広い心で
自由に飛べる私


それも勇気

何かを始めようとする決断も
何かを知ろうとする時も
自分の弱さやブライドを捨て
すべてさらけ出し
相手に伝えなければ
ならない時がある
本当は誰にも知られたくないのに
できれば言いたくないことも
勇気を出して笑顔でね


そのまま

何のみかえりもない
誰かのためにでもなく
ただ季節が来たから咲く
春 夏 秋 冬 四季とりどりだけではなく
名もなき花たちの方にも
それそれに精一杯・・・・・
そんな花が私は好き
でもね 本当は言って欲しいの
「君が一番きれい」だと
そうすれば もっと
だれかのために可愛い
花になれるのにね


肩を ボン

立ち止まったとき
自分自身を失ったとき
歩む道に
そむきそうになったとき
私の背中をボンと・・・・・
「君は大丈夫だから
この道をおゆき」と
あなたから
肩を ボン


まよい

右に行こうか 左に行こうか
道のまよい
人生のまよい
それぞれの迷いで
人は強く やさしい
誰かの道しるべになれる


紙飛行機

なれない指で作ってみた
紙飛行機
しわがよって
かたちも まがってる
私の飛行機
「これじゃ飛べない」
誰も乗せられないけど
「飛ばしてみようか 思いだけのせて」
高く 高く 遠く 遠くへと・・・

小さなこの窓から飛ばそう
右に左に
ゆらゆらゆらゆら
誰のもとへたどりつくのか
風まかせ雲まかせ
思いをのせた紙飛行機
高く 高く 遠く 遠くへと


つえ

昨日は 今日への続き
今日は 明日への続き
明日は 未来への続き道
雨や風 ときに 砂漠のような日も
あるだろう
そんなとき一人では
乗り越えられなければ
勇気をだし
言ってみるの
「だれか私とともにあるいてて」と
「つえになって」と


半分こ

「よいしょ よいしょ よいしょ」
背負ってきた荷物はおもくて
おろせぬ荷物・・・・・・・
出来れば すべてすてたいと
何度思ったことか
でも 今やっと
「半分背負うよ」と言ってくれる人が
いる
「おもたいよ」とわたし
「大丈夫」と あなた
だから この険しい道を歩いて行ける
それが 自分の運命だから
笑顔で 乗り越えてみせる

「よいしょ よいしょ よいいしょ」とね



イルミネーション

冬空 寒い寒い
でも今 私の心
暖かいよ 誰よりも暖かいよ
夜の町の明るく照らしてる
イルミネーションほどではないけれど
キラキラってね
あなただけの
イルミネーションだから


平凡だから

なもない花が
きれいだと感じるように
大空をあおぐ
今たしかに思うのは
わずかに言える事は日々を幸せと
感じられる事
そして 今自分が生きている
ものに出会えたとき
本当の幸福をそこで知る
ささやかな人生ならなおのこと
そうをあたりまえのことが
あたりまえだと感じなければね


少しだけ

なもない花が
きれいだと感じるように
大空をあおぐ
今たしかに思うのは
わずかに言える事は日々を幸せと
感じられる事
そして 今自分が生きている
ものに出会えたとき
本当の幸福をそこで知る
ささやかな人生ならなおのこと
そうをあたりまえのことが
あたりまえだと感じなければね


言葉って

相手を喜ばし
はげみになる言葉ならいいけれど
うっかりした言葉やニュアンスで
相手を傷つけてしまう
ちょっとした心のゆるみ
時になんでもない言葉が刃物に変わることさえ
そして相手とすれ違う
思い・・・・あー
ジョークだったのに


青色

あなたの好きな色
空の海の色
そして ちょっびり涙色
そんなドレスを身にまとう
わたし・・・・・・
『きれいに見えるかしら』
「この瞬間を花のようにさけるかしら」と
きたドレス
もう一人の自分が答える
「頑張ってきたあなただから
咲ける花よ」と


出来ることから

音もなく
通りすぎてゆく時の中で
昨日よりも 今日
今日より 明日
泣くより 笑顔で
歩いて行こう
険しい道ならなおのこと
出来ないことをくやむより
出来ることから 一歩ずつ


どのくらい

生きているだけでも
大変なの
それでも
「頑張れ頑張れ」といったり
言われたり・・・・・・・
ヘルプなしでは
生きて行けぬこの身
ねえ教えて
あとどのくらい
「頑張ればいい」
そうぼつりつぶやく
なさけない自分をせめてる
もうひとりのわたし


雨上がりの11月

誰かの足音に にてますね 雨の音って
11月の雨はどこかさみしいですね
強く 優しし・・・・
ひとりで窓の外をぼんやりながめているわたし
窓ガラスに流れ落ちるしずくは雨でしょうか、それともなみだでしょうか
寂しさを寂しいとあなたに告げた日
せつなさを感じた自分に気がついた初めての夜・・・・
そんなことを感じたとき
わたしは女性であることに気がつきました

11月の雨にそっといいました
こんなあまえんぼうのわたしでごめんね
そんな自分がはじめていることを知る秋
こんな季節は初めて
いつもなら強がっているのになぜだろう

私の心に愛が深く生まれたせいでしょうか
それなら悲しいことはないはずなのに
どこかもの悲しい
こんな夜はあなたの名をそっとつぶやいていいですか


ひとつずつ

何かをするためには
人の何倍も時間やこんきがいる
小さな事 大きい事
「このくらいなぜ スムーズにいかないのだろう」と
自分をせめるときもある
くやしさでなくことも・・・・
でもそんなときでも
笑ってあきらめない
根気 根気だと
言い続けながら


願い

地面をはいつくばって いた
まるで 何かをさがしているかのようにね
かなえられぬまま来た夢を
今 ・・・・・
歩かないで道は出来るはずがない
開かないドアなどないはず
大空を見上げたとき
そう感じたの
夢は願うものではなく
どれだけ夢に
近づけるかだろう・・・・・・

何もかも道に落としてきた
若き日の私
いいえ落としたわけじゃない
自由を手に入れそこねただけ
何度も泣き 苦しみしたわ
それを乗り越えてきた今だから
喜びを感じている
幸せにおびえている自分を
見つめてる


おとうさん

幼い頃この言葉は知らなかった
母の愛は私にとって窮屈で
ときにさみしさを感じさせたそんな私が
人生の上り坂頂上近くまで来たときに
出会えたあなた
生まれも育ちも違う人なのに
どこか父のような存在を感じる・・・
ときに二人の心が雲隠れするときもあるけど
そんな二人だからお互いを大事にしようと思う
おとうさん、おとうさん
何度呼んだだろう
どのくらい呼びたかったんだろう
いま初めて幼子のように素直に甘えられる
はやくあいにきてと・・・・