千人の仲間より一人のみかた

自分らしく生きるのには
多くの助けがひつもうさ
でもどうしても
分かってもらえぬ自分の
思いは
たった一人に打ちあければいいと思うの
そうそれで良いと思うの
千人の仲間より
一人のみかた


ちから

冷たい風にふかれた時
その風に立ち向かう
ちからが欲しい
あらしのような雨にうたれた時
その雨にたえられる
ちからが欲しい
とめどなく寂しさにおびえないような
強さが欲しい・・・・・・
すべては自分自身の
気持ちしだいなのさ
そこに愛があれば
たえられるもの
今の私なら きっと・・・・・・・・


バトン

それぞれに生き方はちがう
けれどみんな
自分なりの光りで
かがやきたいの
生まれて来た意味
そしてその光りは
つぎからつぎへと
ともされるバトンに
あなたのバトン
私のバトン
誰かに何かをわたすためのバトン


ぴ〜かぴ〜か

人は
どんな人も
この世に生まれ
この世をさって行くまでに一度は
あみださまの ごほうのように
ぴ〜ぴ〜かと光る
ときが来るV それはいつか 分かりません
でもかならず自分なりの色で
自分なりの
光りでさりげなく
び〜かび〜かにね


ふれた

小さなわたしを
その腕の中にと
抱きしめてくれたあなた
ふれあう心とこころ
信じるぬくもり
大きな胸が私の苦しみ
静かにいやし
やさしくとかしてくれた
私はただふるえながら
その腕に甘えるばかり


分からない未来

静かに時が過ぎ去る今
誰も明日のことを知らない
だから 今日を生きる
誰もさきは見えないから
この瞬間を
大切に楽しんでいる
それでいいんです
分からない未来より
たしかにいきをしている
この瞬間を大切に・・・・・・・・


散歩道

なれた散歩道を歩く
クサクサかさかさ
落ち葉の道
ふと見上げた時に
「空ってこんなに青だったのか」
あらためて気づく
はださむい風が私を包む
何かをしようとすれば
背中から流れていた
あせも今はさらさらに
もう秋なのね・・・・・・


終わりのないたたかい

すぐそばに翼はあるけれど
どうしてもつかめない
なんど諦めようとしたことか
いつまで続くのか
この幸せさが
手に入ったかと思えば
指の隙間からこぼれてしまう
自由のつばさ・・・・・・・
もういいでしょう
たたかうの終わっても



言葉にすれば

踏切の向こうに 今この思いを
伝えたい人がいる
でも 前を通り行く車や電車
いそぎ足で走りさる人
踏切もじゃま・・・・・・
早くしないと あの人行っちゃうよ・・・
伝えたい事があるなら今
うちあけたい事があるなら今
早く 早く・・・・・・

踏切の向こうへ 今 この愛を
届けたい人がいる
目の前を通り行く 車や電車
飛びこえて 行きたいな
遮断機が じゃま
早くしないとあの人行っちゃうよ
涙で言えない愛がある
言葉に出来ない想いがある
早く早く・・・・

伝えたい事があるなら今
うちあけたい事があるなら今
早く 早く・・・・・・



チョウのように

今はまだ さえない さなぎさ
誰も振り向いてもらえぬ
青イモムシさ
どちらかと言えば
けむたがれる イモムシさ
でも いつか あでやかな
羽で飛び回るちょうになるのさ
黄色や白の
モンシロチョウ
私もいつの日か
あなたの腕の中できれいな
チョウに


「母へ」

よく帰省していたこのころ
そこには もう私のにおいがする居場所などなかった
家も 窓から見える風景も
どことなく いそいそと感じていた
母は私に聞いて言っていた
「何か欲しい物 食べたいものはないかって」と聞く
思わずいたたまれない気持ちを口に出してしまった言葉
「そうね じゃお母さん私の自由に動く
両手両足を買って来て」と
どうしようもなく はがゆさまぎれに出した言葉
言ってはいけない言葉を
私は 母に投げつけた
何も言えない母・・・・・・
母と過ごせる楽しい帰省なはずなのに
心で詫びながら 母に言えなかった一言
「やつあたりして むちゃを言って
ごめんなさい」・・・・・・

ありがとう

生きる希望も目的 生きる支えさえ
何もなかっかあのころの私
ただ 流れて行く川の流れ 雲のあとを
見つめていた
それでも笑っていた・・・・・
心の奥底で 「負けるな」と
自分に言いき聞かせていた
もう一人の私に気づく
飛べなかった小鳥が
たくさんの羽をあつめ
とざされた窓を開きかけている
愛を持たせてくれるつばさ
絶望の中から
今 生きる喜びをあたえられて
私はしあわせ・・・・
そのつばさに言いたい
夢を ありがとう


咲きます

その花は二度と 咲く事のない花でした
その花は 愛されることの知らない花でした
名もないつぼみの花
誰かを待つように
今 うすべにの花びらを開き始めました
自分らしい色で 自分らしい咲き方で・・・・
弱々しく 風に吹かれれば今にも
吹き飛ばされそうな花だけど
まばゆい太陽の
ひざしがそそがれているから
だから 強く生きてゆけるの
だから 花びらを広げようとするの・・・


忘れないで

はじめて出会った時のときめき
はじめて交わした言葉
はじめて心が通じ合った喜び
いつのまにかそんな感動さえ
ひとは忘れてしまう
忘れないでささやかな
幸せ


ぬくもり

渡り鳥がやっとみつけた
大きなゆび
両手の中でやさしさを
かみしめている
「もうはなさないで」と
そっとこのままこの幸せが
つづきますように願う私

一日を終えて

なにげない一日がすぎようとしている
息を吸って 食事をして それからそれから・・・・・
なんのへんてつもない一日だけど
そこに大事な巡り会いがあったり
一つの決心をつかなければならないとき
その日はその人の大事な記念日
笑った日、悔しくて握り拳を作った日
ちっぽけな人生でもそんな日があれば
ちっぽけではなくなる
もう一人の私がそういっている
もう少しがんばろうって


つぼみじゃいや

今名もない花のつぼみが
花びらをひらこうとしている
何度雨にうたれた事だう
冷たい風に何度
負けそうになった事だう
でもやっと見つけたのです
その名もない花のためだけに
てらしす太陽・・・・・・
「よくここまで頑張ったね」
「これれからは私がいつでもいるよ」
「大丈夫」・・・・・・・
太陽はつぼみにささやく
とまどいながら
ふるえながら
つぼみの花は
太陽に身も心もあずけるのです
いつかどの花より
きれいな輝ける花びらをひらくために


あせり

「早く返事を書かなくっちゃ」
「気持ち伝えなくっちゃ」
あせれば あせるほど
体のきんちょうは強くなって行く
「なぜ」・・・・なぜこんなふうになるのか
自分をせめ 体をにくみ
いらだつ・・・・・・・・
そんなとき もう一人の自分が言う
「まぁそんなふう思わないで
この体もあなたのものよ」
「ほかの誰のものでもない
あなた自分の運命だからね」と
しかたないか いたわりつき合おうか ね


とびら

とびらがひらかないんです
ひらかないんです
力がないのかなあ
それとももうひらかないのかなあ
とびらの向こうは
どんな風が吹いているのだろう
そしてどんな光がさすのだろう
わたしのまえからたちあがる壁が
おおきくてつよくてかたくて
どんなにたたいてもこんな小さい体では
やぶけはしない
ドアに向かって手をさしのべても
壁の大きさでつかめない
ねえ、だれかこの壁いっしょにやぶいてくれませんか
時間はかかってもいいから
やぶけなくてもいいから
いっしょに
ねえ、だれかおねがい


こころ

やまない雨はない
晴れの日もつづかない
ときには稲妻のような日もあるでしょう
空の天気って
人のこころににてませんか
泣いたり笑ったり怒ったり
喜怒哀楽
まさにひとのこころって
天気ですね
気象予報士は誰でしょうか
それはじぶんのこころしだいです


愛にとまどいながら

やっと捕まえたこの愛
こんな私が好きだと言ったあなた
「抱きしめたい」言ったあなた
一緒に歩こうと言ったあなた
これを上手くうけとめられたら
愛と夢と希望をくれた
私は今そのやさしさの中で
生きている
少しふるえながら
この海のむこうに愛する人がいる
私はそっと祈る
この幸せが消えないようにと・・・・・・・・・


ありのままの自分を

べにひとつもつけない私
あなたに会うまで怖かった
心配だった
そんな私をあなたは
見抜いていた
目と目が合って
通じ合う何を感じた
そして父のような心に甘えた
ふるえながらとまどいながら
その 優しさの中にいる
小さな私・・・・・・・


しあわせ

こんなに穏やかな気持ちになれるの
こんなに優しい気持ちが生まれるの
愛されるのをどこかでためらって
怖かった私
そんな私を「おいで」とそうっと
抱きしめてくれる人
大切にして行こう
この人を この愛を


春のあめ

長いコートはもういらない
重い傘もいらない
やわらかな日差しに身を
あずけたとき
なぜか涙がこぼれた
これでようやく 心に春が来て


上手な甘え方

幼い頃からそうだった
無理に「私の事なら大丈夫よ」と
強がりな笑顔を
ふりまいていた
本当は 生きるものすべてに
不安でいっぱいなのに
「誰かたすけて」と叫びたい
思いをぐっとのみこんでいたの
そう誰にも気づかれないようにと・・・・
けれど今なら言えそう
上手な甘え方じゃないかもしれないけど
苦しい時 悲しい時 つらいとき
「たすけて」と・・・・・・
それはずっと
勇気のいることかもしれない


やすらぎ

やっと見つけたこの手
探して、探して ようやくつないだ温もり
ホっとして眠りそうなやすらぎ感
あったんだよね
なんだか怖いのです
時より不安になるの
この幸せがどのくらい続くのか
分からない・・・でも
今を生きよう 今を楽しもう 二度とこない今だから・・・
はなさないでねこの手
はなしたくない あなたのぬくもりを
とまどいながら見つけた
私だけの やすらぎ・・・・・・・


あせり

鏡の自分に といかける
「何をあなたはそんなに焦っているの」と
鏡の前の私がいう
べつに焦っているわけではないけれど
今のこのときに
しなければならない事が
何かあると思うの・・・・・・・
この身体が動いて
私しか出来ないことを
一日も一瞬も無駄にしてはない
だから 今を精一杯生きただけ
眠りについて
目を開いた時
またいすにすわれるだろうか?
足は動くのだろうか?
そんな 不安と背中合わせの日々だから


父へ

幼い頃から いないと思ってた
あなたが星に姿変えた事さえ
気づかないまま今日まで過ごしていた
何も知らない私・・・・・・・・
なぜ あなたが家族を捨てたのか
今となっては 聞くよしもない
罪を作って生きてきたあなたのが子
一度だけ見たあなたの写真は
セピア色・・・・・・・・・・
いつしか 私の胸の奥で
あなたの尊大を誰かに
追い求めて探していたのかも
もう攻めないけど
一度だけ あなたの事呼びたかった
「お父さん」っと・・・・・・・・・・・
せめて空から みんなの幸せ
祈っていて欲しい


早く

明日は 今日へつなぐ道
だから今日を生きないと
明日は 来ない
来たとしても それはいいかげんな
一日になりそうだから
今やらなればならない事は今
べつにあせってなんかないよ
ただ今と云うこの瞬間は
二度と来ないからね・・・・
どんな今であろうと・・・・・・・
自分らしく過ごす今日なら
後悔はないはず


この瞬間を

未来が見えないから
明日と言う日も分からないなら
今 たしかに自分が生きてる
この瞬間を
生きよう・・・・・
今日を生きよう
笑って泣いて
おこって
誰かを愛して
誰かに愛されて


足で奏でた歌

ピアノ オルガン
楽器という楽器は
眺めるだけの私だった
けれど今 左足でキーボードの
音を出している
「ぺーぴー」♪
それはまだ 曲にならない
 だけど・・・・・・
たしかに私がひいたメロディー
誰に分からない曲だけど
心で奏でた
私だけの歌・・・・・・・・・・・・


立ち上がろう

今自分のすべき事を見つけよう
迷ってもかまわないと思う
立ち止まっていても
前にはすすめない
さぁ元気を出して
流した涙のかずだけ
人は優しく強くなれるはず
寂しさやむなしさを感じた時
人は相手の思いがよめる
思いどうりにいかないのなら
そんな人生を楽しめばいい
勇気をだして
歩き出そうよ
けして一人じゃないから