一瞬の花

冬空に鮮やかに咲いた一瞬の花たち
いくつも空に打ち上げられる
そのひとつひとつは鮮やかで美しい
その命を 一瞬にして
全てをその時に燃やしたかのように
一瞬だが花たちは生きていた。
花火と言う短いものだった
一瞬だから誰の目にも止まる
一瞬だから人の心に感動をあたえる


光の中の私

まるで自分じゃない自分がここにいる。
まるでスポットライトを浴びているような
光の中

華麗なイルミネーションが私を囲む。
「綺麗だった」その一言で終わるのはもったいない

真夜中の街の光全てが私の物のような
世界・・・
華麗な世界・・・・・・
もう少しこのままで
立ち止まっていたい


クリスマスイヴの夜
人は「なぜ枕元にくつしたを置かないの?」と聞く
私はさりげなく笑みで答える
「欲しいものはサンタにもかなえられないから」と
「いったい何が欲しいの?」
「それはね 一日だけでいい この身体に羽をつけて欲しいの」
若い時そんなことを思っていた
でもいいの やっとわかったの 
羽は自分自身の心しだいだと・・・
だって人からもらってもそれは自分のものにはなりきれない
支えはいるけど でも結局自分の身体全体で探してゆく
それがサンタさんに教えられたこと


ドレスにアコガレて

真っ白なウエディングドレスを着たの
淡いピンクのドレスも着たの
それは幼い時からのあこがれだったの
ささやかで平凡な幸せが欲しかったの
ドレスを着るだけでかなえられるとは思っていないけれど
一瞬花になりたかったの
一生に何度も咲かない花を自分自身で咲かせたかったの
わたし女性の幸せはつかめていないけど
人間の素晴らしさは知っている
だからわたし こんなに笑っていられる
つまずきながら くじけそうになりながら・・・


片道キップ

おうふくはいりません
片道キップを下さい
もう二度と この町には帰れないけれど
なじみの この町の人々や
なじみの場所も さまざまな思い出も
ここへおいて行こう
うすれ行くこの景色と共に
明日は 私生まれ変わる
だからキップをください
夢のキップ・・・・・・
やすらぎのキップ
眠りのキップ・・・・・・


雪の中を

外は白い 銀世界に染まり始めている
それを いつも部屋の窓ガラスで見ているばかり
「外はさむいよ」 「風邪をひくよ」と
心配をする声もよそに・・・・・・・・・・
「えーい」出ちゃえ?・・・・・・・・・・
この両手 両足 体中で
雪の冷たさ 雪のやわらかさ そして雪の白さを
その中で 子供のように走ってたわむれた
それを 雪が私のすべてを 白くそめる
まるで けがれなき
あのころの 自分へと・・・・・・・・・


ざいりょう

一言で ざいりょうと言っても
いろんな意味の ざいりょうがある
料理に必要な ざいりょう
趣味に必要な ざいりょう
生きるための ざいりょう・・・・・・・・・・・?
何もかもが ざいりょうなのさ
きれい事をならべてみたって
所詮この世の中
調理しだい・・・・・・・・・・・
つって つられて・・・・・・・・・・・?
「あーあ」 いやだな 今のこんな自分・・・・・


私の足

私の左足は言うことを聞いてくれる
パソコンを打つ時 絵を描く時 電動車椅子を操作する時
音楽を聴く時ステレオのボタンを「ヨッコラショ」
できる限りのことをしてくれる
けれど右足は自分の意思とは逆にそれを邪魔しようとする
自分でもどうしようもない緊張が右足にはしる
それを左足がカバーしようとする
どっちも自分の足なのに
どっちも大事な足なのに
どうしてこんなに違うの?
でもさ これが私の足
まぎれもない自分の足・・・


出口に辿り着くのはいつ

長いトンネルを くぐり抜けたかと思えば
また ひとつ
いくつ こえれば
本当に自分のもとめていた
出口に 辿り着くのだろうか
遠くで ほのかに光る灯火・・・・・
心は すぐそばまで近づいているのに
なぜ こんなに険しく
遠い道なのか・・・・・・
長いこのトンネルから
早く 脱脂津しなきゃ・・・・・
待っていて欲しい
夢の入り口にいる
もう一人の わたし・・・・・


自由な一日を

たった一日でいいから
その体を貸してくれませんか?
一日だけあなたが私になり
私があなたになる・・・・・・・・・・
それは長い人生と比べれば本の一瞬の事
でも 世界中の人達が健康な体を
募金してくれたら
私達一人ずつ健康の体になれるし
健康な人達は不便な体を知る
何でもなかった日々の暮らしが
初めて一番大事だったか気が付くだろう
けれど 心がやまいだったら
本当の健康の体とは言えないよね


届かないメール

元気です?と 伝えたい人がいます
げれど とどかないのです
その言葉は 嘘でならべた
文字であっも
その裏に隠されている
メールを 感じとってくれる人だから・・・・・・・・・・・・・
でも とどかないのです
「なぜ」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ガードをやぶくのは
勇気がいる?
いつになれば とどく
あなたに・・・・・・・・・・・・・・・・・・


個室がほしい

今 私がほしいもの
それは 個室・・・・・・・・・・・・
誰にもかんしされないし
誰にも 遠慮などいらない
そんな場所 ないかな?
たったひとつの わがまま
欲しいな
何でもポケットが欲しいな―!
自分だけの小さな
オアシス・・・・・・・・・・・・
夢の個室 あこがれの個室


夢を今

諦めかけた夢を
今 追いかけている
あなたがいてくれるから
あなたが私の夢のかけ橋になってくれる
だから私 この道を歩いて行ける
石ころだらけな 道を
あなたと共に・・・・・・・・・


    木の葉   

通りなれた道にも
色づいたもの寂しい秋が来た
木の葉の色誰がつけたのか・・・・・
通ろうとすれば 「カサカサ」
落ち葉の声
「ごめんね あなたを何事もなく
ふんでしまって」


  涙はここに

塩のかおりが そうっと
私を抱きしめてくれた
「いいんだよ泣いても」
白い波がささやいた
「涙のあとは私にまかせて」
はてしなく続く海
時にとうとい いのちさえ
うばってしまう海だけど・・・・・・・・・
いろんな思いをかかえて来たの
砂浜にすわり こころで流すの
苦しみ悲しみ 
やりきれない思い
みんな みんな
ここで流そう
今日を 明日にするため
そして 自分自身負けないように・・・・・・


  花

誰のために 咲くのでもなく
何のために 咲くのでもなく
ただ 自分の季節が来たから
咲くだけ・・・・・・・
たんぽぽは春に
ひまわりは夏に
コスモスは秋に
さざんかは冬に
四季とりどりに咲き乱れる
花達・・・・・・・・・
これこそ 無条件の
愛だと感じる
さまざまな花たちが言ってるみたい
私たちの命は一瞬なのです
だからあざやかに
美しく咲くのだと
人はその花達を見て
心なごまして
気持ちなど 落ち着かせる


   心のベル

ベルがなっている
今夜も誰かが
  すくいの手をもとめ ベルをならす・・・・・・・
右に 左に
「早く来て」 「たすけて」
真夜中の廊下に
急ぐ足音だけが聞こえる・・・・・
ふと思う どこかにないかな
寂しさや 不安 いらだちを
とりのぞく 心のベル・・・・・・・


     太陽と月

真っ青の空に
太陽はにあう
一日一日を燃えつかせる・・・・・
そして 太陽の日差しをあびて
花が咲き 鳥や木 草
虫たちまで 心行くまで生きている
月はくらい闇の道を
明るくてらし
道しるべになるように
誰もいきる迷い子にならないために
けして一緒には
出て来る事のない 太陽と月
けれど ふたつとも
なくてはならない
大きな やくめを持って
生まれたんだ
そう 
太陽と月だからこそ出来ない力
・・・・・・・


タバコのけむり

あなたが 短いタバコに火をつけようとする
「体にわるいはよ」と言いたいけれど
いえない
「そんなにすったら 体をこわすわよ」と
言いたいけれど
そんなあなたがすきだから言えない
けむりの向こうに愛があるから・・・・
「ねえ 私ひとつだけなりたいものがあるの」
それはね あなたがすった
タバコのはいになりたいの
それだけ ただそれだけ



 ドライブ

「どこかに行こうか」
「うん行きたい」
当てなどないドライブ
車は海辺へと走る
べつにかわす言葉はいらない
ただそのさりげない 
あなた優しさにつつまれていた私
車からおり
二人岩にこしかけあなたの
腕に支えられながら見つめる海
心の中でそうっと
願う 時をこのまま止めてと
「忘れないでねこの海」
「忘れないよこのとき」
  もつれた髪を8月の風が
 さわかにとかす
 帰る車の中で
 「帰りたくない」とわたし
 「くすん」と笑ったあなた・・・・・・
 何のためらいもなく
 私をうけとめてくれた
 あなた・・・・・・・・・・・・
 夢をありがとう
 かけがいのない思い出をありがとう



 ーポケットー

若い頃
心にいくつもあった・・・・・
ポケットと言うポケットに
夢や 希望があふれんほど
いっぱいだったのに
でも 今探してもないんだ
どこかに置き忘れて来たのかな〜
それだけ
歳をかさねて来たんだね・・・・・・
誰か見ませんでしたか
青春色のポケット



自由に

私の描く絵には
かならず
ふうせんや 鳥
ひこうきがある
そんな絵を見て
ある人が聞いた
なぜ君の絵には 風船 鳥
飛行機の絵が多いの?
私は ほほえみながら答える
自由にあの空を飛びたいから
自由に生きたいら・・・・・・
このかごから出して
この温室から
つれさらって欲しい
君は涙をうかべながら
こうもつぶやいね
一度でいい
あたりまえに ささやかな
暮ら してみたいと・・・・・
あなたは何も言えないまま
たちすくんで



    ひとり

一人で 生きているわけではないけど
どんなに 支えがいても
この苦しみから
立ち上がるのも
やはり 自分自身・・・・
そう言って
教えた あなたも一人・・・・・



   いいですね

なんども つかみそこねた
夢だから
私の人生に
縁がないと知ったから
一人で買いました
そうお守りのように・・・・・・・・
せめて この左手のくすり指に
かなえられぬ 夢を・・・



いつも 誰かに支えられ
また 自分も誰かのため
何かの支えになろうとする
人は 弱い生き者だから
支えられて 支えて
たとえ それが
ほんの ささいな力でもいいのです
それが ほんの少しの応援でもいいのです
いつか 私の大切な人に
いつか あなたの大事な人に
自分の尊大を気づいてくれれば
それで充分・・・・・・・・・・
ほかに 何をもとめましょ
あなたは私の 支え
私はあなたの 支え



   声を追って

「んー」 「どうした」
さりげなく言う あなたの言葉に
甘えてしまう・・・・・・・・
「んん」 「べつに何でもないげどね」?
やりばのない思い
それでも 声だけは元気よく「はい」と
答える 私の目にこぼれている涙
あなたには 気づかせぬよう・・・・・
優しく ちょっぴり冷たい
あなたの声は
私にとってゆいつ
心のオアシスだから・・・・・・・・・・・・
「ねえ」いいでしょ?
「もう少しこのままで」と
愛しい人の背中をおうように
胸の中で そっと
声を追いかけている
そうね 女でですもの・・・・・・・



  ふたつの思い

芝生の上 大の字になって空を見る
なんて ちっぽけな自分なんだろう
私の一人ぐらい いなくなってもいいじゃない・・・
そう思う うらで
もっと 生きたい
私と云う 人間は
一人だから・・・



    眠ろう

人に疲れ くらしに疲れ
自分自身をなくした時
どうすればいい
やりばのない 気持ち
お酒でも 飲みましょうか
それとも 涙がかれるまで泣きましょうか
いいえいいえ 眠ることです
何も考えず ただひたすら・・・
頑張る自分に
少しだけ優しくなって・・・



    日々かさね

背伸び 無理もいりません
少しの努力に わずかな
頑張りだけでいいのです・・・
雨に濡れていたい時は
思いきり 泣けばいい
風が強い時は 吹き飛ばされぬよう
だまって 立ち止まっていればいい
笑顔になり 太陽が見えた時
ふたたび 歩き始めればいいのです



  ありのままに

泣きもします・・・・・・・・ささいな事にも
おこりもします ささいなことにも
笑いもします ささいな事で
感情のままに生きられたら
どんなにらくだろうか?
ごまかしや おさえる事も大切だけど
たまには 想いのままに
自然の過ごす事ができたら
いいね?・・・・・・・・・・・・・・
生まれて来たままの
赤んぼうのようにさ



イメージ?

まだ見ぬ 明日をイメージしたり
まだ出逢えていない人を イメージしたり?
同じ繰り返しの日々だって
そうを考える事で
昨日とは 少し変わった
今日になる・・・・・・・・・・・・
イメージするその時
自分の中で どきどきしたり
楽しくなれたり・・・・・・・・・・
しあわせって ほんのわずかの出来事で
感じるものなのかも?
そうは思いませんか・・・・・・・・・・・
毎日を変えたいのなら
まずは 自分の感じ方を変える事
そこから一歩
新しい何かが始まる・・・・・・・・・・・・・・・・



大人だから

甘えるのは子供の時ですか?
涙を流すのは幼いときだけですか?
つらい顔見せるのは赤ん坊の時だけですか?
大人だから・・・・
いいえ大人だからこそ誰かに甘えたいのです
大人だから泣きたいのです
それは私には許されない事なのでしょうか?
いろんな事を知り
様々な感情が出てくるからとまどってしまう
大人だって泣いてもいいじゃない
甘えたっていいじゃない
強がってばかりいると笑顔も忘れ
苦笑いばかりじゃ自分らしい笑顔も忘れてしまいそう・・・・・
今私を見ているあなた
子供らしいと感じますか・・・・・?



私の経験

小さな小さな電話
これで聞きたい声が聞ける
でもね、私が聞きたい声は鳴らない
いつもこちらから鳴らすばかり
鳴ってくるのは決まってる
だから待つのはやめたの
だってあの人には
今の自分の姿は見えないし
呼んでも声が聞こえない
どうしょうもないからそんな風に思うのかな
我慢をしてどうしても声を聞きたかった
S・0・S のコール受け止めて・・・・・



    こんど?

すべての 出会いが
一期一会のように
何度も 一度きりなんです?
たとえば 音もなく過ぎ行く今日
振り返る間もなく 過ごす人
思い出と云う 小ばこを静かに
開きながら過ごす人
さまざまな 今日が過ぎていく
やれる事があるなら今
やりたいことがあるなら 出来る時に
何もしないで 後悔するより
今 精いっぱい生きる方が好き・・・
あせることはないけれど
今日に こんどはない・・・



   やっと

苦しみを 一つ今こえてきたの
寂しさを 一つ今越えてきたの
それは くらやみのトンネルから
ぬけて来た時
0になった自分に気付きました
やっと これから見つけられそう
本当の自分
本当の 大切な物が・・・・・・



心のメールは

封筒で送れば びんせんがあまる
電話にすれば るすが多い
それに・・・・・・・・・・・
きっと あの人忙しいと想うから!
だから メールで
そっと伝えたい
「今元気です」と・・・・・・・・・・・
そうをね あの人の
おもにに ならないようう
さりげなく?
心のメール・・・・・・・・・
けれど それじゃ
何もあの人には とどかないよ
それじゃあまりにも 寂しすぎる
あまりにも むなしい?
でも そんな愛し方を選んだのは
この私
「自分自身」 ですから・・・・・・・・・・・



   祈り

いつのまにか
他人の事より 自分の事?
相手の幸せより 自分の幸せ・・・・・・・・・・・・・・
そして 人は誰かを好きになり
いつしか それを人は
愛と言う・・・・・
ただ 「みかえりをのぞむ」
「それをね」・・・・・・・・・・・
本物の愛は 相手の幸せを
祈りなんだと思う・・・・・・・・・・・・・・・・
たたひたすら願う
見えない翼



雨垂れのように 優しく
岩をうつ波のように 強く
そうなのです 私にもあったのです
それに気づかなかっただけなのです
誰もが持っている
心という名の 自由な翼
悲しみも 苦しみも
そして 楽しみも
そのかたちは
それぞれ少し違うけれど
みんな 同じ・・・・・
そう信じて 今を飛んでる



   一枚の写真

ドレスを着た マネキン
顔だけが わたし
ただの憧れなら ここまでするでしょうか?
平凡な ただ平凡な しあわせ
ささやかな夢・・・・
それを一番 願ってたのに・・・
無理だと さとった今
せめて さりげなく
この写真 飾りたいのです
おかしいと 笑われるかもね!
それでも かまいません
私の 嘘偽りのない
写真ですから・・・・・
   旅人

生きることは
旅人と出会う事・・・・・・・・・・・・・・
この町で あなたは
どんな風にふかれ
どんな景色を見
どんな優しさに ふれましたか?
忘れないで欲しい
この町で暮らしている
人達のことを・・・・・・・・
忘れないで欲しい
この町で 唄い続ける
愚か者の姿を・・・・・・・・・・・・・・・・



   ひまわり

太陽の方へ ぐんぐん
元気よく 咲いている
ひまわり 
その中に
首うなだる ひまわり一輪 
通り過ぎる人は 見てるだけ
ただ 心配そうに・・・・・・・・・・・・

ある日 通りすがりの 旅人が 
少しの水と 穏やかなほほえみを 
そそぐと 首うなだれていた
ひまわりは 「ありがとう」というかのように
元気に 咲き始めたのです
もう会えることのない
人の立ち去った
方に向いて
そうひまわりには
  旅人が太陽だったのでしょう



     欲しいもの?

今の時代
欲しい物は 少し無理をすれば
ほとんどの物が
手に入る ショーウィンドの中・・・・・・
けれど 一番欲しいものが見つからない
私の自由になるはずの
両手 両足
そして平凡な 暮らし
どこにもない
「欲しいのになー」
でもね 私
誰にも負けない 笑顔を持っているから
だから この笑顔
あなたに あげるよ・・・・・・・・・・・・・



  はね

私の車いすは
ふたつのスイッチと
ひとつのコントローラで
はねになる・・・・・・・
少し窮屈で 時々体が
いたくなるけど
それでも大事な
もうひとつの体
もう一人の自由な自分
そして 大切なはねなの



   さくら

夏を越え 秋を越え 寒い冬を越え
ようやく 咲けるんだね
どんなに 暑かったことだろう
どんなに 寂しく
どんなに 寒かったことだろう
だからお前は いつも美しい
だからお前は いつもはかない
そんなこと気付かず
何人もの人が
お前の前を 通り過ぎたんだね
呼び止めることも
出来ないで お前は・・・
お前は春の 花火だね
私は今 お前がちりばめた
優しい かけらの中で
無邪気に たわむれている



    愛の方程式

誰かが言った
女と言う方程式がとけないと
誰かが言う
男と言う方程式がとけないと
誰かがつぶやく
人間と言う方程式が分からないと
とくにとけぬ
方程式
方程式がほしい