明治35(1902)年に開鉱、昭和46(1971)年に閉山しました。
三笠から道道116号線を走ると見えてきます。
ここは、立坑のほか原炭ポケット、選炭工場の一部、精炭積込ポケット、
その他の施設がワンセット残っている極めて貴重な施設群です。



住友奔別炭鉱立坑



存在感のある建造物で、高さは52mと国内最大です。
閉山直後の坑口密閉作業中に発生したガス爆発により
外壁が吹き飛ばされたまま30年経っています。

立抗内部



工作場

 

選炭工場に隣接する施設で、炭鉱で使用する機械工具の
メンテナンスを行っていた工場です。
内部には神棚がそなえられ、現在も毎月20日にお参りを行っているようです。



選炭施設



選炭された石炭を貨車に積み込むための施設で、
現在は民間企業の倉庫として使用中です。

選炭施設内部



奔別炭鉱関連施設(1)

 



立坑の上にある施設群です。
これらの他、原炭ポケットが残置されています。



奔別炭鉱関連施設(2)

 

安全灯室(左)と捲上場の土台(右)



 

変電所



 

排気ブロアー

排気ブロアー詳細



殉職者之霊碑と顕徳碑

   

昭和15年建立
立坑のある敷地の上部にあります。
殉職者之霊碑(左)・・・住友奔別炭鉱従業員殉職者の慰霊碑
顕徳碑(右)・・・戦争に出征した従業員の慰霊碑



川端町方向を望む



この先には、かつて炭住が建ち並んでいた町がありました。
病院、映画館、スーパー、幼稚園や保育園・・・
ここだけで生活できるくらいの環境だったそうです。
今は全て消え去り、緑の空間が広がっています。



奔別炭鉱引込線鉄橋跡



旧幾春別駅から分技し選炭工場に向かう引込み線の跡です。


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