明治36(1903)年に開鉱し、昭和51(1976)年閉山
朝吹家が所有した炭鉱を北炭が譲り受けました。
「万字」という名は、朝吹家の家紋(卍)に由来します。
炭鉱跡は森林公園となっています。



旧万字小学校

 

開校 明治39(1906)年9月21日 閉校 平成2(1990)年3月31日
70年間、炭坑と共に歩んできましたが、平成2年、84年の歴史を閉じました。
旧体育館は「万字体育センター」として活用されています。



万字炭山神社

 

万字炭山の守護神として、明治41年建立されました。
訪れる人が居ないのか・・・ 灯篭は壊れ、階段や境内は雑草で荒れ放題です。



萬霊碑



炭鉱殉職者の慰霊碑で、万字炭山神社の下にあります。
「昭和41年8月7日建立 万字炭礦株式会社」と刻印しています。



万字炭山選炭場

ここは、「万字炭山森林公園」として整備されています。
ズリ山へ続く階段、ホッパー跡、そして奥地に入ると坑口等を見ることができます。

 

公園の駐車場入口にあり、
選炭場のホッパー基礎部分が横たわっています。



なんでしょう?



小さな川沿いにポッカリと開いた穴を見つけました。
なんでしょう?



その他の施設

 

双方ともなんの施設か不明ですが・・・。
左は公園内の斜面にあった施設の跡、右は公園外の道端にあった施設です。



旧万字駅に向かう途中にあった施設で
鉄道関連の施設だろうか?



旧万字駅

 

現在は簡易郵便局となり、バス乗り場となっています。
右の階段は駅の裏にあったもの。



駅前はほとんど車の通りもなく、バスも忘れたころ来るようで、
近所のネコの日向ぼっこ会場となっています。



旧万字炭山駅

 

現在は倉庫になっているようで、ホームの一部が残存しています。
どんな形にせよ残しておきたい遺構です。



ズリ山



公園内には階段があり散策できます。
一番長い階段を登ってズリ山の頂上へ行けます。
今回はパスしましたが・・・。



英(はなぶさ)橋



道道38号線夕張方向、現在の英橋左にあります。
現在の橋より低い場所にあるため、身を乗り出して撮影することになります。
気をつけてください。(背の高い人は大丈夫でしょうが・・・)



万字線 朝日駅

道道38号を万字へ向かっていたら目に入ってきました。
缶コーヒーを飲みながら暫らくここで休んで、ついでに写しておきました。

 

隣はパークゴルフ場か何かで、お年寄り達が楽しそうに遊んでいました。
小さな蒸気機関車とホームが残され、ひっそりとたたずんでいます。



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