長瀞から黒谷まで
2006年06月29日 晴れ気温高し  

梅雨の晴れ間の一日、長瀞から秩父をめざしたが30度を越す炎天となったので秩父線黒谷駅までで終了とした。

この区間はわが国最初の貨幣と、地質学発祥の地という大きな出来事が起こった地域であった。

長瀞で下車して荒川の景勝地岩畳に行ってみる。結晶片岩でできた岩畳は公園状に遊歩道になっており四十八沼という湿地にはアキアカネが羽根をやすめていた。

自然史博物館に立ち寄ってみると、日本地質学発祥の地の石碑が立っていた。館内に飾られた岩石の標本は片面が切断され磨かれているので綺麗でよくわかる陳列であった。

親鼻橋を渡り皆野町からを渡り返して鮎釣りの姿ボートで下る光景などを写真を撮ったりしてから、炎天下の道を行くが車の量も多く歩道もいので気分のいい場所でない。

和銅大橋を渡って和銅遺跡を見に行くことにした。橋の上からは横瀬川との合流点を見ることができた。

和銅遺跡は西暦708年にこの地で銅鉱が発見され朝廷に献上され、わが国最初の貨幣が鋳造された歴史的な場所であると記された看板と大きな銭型の記念碑が立てられていた。

和銅という年号まで設定し、恩赦があったという当時としては最大の出来事であったのであろう。東大寺の大仏が建立されたのはその後ことである。

昼になったので炎天下を歩き続けるのはやめて秩父鉄道の時間割りの関係で寄居にもどって帰ることにした。

寄居駅前の蕎麦屋に入り、ビールを飲んで手打ち3色蕎麦を食べてから八高線で帰った。


長瀞駅     09:00
自然史博物館  10:00
皆野橋     11:00
和銅遺跡    12:30
黒谷駅     13:30


同行者 久子
  


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