荒川河口〜北千住
2005年10月22日 小雨

小雨が降っている東西線の南砂町で下車して、荒川右岸の堤防に沿った舗装道路の突端まで行ってみた。災害時の船着場では消防車1台止まっていて訓練をしていた。0mの標識は見つけることができなかった。

再度この場所に来ることはないと思われるので夢の島の対岸の新砂水門の突端まで行って見ることにした。幅50cmほどのコンクリートの区切りブロックが100mほど先まで続いていた。

ブロックの上に葦の茂みがおおいかぶさっていて、”葦のへづり”状態である。 落ちれば海の中、這い上がることは不可能なので慎重に進んだ。葦の茂みには途中まで来て引き返した痕跡があったがなんとか先端まで到達することができた。

写真を撮ってから葦のへづりをひきかえした。行程中源流に次いで、最も困難な場所になるかもしれない。ちなみに村松氏の絵地図の0mは左岸の中川の合流点の堤防の突端に記されている。

引き返して潮位観測所の所から川沿いの歩道を東西線橋へとむかう。途中からシーバスの釣り人の姿が多くなってきた。船着場や鷺など水鳥の姿も見られるた。

河口から2kmを過ぎると荒川と墨田川を結ぶロックゲートと呼ばれる新しい水門が設置されていた。丁度4艘のゴムボートに乗りこんだ人々が水位の調整待ちをしていた。

荒川の水位は2mほど高いので両側のゲートが閉じられていてポンプで水をかきだしていた。しばらく見ていると墨田川側のゲートが開かれ信号が青になると、ゴムボートは墨田川に続く水路に漕ぎ出して行った。

その先からスーパー堤防と呼ばれる広い堤防の上を通り多くの橋を確認しながら12kmの標識までたどり北千住駅に出てプロローグに次ぐ第1回を終えることができた。

ほとんどが小雨模様でスケッチはできなかったが荒川下流域の雰囲気を味わうことができた。

地図との相違点:
        河口付近に災害時船着場が造られている。
        東西線橋は道路橋も併設されている。
        小名木川水門は改築されて隅田川方面に小船で行き来できる。
南砂町     08:00 
右岸堤防突端  09:00
小名木新水門   10:00
北千住駅    13:30


同行者 久子

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