二ヶ領上河原堰(中の島ダム)


2005年04月13日 曇り時々雨

泉多摩川から二ヶ領上河原堰をめざした。先週満開だった桜は雨にうたれて葉桜になっている。

狛江の五本松の先から玉川万葉歌碑に立ち寄ってみた。サイクリングコースからは100mほど離れたところに歌碑は立っていた。

多麻河治爾左良須
手豆欠利佐良左良
爾奈仁曽弧能児能
己誇大可奈之伎

たまがわにさらす
てづくりさらさら
になにぞこのこの
ここだかな(愛)しき  

多摩川の流れで布を晒す女性を見てうたった相聞歌と言われますが、私には子育てをしながら自分で織った布を晒す女性のうたのように感じられます。

万葉集には防人として夫を送り出す同じ時代の女性のうたもあり女性のうたとして解釈したほうがこの歌にはふさわしくかんじられます。

歌碑の広場のベンチでスケッチを一枚描いてから二ヶ領上河原堰をめざした。

左右に魚道が造られ鮎も難なく上流をめざせそうであった。

堰の景観をスケッチしてから河口から28kmの多摩川原橋を渡り矢野口から南部線で帰った。

 

 

 

 


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