六郷橋から多摩川の左岸に沿って歩き多摩川の下流域の終点である調布取水所防潮堰までをたどってみた。
この区間は東京側は広いグランドになっており春の花々が咲いていた。水流は川崎側をゆったりとながれており所々にモーターボートの繋留されているのが見える。
また両岸の小高くなった空き地には青いビニールシートを屋根にした自然住人の小屋が河口付近からずっと住み着いているのが見える。
空き地に野菜をつくったり、アルミ缶を集めたりして生業にしているようであるがなかには犬を飼っている人もいる。中流域上流の昭島市付近にも住んでいて数はますます増えているように思え千人を越えるひとが住み着いているとおもう。
河口から13km地点に調布取水所防潮堰がありそこまでが多摩川下流域である。底の浅い小船ならば汽水域を越えてこの地点まで船で上ってくることができる最上の地点である。
堰にはあゆやその他の海からの回帰魚のために魚道が設けられており付近では釣り人の姿も多く見受けられた。水質悪化で姿を消した多摩川の鮎は80年代に復活して以後100万匹を越える年もあるという。今年も3月末には遡上が確認され以後順調に増え続けているという。
帰りは丸子橋を川崎側に歩いて渡り武蔵小杉から南武線に乗って帰ってきた。
同行者:久子