となりのトトロ


監  督
宮崎駿
脚  本
宮崎駿
原  作
宮崎駿
声の出演
サツキ(日高のり子) メイ(坂本千夏)
お父さん(糸井重里) お母さん(島本須美)
カンタ(雨笠利幸) ばあちゃん(北林谷栄)
トトロ(高木均) ほか
まだ大きな木が茂る森や山、小川のせせらぎなど自然が普通にあった時代。そこに、田舎の病院に病気療養のため入院した母のため、都会から大学で考古学を研究する父と娘達(サツキとメイ)が引っ越してくる。この田舎でふたりは森に住むトトロと出会う。妖怪でもない、動物でもないこの不思議なトトロと仲良くなるふたり。子供の時にしか見えなかった大切なものをそっと教えてくれる優しさあふれる宮崎アニメ。

戦時中の兄妹を描いた「火垂るの墓」と同時上映された、86分とジブリ作品の中では比較的短い長編アニメーション映画です。しかし、豪華二本立ても収入はスタジオジブリ作品史上最低を記録、大幅な赤字となってしまいました。「となりのトトロ」だけならまだしも、子供にはちょっと「火垂るの墓」のインパクトは強すぎたのかもしれませんね。しかしそんな上映の不振があったにもかかわらず、この作品はその後、質、技術などが評価され、国内の映画の賞を総ナメ、海外でも絶賛されました。
舞台は昭和30年代の所沢。噛めば噛むほど味が出る作品です。都会に疲れてる人はぜひ観て癒されてください(^^) (大人のファンが結構多いのかも 笑)
ちなみに姉妹の名前の由来なんですけど、サツキ=五月、メイ=MAY=五月 って知ってました?




作  品  の  ポ  イ  ン  ト

都会から田舎に越してきた姉妹。
目に映るもの全てが珍しく、はしゃぎまわってます。ボロ屋敷も2人にとっては楽しいみたいです。

この屋敷は純日本家屋に西洋風家屋を増築したようですね。

俺の田舎もちょうどこんな雰囲気でした。
敷地の前には用水路が流れ、辺りには木々が林立し、電気はあるけれど水は井戸水を利用。本当に懐かしいです。

そういうところからこの作品に親近感を覚えます(^^)


「まっくろくろすけ出ておいで〜っ!」

お父さんは、
「暗いところから急に明るいところへ出たときに、『まっくろくろすけ』は出る」と言ってるけれど、おばあちゃんは
「それは『すすわたり』といって、誰も住んでいない古い家にいるすすのお化けのようなもの」 と言っています。

はたしてどちらが正しいのでしょう。
彼らの行動を見ると、どちらにも取れそうですけどね(^^)


何でも知ってる隣のおばあちゃん。
おはぎの味も天下一品です。

田舎のおばあちゃんって、正にこんなイメージですよね。このおばあちゃんを観るたびに、亡くなった祖母を思い出します。

もうちょっとばあちゃん孝行しとけばよかったなあ(^^;


一家団らん、引越しの汚れと疲れをお風呂で流します。

「一緒にお風呂に入れるのも今のうちだな」、とお父さんは言ったとか言わないとか(笑)

このお父さん、何気なくすごいんですよね。

子供の言う事をまずは信じる。
子供を頭から叱らず、まずは言い分を聞く。
子供が自発的に考えるように仕向ける。

現実にはなかなかできない事です。

まあアニメの中の住人なので現実の人じゃない、と言われればそれまでなんですが(笑)


今日は3人でお母さんのお見舞いにきました。

メイちゃんはやさしいお母さんにかまってもらいたくて仕方が無い様子。 さつきちゃんはお姉さんを気取っておしとやかにしていますが、やはり思いは同じです。


この病院も、その昔祖母が入院していた病院に、雰囲気がすごく似てるんだよな〜。

益々愛着が湧きます、この作品(^^;


お姉ちゃんが学校へ行っている間、庭で一人で遊んでいると、「不思議な生き物」を発見!  興味津々なメイちゃんは、その生き物を夢中になって追いまわします。

そして林のトンネルを越え、大木にたどり着き、その先でメイちゃんはトトロと出会うのです。

この2匹はやはりトトロの幼年期なんでしょうか。

するといずれはあのデカいのが3匹並ぶ事に・・・

・・・怖いです(^^;


「トトロっていうのね!?」

俺には「グァグァガァ〜」としか聞こえませんが・・・(^^;


メイちゃんは平気でコミュニケートしているけれど、俺はこれがまんま実物だったら怖くてできないなあ〜(^^;
自分の体より口が大きい怪物だもの(^^;

でもあのお腹の上でお昼寝ってのは気持ちよさそう。
上下の揺れも揺りかご感覚?(笑)


わがままを言ってお姉ちゃんの学校まで来ちゃいました。

俺にはこの時のメイちゃんの気持ちがわかるなあ。同年代の友達がいないって、とても寂しいもんね。
遊び相手はまだお姉ちゃんだけなんだもん。

結局、さつきちゃんは先生にお願いして、授業が終わるまでメイちゃんを教室においてもらいます。


下校途中、雨が本降りになっちゃいました。

さつきちゃん一人なら走って帰るんですけど、今はメイちゃんが一緒。  困り果てているところにカンタ君が通りがかり、無言で自分のボロ傘を差し出します。

普段、気になる女の子には悪態ついてばかりなのに、男の子のこういうところが可愛いです(笑)


バス停でお父さんの帰りを待っていると、横に何やら気配が・・・

ふと見ると、なんとあのトトロじゃありませんか! さつきちゃんはこのとき初めてトトロと出会います。

雨に濡れないよう、お父さんの傘を貸してあげると、かわりに木の実のお土産をくれました。

でも、傘は持っていかれちゃうんですよね・・・
それって一種の物々交換じゃ?(^^;


トトロが夜中の空中散歩に連れて行ってくれました。

「私たち、風をきってる!」
このシーンは観ていて、本当に気持ちが良さそうです。

でもトトロ、足の裏は熱くないんでしょうか。
空を飛ぶくらい駒は高回転で回っているのに。

ちなみにお二人、手を離したら地上まで真っ逆さまです。
あっという間にあの世行きですのでお気をつけあそばせ。


宮崎アニメの住人は、実に食べ物を美味しそうに食べます。

おばあちゃんの作った天然野菜をほおばる2人。
「おいし〜い!」

そりゃあ美味しいでしょう、無農薬だもの。
無農薬の上に新鮮なんて、今ではこの上ない贅沢ですね(^^;


日曜日にお母さんが仮退院するはずだったのに、体調を崩し延期になってしまいました。

「お母さん、死んじゃうかも・・・」

今まで何度も退院が先送りになっていた事があったため、過剰にお母さんの身を案じるさつきちゃん。  涙が込み上げ、とうとうおばあちゃんの前で大泣きしてしまいます。 しっかり者のお姉ちゃんも、無理をしてるだけでやっぱり子供なんです。

そんなお姉ちゃんの姿を見たメイちゃんは、自分もお母さんが心配になって、ひとり病院へ向かってしまいます。


メイちゃんが行方不明に!
村中総出でメイちゃんを探すものの、一向に見つかりません。

頼みの綱は、トトロしかいない!
何とかトトロと出会うことができたさつきちゃんは、メイちゃん探しのためにネコバスをチャーターしてもらいます。

ネコバスも怖いよ〜(^^;
顔の大きさがトトロくらいあるし(^^;

でも乗り心地は凄く気持ち良さそうだけど(笑)


「おねえちゃーぁぁんん!」
迷子になって泣きじゃくるメイちゃん。

「めぇぇいぃぃ・・・」
すると、どこからか自分を呼ぶ声が聞こえてきます。
ふと上を見上げると、なんと送電線の上にネコバスが!

メイちゃんの涙でグチャグチャになった顔が、一転して「目が点」になるところが結構笑えます。
「なんじゃありゃあ」、って感じなんでしょう(笑)


病室の両親を、こっそり松の木の上から見下ろす2人。

お母さんは風邪をこじらせただけで、大事には至らない様。2人とも、良かったね(^^)

それから数週間後、退院したお母さんに2人は思いっきり甘える事になるわけです。

トトロ達が2人の夢物語でない証のアイテムとして、ラストに「とうもろこし」を登場させる演出は絶妙ですね〜。

それにしても、やっぱネコバスってばめっちゃ怖いよん(^^;