ルパンV世 カリオストロの城


監  督
宮崎駿
脚  本
宮崎駿 山崎晴哉
原  作
モンキー・パンチ
声の出演
山田康雄(ルパン三世) 島本須美(クラリス)
小林清志(次元大介) 増山江威子(峰不二子)
井上真樹夫(石川五右ェ門) 納谷悟郎(銭形警部)
石田太郎(カリオストロ伯爵)ほか
世界経済の裏側で暗躍する偽札・ゴート札を狙い、ヨーロッパの小国、カリオストロ公国へやって来たルパンと次元。そこで謎の男たちに追われていた少女クラリスがルパンの手元に残したのは、山羊の紋章のついた指輪だった・・・。 すでに城に潜入していた不二子と助っ人にやってきた五ェ門、そしてルパンを追ってきた銭形警部。 陰謀が仕組まれた伯爵の婚礼、そして指輪に秘められた財宝とゴート札の謎に、お馴染みのキャストが立ち向かう痛快なアクション活劇。 今をときめく宮崎駿監督の鮮烈なる映画デビュー。

興行的には大失敗の作品らしいけど、俺は類を見ない名作だと思います。
アニメーションとはかくあるべき。おそらくこれを超える作品はもう出てこないでしょう。
本編のルパンは、幽閉されたお姫様を助け出すナイト役。俺ってそんなストーリー伏線に弱いんだよな〜(^^;

クラリス、カリオストロ伯爵、ジョドーなどのキャタクターは、実はアルセーヌ・ルパンの小説から用いたものです。物語の後半、クラリスにいたってはルパンと結婚までしています。原作に興味のある方は読んでみてくださいね(^^)




作  品  の  ポ  イ  ン  ト

シトロエン2CVで追っ手から逃げるクラリス。
カーチェイスの末、2CVは無残にも崖下へ転落。
ルパンとクラリスが再会を果たすのもこのすぐ後になります。

フランス生まれの2CV。
実車は坂を上がるのも辛いくらい非力な車なので、カーチェイスなんてもっての外です(笑)
でもリヤシートは取り外し可能でベンチ代わりにもなるそうで、この辺にフランス人のお洒落を感じますね。


「どっちにつく?」 「女ァ〜っ!」
クラリスを追いかけるルパン達。
何なんでしょう、この異常な速さは(^^;
スーパーチャージャー、というよりニトロ、はたまたジェットエンジンでも積んでるのではないだろうか(笑)
引力も平気で無視して、壁を登ったりもしてしまいます。

TV版ではアルファロメオやベンツSSKなど高級車を乗り回しているルパンですが、 この映画ではイタリアの大衆車であるイエローのFIAT500を駆っています。
もちろん、こちらも本当はカーチェイスなんて向いてません(笑)
でもこの映画を観てこれらの車を購入した人は、さぞや多いでしょうね。


本編の舞台となるカリオストロ城。

湖上にそびえる中世城塞の土台の上に、大小様々な尖塔が林立し美しさをかもし出しています。

そしてローマ水道橋、クラリス姫の幽閉されていた塔、風車小屋、時計塔など、印象に残る建造物群がこの城の美しさをさらに引き立てています。


宮崎アニメの住人は、実に食べ物を美味しそうに食べます。
この二人の夕食格闘シーンを観て、無性にパスタが食べたくなった人は多いのではないでしょうか(笑)

物理的に明らかに無理な量でも、アニメの世界ではペロリと一口です(笑)


「信じてくれるなら、泥棒は空を飛ぶ事だって、湖の水を飲み干す事だってできる。」
クラリスを励ますルパン。そんなルパンにクラリスは心癒され、おそらくは捕らわれの身になって初めての笑みを浮かべます。

俺がこの作品の中で最も好きなシーンです。


戦場に残る次元と五右衛門に、いたわりの言葉をかけるクラリス。
そんな清純なクラリスに、堅物な五右衛門もつい一言。
「可憐だ・・・」

言った後でめっちゃ照れてます(笑)


それにしても、次元はまだしも、五右衛門の格好は世界中どこへ行っても目立ちますよねえ。
その上ダンビラまで担いでるんだからなおさら。


カリオストロの財宝とは、水に沈んだ古代ローマの世界だった。

「俺のポケットには大きすぎらぁ」
今回のルパンは、こんな一言ですらイカしてます。


まあ実のところは、持って帰れないし、金にも替えれないし、ってとこでしょうか(笑)


ルパンの胸に飛び込み、
「おじさま、一緒に連れてって!」
とせがむクラリス。

「お前さんの人生はこれから始まるんだぜ?」
そのままぎゅっと抱きしめたい思いを抑え、クラリスをそっと引き離すルパン。


こんな子にそんなこと言われたら、
俺なら迷わずお持ち帰りです(^^;

注:決してロリコンではありません(^^;


「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました!貴方の心です!」

毎度作品批評の対象になるとっつぁんのセリフ。

俺にはどうもこのセリフが陳腐に聞こえてならないんですよ。
まさかこんなセリフじゃないだろうな〜、え?やっぱり?勘弁してよ〜、てな具合ですか(^^;

まあ作品を綺麗に終わらせるということで、ぎりぎり許容範囲かな?
それにしても、敬礼しながらのウィンクはやめて〜(^^;