横歩取り△３三桂型
１図は△３三桂としたところ。ここでは３つの手が考えられる。
@▲１六歩A▲３六飛B▲２四飛
まず@▲１六歩から。▲１六歩に対して後手は△１四歩とつきにくい。△１四歩とするとすぐに▲１五歩△同歩▲１二歩△同香▲１三歩△同香▲１四歩でまずい。▲１三歩に△同香のところ△同角は▲８七歩△７六飛▲３三角成で先手優勢。
次にA▲３六飛。▲３六飛には△４二銀が必然の一手。ここで△６二玉は▲２三歩△同金▲２四歩△同金▲
３三角成△同角▲同飛成で先手優勢。
最後にB▲２四飛。▲２四飛には△４五桂が定跡。ここで▲４八銀は以下、△８八角成▲同銀△５七桂成▲同銀△３五角▲４六角で互角の形勢。（２図）
▲４八銀のところ▲２五飛という手もある。以下、△５七桂成▲２二飛成△同銀▲２四角△５二玉▲５七角。
この展開も互角である。（３図）
第一図で▲２四飛とした場合、激しい展開になりやすい。
