藤井システム手筋編ＮＯ.１

第一図は後手の藤井システムに対し、先手が▲５七銀〜▲３六歩〜▲４六銀で急戦を仕掛けようとした局面。
ここでは、△３二飛も立派な手である。しかし、玉が７一にいることや４一の金が離れていることなどを考えて、すぐに戦いを起こさせてしまうのはまずいのである。
そこでこの際の手筋がある。△３二銀である。
次に▲３五歩なら△４五歩▲３三角成△同銀▲５七銀△３五歩で後手がいい。
これで今すぐの急戦は避けることができた。
（だが、今度は▲３七銀から棒銀にする手や、▲５七銀として持久戦を狙う手が考えられる）

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