第八弾

この対局は先手がＫ三段、後手がアズーリで序盤から乱戦模様の将棋となりました。第１図、先手が▲４六桂とうったところです。それに対してアズーリは△４七馬とし以下、▲３四桂△同飛とすすみ、ここで▲同馬は△２八金以下詰みなので先手も▲４七銀と手を戻しました（第２図）。実戦はここで△２八飛としましたが、これが敗着で、以下▲３七玉に△５七銀と詰めろをかけましたが、▲２三銀△同玉▲３四馬△同玉▲４四金△同玉▲２二角△３三桂▲５四飛以下の即詰みに討ち取られました(；_；)。第２図では△２九飛とうち▲３七玉に△４五銀と進めるのがよかったようです。これがなんと詰めろ逃れの必死となり後手勝ちでした。なお、△２九飛のところ△２八飛▲３七玉△４五銀は▲４六銀という受けがあり、後手負けです（２九から打った場合は△２八飛成がある）。

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