角換わり38手組NO.2



NO.1を先に御覧になればよりわかりやすくなります。ここではNO.1の第3図から△3五銀としたときを紹介します(第1図)。△3五銀には▲4五銀が定跡。そこで△3八角は▲2八飛△4九角成▲3三歩△同桂▲3四銀で先手優勢。また、△4五同銀は▲同桂で先手が好調。▲4五銀には△2二角がいい手である。以下、▲同角成△同玉▲4一角△7四角▲2八飛△3一玉(第2図)。続いて▲3二角成は△同玉▲5四銀△同金▲4三銀△同玉▲2三飛成△3三銀▲2五桂とすすむ(第3図)。一見先手が好調に見えるが、桂を渡すと△8六歩▲同銀△8八歩▲同玉△7六桂の筋があり、この展開は後手よしと言われている。
しかし、第3図の▲2五桂に代わり▲2五金という手が第61期名人戦第2局(先手羽生竜王、後手森内名人)でとびだした。(結果は先手勝ち)
▲2五金は新定跡となるかもしれない。


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