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| アールグレイ・フラワーズ (フォション) | |||||||||||||||||||||||
2002年11月末、パリの店舗で購入。通常の金色の缶で販売されている茶葉 よりも上質の茶葉のシリーズである黒い缶(プレステージ紅茶)で売り出されて いる、通常のものより上質なアールグレイ。「フラワーズ」の名前の通り、矢車菊 がブレンドされており、非常に華やか。茶葉は、中国産のものを使用しており、 見た目的には結構よい感じです。どぎつくないオーソドックスなベルガモットの 着香が、やや強めになされています。 熱湯で3分の抽出時間で淹れてみると、水色はやや深い紅色。香りは、茶葉 から薫っていたものと比べると、だいぶ優しいベルガモットの香りです。カップへ 口を寄せて息を吸い込んでも辛くない程度の着香です。個人的には、これぐらい の着香が一番上品で良いと感じるぐらいかも。アールグレイの中には着香が 強すぎて臭いだけのものも少なくないので。 一方、お味の方ですが、こちらも優しい印象。ベース茶葉による変な雑味は 殆ど存在せず(味わいもまた殆ど存在しないのですが……)、ほのかに渋みが 通底している程度ですので、フレーバーを愉しむという点では、良いのではない かと思います。決して味としてプラスに評価できるものではありませんが、 少なくともフレーバーを愉しむ邪魔はしていないという点で、印象は決して悪く はないです。 国内価格がどの程度のものか分からないのでやや評価が難しいのですが、 個人的には良い印象を持ちました。総合的な観点からは、茶葉による要素が ほぼ完全なニュートラルという点でこの茶葉をど高く評価することはないですが、 アールグレイの香りをほんのり愉しみたいという方にはお勧めです。 国内価格不明/25g缶:4.75ユーロ(パリでの価格)。(2004/06/20) |
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| 804 アールグレイ・ダージリン (ル・パレデテ) | |||||||||||||||||||||||
2002年11月末、パリの店舗で購入。それを狙って買った訳ではないですが、 ル・パレデテのリスト(2002年秋に入手)で9種類挙げられているアールグレイ 系の茶葉の中で、日本では1番、パリでは2番目に高い茶葉です。その名の 通り、ダージリンの茶葉をベースにベルガモットで着香されています。デンメア のザッハーブレンドと比べると、少し濃密な柑橘系の香りとなっています。 熱湯で4分の抽出時間で淹れてみると、水色はやや明るい紅色。香りは、割と シンプルで柔らかいベルガモットの香りです。茶葉から感じていたような濃密な ものではなく、随分とあっさりとしたものになっています。ベースとなっている、 ダージリンの茶葉が香りに与えている印象はあまり強くはないです。 一方、お味の方ですが、こちらもかなりシンプル。アールグレイとしてはともかく、 フレーバートティーとしてはオーソドックスな印象を受けます。着香によって変な 風味がついているわけでもないですし、ベース茶葉の質がそこそこ良いためか、 変な雑味もなく、飲んでいて不快感を覚えることはないです。ただ、ダージリン の茶葉を使うことによるプラスの効果というか、ダージリンの持つ要素があまり 生かされていないと感じるのも確か。 なんというか、「ダージリンベースのアールグレイ」という言葉が作る枠を超える だけのものを感じないあたりがちょっと残念ですね。普段遣いであれば、ごくごく 飲める、シンプルで良い茶葉だと思いますが、そのように使うためには、ちょっと このお値段は高いハードルですね。 あ、水出しにすると、ベルガモットの風味がクリアに出て、なかなか良い感じに なります。勿体ないですが。 100g袋:2000円/5.8ユーロ(パリでの価格)。(2003/07/15) |
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| TJ-721 1854 (マリアージュ・フレール) | |||||||||||||||||||||||
マリアージュ・フレールのパリにある本店で再購入。マリアージュ・フレールが、 その創立年である「1854」を冠したお茶です。前回、「ジャスミンと僅かなレモン ピール」と書いているのですが、この香りはやはりベルガモットだと思うので、 今回はアールグレイ系のページに持ってきました。ティップスを少々含んでいる ダージリンっぽい茶葉と、あと最低もう一つ、別の産地の茶葉がブレンドされて いるところに、ジャスミンとベルガモットで着香、だと思います。多分。着香は 結構強く、ベルガモットが前面に出て香っています。 3分で淹れてみると、水色はやや濃い紅色。香りは、ベルガモットのものよりも ジャスミンのものの方がプレゼンスが大きくなっています。両者はかなり巧く融 合しており、ややもすると単独では好みが分かれそうな点、すなわちジャスミン の花臭さやベルガモットのどぎつさと言ったものが混合によって程よく相殺され ています。同じような組み合わせのデンメアのザッハーブレンドよりも、香りの バランスは良いような気がします。 一方、お味の方ですが、こちらもかなりな完成度だと思います。紅茶本来の味 というものは何処かに消え去っていますが、まろみのある口当たりと柑橘類の 酸味が持つ爽快感、さらにはジャスミンの風合いが残る後味など、ベルガモット とジャスミンのそれぞれの良いところが紅茶に移っており良い具合です。ただ、 RINの好みとしては、「ジャスミン」と「ベルガモット」という2つの要素が強く、茶 葉の味があまり関係してこないこの1854と比較すると、しっかりと「ダージリン」 の茶葉の風味が加わってくるデンメアのザッハーブレンドの方が良いかなーと いう気がします。まあ、ここら辺りは好みですが。 100g袋:1500円/4.6ユーロ(パリでの価格)。(2003/02/04) |
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| アンバサダーブレンド (DEMMERS TEEHAUS) | ||||||||||||||||||||||
ウィーンの紅茶商、デンメアのフレーバードティー。ドイツ語でのもともとの表記 は「Ambassador Mischung」。細かいのもそうでないのも混じっている、グレード のよく分からないセイロンの茶葉(チェストの底のダスト状の茶葉が入っている という感じ。全体的には粗めのブロークン)に、デンメア曰く「最高級の」スイス 産のベルガモットで着香したものです。茶葉からは、新鮮な柑橘類のイメージ の強い、やや軽いベルガモットの香りが、比較的強く、それでいて心地よく 薫っています。 要するに、「キームンをセイロンに取り替えたアールグレイ」ということですが、 実際に淹れてみると、ベルガモットの香りは意外と抑制されています。恐らく ディンブラ産のものらしき、茶葉自体の香りも消されることなく、ベルガモットと 一緒に香っています。とげとげしさの無い、落ち着いた印象です。 一方、お味の方は、フレーバーに若干侵食されつつも、セイロン・ハイグロウン の茶葉の味わいを十分に残しているように感じられます。若干、柑橘系の酸味 を表面に感じるあたりが難点ですが、雑味はなく、普通に紅茶として美味しく 飲めます。クセの少ない茶葉を使っているので、「キームン+ベルガモット」の、 香りや口当たりのどぎついアールグレイの苦手な方でも、抵抗なくストレートで 飲めるのではないかと思います。 紅茶としての味を愛でつつ、ほんのりと着香されたフレーバーをも楽しみたい 方に。 100g袋:1000円/3.9ユーロ(ウィーンでの価格)。(2002/09/12) |
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| ザッハーブレンド (DEMMERS TEEHAUS) | ||||||||||||||||||||||
ウィーンの紅茶商、デンメアのフレーバードティー。ドイツ語でのもともとの表記 は、「Sacher Mischung」。このブレンドは、ザッハトルテで有名なウィーンの ホテル、ザッハーでのオリジナル・ブレンドとして用いられているようです。 ブロークンのダージリンをベースに、台湾産のジャスミンの花びら、スイス産の ベルガモット天然香料がブレンドされています。 デンメアのHPでの説明、さらにはダージリンとジャスミンとベルガモットという 組み合わせから、RINは、このブレンドに対してマリアージュ・フレールの1854 のような、「シンプルだけれども繊細で奥深い」紅茶なのでは、というイメージを 勝手に抱いていました。それだけに最初にこのお茶を淹れた時は、ダージリン、 ベルガモット、ジャスミンの3者(とくに前2者)のプレゼンスがいずれも強く、それ ぞれがバラバラのように感じたのでちょっとがっかりでした。 そこで、茶葉の量を若干少なく調節して淹れてやると、ダージリンの茶葉のもつ 味わいを十分にもったまま、3者がより融合している状態を作り出せました。 随分前のことなので残っている印象だけでの話ですが、レピシエの700 アール グレイ・ダージリンが「少しずつの個性をうまくまとめている」という感じを受けた のに対して、この茶葉はダージリンとアールグレイがお互いの個性を高レベル で出して、それがジャスミンをも巻き込み、辛うじて1つになっている、という感じ ですね。危ういバランスの上に立っていますが(要するに、最初(+何度か)は 失敗)、そのナイフ・エッジにうまく乗せてやることができれば、非常に美味しい お茶だと思います。香りよりも味の融合度が良いです。1+1+1が4にも5にも、 という感じです。 ザッハトルテにも合いそうです。目の前通った時、やっぱ入ればよかった……。 ※行ってきました。ザッハーのカフェのレポートはこちら(2003/02/04追記)。 100g袋:1000円/3.9ユーロ(ウィーンでの価格)。(2002/09/13) |
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| T-908 カサブランカ (マリアージュ・フレール) | ||||||||||||||||||||||
2001年初夏頃、マリアージュ・フレールで何か1種類茶葉を購入すると、新発 売のアールグレイ・フレンチ・ブルーを50g付けるという顧客限定のサービスが あったのですが、その時にフレンチ・ブルーを貰うためだけに再購入した茶葉。 ベルガモットで着香された中国産の紅茶と、ミントで着香された珠緑茶と細かく 刻まれた緑茶とのブレンドです。珠緑茶といっても、通常ガンパウダーと呼ば れるものと比べると圧倒的に大きく、見た目は台湾産のコロコロに揉捻された 茶葉によく似ています。紅茶の方は通常のOPです。 あまりにも時間が経っているので、同じ組み合わせのレピシエのシロッコとの 比較はしませんが、このカサブランカの印象は、端的に言えば少し上品過ぎる といったところです。フレーバーはしっかりと着いていますが、フレーバーの強 さに応えられるだけの「お茶自体の」味わいの深さ、コクの強さがさっぱりと言 っていいくらいありません。 その意味では、上品過ぎるというよりは、「うわべだけ」という言い方も可能か もしれません。ミントとベルガモットの組み合わせは結構好きなですが、お茶自 体に「うまみ」が殆どない以上、あまり「美味しい」とは感じられないんですよね ……残念。 100g袋:1500円/5.0ユーロ(パリでの価格)。(2002/04/17) |
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| T-8005 アールグレイ・フレンチ・ブルー (マリアージュ・フレール) |
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マリアージュ・フレールが2001年初夏頃に新発売した、新しいアールグレイの ブレンド。“フレンチ・ブルー”という名前の通り、ベルガモットによる着香はかな り強めで、矢車菊が目障りなぐらい一杯入っています。これだけ入ってたら、 矢車菊からも何か抽出されないのかな、と、ちょっぴり疑問。まぁ、見た目に 華やかなのも必要といえば必要なのかも知れませんが。 茶葉の見た目の華やかさと香りの強さに比べると、実際に淹れてみた感覚は 意外なほど大人しいです。香りは二回りほど落ち着いた、上品な香りになって いますし、味も、ベースに使用されている中国産茶葉の質がいいのでしょう、 透明感のあるシンプルなアールグレイになっています。見た目以外にはなんの 変哲もない、普通のアールグレイですが、普通のことが十分に出来ていると いうのでしょうか、過不足なく美味しい感じです。 最初ちょっぴり菊くさい感じがしましたが、おそらくそれは先入観からくる、気の せいでしょう。紅茶自体が(ネーミングのせいかな?)優雅で上品な雰囲気を 持っている気がするので、仕事時などではなく、ちょっぴり気持ちの余裕があ るときや、気持ちに余裕のほしいときにどうぞ。あ、お金のほうの余裕も、ちょ びっとだけは必要かも(^^;;。
100g袋:1600円/5.2ユーロ(パリでの価格)。(2002/03/06) |
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| レディグレイ (トワイニング) | ||||||||||||||||||||||
紅茶好きの間では言わずとしれた人気ブレンドです。ただ、2001年の9月まで 国内では入手困難だったため(とくにリーフティ)、人気に余計な拍車がかかっ ていたという事実は否定できません。コンビニでも入手可能になったことで、今 後、改めてこの茶葉の本当の評価が形成されていくのでしょう。今の所、人気 はあまり変わっていないようですが。茶葉には、細かく刻まれたレモンピールと オレンジピール、さらには矢車菊が配されており、とても華やかな彩りです。 かなり強く香ります。 実際に淹れてやると、漉してる時からベルガモットの香りがふわりと舞います。 水色は、酸味のある柑橘類の添加のためか、若干オレンジ色に近い色。 香りは強いのですが、(トワイニングの)アールグレイより若干柔らかな感じ。 味は、レモンの酸味が効いていて、さながらレモンティーを飲むようです。 裏返せば、茶葉自体の味はほとんど無視されてるのですが、ベルガモットと レモンで十分に満足させるだけの風味があります。ペラペラにはなりません。 「lady」の冠をもらっているだけあって、繊細で女性的な感じがします。紅茶自 体にボディがあれば、こうはならないのでしょう。その意味では、茶葉は必要 ではなく、このフレーバーだけで完結していると言えるのかも。アールグレイが 好きな方は、かなり気に入るのではないでしょうか? 85gカートン:500円。(2001/12/25) |
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| 834 シロッコ (レピシエ) | ||||||||||||||||||||||
ベルガモット着香した紅茶(つまりアールグレイ)と、ミント着香が施された緑茶 のブレンド。シロッコという名前は、アフリカ北西岸の国、モロッコに吹く乾燥し た北東風に由来しています。このブレンドの茶葉はマリアージュでは「カサブラ ンカ(モロッコの都市)」、マリナ・ド・ブルボンでは「ミラージュ(蜃気楼」)と、モ ロッコをイメージしてるお茶が多いですね。 これも、一時期お気に入りだった茶葉です。覚醒効果のあるミントがうまくベル ガモットと結びついている芳香、緑茶の渋みがきいた味、ともにいい感じです。 やや上品な感じのするマリアージュの「カサブランカ」に比べて、どっしりした ボディがあります。アイスティーもマル、大好きです。 100g袋:1000円。(2001/12/01改訂) |
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