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海外特別篇 #31 カフェ・ツァウナー (Cafe Zauner)


海外特別篇の第31回はオーストリアのザルツ・カンマーグート地方の都市、バート・イシュルのケーキ屋、カフェ・コンディトライ・ツァウナーです。
 
カフェ・コンディトライ・ツァウナーは1832年創業。田舎のケーキ屋と侮ることなかれ。バート・イシュルはオーストリア皇帝一家の夏の避暑地として栄え、このツァウナーは、ウィーンのデーメル(→#10)、ゲルストナー(→#12)、ハイナー(→#25)などと同じく、皇室御用達となっています。

お店は、こじんまりとした規模の商店街の中にあります。お店の概観はちょっと田舎っぽいですが、流石にお店のことを知っている観光客が多いのか、お客の出入りはひっきりなしでした。
 
ちょっと雑多な印象のある持ち帰りのスペースを抜け、カフェ・スペースに入ると、中は華やかな雰囲気。ミュージカル「エリザベート」でもお馴染み、当地縁の皇后エリザベート(シシィ)の絵画などが飾られていました。

店内は非常にお客が多く、ほぼ満員でしたが、テーブルとテーブルの間の距離が割とあり、また店員がかなりキビキビと動きまわっているので、人の多さが乱雑さに繋がっておらず、良い感じでした。
 
注文方法は、カフェの手前のショーケースで「イートイン」と言った上で、ケーキを注文すると、そのケーキの番号札をくれるので、それを持って中に入る、という形態。飲み物は中で注文できます。

左は、随分泡立ちの良いメランジェ。水も一緒に出てくるのは、オーストリアの良いところですね。紅茶専門店でないお店では、やはり怖くて紅茶は頼めませんでしたが。
 
注文したケーキその1。上部はキメの細かい、やや甘い生クリーム。真ん中の層はクリかカスタード・クリームと思っていたら、バナナでした。チョコレート・ケーキと見せかけて、実はバナナが主役になってしまっているので、肩透かしを喰らったような気はしましたが(チェコレートとクリームによっては、バナナの風味が抑えられていません)、バナナ自体が甘さ抑え目だったので、全体的には美味しかったです。ただ、チョコレートの風味が十分に生かされてはいなかったので、チョコ目当ての場合はやはり不満が残るかも知れません。
 
注文したケーキその2。やや古臭いお味を予想していたのですが、とんでもありませんでした。上のゼリー部分は口融けがやや固いのですが、一番下の固いタルト地、スポンジ、クリーム、たっぷりのフレッシュ・フルーツ(ブルーベリー、こけもも、イチゴ、ラズベリー)と一緒に食べると、固い・柔らかい・ジューシー・やや口に残るぷるんとしたゼリー、という感じで非常に美味しかったです。2.8ユーロでこのお味は素晴らしいです。甘さ控えめ、バランスも良いケーキでした。
 
ケーキは美味しい、サービスも良い(全体的に良かったですが、自分のテーブルを受け持ってくれた女性はとりわけキビキビ、笑顔も素敵で気持ちよかったです)とのことでかなり好印象です。ミュージカル巡礼の旅とかやってる人じゃないと、バート・イシュルに行く機会自体あまりないかも知れませんが、もしこの街を訪れることがあれば是非。ウィーンの皇室御用達のお店と比べても遜色はありません。
 
 
お店データ
所在地 Pfarrgasse 7, 4820 Bad Ischl, Austria
電話 +43 (06132) 23310-20
営業時間 不明
定休日 不明
アクセス 駅からだとバーンホフ・シュトラッセ(駅通り)を直進、カイザーテルメ、トリンク・ハレを通り過ぎ直進。プファーガッセに入ると商店街になる。右手側に現れる。徒歩10-15分ぐらい。
ウェブサイト http://www.zauner.at/
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Last Update: 2006/07/10


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