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Leaf 


#03 マリアージュ・フレール(Mariage Freres)

 ・ひとこと
フランス・パリで1854年に創業された紅茶のメーカー。日本でもファンが多いブランドですね。この文章の執筆時点(2003年6月)では、パリに3店、そして日本には直営店として東京に6店、さらに横浜、大阪、京都、神戸に各1店舗ずつの計10店あるようです。実は、日本の方が多いんですよね(最近、東京にもう1店舗できたとか?)。

RINのマリアージュに対する個人的な印象としては、以下のような感じでしょうか。

フレーバードティー 価格がやや高いとは思うが、質もそれなりに高い。「茶葉自体」の質がかなり良いので、平均的なコスト・パフォーマンスはレピシエ(→#01)のフレーバードティより高いという印象を受ける。ただ香りの強いものが多いので、100g単位でしか購入できないのは少し辛い。余計に値段が高いと感じる原因でもあるので、50gずつとかお試しパックとかを作ってほしい。
産地・農園もの 全体的に質は良いが、高級なものになればなるほど、質・味の上昇分以上に値段の上昇が激しくなる。そのため、高い茶葉はとても価値に見合わない高値となっているが、あまり高くないものならコスト・パフォーマンスはかなり良いと思う。
スタッフ お茶に関する知識はそれぞれ十分にもっているのかもしれないが、あのよれよれの白衣はなんだかだらしない印象を受けるのでやめてほしい。恰幅の良い方ならまだしも、痩せた方にはもう少し何か別のものを考える必要があるかと。

よく、マリアージュというと高級ブランドというイメージをもっておられる方が多いのですが、個人的には、それは日本で作り上げられたイメージだと思っています。パリのお店に行ってみてその価格・客層を見ていると、そのような高級さは全くなく、普段遣いの気軽なお茶のお店、という印象を持ちました。高級感というものは、日本でその価格によって作り出されている幻想、であるとRINは思っています。


幾つかのお茶について、日本での価格とパリでの価格とを比べてみましょう。

      国内 パリ 価格差
      価格 価格 円換算 (日本/パリ)
T100   キャッスルトン 1st フラッシュ 8000   30.50 3965   2.02
T129 プリンストン 2200 6.50 845 2.60
T324 ラヴァーズ・リープ P 1100 3.90 507 2.17
T307 ペティアガラ OP 1200 3.50 455 2.64
T7000 フレンチ・ブレックファースト・ティー 1800 6.00 780 2.31
T721 1854 1500 4.60 598 2.51
T8001 ロワ・デ・アールグレイ 2500 7.40 962 2.60
T8301 ジャスミン・シュン・フェン 2400 10.00 1300 1.85
T918 マルコポーロ 1600 5.5 715 2.24
T952 テ・ア・オペラ 1900 5.6 728 2.61
  ※「パリでの価格」は単位ユーロ。1ユーロ=130円で計算。
※価格差は少数第3位を四捨五入。全て100g袋の価格。
※価格表は日本(2002年11月付)、パリ(2002年11月末に訪問時)のもの。

以上のように、モノによってその価格差は違うのですが、大体2倍から2.5倍の価格となっています(上の10種類は有名なもの、定番ものなどから適当に選択しています)。

この倍率にして2倍以上、額にして定番フレーバードティーで1000円近い価格差は、一体何によるものでしょうか。たまに、ウェブ上ではこの価格差を「輸送費」として受け取っておられる方もおられますが、輸送費はそんなに高くありません。

小口のクロネコヤマトの国際宅急便で25kgをパリから国内へ送ったとしても(→料金表)、その料金は190ユーロ。1ユーロ=130円のレートを適用すると、紅茶100gあたりの輸送費はこの場合98.8円でしかありません。実際にはもっと大口で輸送するはずなので、恐らく、多くてもこの事例の3分の2以下、100gあたり60円程度の輸送費しか余計にはかかっていないと思われます(船便などを駆使していれば、もっと安くなるでしょう)。

価格差のかなりな部分が、一等地への出店による地代・テナント料、人件費の水準の違い、在庫コストの違いとして吸収されていることは想像に難くないですが、それでも、買う側のRINとしては、何に対してお金を払っているのか、ちょっと微妙な気持ちを覚えてしまいます。

服飾・装飾品などであれば、コストを超えた有形無形の「ブランド」に対する価値、現地と当地における入手可能性の違いによる価値の差違、というものもやはりあるだろうことは理解できるのですが、農産物ではちょっと、というのがRINの最近のスタンスです。フレーバーはともかく、茶園モノなんて、別ロットであれば同じ茶園の同じ時期の茶葉を日本のオンラインショップが安く直輸入してたりする訳ですからね。そう思うと、なかなか日本では購入する意欲の湧かないブランドになってしまいました。

もし数年後にでも、またパリに行くことがあれば買い込んで来たいとは思いますが。
(2003/07/13記)


 ・資料編
 
データ
種別 メーカー/販売店
取り扱い茶葉
通販
電話 0120-33-1854(通信販売)
03-3267-1854(マリアージュ・フレール ジャポン)
ウェブサイト http://www.mariagefreres.com/(仏語)
Tea_r Drops内
関連ページ
マリアージュ・フレール パリ本店(カフェ・メモランダム)

 
「Tea_r Drops」でレポートしている茶葉
茶葉名称 評価(Total) 備考
セイロン・ディンブラ
T-302 ペティアガラ OP1 ★★★★☆☆☆  
セイロン・ラトナピュラ
T-308 ラトナピュラ OP ★★★★★★☆  
小アジア・トルコ
T-482 リゼ BOP ★★★★☆☆☆  
ラテンアメリカ・エクアドル
T-530 アプロアンデス BOP ★★★★★☆☆  
偉大なる伝統
T-721 1854 ★★★★★☆☆  
伝統のフレーバー
T-8005 アールグレイ・フレンチ・ブルー ★★★★★☆☆  
フレーバード・ブレンド
T-908 カサブランカ ★★★☆☆☆☆  
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Last Update: 2003/07/20


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