新星堂 特撮トークイベント 2001.10.27 16:30~17:30

大槻 三柴 司会 お客 の色でお送りします。

新星堂でAgitatorを買った人が抽選で特撮限定イベントにご招待!ということでしたが、私は
タワレコで買ってしまっていたので諦めていました。ところが、オフィシャルBBSで「先着30名様
ご招待!」というお知らせがあり、先着30名に入れるかはわからないけども、いざ、荻窪の新星堂
本社ビルへ!!15:30~整理券を配るということだったので、10分ほど前に行ってみたら、あれれ?
数人しか居ません。みんな「時間前に並ぶな」というお達しを守っていたのか、と思いしばし待機。
暫くして、整理券が配られます。結局集まったのは10人くらいでした・・・。急だったからかしら。

整理券を貰って「16:00にまた来てください」と言われたものの、あと20分くらいだったのでその
まま待っていました。ぞろぞろと抽選で当たった人々が集まり、結構な人数になってきました。抽選
の人から入場なので、先にビルの中に並ばされていました。寂しく整理券組は外で待っていました
が、そのお陰でとてもよいことが!!車のクラクションの音が聞こえてはたとそっちを見ると、車から
オーケンが出てきた!!!林田氏の運転でオーケンが会場入りしてきたのです。うわわわわと思い
オーケンに駆け寄り、手紙を渡してしまいました!うわ~い、やった~。慌てて手紙を鞄から出そうと
して中々出せなくておろおろしていた私をちゃんと待ってくださいました。ありがとうございます。。。

ビルの地下の会場に入ると、椅子が並んでいて、70人は集まっていた模様。奥には床からちょっと
だけ段になってステージが出来ていました。整理券組は立って後ろで見ていたのですが、それほど
人数も増えないということで椅子が出されました。座ってゆったり見れます。スタッフの方が「トイレ
行きたい人他にいませんか?我慢していて大変なことになったらいけませんので」などとおかしな
ことを言って、注意事項など説明。この方は徳間ジャパンの人でした。三橋氏の後継者か?
ヨギナクサレPVを上映、「盛り上がってきましたか?大丈夫ですか?」などと心配そうな様子。
「空調入れると寒くなるので今切っていますが、暑くなったらハンカチで汗を拭いてみせてください。
それを合図に空調いれますので」(笑)
それから司会の柏原ミユキさんを紹介。DJ&ザッピイ等に書いているライターさんだそうです。
「大きな拍手でお迎えください、特撮の大槻ケンヂさんと三柴理さんです~」(パチパチ)
オーケンは鯉のシャツに黒の寅壱ズボン。黒(?)のベレー帽です。エディは黒系スーツでキメています。
「こんにちは」
「こんばんは!」「昔書道をやっていた時があって、発表会でここ来たことあるような。
そんなわけないか」
「いや、あるんじゃないの?ここに来たの?」「わかんない、こんなとこだったかなぁ」
「これから楽しい楽しいトークを展開していきたいと思いますが」「そうですか?」(笑)「こういうの俺
あんまり盛り上がったことないの」
「そうですか。今日は前例のないくらい、よろしくお願いします。
今日はAgitatorを買っていただいた人が来てくださってるんですよ」
「新星堂さんで買ったのね。
俺んちの近所に新星堂があったなぁ~」
「あぁ!・・・なくなっちゃったの」(笑)「今牛丼太郎になってる。
俺初めてKISSを買ったなぁ。小椋桂も買ったなぁ」
「思い出深い」「うん。あれですよ、なんとかメガ
とかUKどうしたとか、ダメですよ!CDは新星堂ですよ」
(パチパチ)

「アルバムが9月27日に発売されましたが、どんな感じなんですか?」「激しい・・・でもいろいろ謎の
多いアルバムです。例えば歌詞カードと歌ってる歌詞が違ったり」
「それはありなんですか?」「いや、
なしでしょう」
(笑)「とかね、早とちりな人が聞くとボーナストラックが入ってないと抗議の手紙送ったり
するアルバムなんです」
「いろいろ問題を引き起こしている」「いやそれは!」「問題多かったね」
「NightLightは誰が作ったか書いてないの」「そうなの?」「弾いてるのは俺。作ったのは謎」「その
ピアノの曲が入ることで何か意図があったとか」
「今回のアルバムはいろんな要素がありますね。
うさぎって曲は80年代の歌謡曲、ああいうテイストをわざとやっているんですよ。我々の中ではギャグの
曲だったんですが、意外に「感動しました」とかお手紙を頂いて」
「いい曲だよね。初めて単音なシンセを
弾いたね。ポップなね」
「三柴さんが今回初めてやったということは?」「プロデューサーのナッキ-が
いろいろ言ってくるんで、今までやったことないプレイが多かったですね。トロンボーンとか、あんな
マヌケなフレーズ弾いたことないです」
(笑)「皆さん要チェックで」「揉み毬はポリスみたく、音楽的には
遊んで、歌詞は重々しいですけど」
「悪魔巣取金愚は?」「坂崎幸之助さんのラジオで初めて聴いて、
ヘンな言い方だけど俺が作ったみたい詩だと、すごく好きになってカバーしました」

「今回のアルバムはいろいろ大変で。アメリカのテロがあって、過激な要素があるとラジオとか自主
規制で。でもどっかからクレームが来たとかじゃないの。クレームが来たらやだなぁという腰抜けが
規制してるの。名古屋でもヨギナクサレの開戦という言葉があって、かけないでくれって言われて俺
ぷんぷん怒って、でもかけたら全然何もなくて。悪魔巣取金愚は非常に挑戦的で、是非イスラム原理
主義の気持ちになって聞いて欲しい。アメリカの立場より話としては面白いからね。歌詞を書く身分と
しては、少年兵の気持ちとか、そういうのを書きたいなぁ」
「歌詞に」「分からないように書きます。でも
こういうこと歌ってんじゃないかな、と思うように」
「ということです、三柴さん」「今回やばかったんです。
アーティスト写真、サウジアラビアの衣装にしようと思ってた。テロとか起こる前ね!何かかっこいい
のないかと思って海外旅行して空港で待たされてた時、そういう白いのを着て、グラサンかけてM16
を持った人が2人くらい立ってるの。各地にあるわけ。あれで行こう!と思ったけどないわけ。結局
あれは中野ブロードウェイで買ったアフリカのなんだけど、襟がすごく長くて頭にかぶってるの。でも
よかったなぁと思って。ポスターも貼れませんって言われてまた大槻ご立腹」
(笑)「そういうの書こうと
思ってんの。何がってバカじゃないかと思うことがあって、たまたまテロに関わる言葉とかがあって
プロモーションとかかけられないとか言って、自主規制しますよということを新聞とかに載せてプロモ
ーションしてる、一番悪いよ、そういうの。次のアルバムに書こうと思うのですが、作る頃には気が
変わってしまうかもしれないので、分かりません。」

「今回のアルバムは面白い単語があって、それはライブで言ったら盛り上がったとかですか?何か
お気に入りのフレーズとかあるんですか?」
「え?例えば?」「ゴスロリとか」「あぁ。ゴスロリはゴシック
ロリータのことで、あれはキャディーさんの格好ですね。ものもらいのキャディーさん」
(笑)「ほっかむり
してんの(笑)」
「ゴスロリの曲の中で、殺人者側は数で有利ってあって、普通に考えると数で有利なの
は被害者では?というのがかなり指摘されているんですよ。これは意図的なもので、明らかにこれは
おかしいというのを歌詞に入れて、聴く人をかき回すというのをやりたいんですよ。議論みたいのが
起こったらいいなと、ひっかけクイズみたいのにしています」

「全国ツアー真っ最中。前半戦を終了して、なにか」「こないだ仙台で、僕夜中にコンビニエンスストア
に行って、ホテルに帰ってきてエレベータで、従業員が怒ってる。なんだろうと思ってその人と同じ
階で降りたの。「お客さん~困りますよ!」って言われて、何かと思ったら、裸の人々とかパンツ一枚
の人とかが廊下で騒いでいて、一人はまっぱなんですよ。「まったく、なんだよ迷惑だな」と思ったら
特撮だったの」
(笑)「大変だったの」「僕関係ないですよってフリして」「そこで何があったかはここでお
聞きしても」
「長い一夜だったね」「別に言っても」「どこから、まぁメンバーとは言わないまでも、某人
が悪酔いして」
「ライブ中から飲んでて、終わっても体から酒の臭い発散させて」「帰り完全に酔っ払っ
てたね」
「いろいろあって、マネージャーとかが介抱して、ホテルの廊下が凄いうるさいんですよ、一人で
部屋でプロレス見てたら。「うわっ!どぅわ!」とかいって、それで隣が大槻の部屋でこれはまずいなぁ
と思って、俺は次の日の服の用意とかしてもう鞄のチャック閉めて、それでまっぱだったんですよ。
でもこれは注意しないと!と思って、ドアから上半身だけ出して「ちょっと!うるさいよ!」って言ったん
ですよ。そしたらみんな「あはは!!」って笑ったんで、ちょっとウケて嬉しかったんで、ここ
(どことは
いいませんが)
に「DoNotDisturb」ってはさんで「うるさいよ!」って出てって「大槻寝てるんだから
静かにしろ!」って出て行ったところに大槻が帰ってきて」
(笑)「びっくりしましたよ」「10代20代なら」
「うち結構メンバーが子供なんですよ。ライブハウスで、だって追っかけっことかしてるんだよ?エディ
とありまっちゃんが「うわ~」とか言って」
(笑)「四角いテーブル囲んで追っかけっこ」「原因がありまっ
ちゃんが俺の肩ぺーんって、そしたら俺もわ~って、二人とも結構でかいから「ドドドド!」って。すげー
うるさい」
「ライブ以外の出来事が楽しいって感じですかね?」「ふとライブ中にだっちゅーのが流行った
のが俺的には面白い、あと北海道でね、あ、これ明日のMCに取っておこう」
「俺はライブでベルトが
プラスチックで止まるやつで出た時に、「ファイトファイト!」って立ち上がるときに「バーン!」って
ベルトが壊れて、ズボンがすーっと落ちて、マネージャーにずっと持ってもらってて」
「ガムテで補強
したね」
「じゃあ是非ベルトは二本用意して」「吊りズボンにすればいいってことですね」

「ツアー後半戦への意気込みは」「2Daysがあるので曲を変えていこうかと。」「ゲストがあるとか」
「XYZ→Aってヘビメタなバンドが。筋肉少女帯の曲をやってるんですよね。頼んでやってもらおうかな。
イワンのばかとか。結構コミカルなのを選んでますね。筋肉少女帯はシリアスなのもあったから、何故
それを選ぶか?それ言ったら橘高もなんで日本の米やるかって言うか」
(笑)

「メンバーの中で俺だけがもっと女性連れて来いという運動をしていて。みんなは「男いいじゃない」って」
「いや?」「嫌じゃないけど、ほら、俺は元がアイドルだから」(笑)「B-Tか俺かって。歴史は捏造でき
ますからね」
「そうですね」「そうですねって言うな!」(笑)

「ザ蟹がアルバムを出したということで、中に筋肉少女帯の曲が」「夜歩くですね」「この曲を選んだのは」
「弾きたかったんでしょうね」「ザ蟹は大人な感じですね」「あ、聴かれました?とても裸で走り回ってる
ようには」
(笑)

「アルバムには、ライブでヒントを得て、というか、ライブで面白い人がいて、というようなことは」「ははは、
面白い人がいて、そういう経験ってないな。でもツアー中に曲作ることありますよ。ヘビメタの人とかは
ツアー中のドンちゃん騒ぎとか、寂しい感じとかを曲にすることが多いと思います。ボンジョビとかもね。
特撮もなんか、「ホテルでまっぱ」とか」
(笑)「デス市長みたくなっちゃうじゃん」「次回のなんか、決まり
ましたね」
(笑)

質問コーナー
「みんな緊張しちゃって言えないだろうから。目をつぶって手を挙げて」(笑)
「デス市長の録音のこと聞きたいですけど、いっぱい笑っている人がいたりとか、どういう状況だったん
ですか?」
「あの日はエディが早く帰りたかったんだよね」「帰り支度して、帰ろうと思ったら」「ナッキ-が
録るって言い出して、その時日本の米をボーナストラックにしようと思ってたから、デス市長は電車に
持っていこうと思ってたから、「いいよ、録っても入れないよ!」」
「「もう帰る!」って。「ノブくんやるの~」
とかずっと言ってたよね」
「あまりにかわいそうなんで、やって、ああいう感じになって。パートは、あ、
12月に特撮祭りみたいのをやるんですよ」
「やるの?」「その時にデス市長が来るらしいんだよ」(おぉ!)
「来るらしいんだけど、多分俺が二役やるんだけど」(笑)
「他にないですか~?」「インターネットでやってる暇あったらこうダイレクトに言ってみなよ」
「三冠戦(?)ってやるじゃないですか、どっち勝つと思います?」「俺最近プロレスわかんなくて。誰と誰?」
「武藤と蝶野」「はっきりいって興味ない。なんも面白くない。新日スタイルというか。まぁ今ここに長州とか
来たら「ファンです!」って言うけど」
(笑)
「Agitatorのイラストは京極夏彦さんの本と同じですが、何か関係はあるのですか?」
「はい。京極夏彦
さんとは以前あったことがあって、京極さんと綾辻さんと筋肉少女帯の歌をカラオケで歌ったりとかして。
それで、徳間に言ったら京極さんのルーガルーが置いてあって、その表紙があまりに素敵なので、お願い
して」
「別に特撮を知らない人がレコード屋で見て「これは!」という風に、掴もうというのはなかったんです
か?」
「当初はなかったけど、それで何人か掴めたみたいよ。ジャケ買いは重要だよ。」
「最後にお一人」「ブースカのぬいぐるみは何体持っていますか?」「ライブで使うブースカのぬいぐるみは
9体います。一部屋占領されています。あれはバンダイのブースカで、いのくまのブースカというのがサイズ
違いで。ブースカ全部で15体くらいいるかなぁ。旅用ブースカとかいろいろいるよ」
「はい、楽しい楽しいトークショーでしたが、お一人ずつ、メッセージを」「Agitatorお買い求めということで、
ザ蟹をひとつよろしく。寝る前に最適です。夜歩くで目覚めないようにすれば、よく寝れるという。一つよろしく
お願いします」
(パチパチ)「客電が消えたらキャーをよろしくお願いします。男性のお客さんは女性を連れて
来ること。あと、モッシュとかダイブとかどうですか」
「どうですかって。やって欲しいの?」「やって欲しいの。
でもあんま経験ないから、男が人の上に乗って近づいてきて「カーッ」って顔してるから、俺も「ワ-!
」って」
「そこまでサービスしなくても。普通に歌ってれば」「気になっちゃってさ。でもお客さんも慣れてないから、
飛んでくる人避けたりしないように。乗る人いたら、うまいこと押さえてあげたりとか。俺もやってみようかな」
「やめなよ、危ないよ、大槻からだでかいんだから。よけはしないだろうけど、引っ張られて落ちちゃって、
もう戻って来れないよ」
「お客さんの上を歩くバンドあるんだって。持ってくれるの」「それやりたいね!」「爆風
スランプは、お客さんの上を板乗せてその上にサンプラザ中野さんは歩いて向こうまで」
「それは事前に
用意してるんでしょ?歩いちゃうってのは凄いね。」
「フレディマーキュリーみたくこういうのやりたいね」
(うつぶせに乗るようなやつ?)
「やってみようか。多分「どーん」て落ちて終わりだと思うよ。俺人を殺し
かねないからね。圧死させかねない。やばいやばい」
「あと物販買ってくださいよ」「はい、ということで」
「最後の最後「物販買ってください」で終わるのもどうかと」「はい、それではも一度お二人に大きな拍手を!」

以上
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