のほほん学校29時間目 2001.7.12

大槻 その他 お客様  の色でお送りします。

18時くらいに公園に行ってみたらば、待っている人が少なくてびっくり!いるのは、当日券組と見える
男性陣だけで、「今日はのほ学の日でいいんだよね?!」と思いつつ待っていました。この男性陣
の正体はのちに明らかになります。

さて、入場してスクリーンではなにやら特撮ものが上映。その後、merodix!を放映。なんか、
見てるのが照れくさかったのは私だけでしょうか??
オーケン登場。
「元気ですか?!」
「元気でーす」「あのねぇ、そんな盛り上げるような(笑)」(笑)
「夏のねぇ、お盆のさなかに、ひきこもりが集まって、あの!今日はどこで情報を仕入れたのか、
男が多いね。しかももてなそうな感じのね!」
(笑)「あのねぇ、もてない男ってのはねぇ、本当に
運命が分かれるんだよ。
もてないやつは永遠にもてない!!(笑)「うお-!」(男性)
「もてないやつがもてる方法を教えてやろうか?」「聞きたい!」「聞きたい(笑)え~私ずっともてない
人に支持されて(笑)こないだ新宿LOFTでライブやったんですよ。そしたらテクノバンドの人いっぱい
来てね、こうもてない人が10人くらい「大槻さ~ん、僕大槻さんのラジオ聞いたからこんななったんです
よぉ~」「そうかぁ、お前らもてなそうだなぁ」「はい、もてないんですよぉ!」もてないな。」
「もてないやつが、ちょっとでも女の子と知り合いになるには、
コミケに行け!いや違う」(笑)
「ま、コミケに行くのも一つの手ですけど、あのね、もてない男が、こっちばっかり見ちゃう(笑)」(笑)
「もてない男が本当にもてる方法があってね、何かと問うならば」「問うならば~」「それはね!
どんなことでもいいからメディアに出ること。ほんっとにそうなの。どんっっなことでもいいから。
だから、すごいアイドルとかと付き合いたいっていうのだったらそれなりのステージが必要だよ。
まぁ、そこら辺の、いけてない、ギャルって言葉今使うんですか?そういう女の子と会いたい、お話が
したいというならば、そういう場合はそれないでいい。わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ」
(笑)
「とにかくどれだけ名前をあげるかだね。例えばテレビの大食い競争とかでちょっとだけテレビに出た
だけでほんとに多少は女の子声掛けてくる。それはなぜかと言うと、ね、女性というのはちょっとでも
スポットライトを浴びてるやつに弱い。キダタローだってもててるよ。」
(笑)「お前らよりはキダタローの
方がもててるよ。そんなこと(笑)わかりませんけども。そんなこといってさぁ、メディアにどうやって出て
いいかわからないぜ、っていう場合に一番簡単なのはね、犯罪を起こすことなんだね。」
(笑)
「人ひとり殺しなさい?とりあえずテレビに顔と名前が出るから。しかし人殺しじゃもてないだろという、
昔シドビシャスという人が彼女を殺して、心身喪失状態で出てきたんだ、そうしたらもうバンドの時以上に
追っかけのコが集まったっていうからね、とかいってこれでほんとに、やるなよ?で、江戸川乱歩って
作家がいてね、乱歩ってのは結局この世でいいことがなんにもなくて、でもなんとかこの世の中で
認められたい。この世と自分を結ぶ手段が殺人しかなかったって人の話を描いてる。宅間容疑者とか
古くは宮崎勤とかもそうだろうか。宮崎勤で「おぉ」って言うなよお前。それはどうかと(笑)」
「元気ですかみなさん、ここでメモを取り出して、昨日の感想。昨日はいろんなとこでいろんな素晴らしい
ことがあったんですけど、マーシーこと田代まさしさんが来て下さって、ミケランジェロのような絵を見せて
くださって、そのあと岡田トシオさん、そのあと歌を歌って、たなかひろあき君という人がギターを弾いて
くれたんですが、昨日の一番のピークはたなかくんの挙動不審だと思うな。」
(笑)「昨日来なかった人
わかんないと思うけど、なんかちょっと、それはまぁいいでしょう。はい!あのですね、ここに貼ってあります
STACY!」
(ほんと、ステージにポスターやらフライヤーやらがいっぱい貼ってありました)
「8月18日から公開されますので是非見に行ってください。このあいだタカダフミオさんのラジオに出て、
STACYの話したらBOX東中野っていったらめちゃくちゃウケてしまって、「あそこかぁ~」って。
いろんな意味で。骨法道場の隣ですね。はい、そんなとこなんですけどね。僕特撮というバンドやってて、
ライブ来た事ある人、まだない人。」
「はぁ~い」(男性陣)「なんだよお前ら。」(笑)
発散しろよ!!(笑)「あのねぇ、もてないやつは、決め付けてますけど、もてないやつは
バンドやれ!!ほんとに。「でも俺楽器できないっすよ」バカやろう!
楽器なんつーのは
後でいいんだ!ボーカルやれ!!
(パチパチ)「ボーカルもできないやつはテクノ
やれ。なんとなくいて、こう。」
(笑)「全部打ち込みでごまかせ。そうか俺はだいたい、男子連中が何を
楽しみにしてきたか読めてきたぞ。どっから情報が伝わったんだろうか。そうかOK分かった。ならば!
そういう人たちのために、大槻ケンヂ35歳、16歳の夏、何をしていたかと問うならば、毎日ピンク映画を
見てました。今でも忘れない。練馬にね、練馬劇場だったかな、忘れないっつって忘れてる(笑)映画館が
あって、とにかく映画見たくて、最初に見たのが「痴漢透明人間」ま、そののちリメイクされましたが、
いや違う。インビジブルの元ネタだね(笑)2本目が洋ピンね。3本目が「悶絶暴行魔」でもうポコチン
爆発するかと思って、慌てて中野のヒカリ座で4本立て見たんだよな。「バックが大好き」って映画でね
「僕だって大好きですよ!」とか思いながらで、もううわ~ってなって、結局もう一回バックがを見たんだ
よね。」
(笑)「その時ミノルタのSRT-SUPERってカメラ持ってて、それに125mmのレンズを
テレコンバータで200mmにして、池袋のサンシャイン広場に岩崎宏美の写真撮りに行った(笑)
いや~、いろんなことがありました。今日出がけに新日本プロレスやってて、あれ、優勝までやったの?
誰優勝したの?」
「乙葉!」「・・・誰?中田?武藤?おい~、意見まとめろよ!」
「はい、カラオケで1曲歌わせてください。まず、筋肉少女帯で、踊る(笑)」
「キャー!」「踊る、ダメ人間。
え~、少年の時どんなにもてなくてもこういう小さな世界の小さなカリスマになって、嬉しいこともあるよ?」
踊るダメ人間。カラオケ。嬉しかったなぁ、久々に「パパパヤ~」ってやったなぁ(笑)
「はいありがとう。昨日GLAYというバンドが、8万人集めたライブをしたそうなんですけれども。恋に
恋して恋焦がれとか歌ったんでしょうね。でもね?僕はGLAYよりも気分がいいんじゃないですか?」
(パチパチ)「小さな世界の小さなカリスマ、あぁ~気分がいい~(笑)へへへ・・・熱い拍手をいただい
ちゃったなぁ。ダメ人間という言葉の発案者は誰だか知ってますか?・・・ME。そうですね、最近
ダメ人間って言葉一般的になってきてね、このあいだBS漫画夜話に出て、そのことを言ったんですよ。
ちゅどーん、っていう言葉の発案者はできんボーイを書いた人って話になって、それを言うならダメ人間
の発案者は俺だぜ。そしたら江口寿史さんが「それを言うならかわいこぶりっこを考えたの僕ですよ!」」
(笑)「意地を、見せ合ったね、気持ちとしては分かる。え~ゾンビという言葉は昔から言葉としてはある
んですね。ハイチの方でいまでもあるって言われてるからね。ゾンビってのはいろんな人をゾンビにして
しまうんだけど、ハイチのゾンビは実は精神障害者で、親戚にいる人を勝手に家で働かせていたという、
説もあるんだけど、ある学者がゾンビパウダーって人を仮死状態にして、あのふぐの毒を使ってるって
言ってたんだけど,この間ト学会の本を読んでたらふぐの毒じゃないだろうって。結局イカレちゃった人を
ゾンビとして奴隷のように働かせてるのが現状と言われてるんですけど。今から6.7年前に僕は
ゾンビ、これが少女ばっかりだったら美しいだろうなと思って。だってさ、おやじのゾンビばっかりみたく
ないよ、やじゃない。岸辺シローのゾンビとか、見たくない。」
(笑)「岸辺一徳もやじゃん。ビーチボーイズ
の人のゾンビとか。えー美しい15歳から17歳の少女だけが、ゾンビになったらどうかなと思って、それで
ステーシーという小説を書いて、そのステーシーが映画になりました。予告編があるので一緒に見ましょう。」
「これで猿の惑星とかが出ると爆笑なんですけど、そんなことはありませんね。」
ここで、「8月18日ロードショー」とかが出てる。「これ、終わったとこじゃない?そうでしょ?」(笑)

「はい、骨法道場の隣でやっている。というわけで、STACYの監督をお呼びしました。友松直行監督
です。」
おぉ、監督意外にお若くてびっくり。
「あの~、ステーシー映画になって、僕まだ見てないんですけど。いやなんかね、恥ずかしくてどうも。
キネ旬で何位かになって評価を得た映画。ピンク映画。」
「コギャル食い」「大阪テレクラ編」「見た人
いる?いない。」
「俺、ね、いろいろ事情あって半分しか見てないんですが、あれ狂ってますわ。すごい。
気が狂ってる。まぁ、人殺しの映画ですね。」
「テレクラで知り合った子の愚痴を聞いて腹立ったやつ
の話を聞いてそいつを殺しに行く。」
「それでぇ、監督さ、15歳の夏とかにうわ~ピンク映画見てみてぇ
って言って初めて見に行った人が、「コギャル食い」もう一生のトラウマだと思う。」
「でしょうねぇ。あの
何館かで上映中止になってる。」
「え?ホント?かっこいい~。やっぱり!」「こんなのかけれるかって
映画館から。返却されてきたっていう。」
「こんなのかけれるか(笑)」「風呂場で女の子のお腹切って、
そこまで見ました?」
「女の子が口からコールスローサラダ見たいのをゲーって吐くとこまで。あれ
何なの?ほんとは」
「プリンをほぐして、そこにパスタを手でぐちゃぐちゃしたのを入れて、のりたま
を入れて、未消化物を表現しようと、それをコップに入れて「さぁ含め!」」
「えぇ~」「女優さん嫌がった
でしょ?」
「いや、結構おいしいねって。」「STACYでも女の子たちにそういう酷いこと」「はい。とりあえず
僕は女の子がゲロ吐くってシチュエーションが大好きで。」
「ゲロ好き!」「今度吐く時は俺にかけて
くれ!くらいに。」
「俺ね、最近の映画に一言言いたいのは、映画にゲロシーンが増えた。こないだ
チアーズってのにあって。昔なかったでしょ。ブリキの太鼓って見ました?あれでげーって吐くシーンが
あって、うひゃ~って思ったんだけど。ゲロ好き。」
「ファーストキスがゲロだったんですよ。」「え~」
「お酒飲んだ女の子を介抱して、これキスしても大丈夫かなってしたら、口移しにゲロを。」「うわ~」
「え?どっちから?」「女の子から」「はぁ~テレグラムゲロ。」「それ以来キスはゲロだろ、って。」
「何でもトラウマのせいにするのはね(笑)いや~あの、STACYの女の子たち、主演の加藤夏希ちゃん
とかも酷い目にあったんですかね?」
「いや~どうでしょう。メイクは大変そうでしたけどね。」
「そこらへんのことを、ご本人に聞いてみましょう。主演の加藤夏希ちゃんです!」

アザナエルがかかるなか、夏希ちゃん登場。ピンクと青のデニムベスト&スカートで、かわいいですねぇ。
「みなさんこんばんはー。」「こんばんはー!」(えっと)「加藤夏希ちゃんです。」「いえー!」
うるさいんだよお前ら!(笑)「落ち着けよ!」「ちょうどゲロの話で盛り上がってましたね」
「夏希ちゃんおいくつで?」「16になりましたね」「か~っ!俺24なんすよ!」(笑)「あれ?監督の
1こ上ですよね?」
「俺23だから。」(笑)「そうよ?なにいってんの?そんなかわんないね。16歳って
どんなこと考えてるの?」
「あの!昨日学校で初めてコックリさんをやりました!」「あっ!まずいんだよ」
「でもやり方がわかんなくて、友達にあぶらあげがないと来ないんだよって言う話になって、NHKの
3人トリオじゃなくて」
「何人トリオっていたけどね(笑)」「ずっこけ3人組ってのでやってて、それで出るんだ
よ!っていって、誰もそのせりふ覚えてなくて。結局できなくて、怖い話ツアーじゃなくて」
「ツアーって
旅してねぇよ!」
「怖い話で盛り上がって、なんとそれが夢に出るって話で。2時に必ず眠くなるって
話で私話されたんですよ。」
「ちょっと待て、怖い話で2時に必ず眠くなるってどこが怖いの?」「あの~
ざらっと言いますと、」
「ざらっと言って」「かけおちしたカップルがいて、2人で電車に飛び込もうって
せーので飛ぶよって言って飛んだのが女の人だけだったんですよ。女の人は男性をすごく愛してた
んですけど」
「それはね、俺とか監督とかそういうタイプですよね。」「はいー。男性はそこまで愛してなか
ったということで。そこで女性は恨みまして、この話をした瞬間に、女の人が夢に出てきて5つのことを
やらないといけないんですよ。あ、5つの夢を選ぶんですよ。自分がベランダに立ってて、はしごを出して
女性が這い上がってくるのをじーっと見て助けてあげないといけない。それを目線をそれしたり手を
話したりすると本人は怪我したり、とかいうのがあって。2つ目が、私選んだやつなんですけど、
電車で座ってたら隣に人がいて、電車に轢かれた姿なんですよ。」
「っていうか、夏希ちゃんずっと
ネタ考えてたの?」
「違いますよ!!そういうことがあって、ちょっとスピードアップしますね。昨日私
かなり眠くて、ゲームのやりすぎで、」
「何やってたのちなみに?」「牧場物語」「PS2持ってるんだ」
「女性の方特にはまりますよ。うちの母親もはまって。で9時に寝ちゃって、その場で」「君早いよ!
16歳で9時に寝るなよ。」
「まぁ、で夢の中でほんとに出たんですよ。女の人が。私2番選んで隣に
女の人が、でも1人のはずがきれいな足の人が両方にいるんですよ。あれ、おかしいぞって。でも
これ夢だって気づかないじゃないですか。私気づいたんですよ。やばいぞこれは!って。この人
どうしても助けなきゃって、でも女性2人担げないじゃないですか。顔見たら絶対怖いし、怖い顔も
しちゃだめだからどうしようって。で今度は駅員さんが歩いてくるんですよ。で、4番目に洗面器に
女性の顔が浮かんだら掬い上げて体に戻すっていう作業をしないといけないんですけど、何で
洗面器が出るの?私選んだの2番なのに?!って思いながら駅員さんが「取れ!」って怒られて
「はい、すいません」って取ったんですよ。そしたら顔がおやじの顔で、どっかで見たなと思ったら、
あの前の日に乗った電車の駅員さんの顔だったんですよ。その駅員さん見ると首がないんですよ。
あぁ!怖いなぁと思って首に戻したところで夢が覚めたんですよ。」
「っていうか、あの夏希ちゃん全然
わかんない!」
「あれ?でも最後にその女性の喜ぶ言葉ってのがあって、「そうぶんぜ」って言えば
喜ぶって。」
「え?どういう意味?」「逆から読むと「全部嘘」」「あぁ~、笑うとこだよ!!
「昨日はほんと怖くてぼろぼろ泣いてたんですよ。」「夏希ちゃん16って高校」「1年生です。」
「監督、16のころ何やってました?」「北タナベの映画館でピンク映画を」「やっぱりさ(笑)」夏希ちゃん
男は16でピンク映画なんだよ。」
「でも俺らの時代最後でしょ。もうAVになっちゃうから。」「じゃあ
うちのお父さんも見てたんですかね?」
「なんちゅうリアクションだ君!お父さんおいくつ?」
「46ですね」「カー--。俺24歳。」「35って言ってませんでした?」「24!」「23」「早く大人になり
たいですよね。34,5とか憧れますよね。」
「そのころ自分が何やってるかとか。」「きっと今みたいに(笑)
だらだら生きてないですよね。2時に寝て、6時に起きたりしないですよね。」
「でも監督!すごい寝て
ましたよね。実は今起きたとか。」
「おはようございます。」「でも昨日のお昼から寝てて」「じゃなくて
今日の昼から」
「そうなんですか?!あ、お昼寝。へぇ~。」「16歳いいなぁ~。夏休み?」「はい」
「か~~、16の夏休み。課題とかあるんですか?」「ありますね。7月29日に総選挙が行われた
じゃないですか。それについて原稿3,4枚書かないと。」
「え?総選挙について?こないだの
参院選?あ、それは、自由連合の政見放送が笑えました。いきなりふくろう博士が出てきて、やる気に
させます!というもので私はやる気がなくなりました。」
「そうなんですか?それ書きます」
「その後女子プロレスラーの堀田ゆみが、
あまつさえ、あいつが出てきた、ドクター中松が、選挙なのにも拘わらず、FDを作ったドクター中松
ですと自分の宣伝をしていきました。ああいうのはよくないです。と書いたら、89点ですよ。」
「あのまだタイトルしか決めてないんですよ。」「タイトル決まった!」「はい、あの、7月29日について。」
「そのまんまやない。夏希ちゃんはSTACYの主演ということなんですけど、映画の始まりというのは
いつからなんですか?」
「公開ですか?」「いやきっかけというか」「きっかけは丁度1年位前、企画を
持ち込んでて、最初はスプラッタやくざモノだったんですよ。やくざが扱ってるスナップビデオがある
んですけど、いっぱい人殺してて、でもいつも同じ女優じゃんって、実はクローンいっぱい作ってたって。
そういうのを」
「いいっすなぁ,狂ってるね」「でもこの企画通らなくて、監督、これ狂ってるからダメだよ
って。」
「あはははは!」「どうしてもダメならって、もうちょっと仕切りなおして話し合おうよって、次の
日駅の売店でステーシーが売ってたんですよ。文庫版で。これだ!これも狂ってんじゃん!」
(笑)
「って持っていったらプロデューサーがいたく気に入って、これは僕も読んでました!って。そっからは
結構トントン拍子。」
「ほんとに、僕もあの昔グミチョコレートパインって小説書いて、」「見ましたよ」
「漫画版の方ね。いいっしょあれ。夏希ちゃん美加子やってよ。」「こないだ対談の時に「美加子と
詠子どっちが好きか!」って言ったらまんまとフラれましたね。美加子が好き。ちょっとショックでした。」
「そうね。ステーシーの詠子と、グミチョコの美加子。グミチョコも映画の話があったの。これね、今だから
言いましょう。今度、ここら辺はネットとかに書かないでね。内緒情報。櫻の園って映画の監督いた
じゃないですか、あの人で、脚本が男のシンクロナイズドスイミングの映画の矢口さんって話が
あったの。」
「それはすごい」「俺主人公の大橋賢三役は、武田真治にしてくれってずっと言ってたの。」
「で第1項まで言ってたんだけど流れちゃって、いろいろあってステーシーの話があってこれもまた
潰れるのかと思ったら意外にトントン拍子だったね。夏希ちゃんにはいつ話が来たんですか?」
「えーと
年明けですね。マネージャさんに「ゾンビのオーディションあるけどどうする?」って「あ、はいやります」
って終わりましたけど。」
「エコエコアザラクはもうやってたんですか?」「終わってましたね。」「そうそう
このコどうだって渡されたのがエコエコのビデオだったから、できたばっかりでまだ。」
「そうねぇ。エコエコって初代は」「吉野公佳さん」「次が佐伯日菜子ちゃんで、夏希ちゃんか。か~。」
「STACYに実は佐伯さん出てます。」「日菜ちゃんともだちなのよ。」「そうなんですか?ちょうどエコエコの
撮影の1年前にいっしょにイベントやってたんですよ。詳しくこうゴボウ線の書き方とか教えてもらって。」
「2代目から3代目へ継承され」「でもその時全然魔女の話なんて来てなくて、その後1年くらいして
マネージャさんに「魔女の話あるけどどうする?」って」
「ゾンビだ魔女だってねぇ」「今回ゾンビメイク
したんですよ!アタシショックだったんですよ。公園で撮影して、確かに私もうかれてロビーナとか
やってて、子供にはちょっといい顔あるのかなって、ヒロインぶってて、子供たちが公園で遊んでた時に
出てったんですよ。嫌われましたねその場で。女の子泣き出しちゃって。」
「撮影では血みどろメイクで
みんなでご飯食べたりとかしたんでしょ。夏希ちゃんに聞いたけどご飯が出ないときがあったって。」
「それはないと思うんですけど。」「どうだったんでしょうね。マネージャさんがよくご存知。」
「実際今さぁ、映画の現場って大変なんでしょ、監督。」「いやぁ、大変ですね。資金的なことを初め
いつもいつも大変で。」
「ロックの現場も大変で、僕筋肉少女帯ってバンドやってて、筋少が結構売れて
る時でさえ、打ち上げはツアー中2回だけにしてくれって。」
(笑)「うちの1回を俺の居ないときにやりやが
って、それで解散しましたからね。」
(笑)「僕が21歳の時ですね。」(笑)「3年前ですか?」「そうだよぉ。
3年前、若くてやんなっちゃうよぉ。16歳かぁ~~。いや僕は24歳だけど、16歳から見た36歳とかっ
てどう?」
(笑)「どんな感じですかねぇ。でも、そんな20代の方と変わらないですね。」「何か気使ってる?」
「そんな変わんないですよ。でも40歳になると父親目線で見てしまう。」「がぁ~ん!父親・・・。16歳とか
ってどんな映画見るの?」
「カルメンとか見ますね。私大好きなんですよ。ちょっとコアなんですけど。」
「何かアニメ好きなんでしょ?」「はい。つい最近DVDでブラッドって見ましたね。」「工藤ユキさん」
「はい。どうしてあんな低い声がでるのか不思議で。工藤さん自体可愛い声じゃないですか。ちょっと
かっこいい声出すんです。」
「フランク永井って知ってる?」(笑)「有楽町で~会いましょう~♪首つっちゃ
ってさ。いろんなことがあったんですが。夏希ちゃん16歳で、学校でアクション部に入ってて。」
「はい。」
「監督、アクション部なんて俺らの時」「なかったですねぇ。」「部活何かやってました?」「僕は漫研でした
ねぇ」
(笑)「イタイなぁ。ガンダム世代でしょ?」「そうですね。あとゲンマ大戦。あとはダイコンフィルムですよ
ね。」
「昨日岡田としおさんが」「ゼネプロですね。」「オタクですね。」「はい(笑)」「夏希ちゃんは16歳の
夏、遊びたい時じゃないですか。」
「そうですねぇ。学校行って遊んでますね。今舞台の練習をしていて」
「何やるの?」「ただ学校内で披露する舞台なんですよ。」「そういうの出るの?学芸会みたい。俺ワニの
役やりましたよ。」
(笑)「でも私、幽霊の役なんですよ。」「もう魔女でゾンビで幽霊かい。」「幽霊の役で、
もう死んでる設定なんですよ。」
「こないだ対談したした時に流行ってると言っていた宮迫ですは?」
「あぁ~。まだやってますよ、みやさこですっ、て。」「16歳って今どんな人が話題なんですか?やっぱ
大槻ケンヂとか特撮とかってみんなキャーー!!って」(笑)「のほほん学校のチケットが
取れないのぉ!!」
(笑)「高校生いないじゃないですか」「どこを探しても(笑)」「はい」「はいって」(笑)
「映画とか見てんの?」「あ、アニメじゃなくて、ジュラシックパークを見たって子がいましたね。」「やっぱ
アニメとか流行ってるんだ」
「アニメかハリウッド映画ですよね。千と千尋は?」「見ましたよ。最後ちょっと
ラストシーン付け足したかったですね」
「宮崎駿に、」(笑)「あたしだったらラスト付け足したい。」「ちょっと
こうだったらいいなっていうのがあったんですよ。」
「A.Iとかは?猿の惑星。ちょっとSTACY勝てないですかね?」
「勝てないでしょう!」「でも高校生がみんなゾンビの格好すれば流行るんじゃないですかね?」「また
リアクションに困るよくわからないことを」
「まずはうちの学校から征服して」「前売り券とか売りまくって
よぉ~」
「いいですよ」「夏希ちゃんノルマ40枚」(笑)「STACY撮影どうでしたか?」「楽しかったですね。
監督がずっとオヤジギャグ言って」
「23歳なのに?」「よくオヤジギャグ入ってるよとか言われるけど、
高校時代からこんなこと言ってきたから、ギャグに年齢が追いついてきた」
「そうね、わかりますそれ」
「私は若者ギャグと言ってます、自分のギャグを」「若いギャグなんだ~。夏希ちゃん映画何本目ですか?」
「2作目になりますね。」「この後にまた、どんな女優さんになるんだろうねぇ。背伸びてますか?」
「最近止まってますね」「もっと伸びようよ~」「あんま伸びると事務所さんが「女子プロにいれるぞ!」って」
「女子プロってでかい人いないよ?だからね~、布袋さん超えようよ」(笑)「(馬場風に)加藤夏希です」
「こないだプロレスのリングに上がったんですよ。袖のロープ」「それ映画?」「小さいコマーシャルみたいな
で、横のロープあるじゃないですか、あれ痛いですね!自分で体当たりしたら痛くて痛くて」
「夏希ちゃん
プロレスとか見んの?」
「あんま見ないですね」「ストロング金剛って知ってる?(笑)飲み屋のおやじが
若いコに話してるみたいな」
「知ってるっていうと力道山と」「それ古いよ」「あとなんでしたっけ?ドラマが
あったんですよ。たい、たい」
「おおききんたろう?!それ何のドラマ?日本プロレスの時代だよ。
なるほどねぇ~、じゃ、夏希ちゃん、これからもっとすごい女優になってくださいね」
「はい(笑)」
「なってよぉ~なるべきだよぉ」「まずは普通の人間の役をやって」(笑)「まだないの?」「一回あるんですよ
弁護士の娘」
「それなんですか?」「別れる二人の事件簿で片平なぎささんの娘で出てたんですが、それ
以来来ないですね」
「今、ジャパニーズホラーブームなんでしょ?今若手の女優さんが出てくるのが
ジャパニーズホラー映画で後藤理沙ちゃん、ミワアスミちゃん?ねぇ。みんなそういう路線でがーって
いう感じ。て言えばひとでなしの恋ってあの映画友松監督脚本でしょ?」
「ん?死人のこいわずらい」
「ごめんごめん。それ江戸川乱歩だ。みんなそこから出てる。夏希ちゃんここから一歩抜け出ましょう」
「はい、うん?」「聞いてないんじゃない」「はい。あの、「一歩抜け出ましょう」ってクロネコヤマトも一歩前へ
だなと思って」
「なんだって?」「クロネコヤマトのCMが」「はぁ~俺24歳なんですけど、全然絡み合わない
会話。監督!監督はどういった紆余曲折の人生を」
「いきなり振るんですね!」「この映画に内田春菊
さんも出ていて、監督が昔春菊さんに怒られた話が」
「はい、春菊さんの所でアシスタントをしていた
ことがありまして」
「あのね、筋肉少女帯のすごい追っかけの女の子も、春菊さんのアシスタントだった」
「春菊さんてみんな好きでしょ?結構共通するものがあるじゃないですか。内田さんの作品好きな人って
筋肉少女帯や大槻さんのこと好きだったりとか、あるんじゃないですかね」
「それって、春菊さんの困った
アシスタントについて書いてるのに、Tって人かな?」
「M松になってたかな」「その人が友松監督だった。
どんなことしたんですか?」
「物をなくす、会社の備品とか。おつかい行って領収書なくすとか。そんなこと
ばかりしてて、お前坊主にしてこないとクビって言われて」
「いろんなことして怒られて、最終的には
ケーキ食べちゃった(笑)」
「そうです(笑)坊主は平気だったんですけど、別のスタッフが誕生日で、僕と同じ
21歳でしたけど、春菊さんがケーキ買ってたんですよ。そのコは経理とかできるからかわいがってた。
経理だけにケーキ、まぁそれはいいですけど」
「あ、こういうのに困ったんだね。俺わかります、経理だけに
ケーキ。俺だったら言います」
(笑)「そのケーキがうらやましかったんで、食っちゃったんですね」「それで
怒られながら映画監督として、春菊さんにもう一度」
「そうです、びっくりしてましたね。喜んでくれたんで
よかったですね」
「筒井康隆先生は?」「ただファンだったっていう」「読んだでしょ中学時代」「僕小学校
くらいかな」
「小6くらいでしょ?保持真一派と筒井派に分かれて、筒井派がこんなになっちゃっうんだね。
で、その後平井和正にはまっちゃうっていう。結構監督同じような道歩んでるんじゃないですか。映画監督
ってどうやってなるんですか?」
「俺は映画監督だ!って宣言したその日から」「俺映画取るのすごく
憧れてるんだけど、集団作業じゃない?映画ってへたなモン撮っちゃった場合になんだかんだと、いいモン
撮っても言われるでしょ。批評の矢面に立たされるのが耐えられない気がして」
「音楽でも同じじゃない
ですか?」
「ここだけの話、音楽誌ってだいたいレコード会社とある程度つるんでるから、そんな悪いこと
書かないんですよ。Rock’n On Japanとか結構書くと思われてるけど、いろいろあるから、全然。
業界内事情と編集方針と力関係に過ぎないから、広告をね、広告のお金で雑誌作ってるじゃない。
だからバー広告に載ってるバンドを悪く書くわけないじゃん。」
(苦笑)「広告が1Pが2Pになったら2倍
よくいいますよ、それ当たり前ですよ。まJapanの場合もっと辛辣なこというから、すごいところがある
と思うけど、映画雑誌はどうですか?」
「映画雑誌そのものは同じようにいろんなことがあって」「でしょ?」
「映画の場合は映画雑誌じゃない雑誌で悪口言ったりしてね」「そうかなぁ?ていうか俺は映画雑誌が
権威になると思うのね」
「キネ旬?」「俺連載してるんだけどさ(笑)。プレミアとか。あと映画評論家が
権威になるのはあれどうだろ。ケインコスギならいいけさ」
(笑)「オヤジギャグが」「いえいえ、今度ゲーム
でますよね」
「そうなの?16歳の返し。どうなの?それは」「権威になっちゃよくないですねぇ。」「おすぎ
さんとかえばってるんじゃないですか?」
「映画評論家っていう肩書きはやめてほしいですね」「聞いた
話ではおすぎ番ってのがいるらしいね。有名評論家についている、映画会社の宣伝とか雑誌の人とか、
おかしいよね!だったら小森のおばちゃんに今つけっつーの!おばちゃまが、まだ辛うじて動くころ、
車椅子か何かに乗って試写会に来たんだって。ラブシーンになったら「おぉぉ~」って起き上がって、
普通のシーンになったらまた戻っていったって」
「映画はやっぱラブシーン必要ですね」「はい。STACY
8月18日に公開。」
「この映画を地元秋田なんで秋田で宣伝してたんですよ。そしたら「じゃあ今度は
大人版の転校生をやるのかな」って言われたんですよ。いやゾンビですって言ったらちょっと止まられました
けど」
「大人版漂流教室って言ったらまた違いますけど。いやすごい楽しみですね」「18日はオールナイトで
僕の監督作品も」
「今新宿の大ガードのアルタを背にして右斜めにSTACYの看板が出てて、その横に
友松直行監督上映作品集が出てまして、あれ、監督自費で出したって」
「そうですね」「素晴らしいっす
ねぇ。で、監督上映特集、STACYの横にレディコングってのが」
「あれいいっすね、写真に撮っておきたい」
「非常に。横がパールハーバーとかだとむかつくけど、レディコングじゃしょうがない」(笑)「えーとこの後
STACYの前売りチケットを買ってくださって、なおかつ大槻ケンヂへの(笑)励ましのお便りと、お中元
を持ってきてくれた人には、もういいですけどね、どの人にも。ここでサイン会をさしていただきます。
是非STACYのチケット買ってくださればなあと。買うんだよ~。みんな満足したか?夏希ちゃん出てね。
そうだよなぁ。こんだけかわいいコいたらなぁ、クラクラするなぁ。どう?ファンの人どう思ってます?」
「いい人ですね~」「ほら聞いたか~?」「でもコミケとか漫画喫茶とかで会ったらどう対応していいか」
「逃げた方がいいよ~」(笑)「でもあんまり気にしないでくださいね」「あ~もう奴ら胸キュ~ン(笑)」
「あの聞いていいですか?これブラックライトですよね?」「きゅ~、何?そうだよ」「これって虫寄って
くるんですか?」
「もう訳わかんない」「こういうので虫バチって」「それは別」「そんなこんなで、今日は
どうもありがとうございました~」
「ありがとうございました。みなさん見てくださいねぇ~」「監督は
死霊のはらわたTシャツ着てます。どうもありがとうございました。じゃ、3,4分休憩」

続く