猫森集会2013 Bプログラム スペース・ゼロ 2013.9.18

出演:谷山浩子、石井AQ
ゲスト:大槻ケンヂ

円形ステージ。ピアノ、シンセ、ギターが三角に内側を向く配置。
谷山さんはよく見える位置でしたが、オーケンはずっと背中でした。場所交代もなし。
ピアノの傍らにマグカップの飲み物。時々飲みつつ谷山さんのステージ。
そっくりハウス、まっくら森のうたなど。

オーケン登場。
オーケン:グレーニット帽。黒ピースメーカー半袖シャツ。黒ニッカ、黒リストバンド。

「よろしくお願いします~。囲まれてるの初めてかもしれない。ここは去年、一昨年かな?僕のステーシーズって小説が
モーニング娘。でミュージカルになったの。それをやったのがここでした。」
「へぇ~!その時はこっちがステージで?」
「そうでした。その前はエレキコミックが。まさかそこでやるとは。というか谷山さんにお呼ばれして、どうしましょ」
「あんまり接点がなかったですね」
「言うても僕世代ですから。深夜放送聴いてました」
「カントリーガールって言葉を使うのは谷山浩子くらいだってエッセイに書いてあったって」
「本当?僕?全然覚えてない」
「ファンの方のチクリで」
「そうですか。ここはROLLYさんや六角さんやみのすけ!」
「三年くらいやってるね」
「みのすけ何やった?」
「歌とギターと朗読と。役者さんだからやってくれて」
「彼は元筋肉少女帯なんです。デビューした時のドラム。今はケラさんのところで」
「看板役者さんで」
「ケラさんとみのすけが初めて演劇のことで話が合った瞬間というのを僕見てるんです」
「どういうシチュエーションで?」
「ケラさんはみのすけの高校の先輩なんです」

「えー」
「高校の同級生がベースで」

「なんでそんな狭いところで」
「電気グルーヴとかばちかぶり、田口トモロヲさん、たまとかみんな知り合いです。当時僕らパンクだったんです。
アングラパンク。ネットがなかったんで、そういう人たちが知り合うのはライブハウスしかなかったんです。どうかしてる
やつらというのが渋谷のラママとか屋根裏、LOFTとかに集まった」

「そうだったんですか。出会う機会なかったですね。ケラさんとは少し」
「好きなんじゃないかな」

「筋肉少女帯と大槻さんは知っていて、本も何冊も読んでて」
「ありがとうございます」

「去年?六角さんがゲストのライブを聴きに行って。六角さんステージないの?って聞いたら大槻さんのゲストに出ますって
聞いて、六角さんを見に大槻さんのライブに行ったってすごい」

「三年前から突如弾き語りの練習を始めたんです。もう出た方が早いと思って、FOK46というフォークオーケン46歳、それで
弾き語りやる方をお招きしようと、六角さんテレビでギター弾いてたなと思ってお招きしたら、「谷山浩子さんが来ています」
えぇっ!?少年の頃から聴いていたアーティストが来てくれる、たまにあるんです。あれ、困るんだな。すげぇプレッシャーで
アワアワに。谷山さんはもう誰が来ても」

「大槻さんですっていうと、ヒット曲何曲も出してる」
「そんなにないです」

「みんな知ってますよね」
「何があるんですか」

「カレーの曲とか」
「あれは確かにヒットしました」

「え?もっとあるでしょ。筋肉少女帯はみんな知ってる」
「あの時はタレント活動してた、ダイヤモンドユカイ的な。オールナイトニッポンもやりました」

「まだ1曲もやってませんね」
「段取りがわからなくて」

「大槻さんをお招きしたので、とりあえずギター繋いで」
「これ繋がないんです」

「サイレントギターですよね?」
「音がしないです。繋がないと。あの、座ってると手持ち無沙汰なんですよ。ギター持ってるとそれっぽく見えるなと」

「音出しても全然OKですよ?」
「リズムを取るのにいいかと。一応持ってきました。清水健太郎さんみたいでしょ。失恋レストラン。」

「弾いてたんじゃないかな。今はもう流行りですよね」
「ゴールデンボンバーとか」

「じゃあ1曲」
「僕の曲です。あ、3番の歌詞がない。ま、なんとかなります。あのさぁという曲です」


あのさぁ。

「弾いてましたよね」
「弾けるんですこれは」

「弾いたらいいのに」
「いやいやいや。他の楽器と弾いたことないんです。合わせて弾いてくれるおかずを入れてくれるのとかはあるけど」

「入ってればいけると思う。そんなわかんないし」
「3年前に始めて、最初はお部屋のインテリアとして買ったんです。部屋にあったらミュージシャンぽく見える」

「今更ですか」
「それで本買ったら、今時の人が載ってて、全然わからない。キマグレンって誰?唯一いとしのエリーがあって
最初にそれをコピーして。」

「コードから入ったんですか?」
「未だに理論とか全くわからない。」

「でも弾き語りライブよかったですよ」
「ベースとか合わせるのだめ」

「ピアノは簡単ですよ。あの時初めて生の大槻さんのライブ見て、他人とは思えなかったです。だらだら喋るの、
あれは理想ですね」

「筋肉少女帯も特撮もハードロックで、本当に体が疲れるんです。お父さんが子供の運動会で25m走ったみたいな」

「ライブ続けてればそれ自体が運動に」
「なんですけど、だんだん。なるべく弾き語りとかそっちの方向に。ヒャー!とか言わないような」

「そういう感じなんですか?」
「初めてのお客さんがいるところだとMCでずっと叫んでます。大声コンテストに出た人みたいに。若い頃は歌じゃなく
MCで声潰しました」

「そんななんだぁ」
「やってくださいよぉ。谷山さんがやってきた中で、2バスの曲ってありますか?」

「2バス?」
「バスドラが2つドコドコ!」

「ないです」
「2バスって背中に圧が来るんです。それだけでやられる。紹介しますよ、2バスの名人みたいな、手数王みたいな人。」

「今でもやってるんですか?特撮でも?」
「筋肉少女帯の方は2バスの嵐ですね。なんだっけな、ヘビメタ?ヘドバン発電所って曲があるんです。戦争なんかで
瓦礫の町で明かりの灯らないところで学んでる少女にヘビメタ男がなんとかしようってヘドバンで発電して、ところが
勉強してた子が悪いことを学んで独裁者になってしまう」

「そうなんだ」
「2バスの曲でね。そんな曲ばっかりじゃないです」

「じゃあ曲をお願いします」
「これ僕が曲紹介?あ、2曲続けてってやつですね。筋肉少女帯の曲です。猫のおなかはバラでいっぱいと、香菜、
頭をよくしてあげよう、お願いします」
猫のおなかはバラでいっぱい。
谷山さんが坊や~♪のところを歌っていました。サビはお二人で。猫の♪と谷山さんコーラス可愛かったです。

香菜、頭をよくしてあげよう。
「とってもいい曲で」
「はい。僕日本印度化計画とボヨヨンロックで出てしまったので、高木ブー伝説とか、そういう曲ばっかりの人と思われてますが」
「こういう曲も」
「わかっていただけて嬉しいです」

「とても切ない、僕がずっと傍にいてあげるからね、じゃない」
「いわゆるサブカル少年の、女の子を教育したがる悪癖。そういう過去の可愛さと言うか。昔で言うとカセットテープ両面に
マイセレクトの僕の好きな曲、あの感じですよ」

「そういう感じなんだ。もしかしたら、香菜ちゃんの方はすっごい迷惑だったとか?」
「うん。あると思いますよ」


「去年の弾き語りライブですっごい好きになった曲があって。もう心臓鷲掴み。半分くらいはこれ歌ってもらおうというのがありまして。
是非弾き語りで」

「僕ゲストでまぁ2,3曲歌って、最後にみんなで出て終わりだろうなと思ったら、がっつり」

「最後までです」
拍手。
「普段楽器をやる方だったので2,3曲やってあとはサポートに回っていただくことが多くて、大槻さんは、やだって。ギターは
やだって。・・・じゃあ歌えよ」

「僕曲の合間に出てきておしゃべりでいいです。もう、びっくりしました」

「大変ご負担をおかけして、この後も」
「これ僕一人ですよね。ノゾミカナエタマエという曲です」
オーケン弾き語りで。
ノゾミカナエタマエ。


「すごいでしょ」
「割と僕本質はこっちの方で。アングラフォークの人だと」

「友川かずきさん」
「大好きです。10代はちょうどKISSが来日した頃で。え?何ですか?」

「若いんだなと」
「それからクイーンとかを聴いて。ROLLYさんと同じ時期ですよ」

「よく一緒にやってらっしゃる」
「先週も一緒で、来週も一緒です」

「仲いい」
「あのね、全然仲悪くないですけど、飲みに行ったりそういう仲ではないです。よく会いますね。昔は音楽以外でばかり」

「バラエティ」
「クイズタイムショック」

「10代にアコースティックギターに出会ってたらフォークに行ったかも」
「10代の時にあったんですが、全然弾けなくて、たまたま周りにうまい人いっぱいいて、こんなウィウィ、ウィィ♪弾く人が。
だって暴逆の貴公子とか、ジェットフィンガーとか、異名を持ってる人ばっかだから。昔筋肉少女帯をやってる時に、今日は
出れないってギターが。「レベッカでライブなんだよ」友森正一ってギタリストで、そんなのばっかりでした。歌に回されちゃった」

「でも全然ギターも」
「ありがとうございます」

「歌もよくって。とってつけたフォローはしません」

「では、大変お手数をおかけした、谷山浩子の曲を大槻さんに」

「無茶振りですよ。僕がね、どんだけカラオケ屋さんに通ったか」

「その成果を」
「しあがらなかったんだな。JOYSOUNDあるあるを。いっぱい入ってます。どんな画面かというのも言えますよ」

お早うございますの帽子屋さん。
キミハ・ボクガ・スキ。

「素敵でした。歌苦手っておっしゃるけど、すごくいい声ですね」
「ほんとにこれをカラオケ屋さんで練習して」

「キーが違うということで。対JOYSOUNDで」
「JOYSOUNDで4と5です。お早うございますはトゥルルルが言えないんです。ボクハキミガスキは、どうしてこう
トラップがある曲を。意地悪としか思えない。どうしてすぐキミガスキって言わないかな」

「あなたがそうしてるの」
「すごいプログレですよ」

「確かに1番が6で2番が8で最後が7」
「終電座よかったです。ただ、JOYSOUNDに入ってなかった。難しいというのもありますけど」

「レコード会社さんがプッシュしてくれてるので、じゃあJOYSOUNDに入ったらやってください」

「次は持ち歌交換歌合戦。歌わせていただきます」

「歌ってくださるということで。谷山さんはJOYSOUNDには行かれなかった。すばらしい」

「イベントとかで声出しの時間がない時なんかはカラオケ屋さんに。点数とかがんばっちゃったり」
「プロの方とそうでない方と競い合う番組あるじゃないですか。プロの方が負けちゃったり」

「まっすぐ伸ばすだけじゃダメだったり、しゃくったりしなきゃいけないとか。書いてある、コツが」
「僕の歌はギャー!って叫ぶのが多くて。日本印度化計画なんて歌詞がひどいですよ」

「元の音程通りに歌えるか。音程あるんですか?」
「ないです、全然。自分が音楽やってるって自覚が芽生えたのがここ数年」

「数年?」
「ギター始めてからですね。蜘蛛の糸なんて、だいじょぶだいじょぶ、メッセージだと思ってた。音楽的にDmになるんだ
ということがわかった」

「ああ~。そういうものから自由に歌ってるって結構いいことかも」
「ギター習いに行ったんですけど、コード理論の先生に行っちゃって、ちんぷんかんぷんでした。褒められました。「大槻さんは
音楽を知らなくて何故25年もできたのか」ボーカリスト、ロックのボーカルに多いみたいです。何か歌いたい、表現したいって
プロになっちゃった人」

「 いいことだと思いますよ。何も見ないで歌えるって。これから大人になっちゃうんじゃないかな。今までのびのびと野生で育った
ケンヂ君が、コードを知ってしまって」

「大丈夫です。アニメの現場に行ってばかうまな人と一緒になることがあって、「大槻くん、キーは何?」って言われて「ぇえ?」とか
言って」

「そのままの大槻くんでいて」
「曲は作るんです、何故か。次の歌っていただく曲も一応作詞作曲なんです」

「とてもいい歌ですね」
「ありがとうございます。谷山浩子の歌う、筋肉少女帯の、蜘蛛の糸。これはすごいですよ、これ選んだんだぁと思いました、機械」

蜘蛛の糸。
谷山さんピアノと歌。オーケンは「やめとこう~」などところどころで低音コーラス。

機械。

バラードアレンジで。「空へ~」からオーケン主旋律で加わり谷山さんハモリ。ミラーボールで会場全体に星座が広がりました。

「力入りすぎてしまいました」

「蜘蛛の糸もすごいんですけど、機械。リハで聴いてぶっ飛んじゃって。うわぁ!すげぇ!」

「嬉しい~言ってくださいよそれ。黙ってたからなんかちょっとイマイチかなと」
「自分のイベントでもすごいからすごいからってずっと言ってて。機械はアルバムの曲でそんなでもなかったんだけど、アニメの方が
好きだって言ってくれて、こないだ妖精帝国の方々がカバーしてくれたんです」

「この曲は前半低くて後半すごく高いでしょ」
「マイウェイかよ!って」

「 ちょうどいいところがなくて、迷ってどうしようかなと思って、サビを歌ってもらって。大槻さんが歌ってる時もすごく苦しそうで」
「苦しい。絶叫ボーカルってライブ中低い声出なくなるんですよ。いざ髪かきあげって歌えなくて大変。知られざるロックボーカルあるある」

「バラードにもなる」
「驚いちゃいました」

「だから、フォークにしたい時は是非」
「あの、マイナーセブンシャープどうしたこうしたって、カポでGとかに変えられるんですか?ってすごい素人質問。すぐキー変えられて、
ミュージシャンってすごいですね」

「変えられると思いますよ」
「ボーカルって自分のキーで覚えちゃって、ずっとそのキーで歌う人もいる。キーを間違えちゃうと、半分くらいそのキーで、あ、間違えた!とか。
人によって同じ曲でも違うんだと」

「違いますね。私は絶対音感じゃないので、移動度、どのキーでも歌える。」
「もうぽかーんとなっちゃった」

「 例えばドレミドレミソミレドレミレ♪もう違うか。今シだったですね。それを、ミファ#ソミファソシソファミファソファ♪に変えられる。ソラシソラシ♪
そのキーで歌える。あ、ごめん」

「僕みたいのはロック界で必要とされてる。バンドの場合、楽器を弾かないボーカリストがあれこれ言い出すと、めんどくさいらしい。
マイケルジャクソンのThis is itでキーボーディストに「こうなんだこうなんだ(高)」って言ってるのは雰囲気を伝えてる。わからなくて可哀想に
なっちゃってる。僕はわからないというのがわかってるので黙ってる。そうするとね、バンドが滞りなく動く。現場に優しいボーカリスト」

「大事ですよね。これは高すぎて歌えない時はどうします?」
「それは言います。最近言うようになって、キーを下げて。香菜は下げてもらった。バンドでは半音下げてるんですが、弾き語りでは、カポで
上げるのはできるけど下げるのできない。コード変えなきゃいけない、できねぇから、一人でやる時はそのままで」

「チューニングを下げたらいい。変えたのそこに置いといて」
「こないだね、50歳から始めて80歳になったら、っていうのをやっていて、俺勉強しようかな、50になったら。あと3年ある」

「3年もあるんだ」
「3年は自由に。俺天才なんですよ」

「知ってる」
「Xジャンプとかでわーわー盛り上げて、ドンドンドンヘーイヘイヘイとかってやるじゃないですか。ドとドの間くらいにへって入る。プログレなんです」

「すごいじゃん。今日はそんな方が来てくださり」
「明日もあるんですよね?」

「明日もあります」

「中川翔子さんが主演で映画になって。何って言ってるかわからない独特ですごく好きな歌を、歌います」

「嬉しいです。今までで水木一郎さんが歌ってくださっていて。映画の中でしょこたんも歌ってます」

「主題歌?」
「まだそれはちょっと言えない。ま、そうでしょうね。だから、オーケン、水木兄貴、しょこたん、谷山さん」

「わぁ~すご~い」
戦え!ヌイグルマー。
N・U・I・Gとサビコーラスをオーケン。叫びなしの優しい声。
「ぼく間違えました」

「間違えたかどうかよくわからない」

「はぁ~、終わった。歌のコーナー終わったので」

「はい、もう1回僕のJOYSOUNDの修行が。これ面白い曲ですね。今回色々貸していただいて、筒井康隆さんや諸星大二郎さんのあたり」

「あぁ、筒井さんは二十歳くらいの時にむさぼり読んだし、諸星さんは大好きですね」
「小学校の時少年ジャンプで先生が手塚治虫賞を取った時に読んでました。なんって漫画描くんだと思いました。少年ジャンプだろ?」

「確かに」
「孔子暗黒伝とか大好きで」

「その辺なんですね」
「谷山さんはSFの方?」

「時々SFファンの方に言われるんですけど、ほとんど知らないです」
「高校の時に角川文庫で読んでいて、全然覚えてないですけど」

「 私、20代の時に紀ノ国屋書店で読んでたんですね。SF読んでみようと思って。全然知らない男の人がすっと寄ってきて「SF文庫は訳が
悪いのでやめた方がいいですよ」」

「かなりいい話だなぁ。確かに翻訳家の方がどうかしてる場合があって、ほんとにとんでもない訳になってる本があるんです。
物語が成立してないっていうか」

「SFってわかんないですよね。普通の小説だとないようなことも、SFだとそういうこともあるかって」
「編集っていうか、校正の方ってすごい。言い回しが違ってないかとか、資料付きで持ってくる。角川文庫で僕の本が文庫になるって
時に、「この歌はこの時代まだ歌われてません」徹底的に。一つのエッセイで僕・俺・私ってあったら「統一しますか?」そういう方は
資料、ソースっていうんですか、どっさり、本文より厚いの持ってくる」

「意味がある仕事。結構好きかも」
「歌詞とかでも、ダイヤモンドはただの貝って、違う、アンモナイトはただの貝って書いて、「アンモナイトは貝じゃないです」」

「それはいいんじゃないですか?」
「「ときは~めぐり~♪」ってあれは阿久悠さんが「時は巡らないから季節と書いた方がいいよ」って。それでその年の作詞賞取った」

「いい人ですね。いい人なのかな?チッって思ってるかも」
しばしSFトークで盛り上がる。

「生物都市だなぁって思いました。山崎ハコさんの呪いと共に。」
「では、大槻ケンヂさんの歌う、まもるくんです」
まもるくん。
「ありがとうございました」
「あの、弾き語りライブで歌ってください」
「はい。嬉しいなぁ」

「と言ってる間に、本日のコンサートもお別れの時間です」
「すごく光栄だったので、またやらしてください」
拍手。
「いやいや、明日だよ、って突っ込み待ってたら」

「ごめん!」
「君らも何故普通に拍手するかな。明日あるじゃんって。あ、今日しか来られない方もいらっしゃいますね」

「そうですね。また次回もJOYSOUNDに通って」
「谷山浩子JOYSOUND情報お伝えしますよ」

「次回はギターで」
「はい。がんばろう~。みのすけくんに教わろう」


「これも諸星さんで」
「不条理ポップスってジャンルですね。こういう不思議なポップスって」

「最後に一緒に歌います。かおのえき」
かおのえき。


~アンコール~
オーケンも一緒に谷山さんと登場。
「 ありがとうございます。楽しんでいただけたでしょうか。私は楽しかったです。ソロライブを3人でやったような、
猫森集会じゃないような」

「がっちがちの時あるんですか?」

「割と演出はかちっと決まってて、照明とかやる時もありますけど。割とかき回したりしてやるときもありました」
「ありますよね。ついこないだROLLYさんと、僕まだ譜面見ないと弾けないのがあって、蜘蛛の糸だったんです。筋少の
橘高君と人間椅子の和嶋君とやったんですけど、バッと譜面開いたら左半分蜘蛛の糸で右半分ノゾミカナエ。もう~
こまったぁ。あわあわって歌えなくなって、橘高君がいたから、お客さんの方にいって、くものいーとが!ってお客さんに
助けてもらった。青森で。」

「歌が止まったらね。半分違ったらね。あ、何か宣伝したいことがあったら」
「土曜か日曜に、横浜BLITZで筋肉少女帯があります。中2病の神ドロシーって筋少メンバーで渋谷クワトロであります」

「面白いタイトルで」
「そういう楽曲があるんです」

「またシャウトで?」
「ワンマンなんで、MCはそんな叫ばないけど楽曲はシャウトシャウトで」

「喉大丈夫?」
「かなりきついですね。ライブの中で出なくなってまた出るようになったりとか。これ結構ヘビメタあるあるです。格闘技系で
途中ダメになって、相手の攻撃を受けてる間に休んでもう一回攻撃できるとか」

「すごいですね。がんばって」
「がんばります」

谷山さん物販コーナー。
「からくり人形楽団は、サトケンさんが」
「あ、僕の電車で一緒ですね。25年やってるとつながりますね」

「それではお別れの曲。これはギター」
「弾かないです。これCGDでしょ?簡単なのって意外に間違えるんです僕。すいません、特訓してきます。特訓する感じの
曲じゃないですね。最高ですねこの歌。笑ったもん、詩人だぁ」

「じゃあエアギターと。聴いてください、フィンランド、です」
フィンランド。

「大槻ケンヂさんー」オーケン送り出し。
「石井AQさんー。谷山浩子でした。ありがとうございました」


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