Rock’n Explosion FM79.5 2001.10.24 AM3:00~4:00

大槻 有原  の色でお送りします。

Nack5で
drug store cowboyのボーカル有原雅人さんがやっている番組にオーケンがゲスト出演!
朝早くの放送だった ので録音しておいたんだけど、聴いてみたらヨギナクサレが流れてて、
全部流れるものだから「もしや 最後の曲では?!」とハラハラしたんだけど、大丈夫でした。
ずんどこというリズムにのせて・・・
「これから加藤たかあきに会います・・・はははわかんない」「わかるでしょう、指先がすべすべなん
ですよね」
「そうそう、鍛えられてます」「Nack5なんたら~」というFMらしい切り替わり。
「Nack5ロッキンエクスプロージョンチューズデイ(恐らく)先週の予告通りDrugStoreCowboyの
ボーカル有原雅人と特撮の大槻ケンヂさんでお送りいたします~。どうも」
「お久しぶりです」
「ものすごいお久しぶりなんですけど。ちょっと僕本番になって喋り始めると声のトーンがね」「そう?」
「ワンランクあがるんですよ」
「そういうもんだよ」「自分の番組でもそうですか?」「うん。今名古屋でAMラジオやってるんだけど、
もう凄い声で喋ってるよ」
「え、どんな」「もうね、「うひょー」ってので。それでね、ずっとねエロ話してる」
「エロ話を。」「タングショーっていう番組なんだけど、今日本で一番えげつないラジオよ。つるこうを
超えた」
「そのラジオで面白いネタとかないですか?」「今はね、FMラジオのここが嫌いってのを」
「言ってください!」「まずね、あのね洋楽のタイトルとかアーティスト名がわからない、発音が良すぎて
一言も聞こえない、とかね」
「(笑)聞こえない、伝わってこない」「とかね、リスナーにはどうでもいい
恋愛の話を始めるとか、いろいろ、やたらに声がいい声だ、とかね、それで盛り上がってる」
「えー、
リスナーからエロ話とか来るんですか?」
「エロ話もう酷いよ、いや~」「大丈夫大丈夫、結構言ってます
から、ペッティングとか」
「いやそういうもんじゃないの、もっと、ワカメ酒とかそっちの路線だから」
「なるほどね。この前来てもらった時もそのラジオの話ちょこっとしてもらったんですけど、結構キテる奴
がハガキ書いてくるんですよね。何て名前でしたっけ?ペンネーム。一人いたじゃないですか」
「小森
まなみ研究会」
「そうだそうだ」「純情派無我棒ってのもいるよ。」「そうなんですか?その誰かが面白い
こと言うって言ってたじゃないですか」
「小森まなみ研究会はあんま面白くないんだよ。誰が面白かった
かなぁ・・・純情派、いやう~ん、とにかくねぇ吹き溜まりな所だからね、AMラジオの最終地点みたい
所だよ」
「真骨頂、なるほどね。まぁここフリートークなんですけど、ここ最近どうですか、大槻ケンヂこと
特撮。」
「特撮はねぇ」「ツアー中なんですよね」「うん、いろんな所行ってまだまだだなぁとか思ったりね」
「あと何箇所くらいあるんですか?」「あと6箇所くらいかなぁ、あのね、あそこ、う~ん最近年で出てこない。
博多!博多が出てこないってやだね~。博多行ったのさ。ライブの前に太宰府天満宮、大宰府でラジオの
公開生中継があるからそこに着てくれって言われて行ったのよ。俺とピアノのエディーと行ったんだけど
大宰府の近くにスタジオがあるのかぁ、と思ってたらそのまま誘導されて中に入ってくんだよ。えっ?!
と思ってそこではふるさと物産展ってのやってたのね。なんかじゃことかするめとか」
「乾物がね」「うん、
それであっちの方で「ヤンキーのにいちゃんは~鼻から牛乳~」って聞こえてくるの。神社の境内に
小さな舞台とステージがあって、嘉門達夫さんが営業をしてるわけだな。お客さんおじいさんおばあさん
ばっかり。「まさか!」と思って、そのあとにばってんあらかわって人が出てきて」
「知ってる」「なんとか
だみゃ」とか言うとじいさんどっかん」
「爆笑!」「爆笑なのよ、嘉門さん全然うけてなくて。ばってん
あらかわでどっかんウケて、「まさかぁ」と思ってたら「ここでロックバンドの方々が。特撮の大槻ケンヂ
さんです」「えぇ~!」そのままステージに上げられて、「今日博多でコンサートがあるそうで」とかいう
話をして、帰ってきた」
「それは普通のトークしたんですか?」「だって普通以外に何もないじゃん」
「おじいちゃんおばあちゃんノーリアクション」「もちろんノーリアクション。誰だこいつ、って。いや~
俺まだまだだって思ったね。来年で15年目なんだけど、いやまだまだだと。ばってんあらかわには
勝てねぇなって」
「なるほどね。いやまだいい方ですよ」「その前になんばグランド花月に出たの。
間寛平さんの芸能生活30周年記念に。それ出てこずえ鈴ちゃんと出たの。お客さんおじさんおばさん、
出た途端シーンだよ。その後桂南光って人「南光でございます」って出たらもうどっか~んてなって。
桂南光にも勝てない。まだまだだなって思ったね」
「僕もありますよ。地方行って、公民館行って、
公開のAM。人が誰でも入れるようになってるんですよ。行ったんですよ、「今日はロックバンドの
DrugStoreCowboyのみなさんです~」って、ベースと二人で行ったんですけど、そしたら隅っこに
おばあさん一人ぽつーんって座ってて「あ~(パチパチ)」って。」
「他に人は?」「居ないですよ。
おばあちゃん一人。」
「一人!」「「何でおばあちゃん来てるんですか?」って放送中にきいたんですよ。
そしたら「あ~わかんない~」って。」
「何か来ちゃったんだね」「来ちゃったみたいで、いつもいるん
ですよ」
「はぁ~。俺あとね、仙台行って2万円堂って眼鏡屋さんなんだよ。2階がスタジオになってる
ていうんだよ。「え?ほんと?!」って行ったらただの眼鏡屋さんの2階だったの(笑)。そこに一応PA
みたいなのがあるようなないような」
「あってないような!」「そこにDJと称するパーソナリティーと称する
普通の人がいて、そこで行ってきたよ。お客さんが3人くらい。さすがに勘弁してくれって思ったけどね」
「そんな感じで特撮は全国を回ってるわけなんですけど」「回ってるよぉ」「ツアースケジュールを言って
おきたいと思います。」
(スケジュールは省略)「11月12日はXYZ→Aという元筋肉少女帯の橘高君と
ラウドネスの二井原さんがやっているヘビメタなバンドが」
「はい、来るということで、僕もどれか行かせてもらい
ますよ」
「あ、来てよぉ」「行かせていただきます。はい、はたまたアルバムから曲を聴いてみたいと思い
ます。オーケンさん曲紹介をしてみてください。」
「はい、特撮で日本の米2001」日本の米2001。
「続いてはこのコーナー」「ドラッグストアカウボーイの」(セクシーおねいさんの声で)「恋愛万歳」
「はい、というわけでですね、特撮の大槻ケンヂさんを交えて」
「う~ん」「このコーナーですが、恋愛
相談が来てますんで、答えてあげてください」
「はいはい」「 有原くんオーケンさん初めまして。今日は
皆さんにご相談があってお便りしました。新しい職場に移って1ヶ月ほどなのですが、ある男性に困って
います。その人はみんなの前で平気で私の話ばかりしているらしく、誰にでもわかる態度をしてきます」
「あぁ~、いるいる」「携帯の番号は名簿ですでにわかっています。機種が同じだったらしく、メールも
たびたび来ます。知らん顔するのも気が重いのですが、逆に返信すると気を持たせてしまうのではと
思い、一度も返信してません。そのうち相手も気づいてくれると思いましたがダメなんです。同じ職場で
気まずくなりたくないので「メールもらっても返信できないですよ~」と軽く言ってみたんですがそれでも
一方的に来るんです。職場では極力普通に接しているのですが、それではダメなんでしょうか?」

「俺思ったんだけど、「どうですかオーケンさん」って言って「え?何??聞いてなかった」ってのは」
「ははは、まぁありですよ」「ありかな?聞いてましたよ」「今回は」「今回はたまたま聞いてました。」
「どうでしょう」「あのねぇ、これアタック過剰な男っている!」「居ますよね」「高校の時に化学か物理
の先生で割と若い先生がいたんだけど、黒澤っていうわりと綺麗な生徒がいたの。その生徒を授業中
に口説くんだよ。「どうなのかな黒澤は」とか、シャレじゃないのよ。みんなひいちゃってさぁ、本人は
もの凄い嫌がっちゃって、あれはいかがなものかと思ったね。要は、空気の読めない奴っているじゃ
ない?」
「そいつだ。空気の読めない男だ」「こういうやつはね、昔のど根性ガエルとかね、アプローチ
過剰な奴をコミカルに描いた少年漫画の影響だと思うね。」
「なるほどね、トラウマだ」「それが笑えると
思ってると思うんだよね~」
「なるほどね。どう対処すればいいですかね」「だからそういうのが実は
迷惑だと、お前空気が読めたないぞと」
「わからせればいいんだ」「う~ん、むずかしいよなぁ~、どう
したらいいかなl~」
「ははは、そうですね。」「名案浮かびますか?」「やっぱりね、確かに空気が読め
ない男なんですよ。正直もてたことがない」
「そうだねぇ」「俺らは凄いもてるわけじゃないですか。」
「えっ?!」「違う?!」「いいなぁ、モテてんの?」「もう凄いですよ、各国に」「いいなぁ、え?かか、
どもっちゃった、各国に。俺もエチオピアの方に一人。行ったことないですけど」
「ですから、もてたこと
がないので、一回酷い言葉を浴びせかけてやるべきだと思います」
「そうだね。ただそれすらも「俺へ
の愛の裏返し」とか思いかねない。」
「確かに」「彼の上司とか先輩、彼が一目おいている人がいる
と思うから、そいつに言ってもらうのがいいね。」
「それがいいと思います」「空気が読めてなくて恥ずか
しいぞということを」
「じゃあ課長に言ってもらうということで」「うん、あと多分体育会系だと思うんだよね。
そういう部活時代の先輩とかね」
「じゃなかったら、「フニャチン野郎」と言ってください。」「かぁぁ。」
「曲に行きたいと思います。超越人間オーケボーマン」超越人間オーケボーマン。
DrugStoreCowboyの情報FAXのお知らせの後、揉み毬がかかりつつ。
「はい、特撮の大槻ケンヂさんをお迎えしてますけど」「うん」「9月27日にAgitatorがリリースされまし
て、そのアルバムを持って来ていただきました」
「最近俺の本を読んでくれてるんだって?」「いっぱい
読んでますよ」
「うわ~嬉しいなぁ」「4月にオーケンさんに出てもらってからず~っとオーケンさんの
本しか読んでません」
「ホントに?嬉しいなぁ。今度また新しいの出るから」「え?タイトルは?」
「オーケンのめくるめく脱力旅の世界っていう」「あはは、なんかダメそうな」「うん、ダメダメな、温泉に
行ってストリップ見るとか、そんなダメダメな旅を書いた爆笑エッセイ集
「なんかねぇ、オーケンさんの
エッセイ面白い。聴いてる人は是非読んで欲しい。」
「嬉しいなぁ。結構俺の本は若い奴に10代とか
読んでくれて」
「10代のコは絶対読んで欲しい。10代向けかもしれない。優しいよね、書き方が」
「そうかなぁ」「俺あんまり、活字読んでて「ブフッ」って吹き出すほど笑わないじゃないですか、面白い、
笑っちゃう」
「ホントに?みなさん聞きましたか?」「買った方がいいです。今文庫版で出てます。」
「どれがお薦め?」「のほほん雑記帳とかあの辺とか」「角川文庫だね」「あ、角川系全部買ってます」
「嬉しいなぁ」「前なんだっけ、のほほん日記。面白いですよね。サボテンの話とかね」「そう、ペヨーテ
っていう食べるとラリラリになるって、これ法律で禁止されてないんだよね。日本では観葉植物として
売られている、それを食べてみたの。食べてみたらね、気持ち悪くて吐いた。」
「ははは。そういうもの
がいっぱい書いてあるので」
「そういうバカな話をエッセイにしてるので」「今度出るやつは、旅の。
発売日はいつ」
「えーと、わかんない。今週くらい新潮社から出てます」「わかりました、みなさん是非
チェックしてみてください。本の話はここまでにして」
「アルバムね。特撮3枚目」「早いですね」「ドラッグ
ストア何枚目?」
「僕ねぇ、今度12月に出るのが2枚目です。がんばってますよ。まぁ、そんなわけで
この番組でメドレーを作りましたので皆さん聞いてください。」
アルバム順に2小節分くらいずつかかり
ました。「というわけで」「これ、いいねこういう企画」「いつもやってますよ」「へぇ~なるへそ。」「まぁ
なかなかメドレーで聴かないですよね。」
「そうだねぇ」「ちなみにオーケンさんどの曲が一番好きです
か?」
「俺はねぇ悪魔巣取金愚、これはねぇ、休みの国っていうむか~しのフォークグループのカバー
なんだけど」
「カバーなんだ」「そうそう。この声が一番いい感じに出てる、入ってるなぁ。だけど、自分
の曲ってなんか恥ずかしいね。」
「ほんとですか?」「うん、なんだか、結構自分で聴かなかったりする
から、こうやってこういう機会に聴いて、「え、こんな風だったんだ」って思ったりね」
「オーケンさん曲
作る時は、ギターとかで作るんですか?」
「ギターは弾けないからね、鼻歌で作るの。ららら~るる
る~♪」
「Coccoと一緒だ。沖縄に帰った」「あぁ」「彼女も鼻歌で作るんですって」「どうしてるかね」
「なんか沖縄でクレープ屋さんをやるって言ってましたよ」「いい話だねぇ。あとね、ヨギナクサレなんか
は、ヨギナクサレって言葉が一個だけで、それで曲作っちゃった」
「そうなんだ」「ヨギナクサレという
リズムに乗った曲を作りたいなって言って、みんなで。揉み毬なんかは鼻歌で」
「揉み毬いいですね」
「鼻歌で温泉に行った時に作ったね。」「この曲はみんなに聴いて欲しいな。今日はかけないですから、
是非アルバムを買って!」
「そうだね。今アルバムっていくらするんだい?」「3千円くらい」「はぁ~
そんなにするのかい。」
「えーでも筋少の頃とか¥3000じゃなかったんですか?」「いや~俺あまり
大概ね中古CD屋で買ってるからね。あんまり買ったことないんだよね。」
「なるほどね」「人からいろいろ
サンプル版とか貰うでしょ、それでいいやと思ったりね。」
「欲しいCD言ったら大体来ますよね」「そぉ?!」
「来ないですか?!」「はぁ~、まぁ時間かかったり」「あぁ~」「お気に入りのCDってさ、持ってきてく
ださいってプロモーションで言われて、そのままなくなっちゃうってこと多くない?」
「ありますね」
「どこいっちゃったんだっけ?って。お気に入りのCDってみんなそれでなくなちゃうんだよな~。」
「そんな感じで9月27日にNewアルバムAgitatorが発売されておりますので、皆さん是非チェックして
みてください。というわけで、またアルバムの中から曲を聴いてみたいと思います。じゃあ曲紹介を
お願いします」
「はい。特撮で、ライブでやるととても難しい曲です。人狼天使。」人狼天使。
「はい、続いては特撮の大槻ケンヂさんへ皆さんからの質問タイムでございます」「はいはい。
あ~みんなプリクラ張ってくるんだね」
「張ってきますよ。早速質問してみたいと思います。大島町
マイちゃん。大槻さんに10個の質問です。1、口癖はありますか?」
「口癖~、「いやっ」っていうの
言うかもしれない」
「2、最近大笑いしたことは何ですか?」「う~~ん、ないです」「ないですか。3、
今まで見た夢で一番面白かったのはなんですか?」
「あのね、アフロ犬が空中を舞っている夢を、
アフロ犬が登場するより20年前に見たことがある」
「なるほどね」「でもそれが友達の夢の話だったのか
もう思い出せない」
「自分のか」「あれ笑いながら起きたなぁ」「ははは。4番、明日はどんなことが起こって
欲しいですか?」
「明日はおいしいものを食べたいです」「5、宇宙人はいると思いますか?」「宇宙人は
どこかにはいるでしょう」
「6、メンバーの秘密をひとつ教えてください」「う~・・・ん、う~ん全員童貞です」
「うそだ。7、今まで貰ったプレゼントの中で一番困ったものは何ですか?」「困ったもの?今年ビール
トクトクトクっていうのあったじゃない?あれを3つ偶然貰っちゃって、家に3つあって困ってます。」
「8番、休みの日は何してますか?」「ぼーっとしてます」「9番、好きな食べ物は何ですか?」「カレー
です」
(即答(笑))「カレー。10番、憧れのヒーローは?」「いません」「終わりで~す。僕ね、今まで見た
夢で面白いのがあるんですけど。首都高速あるじゃないですか、車で乗るんですよ。前の車が1コあって
サイドミラーから顔が見えたんですよ。運転席の、それが神田正樹だったんですよ。「神田正樹だぁ」と
思って」
「それ可笑しい」「ずーっと走ってたんですよ。それで対向車ぼんぼん走ってるじゃないですか、
それが全部神田正樹だったんですよ」
「日石オイルかなんかのCG使ったCMっぽいね」「そうなんです
よ、あれは面白かったですね。それで、前回来て頂いた時に、子供の名前を僕ら考えたんですって」
「覚えてませんっ!」「僕もイマイチ覚えてないんですけど。「以前9月に子供が生まれるので名前を
考えてもらったのですが、9日に無事女の子が生まれました。」おめでとう。「でも結局自分で考えた
名前にしました」」
「なんだよ」「「かのん」といいます」「男?女?」「女の子です。」「最近の子供さぁ、
凄いよね。俺らの時代そんなのなかった。下手すりゃ亀吉とかつけられた、ぎりぎり亀吉世代だから
ね」
「友達で面白い名前の人います?」「俺の時代はそういうのなかったけど、あの、ミュージシャンの
同世代の子供が生まれてね「まがた」とかえーと「かあく」夏の空でカーク船長でつけた。スタートレック
のね。あと「遊歩」」
「遊歩!ちなみに自分の子供生まれたらどんな名前ですか?」「モモちゃん。可愛い。」
「結婚しないんですか?」「え?!結婚無理なんじゃないかなぁ~。だって浮気すると結婚すると大問題
なんでしょ?」
「大問題ですよ」「もう慰謝料とかもってかれるんでしょ」「もうバンバン。養育費だ、やれ
慰謝料だ」
「大体結婚て言うシステムは果たして正しいかわからないね。女性にとっても、亭主元気で
留守がいいってのが当たり前らしいからね。今は家庭の中でリストラされるべきは夫であると」
「それは
わかる気がする」
「妻は夫をリストラしなさいと。」「なるほど」「実際核家族になっておじいさんとおばあさん
がある意味リストラされてしまったという状況が。だったら夫もリストラしてしまいなさいって」
「それは誰が」
「岡田斗司夫っていうおたく研究家の人が言ってたよ」「僕はそれ納得できますけどね」「そう?」「でも
されたくないですよね」
「なに?離婚?」「リストラ。淋しいですよね。「お父さん何か臭いんだけど」とか
言われたくないですよ。モモちゃんに」
「うぅ~ショックだぁ。「何処行ってきたんだモモ!」「お父さんに
関係ないでしょ!」」
「なりますね」「モモちゃんあれだな。若いロックバンドとかに夢中になっててさ。
もう追っかけとか行ってさ「なんとかズのなんとか君に会いに行くのよ!」」
「ははは」「「やめなさい!
喰われるぞ!」とか言って、大変だよなぁ。そういう時文句言えないもんなぁ。」
「それが逆に俺ら
だったらどうします?」
「いや~もううやめて~。モモ返して。いないっつーの、まだ。」「生まれてない
っつーの。生まれて夢中になる頃って16、7じゃないですか。そしたら僕30なんぼですよ。」
「30なんぼでもやってるよ、俺35だもん。」「そうですよね。ちなみに次の曲始まってるんですけど」
「そんなこと言ってたら」「まぁ、喋っててもいいんじゃないですかね。僕はバーバレラを聴きたかった
ので、2ndの」
「ヌイグルマーですね」「淋しいなぁ、僕カナってつけようと思ってるんですよ」「カナ、
え?なんで?」
「なんとなく。かなちゃんかなちゃんって可愛いかなって思って。」「俺香菜って曲作った
コトある。「香菜、頭をよくしてあげよう」って曲で」
「どういう内容ですか?」「香菜って女の子は
すごく可愛いんだけど何も知らないおばかさんなの。図書館に連れて行ってあげようなんつーね、
もういやらしさ丸出しの。下心丸出しの」
「え~じゃあかな止めた」「その後カナって子と付き合ってさ」
「それはたまたまですか?」「たまたま。でも恥ずかしかったねぇ。」「前回山の手、山手通りに
向かって叫ぶ女の話してくれたじゃないですか。で、エッセイ読ましてもらったんですけど、大槻ABC
っていう恋愛が」
「昔僕、その前にキス、ペッティング、セックスのことをABCって呼んだ時代があった
んですけど、若者にはわからないと思いますが」
「知ってますよ」「沖田博之が「E気持ち」って歌歌って
「ABC~あぁ~Eきもち♪」って歌ってたんだけど、それオーケンABCって書いたんですけどね。」
「これはのほほん雑記帳に収録されている」「初キスが、自分で書いて忘れちゃったな。初Hがえーと
カサデデュエってラブホテルで」
「ははは。でもそれB子さんですよね?」「だったね。」「でもそれ僕が
知ってるってのも」
「自分で書いたことって結構忘れたりするんだよね。グミチョコレートパインって
青春小説書いたの。それが最近漫画になって。自分の小説とかって読み返さないもんだから、
漫画になって「おぉ!すごいこんな展開!」って俺が書いたんだって驚いた。」
「漫画おもしろかった
ですか?」
「面白い。最近今年は僕が書いたステーシーっていう小説が漫画になって、あと映画に
なって、映画がまたすごい、何て言ったらいいのか、かなりぐちゃぐちゃでさ。ストーリーがわかんない
の。」
「ははは。ダメじゃないですか」「俺原作者なのに。でも熱さは伝わってきたよ。」「なるほど。
え~、なんか最近恋愛の話とかないんですか?」
「恋愛?いや~もういい加減ねぇ、恋愛とかどうでも
いいやって思ってきたね」
「なるほどね」「めんどくさくなってきちゃった。あるの?なんか」「僕ですか?
アイドルなんで」
「アイドル好き?!」「僕がアイドルなんで、ベールに」「いーじゃない。今時アイドルは
ベールに隠さないよ。だって、嘉門洋子なんてこはさ、初体験どころか自分のドラッグ体験について
書いててさ、お前それはあけすけ過ぎるだろうって。大笑いしたけどさ。」
「出す時代なんですね」
「だったら次何出しゃいいのよ。意外に自殺未遂体験を告白したりとかあるじゃない?もう何にも
ないじゃない。」
「もう終点ですね」「昔放火魔だったとか。そのくらいしかないじゃない」「僕もそろ
そろローラースケードとか履こうかと思って」
「何それ、全然わかんない」「(笑)アイドルで。」
「じゃあ、ドラッグストアは各人内緒にしてるんだ」「そうそう、あんま知らないっすよ。秘密が多い
バンドなんで。あ、曲が終わりました」
「終わっちゃったよ」「ずっと喋ってますね。じゃあ、コーナー。
「有原雅人の粋だねぇ!」ということで、オチのある話をしていただこうと。」
「オチあまりないんだけど、
東急ハンズに行ったのよ。そしたら若い女の子二人がこっちをチラチラ。「まいったなぁ。他のお客さん
に迷惑だから、売り場かえるかなぁ?」って意味なくセロテープとか見てて、ついに声掛けてきて、
「大槻さんですか?」「あぁ、そうっすよ」その子達が言うことにゃ。「ライター売り場はどこですか?」」
「ははは」「「はぁ?」「ライター何階で売ってますか?」「はぁ?!」「ライター何処で売ってますか?」
「2階で見たよ」答えちゃった。結構俺もまだまだだなぁって」
「それオーケンさんに聞かなくてもいい
ことですよね」
「店員に聞けよって。わざわざ追いかけてきてライターって」「それ愛情の裏返しかも
しれませんよ」
「全然愛情ないよ」「うそぉ。いや、話しかけたいんだけど、話が思い浮かばないから
敢えてその話を」
「そうか。でも憧れの女優さんとか」「深津絵里好きです」「また渋いとこきたね。
結婚したっけ?」
「してないです。僕と結婚するんです。もう取ったんで」「あぁそう。例えば深津絵里
ちゃんを東急ハンズで見かけましたと。どうしますか」
「もうストーキングですよ」「深津絵里ちゃんが
「どうもあたしのこと見てるわ」って時は」
「僕がとことこ近づいて「ライターどこですか?」内気になり
ますからね。相手の立場に立って考えるとそうなりますよ。オーケンさん誰かいませんか?」
「俺?最近なんかくるコいないんだよな~。あ、伊東美咲って子がね、まだBOMBとかで表紙に
なったくらいで。30超えてBOMB読むなってーの。アイドル雑誌。結構モデル系の顔なんだけど
水着とかにもなったりする。あのコくると思うよ。」
「ブレイクする!」「ブレイクすると思うよ。美咲ちゃん
可愛い」
「でもさっきMissaの話してましたよね。やめましょうか。」「やめましょう」「最後は私の曲で
締めさせていただきましょう」
「うぉ!」
DrugStoreCowboyで鐘は鳴り響く

「今日は特撮大槻ケンヂさんをお迎えしてお送りしましたけど。ありがとうございました。あの、
オーケンさん関連の告知をいっぱいしたいと思います」
「頼むよぉ」(ツアー日程、本の告知)
「是非チェックしてみてください。ということで、ものすごいあっという間だったんですけど、残り
20秒です」
「また呼んでよぉ」「また半年後に」「ドラッグ、あの、
DrugStoreCowboyは何か
略すのあるの?」
「ドラストです」「ドラカウじゃないの?」「ドラカウでもいいです。ということで、
大槻さんさよなら!」
「さよならっ!」「ということでこの時間はDrugStoreCowboyのボーカル
有原雅人と」
(後ろでぶつぶつ言ってるオーケン(笑))「あれ?また戻ってきたの?特撮の
大槻ケンヂでした」
「それではまた来週さよなら~」

以上
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