渋谷うたの日コンサート2022  2022.9.15 SHIBUYA PLEASUREPLEASURE 19:00~21:20

大槻ケンヂ/桜井秀俊/ROLLY

SHIBUYA PLEASURE PLEASUREでの「渋谷うたの日」として “12回目” の開催です! いつの間にか “ホスト役” 『ROLLY・大槻ケンヂ』のお二人が、毎年ゲストをお迎えしてのジョイント・ライブが、12年目を迎えました。今年は真心ブラザーズの「桜井秀俊」さんをお迎えします!! 乞うご期待です!!!


会場チケット5500円、配信なし。


MCの内容、流れ等適当ですのであしからず。


5分ほど押し。
オープニングSE:刑事コロンボのテーマ。

上手側オーケンセッティング。テーブルにドリンクボトル、時計、ミンティアBOX。マイクスタンドにピック3枚。

オーケン登場。B25。
赤渦巻柄シャツ、黒VネックTシャツ、黒ジーンズ、黒ハット、赤ナイキスニーカー。

「えーどうもこんばんは。渋谷うたの日コンサートへなんと12回目だそうでございます。すごいですね素晴らしい。 今日は真心ブラザーズの桜井君がゲストで来てくれました。嬉しいですねあの、桜井君は
僕がOnly you、I  stand here for you。ってアルバムを出した、もう20何年前かな、の時にバンドでギターを弾いてくれてたんですよ。それから何十年と一緒に共演することなかったんでうわ、何十年ぶりだ
嬉しいな!と思ったら、去年一緒にやってましたね。OYAJI NO YAONてイベントで真心ブラザーズと一緒にどっかーんて曲を一緒にやっていたの、すっかり忘れていました。けれど平場でがっつりやるのは
久しぶりなので、嬉しいなと思って今日は僕のコーナーは20数年前か、桜井君とツアー回っていた頃の曲をやることにしました。オンリーユー」
オンリー・ユー。
アルペジオで。ユー、って強めに歌っていました。
原曲通り新宿三丁目の。

ポロポロ弾きながら。
「えーどうも改めまして大槻ケンヂオーケンですよろしくお願いいたします。これも全く桜井君と回っていた頃歌っていた発売した頃の歌ですねあのさぁ」
あのさぁ。

「ありがとーう。はい、ありがとうございます。オンリーユーですけどそもそもばちかぶりの曲のカバーなんですけど、シングルを僕が出した時にカップリングでアコースティックバージョンのオンリーユー
が録音されて、そのギターを弾いていてくれたのが真心ブラザーズ、その前からかな。まぁあとでお話すると思うんで」

ハミングバード。
「これもその頃の曲ですね、ののの歌」

ののの歌。
後奏長めに。オシャレコードで終わり。

「どうもののの歌でした。そうですね12回もやってると色んな思い出もありますけど。記憶がほんと曖昧で、さっきも楽屋でジャックニコルソンて言葉が出てこない。スタンリーキューブリックものが出てこない、
したりしましたけど。次にやるタンゴという曲は、恐らくはさっき話していたツアーの3曲目、じゃないかな。オンリーユーって曲をやって未青年ってやって、MCを挟んでタンゴだったと思います。タンゴ」

かき鳴らし。
タンゴ。


B25.
「どうもありがとう!えーこのあとROLLYさん桜井さん3人でやりますんで、楽しんで行ってください。じゃあ僕の最後に、そう桜井君とツアーに回った時にポンプさんが小畑ポンプさんがドラムで、川井健カワケンが
キーボードで、ベースはサトケン佐藤研二さんか内田雄一郎君色々変わったけどギターもうひとりベラってのがいて、ベラが作った曲を最後に歌います。お別れの背景」
お別れの背景。
ハーモニクス入り。
ハミングウーウー。

「どうもありがとうオーケンでしたー!」

「ありがとーう!紹介しましょう桜井くーん!イエー」

桜井さん登場。座りセッティング。

「大槻ケンヂー!」
「お久しぶりです。と思ったら去年会ってる」
「あの時は対バン」

「でもどっかーん最後セッションした」

「僕がバンド出番最後で怒髪天と」

「やった。フラカン真心、おじさんばっかりで。じゃあお話はまたあとで。よろしくお願いします」

「はーい。オーケンに大きな拍手を」
オーケン退場。

「改めまして真心ブラザーズ桜井です。オーケンのソロのツアーでギタリストとして弾いていて、97年だったかな、さっきオーケンの歌った歌はよく演奏したことがある、という感じです」

「今歌った歌はキングオブロックという真心ブラザーズのアルバムの曲で、それを聴いたきっかけでオーケンが気に入ってくれてツアーを回った、思い出の曲です。思い出散歩やってやるぜと
思ったら先にオーケンがたっぷりやってしまってオーケンの思い出散歩のあとに桜井が」

「ROLLYさんとはですねSMAという事務所で91年ほとんど同じくらいに入って、同じマネージャーさんで。だから30年くらいやっています。今日呼んでいただいて光栄ですありがとうございます」

最後にサマーヌード。

「ありがとうございます。ROLLYさーん!」
ROLLYさん登場。黒ベルベットスーツ。金髪ボブ。赤いバラ。

「日本一の作曲家桜井秀俊さんに大きな拍手!サマーヌード日本のポップス10曲に入る名曲。今聴いててね、ジュディオングの魅せられてに、タラランタララン♪あれなかなか出ないね」
「それだ!原体験で」
「大きな拍手」
「ありがとうございました。ROLLYさんよろしくお願いします」

桜井さん退場。

「ようこそお越しくださいました。20分コースでございますね」
スマホ足元にセット。

10年桜。
ROLLYちゃん。
月まで飛んで。


「それではここで、素晴らしいミュージシャンを紹介します。桜井秀俊さんそして大槻ケンヂさんどうぞ」

お二人登場、オーケン白ボタニカル柄シャツ。


「前回のリハーサルもサクサク進んだような気がしたな」
「そんなにものすごい揉めたことって」
「いや揉めたことはない」

「七転八倒ていうんですか」
「ユカイさんがなげきのボインやりたいやりたいって言って、結局あ俺この曲知らないや」

「あれ最高でしたね」
「最高でした」

「毎朝のように電話してきて、あれやりたいんだけどいいかな。わかりました。結局なげきのボインをね」
「やろうとしたら、この曲知らないな、すごいなぁと思った。今回は、非常に楽しく。ROLLYさんあれなんですよ桜井君は僕のソロでギターを弾いてくれた25年くらい前?」
「95年だから」
「サマーヌードが出たくらいだったような」

「うんそう。キングオブロックが」
「あれは名盤です!」
「ありがとうそれをオーケンが気に入ってくれて、誘ってくれてリハをして」
「うん」
「1か月後くらいにサマーヌードが出て、「桜井君!何であんなTUBEみたいな曲を出すんだ」怒られた」
「ほんと?」
「TUBEさんにも失礼だし」
「いや大名曲じゃないですか」
「今そう言ってくれる。がっかりだよロックと思ったのに」
「いい曲だよ」

「コードのセンスがとにかく歴史に残る」
「ありがとうございます。こんなに褒められるとは」
「さっきも楽屋で言ったけどね、大槻さんも日本印度化計画はね四人囃子の一触即発に値するくらい日本のロックに深い傷跡を残した」

「ああでも日本印度化計画はシングル化されていないんです」
「そうなの?」
「でもあんだけ知ってる人は知ってくれてるから、天国への階段みたいなことですよ、レッドツェッペリンで言ったら」

「シングルはブラックドックでしたよ」
「ブラックドックだったんだ。短いからね」

「ミスティマウンテン」
「デデ~ンデン♪」

「ホエ~ホエ~」
「お経みたいな」

「でも天国への階段シングル化されてないか。日本印度化計画は友達の結婚式で歌った」
「えなんで?えどうして?なんで?」
「インド人が新郎?」
「普通の友達ですけどそれが好きだった」
「へぇ歌ったの」

「みんなでね、トビマストビマス」
「マジ!え?」
「俺は歌う方。しーてしまえ!」
「ありがとう」

「僕もしーてしまえのタイプでした」
「あらー。桜井君が弾いてくれてその後にポリシックスのハヤシ君なんかがしーてしまえ!あん時に桜井君ギターでドラムがポンプさんだった。すかんちはダブルダブルチョコレートってアルバム。
キングオブロックとダブルダブルチョコレートは僕の中でセットになってる」

「それは嬉しい。ダブルダブルチョコレートというのはスタジオ盤で2枚組。スタジオ盤の2枚組ってすっごい嫌じゃないですか」
「どういう意味で」

「普通あり得ないじゃない。レッドツェッペリンの6枚目のアルバムが2枚組だったんで僕は6枚目は2枚組」
「あっレティカルグラフティに合わせて」

「小畑君とずっとデビューした頃から6枚目が出せるんだったら2枚組にしましょう」
「へー」
「楽屋で、桜井君とお話していてえっ!ってびっくりしたのがたまにウルフルズで弾いてるんでしょ」

「たまにでもないよ。だいぶしょっちゅう」

「そうなんだ!あっそうなんだ!」

「見に来て」

「見に行く!その時の俺の例えがあっマッチの横の、マッチの横で弾いてるよっちゃんみたいなことだね!あるよね」

「合ってる」

「そうなんだ!ウルフルズ見に行くと桜井君も見れるんだ」

「ガッツだぜ弾いてます」

「ガッツだぜ弾いてんだ!あれ、面白いな。そんなことも含めてちょっとまず1曲。これはさっき歌ったんですけど」

「桜井がリクエストさしてもらいました」

「やりたいなとオンリーユーを桜井君と一緒にできるの嬉しいな」
「桜井さんはスライドバーをね、スライドギターを披露してくれるそれがすっごくいい」
「そんなハードル上げなくても」
「すっごい!みんな注目して」
「リハと違うような感じ?リハと一緒でいい?」
「いいよ」
「普通にやります」
オンリー・ユー。
オーケン桜井さんROLLYさん歌い分け。
渋谷のあのプレジャープレジャーで。

「オンリーユーは元々シングルカップリングで真心がギター弾いてくれたんですね」

「カップリングだっけ」

「あの頃モグラネグラって番組で、もしかしてサイパンも一緒に行った?」

「サイパンじゃないプーケット」

「プーケット!」

「連れていってもらいました。夢のような」

「バブルでしたねあの頃。ROLLYさんもやってたねモグラネグラ」
「違う曜日やってたけど。ゴルフ大会、肝試し」
「それ両方やったね一緒に。ゴルフ大会がすごくて、僕とROLLYさんとピエール瀧君ていう。無茶苦茶なんだよね。それでゴルフ大会ってさ、何だろうって」
「YouTubeとかに」
「モグラネグラは全くない、と思う」

「ないんだ。誰も録ってないんだ」
「僕ら二人は企画すごかったですよ。ラブホテルのカップルが出て行ったあと掃除のおばさんが入る前に入ってゴミ箱をチェックする」

「それは、ダメでしょう。ダメなやつ」
「それを観て誰が喜ぶ」
「ゲストユニコーンの川西さん西川さん、一緒に行ってピンセットで」

「それはダメでしょう」
「国士舘大学の男子寮に行って、ゴミ箱をチェックする。こんなヒドイ」

「ミュージシャンが。国士舘も川西さん行ったの?」
「それは行ってない」

「真心とプーケットそんな無茶苦茶なことしたっけ?浜辺でゲーム大会」
「撮影の事は全然覚えてない」
「何一つ覚えてない!」
「ここで言えないことばっかり。主にマネージャーさんたちが」
「あぁ!1個思い出した!それはサイパンだったか忘れたけど、当時の僕のマネージャーが、髪が長くて」
「覚えてる」
「痩せてスーツを着てニヒルな人で。ちょっと変わった人で。夜キャバクラみたいとこに行ったら彼が大モテだったの。彼いい気になってこんな(両手に花)なって。何故彼が大モテか」
「覚えてる覚えてる!僕のマネージャーも」
「オオニシさんじゃなくて」
「じゃなくて。大モテで、同じこと」
「何でモテるかと。ヒーライクスジーザス。彼はキリストに似てる。だから、髪が長くてこんななってるから、ゴルゴダの丘で処刑されたキリストだ。敬虔なキリスト教の人が多い所で」
「タイだと仏教系だなぁ」
「違うとこかな」

「フィリピン」

「プーケットはタイですよ。セブ島だ!」
「うちのマネージャーは、彼の懐に入った厚いお財布に興味があった」
「あーわかりやすい。そのことだけは覚えてる。なんにも覚えてないわぁ」

「1曲しかやってない」

「そうだね。やりましょう次の曲はROLLYさんリクエスト。変な曲ね」
「かぐや姫と言いますと、神田川ね。ベトナム戦争に行った恋人から手紙が来る。デビュー盤のはじめましてが入ってる吉田拓郎プロデュースの、僕は何をやってもだめな男です。
面白い曲で」

「面白いかなぁ、これも今ダメね」
「うん」
「途中の今日はカットする」

「すごいいじめの曲」
「いじめだよね」

「完全にいじめでしょう。やってみますか」
「はい」
僕は何をやってもだめな男です。

「やー」
「こういう笑いのセンスだったんですね70年代」
「ん-。男おいどんとか、水もれ申介的なね。パチンコでチューリップが開いた試しが。もうわかんないね。何もしないのに機動隊にはこずかれ。怖いおばさんに囲まれじわじわ、あっ当時の
ウーマンリブ的な」
「そういうことか」
「南こうせつさんの誰か後輩か気の弱い男をすっ裸にして愚弄するみたいな、入ってるんだよね」

「ヒドイ」
「ヒドイよね」

「僕もやられたクチなんでね」
「そうなんですか」

「完全にやられた口。メガネで、はりつけられメガネに毛虫を」
「そういうのって、今復讐してやろうみたいな、突然夜中に怒って。バスに乗ってる時に怒ったりするんですか」

「いやもうないですね全然ない。復讐するつもり全くない」
「桜井君は?復讐トーク」

「理不尽な目にもちろん沢山遭ったけど、どうでもいいですね」

「復讐したいって」
「もうできたと思ってた。充分今あの時のいじめられてた僕が人前でお金をもらってギターを弾かしてもらうとお客さんが拍手してくださってる時点で」
「あっ」

「完全に浄化されたつもりであったわけ」
「復讐のギターだったんだ」
パチパチ。
「復讐のストラトキャスターだったんだね」

「全部音楽にぶちまけてね、もう完全に復讐するつもりもない自分は勝った、勝ったというかトントンだ。ということにしていたら中学校のいじめっ子からFacebookの
友達申請が」

「あぁそういう」

「とうとうこいつも友達申請してきたか」
「してきたもん負けですよね」
「そうですね。してきたから承諾したわけ。そしたらそいつの私生活が、あれ?車はベンツにポルシェに乗ってて」
「おお!」

「しょっちゅうバリ島に行っててあれ?」
「それは復讐した方が」
「いやいや。ひどいことにね、人づてに聞いた話。あの寺西がよくテレビ出てるいじめられてた、あれ俺がやってた」

「あれ!」

「いじめたことをまた自慢する人になっていらっしゃった」
「あぁ、なんか聞いたらムカムカしてきました。腹立ってきましたね」

「でもね、腹立ちはしませんよ。自分は幸せだから。十分だ」
パチパチ。
「素晴らしいね」

「そういうことを言っていたら」
「まぁ何でも笑ってね」

「笑って許せる自分になってただけで十分」
「幸せです」
「笑いってことで思い出したけど、横浜にさ、お笑いの劇場みたいのが」

「にぎわい座」

「寄席?」

「寄席ですね」

「そこに僕ポカスカジャンに招かれて」

「ポカスカ寄席」

「歌っていたら、最前ぐらいの席にお酒を飲んで顔を真っ赤にしてニコニコ笑っている、桜井君にそっくりな人がいて、ええ?と思って。そしたら桜井君だった。思い出したびっくりした!」

「そん時はねオーケンにもポカスカにも舞台からいじられ上げて」

「あれは何も教えずに来たの?ポカスカにも。招待はされてたの?」

「いや、ちゃんとお金払って」

「あっそうか」

「ポカスカ寄席出させてもらったことあって。今度オーケンが出るよって。えっオーケンが何やるの?弾き語りで。知らなかったから」

「そう。驚いて!俺弾き語り始めたんだよ」

「弾いてる曲もあっ知ってる知ってる!」

「そう僕たまたまウルフルズ観に行ってギターが桜井君だったらそのくらい驚く。ええ!ガッツだぜ弾いてる!だからROLLYさんにしてみたらFacebookに友達申請が来たみたいな、世の中
驚きの連続ですよ」

「そんなまとめ方」
「全員面白話ってあると思うから100物語、聞かしてほしい」
「いっぱいあります」
「お客さんにもあると思う」
「そりゃありますよ」
「一番話したい話はここで話せない話」
「往々にしてそうね、ええっ!っていう。曲の話は。あぁこの歌詞謎だったよね子供の頃吉田拓郎さんの落陽、僕は山田パンダさんのバージョンで聴いたんだけど、シチュエーションわかんなかったよね」
「苫小牧から仙台行きのフェリーに乗ったら変なばくちをするおじいさんに出会ってさいころを貰うって話」
「それでおじいさんがおまけにテープを。多分苫小牧で博打おじさんと仲良くなって、さいころくれた上にテープを拾ってくれた。山田パンダさんのラジオで聴いて、町に出てクイズみたいの出した。正解したら
山田パンダさんの曲がかけられますがリクエストありますか。それは困るよね。それでその人がたまたま落陽、知っててよかった。それで僕は落陽って曲を知った。そんな驚きの話じゃなかった。行きますかね」
落陽。

「筋少と真心とすかんちは一緒にライブやったことあるかなぁ」

「一緒にはないかな」
「僕らはSMAちゃん祭りで。筋少とすかんちも。3バンドは非常に近しい所に」
「SMAってスパゴーもそう?」
「ユニコーンスパゴーすかんちでSMAちゃん祭りよくやってて途中から真心も」
「フラカンも?」
「フラカンは違う。ジュディマリ」
「あぁそう。ウルフルズは?」
「ウルフルズは違う」
「でもねSMAって憧れが実はあったんだよね。なんかみんなでSMA祭りとかやってて、みんなそこそこ売れてるしそこそこって言っちゃ、いいなーって」
「いい塩梅でね」
「いいなー」
「アーティスト同士仲いいよね」
「いい会社ですよ。事務所って言ったらブラックな、若いお嬢さんを娘さんを会社に預けたりするの怖かったりするじゃない芸能界。そういうのない、ように思う」
「ブラックなとこしか行ったことないから羨ましい。俺入った事務所3つ潰れたんだから。すごくない?事務所が3つ潰れてまだやってる」
「そりゃすごい」
「だから潰れる寸前の社長の雰囲気って分かる。あのね、何かでっかいこと言い出す。雲をつかむような話を言い出すの。色んなとこに有線放送をつけてそこに巨大宗教の教祖の声を流してウハウハだ、
とかね」

「ハハハ」
「なんかそういうこと言い出す。ヤバイ」
「最後の一発逆転を」
「そそ最後の一発逆転が全部かするの。である日お前らが悪い、って言い出す。お前らが悪いって巨額結構な、生々しい。結構な額こっち来てないのにこのなんとか代を返せって。最後管財人ってのが入って、
何も入らない。スッキリした!復讐した!」
パチパチ。
「ステージ上でこんなヤな世界」
「SMAとかいいな。憧れちゃう」
「結構長い僕たち、30年以上いるでしょ。33年くらい勤続」
「更に自由にできてるじゃない?だからなんだろな、憧れる。大きなとこにミュージシャンたくさn」
「大きかったら大きいだけのよくないとこあるけど」
「どこが!よくないところ、何が悪いの。なんかイベに呼ばれるとか」

「むちゃくちゃ売れたとしても事務所全体の、何でこんな話して。お金を回さないといけないそこまでの巨万の富は得られない。個人事務所よりは。それよりもROLLYさんたちとわちゃわちゃしていた」

「あぁ痛しかゆし」
「ほどほどでいい会社ですよ」
「巨万の富を得たミュージシャンも。何の話してるんですか」
「いいじゃないですか。もういいでしょう。そういう話しかしないプロレスラーのトークイベント、また始まったよ。ここは阿佐ヶ谷ロフトじゃねーんだ。そうだった、吉田豪ちゃんのイベントじゃないんだった」

「今日配信とかしてるの」

「してないしてない」

「じゃあいいじゃない」

「配信減ってきたね最近。次の曲は」

「桜井リクエスト」

「そうなの?ROLLYさんじゃないんだ」

「やらしてもらうってことでオーケンとねオンリーユー。ROLLYさん何かな、この10年ROLLYさんの衣装借りてるんです」
「そうピンクのジャンプスーツをね桜井さんが宇宙、地球三兄弟」
「10年前奥田民生さん桜井とYO-KING。何故かツアーの目玉が桜井が全力で傷だらけのローラを歌う」

「楽しそうだね、へー」
「その時にジャンプスーツを」
「歌は全力で、衣装も全力じゃないと。ROLLYさんピンクのラメの持ってたなって」

「へー」

「ワンツアーツーツアー回ったらラメが半分くらい落ちちゃって」
「元々半分ぐらいなかった。遠目から見たら未だに綺麗に見えるはずですよ」
「あまりにもラメが落ち過ぎちゃって新しく作った」
「ああ!その方がいい」
「っていうのもありながら西城秀樹さんの。僕の同級生がやってる飲み屋で常連の人がROLLYさんが歌う恋の暴走が絶品なんです。マジか」
「恋の暴走って曲は西城秀樹の中でも」
「そんなめちゃめちゃ代表ってわけでも」
「傷だらけのローラより前の。70年代の初期の感じのポップス」
「僕大好き」
「トリビュートでやらしてもらって西城さんと2人でやったことも」
「おお」

「おおすごい」

「恋の暴走ですよ、何が始まるの」

「西城さんもこのバージョン気に入ってくださったらしく西城さんのコンサートでもこのアレンジでやってれて。西城さんには随分お世話に。じゃあやってみますか」
恋の暴走。15421

「歌謡曲70年代後半に、60年代あったけど、山口百恵さんなんかも途中から宇崎竜童姉御っぽくなったけどデビュー曲としごろなんて」
「あなたがすきな♪」
「それは岩崎宏美」
「あなたに~おんなのこの♪」
「そういう路線じゃないんです。ヤマハの超大物シンガーで桜田淳子に曲を」
「中島みゆき!」
「初めはかぜ~になびいて♪」
「あぁそれ」
「明るい曲が多かったんです。天地真理ちゃんのね、夢見る夏の日タンツッタターン♪」
「知らなくはないけど微妙な年の差が、ジェネレーションの差が微妙に」
「さっき聞いたらダントツお兄さんでした」
「天地真理ちゃんとかあんまり」

「3,4歳かな。お姉ちゃんが好きだった。真理ちゃん自転車持ってた」
「ドレミ真理ちゃん」
「打てば響きますね」
「ウテナ洗顔フォーム。知ってるじゃないですか皆さん。ロゼッタ洗顔パスタも知ってるじゃない皆さん」
「あと地域差もあるんですよ。関西、それで別れる所があります」
「銀座ナウとか知らない」
「銀座ナーウ!えっ観てなかったの?」

「ただ観てなかっただけなのかな」

「真心が出てきたパラダイスゴーゴーの時間枠じゃないですか?」

「夕方5時6時、へー」

「それで、夕にゃんがあったけどそれよりずっと前に。せんだみつおさんとかが出て、オリコンの小池聰行 さんとか。あまり見ることがなかった外国のロックの映像ガンガン流すんですよ。

KISSのハードラックウーマンとかチープトリックの甘い罠とかガンガン。もうそれしかロックを観る情報がない上に!たまに来るんですよ。これがね僕の中で、ヴァンヘイレンだったかクイーンだったか
ちょっと思い出せない」
「ヴァンヘイレンっぽい気がするな」
「とにかく胸毛がいっぱいだった。フレディか」
「デイブリーロス」
「どっちかがスタジオに来た。迎え撃つのが司会のせんだみつお。せんみつが、英語できないしロックも詳しくない、とりあえず彼の胸毛を指して自分のシャツバッと広げて俺も胸毛胸毛!そしたら
フレディかデイブリーロスどっちかが、Oh~。ウケたですよ」
「それは多分ヴァンヘイレンだと。78年ぐらいデビューで当時クイーンはスターだったから出れない」
さわりを演奏。
「すごい出てた。ヤングオーオーにも出てた」

「出たの?ヴァンヘイレンて」
「ごめん今一つ自信が。初めはヴァンヘイレンよく出てた。日本のロックバンドも出たし」
「キャロルとか」
「バウワウとか、出てたよ」
「近田春夫と春夫フォンがブルドッグやった映像観たことある。四人囃子」
「あれさ、笑っていいともにマイケルシェンカーが出た回観た?出たんだよ。ここでゲストがありまーす。ギタリストのマイケルシェンカーさんでーす」

「友達の輪の時?」

「 違うの全然。マイケルシェンカーがフライングV持ってニコニコ出てきて、マイケルシェンカーさんライブがあるそうでーす。ハロージャパンとか言ったらピポポポ♪ダダダってコマーシャルなっちゃった」
「本来なら弾く予定だったのに」
「全然。グラハムボネットも笑っていいとも出たよ」
「僕はねジャーニーのギタリストニールショーン見たことがある」
「でも扱いみんな一緒だよね」
「ベイシティローラーズのレスリーマッコーエンもキットカット持って。次の日クラブチッタ川崎でね、ベイシティローラーズコンサートあるから来いって。弾いたの」
「 あっその頃ローリーさん出てたもんね、レギュラー。えっベイシティローラーズギター弾いたの?それはもうウルフルズ観に行ったら桜井君。ベイシティローラーズ観に行ったらROLLYさん。ショッキングだよ」
「イアンミッチェルがベース」
「ロゼッタストーン、へー。なんかみんな、あれだよねオヤジが古い話してるって認識になってる」
「なってるけど今日のお客さんそんな嫌な感じじゃ」
パチパチ。
「ありがとうございます」
「曲やりますか」

クラップでお客さん参加。
東京ヴギウギ。
桜井さんギターソロ。
「ワンモーターイム。大きな拍手。大槻さん」
「あ、あ?」
「行ける」
「ちょっと待ってどこから?ソロを弾くの?ソロを弾くの!?」

「行けると思う」
ペインペインとやって何とか切り抜ける。
「ギターソロって難しく考えるけど実はね、どこを弾いても行ける。半音ずつ」
お手本。
「 だからスケールアウトしたら渡辺香津美だってことにすればいい。フュージョンだって、高度過ぎるフュージョン。YMOみたいやつ」
ぺぺぺ。
「今よかった。イケてる!」
「かんべん」
ROLLYさんソロ。
「ROLLY!」
歌に戻り。

「すごーい」
「弾けてる気になった」
「瞬間だけでも。ここで写真撮りません?」
オーケン譜面台に置いてたスマホ。
「ほい」
「写ってはいけない方は全員マスク」
「あれやろっか。ちょっと待ってて」
「急に。ギターソロ弾きながら写真撮ること考えてた」
ROLLYさんギターで繋ぐ。
楽屋から別のスマホ持ってくる。
記念撮影。

「ありがとうございました。うたの日コンサートも12回」

「長いですね」

「すごいですよ。来年もやるんでしょうね」
「来年もやるし再来年もやるしその先も」
「桜井君また是非出てくださいよ」

「はい是非是非」

「桜井君久しぶりにお会いしたので、知られざる桜井情報を沢山入れて、桜井通になりました」

「チケットの件はなにとぞ」

「そんな感じかな。時間もいい時間だね」
「なごりおしゅうございます。」
「名残惜しい」

「ありがとうございました」

「ありがとうございました」
パチパチ。
「ROLLYさん行ってよござんしょか」
「へい」
「最後に僕のリクエストで、陽水さんの夢の中へー!」
夢の中へ。
オーケン歌。ROLLYさん桜井さんハモリ。
ROLLYさんギターソロ。

「どうもありがとうございました。ROLLY!」

「大槻ケンヂ!」

「うたの日コンサート2022でしたー」
「ありがとうございました」


SE流れてアンコール鳴りやまず。
毎年帰り時迷いますが、曲終わってアナウンス「アンコールはありません」

換気タイムは特に設けずトーク中ドア開放されていました。