第9回 東京うたの日コンサート  2014.6.17 PLEASUREPLEASURE 19:00~22:10

ROLLY/大槻ケンヂ/谷山浩子


MCの内容、流れ等適当ですのであしからず。レポはオーケンのみで。


開場5分くらい押し。

SEなしでオーケン登場。
オーケン:濃紺シャツ。黒幅広パンツ。黒ニット帽。ギブソン。

ジャカジャカかき鳴らし。
「二日酔いの、無念極まる僕のためー!」
死んでゆく牛はモー。
ウワー!と叫んで「ダメヨ、ダメダメ」を挟みつつ。
「パー!」マイクなしであちこちにやって。
「本日も多くかきまぜております!」

続けて

タンゴ。

「どうも大槻ケンヂですよろしくお願いします。ようこそいらっしゃいました。これに出させていただくのは結構もう、ウルフルケイスケさんや人間椅子和嶋さんとか
ダイヤモンドユカイさんとか、色々な方とやらせてもらって。いつの間にか僕とROLLYさんがどなたかを招き入れることに。今回谷山浩子さん、出ていただきます」

「いつも出る時にオープニングSEをかけるわけですよ。なんか、タッタラッターン♪みたいな出囃子ですよね。今日、「オープニングSEかけたいんですけど」
「いや、いいですよ。普通にBGM出てますから、下がったら出てください」「は、はい」そのまま出てきました。歌っていきたいと思います。香菜、頭をよくしてあげよう!
ワンツースリーフォー!」
香菜、頭をよくしてあげよう。
「生きていけるよ、お、にー!」と力強く。
オンリー・ユー。
渋谷のあのホールで。

「どうもありがとう。谷山浩子さんが僕の弾き語りを見に来てくれて、「今日は谷山浩子さんが来ています」びっくりですよ!是非やって欲しいという曲です。
ノゾミカナエタマエ」

ノゾミカナエタマエ。
「レーーーー!ティクールーの♪」「おーーーー!ねがーーいが♪」と伸ばして絶唱。

「では、お招きいたしましょう。大丈夫ですよね?あの、谷山さんだけオープニングSEとかないですよね?お迎えしましょう谷山浩子さんですー」
谷山浩子さん登場。

谷山様
:茶グレーチェックコート。

「こんばんはー。お招きいただきありがとうございました」
「いえいえ。まずはお座りください。うたの日コンサートは最初はダイヤモンドユカイさんとROLLYさんと僕だったんですよ。その後でウルフルケイスケさんとか
えーと・・・色んな方と!」
「そうですか」
「あ、和嶋慎治さんだ。いつの間にか僕とROLLYさんが色んな方お招きする形になって。どうしようってなって、やったことある人、あ!谷山さん!って。
実は来てくださると思わなくて」
「えー!そうですか?」
「第1回目は大変で、曲決め会議僕いかなかったんです。僕ギター弾かなかったんで、他のギタリストが来てくださって。みんなでギター弾いて、歌本で
歌いまくる会になったんだって。その会で出なかった曲をユカイさんがリクエストしてきて。なげきのボイン、ボインは~♪って曲。えっ?どうかなぁ?って
断ったら、「いや、俺は歌いたい」って。それで当日ぱっと見て「俺はこの曲あまり知らない」びっくりしました」
「すごいですね」

「谷山さんとも、去年猫森集会。僕ゲストで3曲くらい歌って、最後アンコール1曲かな。リクエスト来ました、20数曲来たんですよ。えっ、と思って、あ、この中
から3曲厳選だな。と思ったら12曲」
「猫森集会はゲストが2/3」
「そうなんですか?断れないから。去年の夏ですね」
「うん、9月ですね」
「僕がどれだけ谷山さんの曲を歌うためにJOYSOUNDに通ったか」
「そうそう。あれでキーを変えるって相談なった時に、半音とか言ってたら」
「そう、僕わからないので」
「カラオケで1とか」
「JOYSOUNDで3つとか」
「JOYSOUNDとか関係ないよ」
「そんな、猫森でやった楽曲を」
「大槻さんが私の歌を歌ってくれて、私が大槻さんの曲を」
「ものすごく僕の心の琴線に触れましたよ。是非、その時に見れなかった、特に僕の、僕をよく知ってる方に聴いてもらいたいな」
「じゃあ、2曲やります」
「まず、タイトル言っちゃいましょう。特撮のヌイグルマーと、筋肉少女帯の機械」
谷山さんのピアノ、ボーカル。オーケンコーラス。
ヌイグルマー。
機械。

サビでオーケン主旋律に。

「ありがとうございました。ひとまず外で見ます」

オーケン退場。


「それでは、一人で歌います。初めての方は初めまして。大槻さんもROLLYさんとも色んなところでやってるので。今日は東京うたの日コンサート
(暗黒編)というタイトルで。じゃああまりさわやかな歌とか歌っちゃいけないのかな。探すの大変でした。まずは」
SAKANA-GIRL。

「よくこの歌は人間を食べる歌と思われるのですが、そうではないです。魚を!食べる歌です。男の子がスーパーで買ってきた魚を」

「えっと、ツイッターをやってて、今日来てるかもしれない。『どうなるか楽しみ。大槻さんは借りてきた猫状態になるだろう』って。そんなことはないのよ。
私のファンの方は知ってるけど、私は元々作詞作曲家になりたくて、阿久悠さんのような。自分が人前に出て歌うなんてとんでもないと。でも私がこの仕事
したいと思ってた頃はシンガーソングライターとしてデビューする道はあるけど、作詞家とかは一般人がなるにはどうしようもない。ある意味仕方なく自分で
歌うことに。最初のデビューしたての時はほんっとに嫌で嫌で。怖いんですお客さんが。1週間前からおなか痛くなって、なんでもいいから中止になんないか。
さすがに何年か経って大丈夫になりましたけど。基本はやっぱり内気です。自分で内気というやつにろくなのいない。で、ROLLYさんや大槻ケンヂさんと
一緒にコンサートをやると、大槻さんは引っ込み思案というかシャイですね。ROLLYさんはステージに上がるととてもそうは見えないんだけど、基本は内ですね。
そうじゃなかったら、一度何かで仕事しても、それで終わりだと。私声のでかい人とか、「だめだよもっと社交的にならないと!」「何恥ずかしがってんだよ」って
言う人すっごい苦手。そうじゃない、同じ・・・ゾーンの方」

卵。
「どうもありがとうございました。普段のコンサートと違って緊張します。いいところ見せないとと思うと。歳を取ると段々そういうのなくなって、まだ仙人のようでは
ないですけど」
「次は大槻さんゲストの時もやった歌で、カラオケに入ってなくて、と言ったらリクエストしてくれて、今は入ってます」
終電座。

「それでは、ROLLYさん、です」
ROLLYさん登場。
ROLLY:金髪ひとつ結び。長スーツ。山高帽。くるっとお髭。

「どうぞよろしくお願いします」
「今日からくり男爵で」
「基本的に私はからくりで」
「一応テイストは合わせました」
「バーバリーの」
「コンセプトはイギリスの寄宿舎」
「あ~。今日はうたの日コンサートで、初めて我々の演奏お聴きの方も、どうぞよろしくお願いいたしま~す~♪」
シンセギターでハモリ声に。
「ローランドのシンセGR55というので、ちょっと面白いことができます」
「今日はそれを使って」
「からくりっぽいことをやります」
ファゴットの音になったり。
「それはつまり入力装置がギターになってるシンセってこと?」
「そうなんですよ。いつもはシンセの先生がいらっしゃるんですが、今日は私がなんとか頑張って」
試奏

「いまので始まるんじゃないのね。すごく違った曲なので、何やるの?」
「キャッチザレインボー」
「の前に、」
曲を確認。
「あ、そういえば、ROLLYさんとよくやるけど、二人だけでやったの初めて」
「そうですね。少ないのがAQさん。次がベースの佐藤研二が入って。多いのがからくり楽団で、アルバムも2枚出ております~♪」

ねむの花咲けばジャックはせつない。

「この歌はとても高尚な感じで。アルバムの中で5本の指に入るかと。次は恐縮ですがワタクシの作った曲。先日青山円形劇場でも演奏して
一部の熱狂的な方々から支持されました」

「でも、一人オリジナルの方がよかったとツイートしてました!」
「ひえ~♪そんなこと~ありまへん~♪」
そのままの流れに曲に行ったけど中断。
「どうしたらいいのかと」
「僕も何とか許してもらえるか。仕切りなおしで」
虹をつかんだお話。

「ありがとうございました~♪谷山浩子さんに大きな拍手を!」
谷山さん退場。
「日本で最も尊敬しているミュージシャンが、谷山さんなんですよ(小声)。ちょっとノリのいい感じやっていい?」

手拍子入りで。
20th Century Boy。
次の曲も手拍子してたら。

「外人ぽいね。ディープパープルでリッチーがスモークオンザウォーター弾き出した。バッバッバー(頭にパン、パン)。みなさんは、外人ぽ~い」
ROLLYちゃん。
「恋をしたらどういう気持ちになるかな。恋っていうのは人を変えてしまうね。正直者は嘘つきになり、若者は大人ぶり、大人は若作り。なんといっても
恋と言うのは原点だね」

甘い誘惑。
「では。シューベルトのアベマリアを歌ってみたいと思います。ちょっと待って、ボタンが。カフスじゃなくてごめんなさい。なかったボタン。今のギャグ
分かるのは関西人で40以上。シューベルトのアベマリアに勝手に歌詞つけました。手塚治虫のザ・クレーターという漫画があって、月面探査に行った男。
谷底を調査してると命綱が切れてしまって、彼は月の谷に残されたままミイラになってしまう。300年後、谷底から生命の息吹がもわもわ。生き返って
目を見開いた時に目に映ったのがふるさとが核戦争で火の海になってるところ。彼は最後の地球人として地球の最後を見届けた、そんな歌詞です」

アベマリア。

「大槻ケンヂー」
オーケン登場。
「よろしくお願いします」
「まぁなんといっても大槻さんがアコースティックの弾き語りをね。着実に、うまくなってます」
「いや~ないです。足引っ張ってると思って冷や汗だらだらです。」

「冷や汗って、本人しかわからないですね。なんでそんな汗かいてんのって見られてる」
「そういえば冷や汗かいてる人ってあまり見ません」

「我々ステージ上の人間って、特に弾き語り。バンドだとね、誰か一人が間違えても誰かがサポート。弾き語りってのは孤独の極致」
「やめて~。もう一人じゃない」

「みんな一緒!」
「一人で弾き語りの時は、腹立つことがあって、人が頑張ってるのに見るなよ!」

「えええ」
「最近はないですけど。青森で、あれ?その後ものほほん化計画で会ってるか。青森で筋肉少女帯の橘高さんと、和嶋慎治さんと」

「急遽混ぜてくれってね。5分くらい練習して」
「クーラーのない部屋で練習して。ROLLYさんお疲れさま!って言ったら「いや~これからプロレスに出るんだ」」

「プロレス出た!悪役のレスラーが」
「男色ディーノ?」

「同性愛者のコンビなの。出た途端ぶっちゅー!」
「どっち?」

「両方されましたよ。何べんも。」
「ご存知の方もおられるかと、後楽園ホールなんかで出るなりアナウンサーが「残念なお知らせです。次に出る男色ディーノですが、
ホモでございます!いい男がいると濃厚なディープキスをする恐れがありますのでお気をつけください!」って。ロックもそういうの
やってみたいですね。フェスとかで「次のミュージシャンは異常な性癖があります。お気をつけください!」」

「ロック数珠繋ぎって。ミュージシャンが全員数珠繋ぎになって、最初の人が最後にわっかになって」
「ムカデ人間みたい。1曲やりますか?」

オーケンとROLLYさんでアコギ。
「僕も歌う?2番の歌詞が足りなくて」
「僕のありますよ。手書きで読める?最近映画化される歌ですね」

「2回目ですかね」
「今回は小栗旬さん。銭形警部を浅野忠信さんがやる。前回はねぇ、ルパンⅢ世が目黒祐樹で銭形警部が田中邦衛!」

「似てるね!」
「似てる似てる。」

「レンタル屋行ったら色褪せ~たVHS置いてる。」
「覚えてるんだけどノストラダムスの大予言って映画があって、」

「あった!」
「日本がおかしかったころ、70年代。終末観がハンパない映画で、ほんとトラウマになって、しばらく映画館行けなくなった。」

「なんと僕も」
「その2番館に落ちた時の同時上映がルパン」

「助かりました」
「助かりました~。目黒祐樹さんにはお会いしたらお礼を言いたい。」

「黒田祐樹に」
「言ってどうすんですか」
ROLLYさんがギターをちょっと弾いて。
「これね、大槻さんのギター、めっちゃいい音する」
「このギターは、僕以外が弾くといい音がする」
ルパン三世のテーマ。
ROLLYさん「歌詞が読めない」といいつつ2番を。

「これ歌詞が読める人の方が珍しい。あっ、ROLLYさんも目来ましたか」

「来ましたかって、私の方が年上ですよ。微妙なんですよね、掛けて見える時と見えない時があるから。」
「ご飯食べるときってメガネ掛けると見えなくない?」

「見えないですよ。僕はメガネ4種類くらい持ってます。変装をしたりする用と食事用と読書する時」
「僕はずっと目がよかったから、見えないと思ってメガネにしたらレンズが薄いんですよ。子供の頃からメガネのミュージシャンたくさん
いるじゃない?メガネ貸してって掛けると必ず鼻で「ふんっ」って笑われる。「これをメガネって言うの?僕には変わらない」」

「僕小学校3年生から掛けてます」
「じゃあ笑うの」

「多分。あっ、多分も書いてらっしゃるんですね」
「あ、メモをしてらっしゃる。我々のレポ、よくパチパチロックンロールとかで」

「パチパチ、GBとかね」
「GB載りました?」

「ガッツとかね」
「ガッツないなぁ。フールズメイトは?」

「ない」
「じゃあ、俺ね、バンドブームの頃明星載ったことある。」

「いいなぁ。明星の歌本に載ったってこと?」
「ちがうちがう!平凡明星の」

「筋肉少女帯の休日。大槻くんは今日」
「笑うなよぉ!」

「おかしいですよね。ちょっとしたポエムが書いてあるじゃない。夏の太陽私を連れてって!みたく」
「書いてないですよ、最近昔のレッツゴーヤングとか」

「どころがその前のハローヤングボックスまで」
「やってんの!?テレビで?」

「太田裕美さんとか」
「色んな人が司会をやって、ダントツに郁恵ちゃんと田原トシちゃんがうまいんだよね。田原トシちゃんのモノマネみんなやるじゃない。
そんな大袈裟な~って昔のトシちゃんみたら、そんなことなかった。ワンツースリーフォファ~イ♪すごかった!ぬるいぞモノマネ!って」

「グループで」
「サンデーズ」

「サンデーズでキャロラインヨウコのお兄さん」
「いた!海馬が走った!彼は少年探偵団に出たことあるね。西城秀樹さんが出てきて、レインボーの」

「アールナイトロング」
「歌いまくって、トリップしちゃって、しちゃったままエンディング行くんだけど、みんな冷静にまた来週~って言ってるのに秀樹だけ「ハンッ!ハンッ!」
のまま終わるって。すごかったな。俺録画した」

「あの当時ユーライアヒープのメドレーとかね、みんなやったね、昔のアイドルは。クリムゾンやら」
「フォーリーブスやってたね」

「キャンディーズがクリムゾンキングの宮殿やったり」
「面白かったのが草刈正雄さんがアローンアゲインをやった時に、もうノーフューチャー極まりない歌詞だった。窓を開けて~飛び降りるんだ~♪
ヒエー!って」

「岩谷時子さんのセンスだね。シャンソンの。「窓から飛び降りるわよ!」」
「あ、それかぁ」

「 フランスに行った時に、モンマルトルの墓地に行ってみたんですよ。噂には、「窓から飛び降りるわよ!」カップルのケンカって聞いてたけど
ほんまにやってた」

「えええ!?」

「飛び降りはしなかったけど、ある!」
「安いコメディで、浮気がばれてこうぶら下がるじゃない。窓の外で。ああいうの1回見てみたい。衝撃ニュースのブラジルかどこかで、浮気した
間男がベランダから降りてくるってのは見た。何の話でしたっけ」

「何の話からこの曲を演奏するか」
「この曲ね、こんな風に人を好きになってみたい、ほんとに思うね。ギター弾けないけど頑張ります。あおい輝彦さんだよね?カバーじゃないよね?」

「レコード大賞取ったんだよね」
「えっ?あのアオヌマシズマが?スケキヨか?」

「スケキヨなんだけどアオヌマシズマという」
「どっちだっけ?スケキヨなんだっけ、言っちゃだめだよね」

「スケキヨ!ワンツー!」
「スリーフォー!」
笑っちゃって入れない。
「あんまりないですよね。スリーって言われるの。何年やってんだって」
あなただけを。

「いやぁ僕の周りのミュージシャンはほんとうまい」
ROLLYさんギター演奏から。
「谷山浩子さんご紹介しましょう!」
谷山さん登場。

「ゆるいんだね」
「今年は固めにできてますよ。お二人は長いんですか?」

「5年?くらい」
「そうね、ざっくりと」
「元々私の姉がファンでして、中学の時から聴かされていたと」

「あ、そうなの!」

「QUEENよりも先に谷山浩子さんを聴いていた。猫の森には帰れないを知っていたのでキラークイーンが谷山さんみたいだぞ?」
「きっちり聴いたのがこないだご一緒する時だったときっちり申し上げます」

「知っていたけど、ライブは六角精児さんの時のソロで初めて。実はゲストの六角さんを見に行って」
「 ライブでこれから出ようって時に「今日谷山浩子さんが来ていますよ」って言われた時に、えっ?どうすればいいの?」
「そのライブを見て、思ってたのと違うなって」
「どんなこと思ってました?」
「ロックだと思ってて、エキセントリックにものすごいことを叫ぶような、テンションがものすごく高いイメージだった」
「ヴァンヘイレンの最初のボーカルみたいな」
「存じ上げませんが。そしたら、すごいテンションの低く出てきて、ぼそぼそ日常のことを話しながら、本番なのかな?って」
「CDは聴いてたんですね」
「歌詞カードが縦書きでいいなって」
「縦書き?あ、ありますね」

「理想なんですよ。今日も、曲決めないで来て、そういえば曲決めてなかったって。ROLLYさんはリハと違う曲やるし。楽屋で大変だったんだから」
「あれ?もう1曲やるのかな?」
「マネージャーさんがテンパってました」
「CD聴いていただいただけいいじゃないですか。私なんか・・・ヤマハのスタッフさんがROLLYどうですか?っていうのを5年間断ってた。
タレント風情が!」

「でもぉ、バラエティしか知らなかったんで、ほんとごめんなさい」
「未来永劫伝えていきます。谷山さんはマルコシアスバンプの大ファンなんです!」
「そうなんですか?サトケンさんと一緒でしたよ」

「 あ、ROLLYさんサトケンさんとライブやってる、って思って、一緒にやる時結構騒いでしまったことを覚えてる」
「まとめると、タレント風情が谷山さんとライブをやるなんて10年早いわ的な、これは怒っていいですよ!」
「この人すごいんだってわかってからは違いますよ?そうじゃなかったらねぇ」
「笑い話としてね」
「イメージって大事ですね」
「知らないところで色んなすごい人っているんですね」

「大槻さんはヒット曲あるし」
「そんな出てないですよ」
「シングルの最高順位はデビュー曲の19位。それが自分の勲章。あとは110位とか」
「僕、最高が筋肉少女帯ではなくて、メンバーと冗談で作ったまんが道のボヨヨンロックが筋肉少女帯を押さえて、何位だったかな、3位くらい」
「すっごぉい。それは本人としては」
「複雑でしたね。ひどい歌なんですよ」
ROLLYさんギターでボヨヨンロックをひこうき雲まで。
「あの町この町でお客さんが言うんだけど誰もいわないので心が折れました」

「やりましょうよ、この曲は」

「いいじゃないですか。谷山様は40年第一線で活躍されていらっしゃいますし、我々も、デビュー僕は25年、そちらは27年!」

「そうですよ。ROLLYさんはロッキーホラーショーやって、フック船長もやってるよね」

「えーフックってピーターパンの?すごい似合う!」
「川崎麻世のあとですよ」
「谷山さんフック船長やったことないでしょお?僕もないですけど」
「すごぉい」
「怒ってますよみなさん。やりましょう。谷山さんからでしたっけ?」
「リハーサルの日取ってないの。今日初めてやる」
「そうなんです。怠けてるわけではなくて、スケジュールが合わない」
「ライブってそういうものなのね」
拍手。
「ワンツースリ」
ピアノ1音だけ。

「あごめんなさい」
「1週間のご無沙汰でした。ビレッジシンガーの、亜麻色の髪の乙女」
亜麻色の髪の乙女。
谷山さんピアノ。ROLLYさんオーケンギター。3人でハモリ歌い。

「これはビレッジシンガーなんですね」
「そうですよ。進行表に(島谷ひとみ)って。」
「元ビレッジシンガーと偽装して、村祭りで亜麻色の髪の乙女をいい声で歌っていて、ところが、ビレッジシンガーをよく知る人が
お祭りに来ていて「あれ違う!」」

「顔がそっくりなの?」
「いや全然違う。「アンタ誰?」「す、すいません。嘘でした」名を騙る偽者だったの。調べたら、元横浜銀蠅と称してライブやってた」
「偽装するのが好きだった」
「多分そういう病の方。だから村祭りで、大槻ケンヂと称して踊るダメ人間とか日本印度化計画を歌って、ボヨヨンロックを歌ってる人が
いたら、そっとしておいてあげて」

「 よくありますよ。飛び出せ青春とかのドラマで新任先生で人気だった人が実はスケコマシだった」
「えっ?違いますよ?」
「いいじゃないのぉ~」
「ダメよ~」
「暴力振るったらいけないよ」
「何かわかりますか?」
「何ですか?」
「日本エレキテル連合って女の芸人さんのネタで。おとといライブで踊るダメ人間って曲の前に出てきてもらって、ダメよダメって言って
もらってから曲に入って」

「日本?エレキテル?」

「連合。えっとね、オリコン30位赤マル急上昇」
「これから出てくるのね」
「かなり危険な感じなので、テレビでできるかな~」
「さてふむ~♪」

次の曲の確認&練習。
「この曲フィンランドは谷山さんのフィンランドはどこですかというアルバムに入ってますね。曲はモンティパイソンの」

「そう。マイケルペイリンって方の作詞作曲で」
「かなり可笑しな曲です。イギリス人がフィンランドのことをものすごく小バカにした」
「そういう風土があるらしいです。よく知らないけど」
「我々日本人にとって北欧のイメージってあるじゃないですか。デンマーク、スウェーデン、あれ?フィンランド、」
「ノルウェーじゃない」
「スウェーデンはあるんですよ。フィンランド出身のロックバンドってハノイロックス」
「あー」
「この歌詞の中に、フィンランドはベトナムからすごく遠いって書いてある。ベトナム関係ない。繋いでるのはハノイロックスだけ」

手拍子をつけることにして。
フィンランド。
「フィンランド大使館の人は割りと笑って許してくれた。」

「何故かさいたまみたいな。佐賀県とか」
「ギター、弾いてました?Eしか弾かない。Eが出てくると動く」
ニコニコしてEを弾くオーケン。
「覚えてきて欲しかった。はぁ、楽しかったね。ほんとに、このようなライブで、いいんですね」

「歌は心ですよね。演奏主体で、今の音楽って演奏はものすごくうまいけど、歌ったあとそんな変わんないような。ほんとに歌が
すばらしかったら、オケなんて薄くていい。」
「そうだね」
「ありの~、ままのぉ~♪」
「ありの~、とわたり~♪見てきましたよ」
「歌った?」
「心の中で」
「あの、雪ダルマみたいの出てくるでしょ。日本語版の声をあてているのが電気グルーヴのピエール瀧。ナゴムの人で。
ナゴムからディズニーが出た!よかったですよ。そうだ、神田沙也加ちゃんがロックのユニット作ったんです。ビリーってギターと。
ビリーっていうのが、昔インターネットで若いミュージシャン募集して、彼らにバックやってもらって何回か歌ったことがあるんです。
その時のギタリスト」
「そうなんだ~」
「よかったぁ~」

「その前にデビューしてる?」
「バンド活動はしてたみたいけど。熱愛報道まで出ちゃって、出世したなおい」
「みんな、偉くなりはりますなぁ」

ROLLYさんジャジャーンと前奏。
飛び出せ青春。

「ROLLYさんと大槻さんが飛び出そうって、」
「偽装どころじゃないですね。青空の下、願望は、あるとですよ?」
「私もある、願望は。でも膝抱えてる人に青春の海飛び込もう言っちゃいけない。いきなり飛ぶのはちょっと。膝抱えてる人は
左手ちょっと挙げてみようとか」

「あれ?膝を抱えてるんですか?町の片隅で膝を抱えてるやつをそのまま海に。ダメですよ、ストレッチ!」
「てっぺいと片桐ってのが有名だった」
「ROLLYさんそのころから知ってるんだもんなぁ。僕はゆうひが丘、中村雅俊の。ダメですか?」
「学校帰りにゲームセンター行くでしょお、エスケープラーメン食べるくらいにして欲しかった」
「何?」
「ラーメン屋があるんですよ。ゲームセンターは」
「何が違うの?」
「不良っぽい感じ」

「不良に憧れて、なんですよね」


「あのー、次の歌で最後なんですけど。」

「既に12時過ぎてるんじゃないですかね」

「この歌は世代じゃなくて知らなかった」
「多分0歳くらいじゃない?」
「 かまやつさんこないだご一緒したんだけど、歌は新曲ばかりで、そのほかはマジックをやる」
「 ここの5階かななぁ、テーブルマジックやってる。ここは映画館だったんだよ、あ知ってた」
「映画館ぽいですよね」
「椅子が沈み込む感じでライブハウスっぽくない」
「マジックってのは、好きでしょ」
「テーブルマジックはいいけど、土曜日の夕方5時半か6時にかくし芸みたいなことやる番組があって、夫婦マジシャンが出てくるんです。
アシスタントが多分奥さん。ちょっとあの」

「お年を召された」

「レオタード着てる感じ。とても嫌いだった」

「どっきりカメラあったじゃないですか。後半違う感じだったんです。初代引田天巧が出てきて、ウィーン!て回転のこぎりで女性の胴体真っ二つ!
4歳くらいで、お腹切ったらパーって血が出て、肉片がビュー!飛んだんです。司会が「大変だ!」 女の人が鼻血出してた。ティッシュをのせたらパァって
赤く染まって、そのままコマーシャルになって、そのまま終わったんです。トラウマ!」
「その提供は、ドリップシ!」
「???」

「昔乳酸菌飲料でドリプシってのがあったの。今で言うマミーみたい。「ドリプシってママ何?」「ドリプシは、ロシアでみんな飲んでるから女の人は
みんなキレイなのよ」「だからママはキレイなんだ!」「まぁ坊やったら」」

「ROLLYさんは結構他人が共感できないことを」
「というか大槻さんの話を全く受けてない」
「共感も共有もされない。そうなんだよね。ささ、僕がささ言うのもなんですけど」
「最後は楽しく行こうね」
手拍子足踏みで煽って。
今夜は踊ろう。

「ありがとうございました。谷山浩子さん」
「大槻ケンヂさん」
「ROLLY~」


アンコールで再登場。
「ありがとうございます」
「3時間!」
「10分!」
「3時間10分!ゴッドファーザー完全版くらいですね」
「ディアハンターディレクターカットくらい」
「 そうですね。ロードオブザリングか。俺も何か言いたいな。ちょっとでねぇな。悔しい、出ない。八甲田山くらい。そんなないか。」
「かなりでたらめだと思います」
「ありがとうございました!」
「痴漢がたくさん出てるので気をつけてくださいよ」
「そうなの?」
「ワールドカップで」
「あ~」
「ほんとう?ワールドカップで?」
「ごめんなさい!」
「SE流されて帰らされると思うんで。あっ!SE流れた!ありがとうございました~」

ニコニコで終了。
休憩なしに3時間。


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