東京うたの日コンサート
2013.7.23 PLEASUREPLEASURE 19:00~22:10
ROLLY/大槻ケンヂ/和嶋慎治
MCの内容、流れ等適当ですのであしからず。レポはオーケンのみで。
開場15分くらい押し。
お三方登場。
ROLLY:金髪おかっぱ。長袖シャツ。紺デニム。
和嶋さん:
オーケン:濃紺シャツ。黒幅広パンツ。黒ニット帽。
「こんばんはー、変なおじさん三人組」
「イカすおじさんです。うたの日コンサート3年目になります。ユカイさん、二回目はウルフルケイスケさん、今年は和嶋さん」
「ここは楽しいトークを。今回わじーにおまかせ」
「和嶋さんのパフォーマンスはすごいね。プログレッシブロックのユーって感じで。」
「ROLLYのリハーサル見させていただいて、カントリーありロックありシャンソンあり」
「我々二人で大槻さんのリハーサル、弾き語りならではのアレンジがいい。」
「ギターのなんというか、あるんですよ。抜き差しする部分。アコースティックギター用マルチっての?それを
和嶋さんに「これをやるとピエゾ臭さがなくなるよ」僕音楽25年んなんです、まぁまぁ寄り道の多い人生だったので、
音楽用語言う機会があまりなかった。ピエゾ臭さが消えたよね、というのは言いたい言葉の一つだった。それで、ライブで
「わじーに教えてもらったピックアップのLLなんとかを買ったんだよ。ピエゾくささがなくなったよね」って言ってたんだけど
このギターについてるピックアップはピエゾではないという。」
「それはマグネチックピックアップですよ」
「ピエゾではないんですね?僕は恥をかいてきた」
「感じとしては、割り箸と竹串二本使って食べてるのとの違い。イメージでいうと、ドラムスティックで食べる、割り箸で食べますよね?
ピエゾくさいのは竹串くらいの細い感じ」
「さすがROLLYさんの例えは常人から離れていて。サブカルチャーからは」
「お二人と機材の差が激しくて。わじーもROLLYさんも足元に色々。オレはピエゾくささがない」
「これこれ」
「足かませね。これ何だかわかります?よーい、スタートの。あの、無駄なトーク長くなると思いますので、挨拶を、一番の
年長者から」
「もうじき50歳になります。わずか50年といいますけど、50を迎えて生まれ変わった気分です」
「まだなってないんでしょ?生まれ変わってないじゃないですか」
「予感がする、いつもの感じです。どうか最後まで、お足元の悪い中ありがとうございます。最後までごゆっくり楽しんで!
よろしく!」
「それではご紹介しましょう。大槻ケンヂさんのステージです」
オーケンからスタート。ヒュー!
「そういう乗りじゃないですよ」
「あ、大槻ケンヂですよろしくお願いします。お時間もあるんで、行きます」
香菜、頭をよくしてあげよう。
前奏弾きながら。
「大槻ケンヂですよろしくお願いします」
生きてあげようかな。
コードをジャーンとひとつずつ弾く箇所が多かったです。
「どうもありがとうございます。あとでみんな出てくるので、曲中心に」
Fly me to the moon。
「月に連れてっての次は海へ行こうという曲を」
あのさぁ。
最初はピックなし指弾きで。最後はあのさぁ♪の所止めながら弾いて終わり。
「Eテレに出て障害者虐待問題と奨学金滞納問題について、あることないこと言ってきました。ちゃんと考えて言った
んですけど、いい人のように話して、前半それを引きずっていい人の曲を。そういうのもいかんで、日本を印度に!」
「しーてしまえ!」
「みたいのいいと思いますよ。コール&レスポンス行けるのかい!行けるのかおい!雨止んだ。日本を印度に!」
日本印度化計画。
踊るダメ人間。
映画館のゆったり椅子なのでダメジャンプは起こらず。手だけちらほら。
「生きていかざるをえない!」の後ジャカジャカやりつつ「愛するものを守り抜くためにぬいぐるみと合体することを選んだ」
でおぉ、弾き語り初めて聴きます。
戦え!ヌイグルマー!
色々展開ありの演奏でした。
「どうもありがとーう!人間椅子の、わじー!」
和嶋さん登場。
「おらぁ限界だぁ。もうあらフィフだぁ」
「ROLLYさんと楽屋話が佳境に入ったところで」
「僕がヌイグルマー!とかやってる時に人生しみじみと」
「それがよかったと思います」
「もう40後半ですから、我々も社会に貢献した方がいいね」
「若い!」の声。
「いやいや。僕と和嶋さんで一緒に何度かやってるんだけど、僕も白髪でわじーもなので、江戸川乱歩に白髪鬼って
のがあるので白髪鬼というユニットを」
「あのー、銀髪男子って言うらしいですよ。ジェントルな感じが」
「吉川晃司さんはありますけど、我々は違う方向ですね」
「目指すところは」
「布袋さんと吉川さんのコンプレックス」
「失笑買いましたよ。白髪鬼目指すところはコンプレックスと言おうとしたら」
「わじー、俺頑張るからBeMyBabyを。簡単なコードで弾けるように。なんか布袋さんとか吉川さん、なんかで一緒になること
ないこともないじゃないですか。そういう時にこれみよがしにぶつけてやりましょうよ。」
「そういう時に敵を作ることになりませんか?そういう時に人の良さって大事ですよね。」
「そう思ってたら先にコンプレックスが日本印度化計画とりんごの泪歌ったらやだね」
「そんなに後輩リスペクトしてくれるかな」
「そんなにまじめに考えられても」
「ごめんなさい!今後大槻さんの変化球どう打ち返していくか考えます。もう25周年、4半世紀中」
「ありがとう。25年ですよ。生まれてなかった人とかいるでしょ?いないか。筋肉少女帯でも今21歳くらいの人いますから。
生まれた時に22歳くらいの人ってなかったもんね。おとみさんとか歌う人くらいだよね。全然ポールとか、あ、生まれてるか。
あれ先輩風吹かせたいだけでさ、ポールマッカートニーとか生まれてなかったんじゃない?」
「幻想の世界ですか」
「ポールマッカートニーは、生まれていたー!っていう曲。ポール今71とかだけど、ほんとは全然俺らより若いって言う。
手塚治虫が後輩漫画家に先生って言われたいもんだから、年を上に言ってた。ずっと言わないでいたのに、それに初めて
切り込んだのが黒柳徹子。徹子の部屋に出た時に、まぁ~先生いくつでいらっしゃるの?って言ったら手塚先生言いよどんだの。
ピンと来たのか、それで?いくつでいらっしゃるの?切り込んでた」
「オズフェス出た時に「バンド生活25年!」ってど根性カエルの」
「教師生活25年」
「のつもりでやったらしみじみMCなっちゃって。そんなつもりなかったのに。でも来年も再来年もバンド生活25年でやってこうと思う。」
「ずっとそれでやってくの?」
「5年くらいは。来年25周年なんで。今や同じレーベルメイトですから。」
「ま、そんなわけで1曲。僕足引っ張りますけど。意外に後輩だったりするのかな、井上陽水さん。じゃ、後輩の曲で」
氷の世界。
二番歌和嶋さん。
「ありがとーう。わじー!」
オーケン退場。
「大槻くーん。ちなみに人間椅子と筋少大阪でやることが決まっております」
断言はダダイスト。
「うたの日だというのに私は詩の朗読でした。歌っていません。高橋新吉というダダの人の詩を朗読して、伴奏をつけて
みました。僕は人間椅子というバンドをやっていて、そのニューアルバムが8月7日に出ます。なかなか苦しかったですね。
さっきも大槻くんと喋ったんですけど、オズフェストというの出させていただいて、反響が結構ありました。プレッシャーがあって
オズフェス出たあとちゃんとしたの作らないと。詩を大体僕書くんですけど、2日間くらい頭抱えてうまくいかない。どうするんだ!
1年以上禁煙してまして、健康体だったんですけど、2日経っても詩がかけないので、よし、タバコを吸おう。1年半禁煙止めました。
藁にもすがる思いで、「たばこください!」自分でもびっくりするくらい大きい声が出まして。あれ何かに似てるなと。「結婚してください!」
命を捨てる覚悟で。ほんとは銘柄言わないとなのに。1年ぶりに吸ったらくらくらするかと思ったら、そんなこともなく、昨日まで吸ってた
かのように普通に。ニコチン中毒とはそういうものかと。そして、その日のうちに3曲書けまして。ニコチンは麻薬ですよ。そうやって
作ったアルバムです。曲順もう発表されてると思いますけど、その中に新調きゅらきゅきゅ節というのがありまして。きゅらきゅきゅ節
とはなんぞや。北島三郎先生のデビュー曲にブンガチャ節というのがありまして、きゅっきゅきゅー♪というので、内容が卑猥だと
いうことですぐ放送禁止になりまして。それをロックでやったら面白いかと、最初ロックブンガチャ節にしようとしたらレコード会社に
それは北島先生に抵触するからと。先にブンガチャ節はどういうのか。あとでセッションするんですけど、やりたいって言ったら
大槻くんにもROLLYにも「それは勘弁」と言われまして。どう勘弁か聴いてください」
ブンガチャ節。
衛星になった男。
胡蝶蘭。
ROLLYさん呼び込み。
「素晴らしい。としか言いようのない独特な世界感。消して女の人には真似できない」
「男性的なんですね」
「私も絵本の読み聞かせにギターをつけてやっています」
ROLLYわじーで和風な1曲。
「我々ね、夏の魔物もありますし、日本の文学的アートロックの雄として」
「いえいえ、先輩ですから。誰にも真似できないことこそアートですから」
「ありがとう!」
「次はROLLYさんです!」
ROLLYさんコーナー。
「圧倒されたね。ちょっと、ぶーんて言ってるね」
われわれは~。
アベマリアなど4曲。
「もう一度、和嶋慎治さん、大槻ケンヂさん、そして最後までよろしくどうぞ!」
オーケン、和嶋さん登場。
「3人共通点って。夏の魔物に出る」
「ももクロに関係がある」
「あー、曲書いてますね。そしてギターを弾いて、そっか。ROLLYさんのはどういう曲でしたっけ」
ちょっと弾いてみせる。
「ちゃんと覚えてないでしょ。僕が思ってたのと違った。」
「生まれて初めて1位になった」
「
すばらしい!俺も生々しい話だけど、印税でごっそり入った時期があって、なんだ?と思ったらももクロちゃん
世界発売があって」
「それがコンサート会場限定発売で。牛丼10回くらい食べたら終わり。絶望先生のはね」
「
マリオネット。僕主題歌歌ったんですけど、ROLLYさんも。声優さんたちとライブやった時にマリオネット俺が
歌った」
「知ってる。和嶋さんはももクロのコンサートで弾いたでしょ?何十万人の前で」
「
オズフェストだったんですけど、ほんと人いたよ。びっくりするくらい。あのー、ももクロメンバーお会いしたことあります?」
「あります。一度だけでしょ」
「ない。レコーディングで弾きました」
「
あのね、本人目の前にしたら、聞いてくれます?何か光ってるんだよ、びっくりしたな。天使がいると思ったんだよ」
「普通のおじさんの感想じゃないですか」
「そうか、これが普通のおじさんか」
「我々が光らなきゃだめじゃないですか。アイドルにお会いした時に「あ、この人光ってる」って」
「こないだBABYMETALに教えた。HEAVEN&HELL。HEAVEN&HELLにDEATHじゃ死んでばかりだ」
「ヘビーメタルじゃない人に質問されたんですけど、何故ジャケットは血みどろか女の人しかないですね。人間の生々しい
ところをやろうとしているからか」
「最近若い女の子がヘビメタのTシャツとか着てるよね」
「AC/DCとか。君AC/DCだねって言ったら「何ですかそれ?」」
「PiLの着てたからガン見したら、「いやらしいオヤジ」」
「ブラジャーの透けてるの見てた」
「違うよ!ジョンライドンを見てたの。PiL」
「ピルとか言ったんでしょ」
「しょうがない。まず1曲やりましょう」
「レッド・ツェッペリンの歌を」
ルパン三世のテーマ。
ROLLY、和嶋さんのギター。
「ルパン三世あれですよ。絶望先生の声優さんで大槻ケンヂと絶望少女達で何回かライブやってアルバムも出したんですよ。
そのうちの沢城みゆきさんが今峰不二子。バンド仲間から峰不二子出たの俺くらいだよ。アナゴさんもいないでしょ。イクラちゃんも」
「物を探してて聞き逃しました。声優さんで」
「今ルパン、ってやってる」
「継承してるんですね。先代の方はバカボンのママと同じ人ですよ。ゲゲゲの鬼太郎とど根性ガエルのひろしも同じ人ですよ」
「あ、そうだっけ」
「先代のジャイアンと食事することがあって、」
「全部おいしいおいしいって言わないといけないんじゃ」
「私生活全部ジャイアンだった」
「山田康雄さんもそうだったみたいね」
「あと野沢那智さんも」
「なんとかしちゃったりしても~。まま、夏の魔物で一緒じゃないですか。知ってる人ばかりだから、僕のライブ全然出てくださって
いいですよ」
「じゃあ僕乱入しますよ」
「一日だけ?毎年二日やってた。じゃあどの人どの人にも」
「ギター橘高くんでしょ?」
「だからギターバトルしてくれたら僕拍子木かなんかチコチコ。大仁田さんにも来ていただいて。まぁ色々あります」
「あ、この曲僕ギター持ちます。弾かないけど。ギターの歌なんで。ギターやるようになって歌詞がよくわかるように。中年になって
寂しいじゃないですか」
「下の話じゃないよね」
「もっと言ってくれていいですよ。下の話も。えっと、好きなロックの、アルバムは」
「タイトル?バージン」
「アイアンメイデン鋼鉄の処女とかね」
「下世話なのなかったかな。ロックじゃないけど、カナダからの手紙の人の後ろから前から。発禁ですよね。次の曲知ってる?地獄の
ようにもう一度」
「悪乗りしすぎですよね」
「アニマルファックライクアビースト、日本語獣のように犯してやるぜ」
「ひどいなぁ。そうじゃないですよ。寂しい夜に一人ギター弾くのいいですね。お二人はもちろん若い頃からしてたでしょ」
「それしかしてなかったからこうなった」
「ギターがうまい人って、寂しい青春というか、ちょっと友達がいなかったりとか」
「考えてもみなさい。高校生とかで彼女がいたら」
「彼女とかいなかったけどギター弾けないよ。最悪だおらぁ」
「雑誌に投稿してた」
「何かしてればいい。僕は男子校の工業高校だったので、ギターばっかり弾いてた」
「中高と、いや、一瞬だけお付き合い、って何でオレは真面目に答えてる」
「まさかと思ったら。20年間騙されてきた」
「でも孤独なんですよね」
「ギター上手なお二人に聞きたいんですけど、いうても、大人になってから、女性を口説くためにギター弾くことはあるんですか?」
「僕はないです」
「ええ、弾きますよ。屋根の上で弾くね」
「僕もじゃあ弾きますよ」
真夜中のギター。
オーケンはギターを持って。
「こういう曲は、打ち合わせなくても誰かが入れますからいいですね」
「プログレとか1拍間違えたら大変なことに。この前モーニング娘。がお芝居で筋少の再殺部隊を歌いながら踊ってくれたの。
それでゲストで出ることになって、おれがずれちゃった」
「だめじゃないですか」
「死んでしまいたい!って。それで田中れいなちゃんて中心のコがいてね、パッと若いコが見て「もうあのおじさん置いてやろう」
俺一人「おらぁ、おらぁ・・・」ってことがありました」
「アイドルの方は結託してるから」
「団結心がもう。押しとかいるんですか?推しメン、推してるメンバー」
「我々が?あぁ」
「難問だと思うんですよ。だからレインボーとディープパープルで言ったら誰が。パープルレインボーホワイトスネイクで」
「リッチーブラックモアはあまりに人気がありすぎて、」
「いいですよ。大島優子って言うのと同じ。好きだったら好きって言やぁいいじゃん」
「いいたとえですね」
「ベイシティローラーズで言ったらボーカルのレスリーマッコーエンとは中々。うちの姉がそういうやつだった。ほんとはレスリーが
好きなの。でもどうせ私なんか相手にしてくれないから、レイクはいい人よ」
「ロックスターでおこぼれ頂戴的な、ビートルズで言ったらリンゴスター。ひどい話ですよね」
「リンゴの曲はいいよ。ああいう人がすごく長生きするの。小畑くんみたい人。ヒズフレンドができる」
「ジョンレノンヒズフレンドとかできないもんな」
「すっごい毎回話し長いですけど大丈夫ですよね?」
「オチがないので」
「オチの話で俺はロジャーグローバー。ほら3人しかうけない」
「意外なことに私はロッドエヴァンス」
「あの、おじさん二人が70年代ロックで盛り上がってますけど、アイドルの推しはいないと。当時でもいいですよ」
「いや、今の」
「ももクロはお仕事してるので箱推しということで」
「関係ないけど中川翔子さんと」
「僕も今度一緒にユニット組みますよ。なんか、どっかかぶりますよね」
「もう一人、悪魔がね」
「じゃあ結局結論出ないまま」
「僕はれにちゃんが好きですね」
「あのね、係わってるアイドルは箱推しですって言わなきゃ」
「なんかすごく話をしてくれて、僕いい青春の1ページ送らせていただきました。いやぁ、幸せだったね。芝浦スタジオで
練習して開場までの数日間」
「僕こっそりアイドル関係進めてまして」
「誰誰?」
「言えない」
「言えないこと多いですよね」
「一昨日DDTってプロレス観にいったの。センタープロレスラーで回りにアイドル。夏の魔物にも出る。それで映像が流れて
ROLLYさん。細々仕事してるなぁ。そのDDTの大会に俺も出る」
「谷山浩子さんとアルバム出して、今度セカンドアルバム出るんですよ」
「今年俺が出る。だから今度そこに和嶋さんも。じゃあROLLYさんの推しは言えないと。」
「次やる曲はフランスの」
「シルヴィバルタンね」
フランシーヌの場合。
「これ白髪鬼でやったんですけど、すごい歌ですね」
「世界平和を望んで焼身自殺を図った」
「フランスの歌ではない?」
「それをニュースで知った日本の人が作った」
「フランス人の方ってそういうドラマチックなのが好きみたいでね、一般の人もそうですよ。あれは6,7年ほど前。モンマルトルの
墓地で、恐らく「窓から飛び降りるわよ!」と言ったと思うフランス語の何かが聞こえてきまして、女性が飛び降りようとしてるのを
男性が「やめときーな!」」
「熱い国民なんだ」
「シャンソンの時は」
「シャンソンは、恐ろしい。一日に70曲くらいやる。メドレーとかもあるんだけど。山本リンダさんと私で司会。二日目だと
前田美波里さん」
「すごいとこいきますね。前田美波里さんと仕事したロックミュージシャンまずいないからね」
「ツアーはリンダさんだったけど、来年は美波里さん。恋人役とかありますから」
「マイク真木じゃないですか」
「言うたらね」
「息子は真木蔵人だ」
「さっきの歌もシャンソン風な」
「シャンソンも語りというか演劇的な歌が」
「元はフランスのポップスをシャンソンと言うので、トゥートゥートゥマシェリ♪あれもシャンソン。でも大体はダダドゥ~♪ナフタリンの
匂いのするおばさまが」
「僕おばさんがシャンソン歌手なの。それでパリ祭?出るっていうんでオーチャードホール観にいったら次から次へ面白人間が
出てくる。音もすごい。お脱ぎになってとかいう曲あるでしょ。お脱ぎになって♪いやんうふん♪で終わるっていう。俺見たよ!」
「ロックよりかなり自由。あとね、クイーンに似た曲がいっぱいある。クイーンがパクってるんだけど。あれもそう。フラッシュのテーマ。
そのままじゃないよ。イメージを膨らませないと。おばさまを見てると出ない。ドラマチックな音楽という意味では」
「すごかったよぉ。何だ?カーテンで作ったのか?という服を着た紳士が、夏、何日、遠くにあああああ!」
「それは大槻くんのやつじゃない」
「毛皮のマリーって知ってる?マリーズじゃなく。」
毛皮のマリーをちょっとROLLY演奏。
「イエローモンキーみたいじゃない?」
「ろっくでなし!も?最初に歌ってるの見たのワハハ本舗の人。観客の靴下を水浸しにしてそれをぐるぐるしながらろっくでなし~♪
その印象だけがある。ちょっとトラウマになってる」
「あの人サービスが、下北沢の飲み屋で一緒になって、ちゃんと鼻からピーナツ飛ばしてくれたよ。すごくいい人なの思い出した」
「商売じゃないんだよね」
「我々も、好きでやってますから」
「商売じゃここまでできないんだよ。商売だけどね」
「語りっぽくダイナミックに歌えばシャンソンぽく」
「シャンソンぽく歌えばね。マイウェイをシドヴィシャスが歌った。あれ?難しい。シャンソンぽく歌うんだっけ」
「そうですよ」
「じゃあシャンソンぽく歌えばいいのね」
「次の曲僕しか歌わないですよ。してみますよ」
「これDだっけ?」
「セリフ入れればいいのかな。二人のギタリストが、本番になっても打ち合わせしている。えー、その歌?はいはい。
これは自称横浜銀蝿の人だって歌ってた人の、詐欺師で捕まったことでも有名な歌。普通に島谷ひとみさんがカバーしたことで
有名です」
亜麻色の髪の乙女。
「何番までもやるからさぁ。歌いたかったの?」
「ハモリたかった。バラ色の~♪」
しばらく演奏があって。
「何で二回やってんだろ。聞いたことないですよ、ハモりたいからもう1回って。びっくりしたぁ」
「放課後の部室みたい」
「こういうライブいいね。イーグルスがホテルカリフォルニアのテケテテケテ♪いいからもう1回って。ちょっと嬉しいね」
「拓郎さんは何回もやるよ」
「間違ってじゃなくて?俺の聴いたライブ盤ではたえこマイラブって曲のたえこ♪が入れなくて、3回やるの拓郎さん。
たえこ違うな~。ごめんごめん。ドンタッタたえこごめんちがーう!」
「あの人これ~こそ~♪ごめんごめん。これ~こそ~ここいいですね。そういうのやる」
「いいんだ。ハーモニーとか、どろどろしたパンク上がりだったから、ハーモニーとかパンクはやっちゃいけない、というのがあって」
「ハーモニー命だね」
ボコーダー使ってハーモニー実演。
「ライブでやるのいいね。結構家でやってるでしょ」
「大事なんですね。家で練習」
「練習っていうか、好きでやってる」
「ギターをお母さんと一緒に買いに行く人いるじゃん。ギターってこうやって弾いて「ご飯やで!」って怒られながら。買った途端に
お母さんが「ほんとにやるんやね」ってギター教室に行って習うんだけど、行ってる時しか弾かない。」
「教室っていうとそうなるんですよ」
「僕40過ぎて教室行ったよ。行ったらさ、ストロークジャンジャカ弾き語りって行ったら、コード理論の先生で、セブンスマイナーどうした
って全然わからなくて」
「嫌いになるでしょ」
「もう40代で挫折した。悲しかったよ」
「大槻くんのはいいよね。日本印度化計画の、俺のカレーを食わせろ~♪マイナーで行くんだけど、あなたはメジャーで弾いている。
それがいい」
「不思議なのがね、あれ僕作った曲なんですよ。僕が鼻歌で大学生くらいの時に。20数年経って、日本印度化計画やりたいなって
ギター初めてキャプテンストライダムの永友聖也君が一緒にやりましょうって、僕適当に拾っておきますよ、って。すごく簡単に拾って
くれたので、おれはずっとやってる。自分で作った曲を人に拾ってもらって、筋肉少女帯のメンバーと合わせるときも、悪いけど永友くんに
拾ってもらったこのコードでやってくれって頼んでる。「これ筋少と違うじゃん」「いや、今回はこれで」」
「独創性があってね」
「独創性って」
これみよがし的にソロ部分ROLLYが演奏
「いつまでもやってますよ。部活ですから。曲行きましょうよ」
「あれをやるのね、ついに。J50ってオールドギターじゃない」
「そうよ」
「それマーチン?」
「はい。これは2000年代の」
「これはヤマハの。合奏するときにはよく」
「僕ギター屋さんのいいカモだもの。俺が行くと嬉しそうな顔する」
「楽器屋さんいやそうな顔する」
「何で?」
「試弾して帰るってやつでしょ。エレキギター弾きたいけど買えないから楽器屋で弾くんだよね。散々弾いて帰る」
「アンプも全部試す」
「怖いもんなかったからね」
「さすがに最近はないけど、こないだ弾いてたら「バンドか何かやってんの?」って言われた。この年で未だに言われるか」
「ほんとに?」
「イシバシ行くと必ずROLLYの教則ビデオかかってるんだよ」
「ギターアクション講座だからね」
「特撮のナッキーが楽器屋に行ったらディーパーズの曲弾いてる若者がいたんだって。それでうんうん、って見てたら目が合って
「あぁ?」って顔されたって。それでうんうん(オレオレ)ってやったら「あぁ、あぁ」って結局会話なく帰ったって。悲しい話だ。逆に
オレなんてギター素人じゃん。ビンテージギター屋さんでサイン求められるんだよ。次行ったら貼ってあってさぁ。あれ申し訳ないね」
「ちゃんとものになってるからいいですよ」
「ありがとうござーやす」
「来年もまた楽しみに。来年も出るつもりで」
「全員出たらいい。ユカイさんもケーヤンも」
「またケイスケくんとは北摂でやりますよ」
「毛色の違う人、ROLLYさんだったら誰とでも合わせちゃうなぁ。だって前田美波里さんとも。誰がいいかなぁ。押尾コータローさんは?」
「ボサノバっぽい人は」
「あ!小野リサだ!」
ボサノバ試弾き。
「それも合わせちゃうなぁ。テツ&トモとか、アメミヤさんとか」
「このギター、ヤマハのCGX、約7年くらい前かな。テレビチャンピオンでアコースティックギター弾き語り王決定戦に出ろって
言われて、他に誰が出るんだ、よっちゃんとか嘉門達夫さんとか、私あまり自信がないので、楽器もなかったし。うーん、頼まれたなら
断れん!と思って。せめて楽器はと、道玄坂のヤマハ、何の紹介もなしに「今度こういうの出るんですが、貸していただけないでしょうか」
貸してくれて、それでチャンピオンになったんです。その時に松崎しげるさんは出なかった。テツ&トモが出た。最終的に嘉門さんと
米軍キャンプで頂上決戦」
「それこってりんこのCMじゃない」
「嘉門さんの独壇場じゃない。だからアップチューニングにして「コージョーノツキ!」」
「その時嘉門さんはどういうネタだったの?」
「鼻から牛乳~って。日本語わからない方だったんで、悪いことをしました」
「裏話があって、実は僕にもオファーがあったんですよ。当時ギターのギの字もないじゃん。スタッフ全然知らないなと思って。出てやろうかな
と思ったけど、さすがに無理だと思って。何でだよ、って。あ、次の曲、弾きますよ」
「さっき言ったんですけど、禁煙してたんですよ」
「聞いてた。ダメなやつだな!」
「僕はね、35歳まで一切吸わなかったんですよ。吹かしたこともない。35歳から。何故ならみんなが止めるから。ここ3年くらい前から止めまして」
「僕元から吸わないんだけどさ、次ダウンタウンブキヴギバンドのね、スモーキンヴギって曲。今の嫌煙社会の中で、こういう曲
作ってきたらすごいパンクだなおい!反社会的ですよ」
「NHKでは絶対無理ね。さっき止めたって言ったけど一日2本までは吸っていいことにしてる。もし僕が吸ってたらダメな奴と思わないで」
「ダウンタウンブギヴギのあとにちょっとつけたのがよかったね。なんか、しょうがないよって感じが出て」
「1年ぶりに吸ったらさ、より社会は嫌煙方向なのね。吸うところがない。道にある灰皿で吸ってても嫌な顔される。吸ってない時そうだった」
「1,2本でいうのもあれですけど、明らかに体に変化があるね。ものすごい高校生みたいな元気さが出る」
「吸わないんだぁ。すごい疲れて自分のステージ終わったあとにうとうとしてる。そういう人間は、高校生みたいな元気が今出てるわけね?
吸ったら大変なことになるよ。ギターが重い!とか」
「一日終わったご褒美がって。これ終わったら1本吸わせてもらう。行ってみよう」
「おっけー!ろっくんろー!」
スモーキンヴギ。
最後交互にソロ。チョーキングでオーケン参加。同じ音。いつしかスックと立ち上がり背中弾き。二人も応じて3人背中弾き。
「嬉しい!背中で初めてギター弾いた。嬉しい~」
「初めてですよ、3人で」
「ものすごいバカな。よほどのオヤジロック集会でもあれはないですよ。アコギで」
「アコギですごいやりにくいということがわかりました」
「やってる時、あ、オレよっちゃんみたいって。野村義男さんが見えたねオレは。背中弾きと言えば、ジミヘンじゃなくて」
「じゃ、特にないですね。まとまらないですね。ありがとうございました」
「今日のこれを見た人はほんとに幸運ですよ」
「チケットソールドアウトですよ。それでこの、Youtubeで流して欲しいね。バカ映像で」
「意外に」
「僕指ずれなかった。ペインペイン♪って。そんなこんなでありがとうございました」
前奏が始まって。
「あれ?違うよ!みんなで歌うんだよ!そうでしょ?そうですよ。間違えないよ普通。歌ったら何でそれ忘れるかなって思うよ」
ダッダッダダーダダ♪
またあう日まで。
オーケン立って、ご一緒にと歌詞を読み上げ。
「誰も歌ってなーい!」
そのうち「て~♪」とマイク離して変顔で。サビを3回くらい繰り返し。
「ありがとー!ROLLY!和嶋慎治!」「大槻ケンヂー!」
の後もう一度。
ニコニコで終了。
休憩なしに3時間。
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