大槻ケンヂ弾き語り旅2022~秋オーケン  2022.10.10 KAZOO HALL 16:00~17:50



MCの内容、流れ等適当ですのであしからず。


配信なし。 チケット4400円。


スタンディングセット。マイクスタンドにピック4枚、譜面台。台にドリンクボトル、ミンティアBOX、時計。B25、ハミングバード。

5分程押し。
オープニングSE:傷だらけの天使。

下手から登場。

オーケン:黒地うさぎ柄ピンクハウスシャツ、黒Tシャツ、黒ジーンズ。黄色水色ナイキスニーカー。黒ハット。

「どうもこんにちは。今日は16時から中途半端な時間なんですけど、遠征されてる方もいらっしゃるかもわからないのでギリギリ帰れる時間でとやりました」
B25。かき鳴らし。
何処へでも行ける切手。
高く歌うか低く歌うか、声の調子探り探り。
誰にももう、わから、ない。

アルペジオ。
「はい改めまして大槻ケンヂオーケンですよろしくお願いします。今日は 山梨、色々思う所があって語りたい、よろしくあのさぁ」
あのさぁ。
「どうもありがとう」

「ありがとうございます。筋肉少女帯の何処へでも行ける切手、ソロであのさぁという曲聴いていただきました。山梨へ来るのは初めてではない、筋肉少女帯で果たして来たことがあったか、正直記憶にない」
「来てますよー」女性の声。
「来てますか。見た!」
「はい。筋少」
「どこですか?」
「県民文化ホールだったところ」
「県民文化ホール。何のツアーだか覚えてますか?」
「多分猫のテブクロ」
「多分猫のテブクロ、いやーそれ30年近く前だ」
パチパチ。
「 あの頃僕らは若かった。30年前か、あそう。何か記憶残ってないなぁ。山梨僕の中では甲府事件というのがありましてね。1975年に小学生ふたりが宇宙人目撃して、そのうちのひとりが肩を叩かれた。当時
UFUOと宇宙、だったかなぁコズモかな。コズモって雑誌がUFOと宇宙になって、これはロック界で僕と人間椅子の和嶋慎治さんしか読んでいないって雑誌だったんだけど。読んでる人会ったことない。そのUFOと
宇宙で小学生の肩を叩く町なんだ。そこに今日来ることができて嬉しいですよ」
パチパチ。
「ほんとはね聖地を巡礼しようと思ったんだけど、もう、ぶどう畑だったんだけど更地になっちゃったらしくて、行ったところで何があるわけじゃないんですけど。あー開演16時だと間に合わないと思ってね。失敗したな、
いやそんなので開演を決めちゃいけない。はい座りますわ」
座りセッティング。ハミングバード。
「甲府事件というのはこちらにお住まいの方には有名なんですか?そんなことない、あっそう。あら困ったな。日本3大UFO事件だったんだよ。もうひとつは、ごめんねぇこんな話ばっかり。こんな話しかしないからね。
あれだよ、ひとつは四国のケラってところで、中学生かな小学生もいたかな、小型の円盤を見た。それを捕まえて、リュックサックに入れて家で水をかけたりしたんだけど、いつの間にか消えてしまったケラ事件
というのがあってね。その、まいっか。もうちょっとだけいい?もうひとつ北海道で藤原さんて人が、宇宙人に攫われたって。交信してその後宇宙人と交流するようになったというニコロ事件。このニコロ事件はその後
ちょっとスピリチュアル系の流れになっていって、その藤原さんスピ系農業方法やってんだな。でちょっと、それはスピ系だから違うだろってことで、ニコロ事件は外れて、ケラ事件とその皆さん、甲府事件それが
日本の2大UFO事件なんですけど」
クスクス。
「ちなみに、」
「UFOの本に載ってますよ」
「UFOの本にたくさん載ってます載ってるよそりゃあ!2大UFO事件なんだから。あっUFOの本読んでるありがとうね。ちなみに言うとニコロ事件の方の藤原さんなんですけど、平野さんて仏文学者が、仏文学者
なんだけどすごいUFOの人で藤原さんがスプーン曲げもできるようになった、東京の家に呼んだんだな。呼んだら彼がスプーン曲げをやったんだけどどう考えても力で曲げてたんだって。ジェリーフジオ並みの。
その後に火をバッと起こすって技を始めたんだって。どう考えてもマッチで擦ってんだって。で、平野さんの娘かな、20何歳の娘がものをちゃんと言う子で、きっぱり言う子で「あんた、そのインチキはだめだよ!
認めないよ!」すごい怒鳴った。その平野さんの娘さんというのが平野レミって名前で、あの料理評論家の平野レミなんですよね。更に言うとそのいとこが平野さん新宿ロフトグループ創設者で、えっとうん、まぁ
いいや、親戚筋の話まで話してしょうがないですね。今日はほんとに皆さんにお会いしたかった。ね、スマホ見ながら言って。いやーほんとに今日会いたかったな」
譜面台に置いたスマホをいじりながら。
「ものすごくね、楽しみにしててね。R-1観ました?いやキングオブコントだ。コットンのネタ面白かったな。タバコをね、吸う女性をすごいうまいこと描写した。僕はタバコがすごく苦手で、タバコの煙一切だめなんですけど、
でも僕昭和の人間で昭和の時代というのはタバコを吸うのはかっこいいと言われたんだよね。特に80年代入る前かな、タバコを吸う女の人はかっこいいという時代があってね。飛んでる女、今行っちゃってる感じだけど
飛んでる女というのはかっこいい女の人の象徴表現言葉で、かっこいい女の人は大概タバコを吸ってたんだよね。そのタバコを吸う女の人についての歌を歌いますね。これは元はディランⅡなんだけどたくさんの人が
カバーしていて、そうだな原田芳雄さん福山雅治さんもやってらしたかな。じゃあ今日は福山雅治さんのバージョンでやりますね。いやあるのそれが。幸せってやつが~あたいにわかるまで~♪というところが福山雅治さん
はやっぱかっこいいので、あたいにわかるまで~になるの。わかっていただけるかしら。普通の人がやるとわかってくれるまで~♪なんだけど、福山さんそこはおしゃれコードになって、わかってわかるまで~になる。
これが、他の方と福山バージョン。今日はせっかくね甲府まで来たから福山バージョンでやります。僕は桃井かおりさんがタバコ吸ってるのかっこよかったな、そんなことを考えつつ、歌ってみましょう。ちなみにこれ
タバコをやめないと宣言する女の人の歌なんだよね。桃井かおりさんプカプカ歌ってらっしゃるけどもうひとつあたしタバコやめないのって曲歌っていて、繰り返すようですが僕タバコ大嫌いだけどタバコやめないのって
桃井かおりさんの曲とってもいい曲なんでいつかカバーしてこのプカプカと連続して歌ってみたいなぁと思いますね。その横でコントグループのコットンの人がいてくれてずーっと吸ってるていだったら最高だな。はい
プカプカ」
プカプカ。

イントロ弾いて。
「蓮華畑」
蓮華畑。

「どうもありがとうございます。プカプカ、と筋肉少女帯の蓮華畑 でした。蓮華畑は昔を思い出す歌ですけどそうですか、猫のテブクロツアーの時にホールで筋肉少女帯、あぁそうやった、と思うなやったかもしんないな。
山梨かちょっと待ってなんか思い出す。山梨だろ?うーーーん、今絞り出してるわぁ~。ああ!そう、ぴったしカンカーン!古いな。思い出した山梨は前乗りでした。思い出した前乗りで、メンバーみんなで先輩のバンド
を観に行った。えっとね、アンセムじゃないかなぁ。アンセム先輩を観た。ん?あのドラムのマットさんのバンドは」
ギターテックさんに聞く。
「アンセムっすよね、アンセム先輩。マット先輩アンセム観たよぉ~。思い出したライブハウスで」
パチパチ。
「いや違うわあれ長野じゃないか?ごめんアンセム先輩を観たのはここかわからないけど山梨で、新聞を開いたら新聞広告にでかでかと筋肉少女帯vsPILって出てたんですよ。PILと言うのはパブリックインリミテッド
ってユニットでイギリスの。セックスピストルズのボーカルのジョニーがジョンライドンという名前でやってた。それが載っててえええ!僕断ったんですよ。ジョンライドンがPILで日本に来るから筋肉少女帯で前座やってくれ
って話が来て。いやいや客層が違うから!今だったらそういうごちゃまぜもいいと思うけど、当時もっとロックが細分化されてたから、ちょっとそれは違くね?と思って断った恐れ多いしね。そしたら何がどうなったか
わかんないけど決まっちゃってて、で山梨で新聞を広げてえええ!驚いたんだけど、長野だったかもしれない。いや山梨でしたよ。でその後に僕は笑っていいともテレホンショッキングで、スタッフさんが筋少vsPILって
ポスター貼ってくれって。あの頃そうだったじゃないいいとも。貼っちゃってしょうがないからやることにした。そんなことがありましたね。そう山梨で始まったんだ筋少vsPIL。今になったらとっても光栄なことだと思うけど
当時はちょっとねしかも楽屋挨拶行かなかったんだ俺。まぁ外タレさんだから挨拶止められたりするのかも。行ってなくて今でもジョンライドンさん見る度にあー楽屋挨拶行かなくてすいませんでした。昔怖かったんだ
楽屋挨拶って。気にする先輩は気にして、挨拶ないぞなんとかズって紙に書いて後輩のバンドの楽屋に貼っといた、というのがあったの。僕は気が弱いからすぐよろしくお願いしまぁぁす。おお君は顔にヒビ入ってる
割には礼儀正しいね。まぁまぁいいですかそんな昔の話はね。じゃあ多分、その頃ですわ、猫のテブクロツアーだよね。じゃあそのアルバムに入ってる曲をやります」
パチパチ。
「 まだコロナ禍でね、一応っちゃ言わないまだ声出さないことになってますので、僕が日本を印度にと言ったらしーてしまえと、手拍子で応えてくれますかね。ばかばかしいですよね、そんななんか、怪しい宗教の儀式
じゃないんだからね。帰りに壺売ってますから。あれ統一教会の壺は相当頑丈らしいよ。車1台分外車1台分ぐらい。落としても壊れないらしい。はい余計な知識。じゃあ日本を印度にと言ったらチャーチャチャチャチャね。
しがちょっと長いですよ!しがね、、、あ、浅香唯さんの、光代じゃないよ。浅香唯さんのCガールのシーぐらいの長さだからね。ってことを日本中言って回ってるうちに、このMCしてる自分に腹立たしくなって、でもそれを
越えると何も思わなくなるんだ。ていうかこの浅香唯さんのくだり必要ないんじゃないかな。まぁそこら辺も踏まえつつ行ってみよー!あっイエー!ゴホゴホ。イエーって咳き込むようになったらやばいよな。行くよ!」
ジャーン。
「日本を印度に?」
チャーチャチャチャチャ。
「バトルフィーバーJを思い出して、なんかいたよね、ミスアメリカ。咳き込むわミスアメリカを思い出すわいいとこだね甲府はなんつって。長野じゃないよね?はい日本を印度に」
日本印度化計画。
「ありがとう。あの~ちょっと気付いたんですけどこの歌中央線の曲なんですよね。僕今日あずさで来たんですけど、甲府は中央線」
ジャンジャカ弾いてたの止めて。
「1本で来れるんですよね。素晴らしい。びっくりしたなぁ新宿から中央本線高円寺中野過ぎて荻窪過ぎたら知ってるとこガンガン過ぎてくからさ、よく新宿から三鷹まで乗っちゃうんだよな。それを考えると甲府に着いて
よかったですよ嬉しい。あれだ友部正人さん言う所の中央線だよね。1本、あの頃心に突き刺されですよね。よしじゃあ皆さんの心に突き刺さるべく」
ジャンジャカ。
「コール&クラップ行ってみますよー!学園天国で行ってみよー、ほっ」
ヘイヘイコール。
「ヘイ!ヘイ!ヘーイ、日本を印度に!」
3番。
オシャレコード終わり。

「ありがとーう。じゃあ電車の話が出たので僕がやっていた電車の曲を聴いてください。お別れの背景」

お別れの背景。
ハーモニクス入り。

「ありがとうございます。そうね、旅気分ありますね中央線中央本線1本か、さっと来れて。昨日来ましてね、ちょっと飲み屋入ってカウンターの席で。今Jロックって言うの?ワンズとか、Jロックってね。Tボランとかいう
感じですけど。日本の若いロックってな、ガンガンに流れてる居酒屋に入ってしまったんですよ。こういう仕事やってると、ジャズメンはジャズ流れてる店行きたくないと思うんで、だし演歌歌手は富士そば行きたくない
気がする。割と同ジャンルのものってそんなに聴きたくない感じがある。僕もねJポップJロックガンガンに流れる居酒屋に行かないって決めてたんだけど昨日うかつに入ってしまったんだよね。あっJロックが流れている。
と思ったんだけど若い人の曲ばかりでことごとく1ミリも知らない、から全然わからない。何て言うのかな、今までだと多少見知ってる曲流れたりすると下手すると自分の曲流れたりするとね、気になるじゃないですかそれで
集中できない所があるんで、もう年も取るとJロックのチャンネル、チャンネル言うのかな、有線、とにかく若い人の音楽流れてるとジャズみたいね。ソニーロリンズみたい、全然耳に入ってこなかったので、それはそれで
気にせず飲めました。 で、知らんがなって話しますね。弾き語りのライブって知らんがなって話でいいと思うんですけど。れんこんにお肉が入ったやつ、肉入りれんこんを頼んだ。お店がそんな混んでるわけじゃないけど、
わたわたして全然出てこなかったのね。ずっと飲んでなんか気の弱い人間特有の心理の変化で、あっれんこん忘れられてるな、ずっとれんこん来ないれんこん来ない、俺れんこん頼んでないよなっ、そうだれんこん
頼まなかったんだ!それでね、れんこんお肉包んだやつ頼まないもんな、れんこんなんて普段食べないじゃない~何やってんだよ帰ろう帰ろう。って立ち上がった時に、はい肉入りれんこん!あっ頼みましたよね~。
だから、れんこんだけ食べてるの悲しいじゃない?もう1杯ってビール頼んで。もう一度人生があったら、
おいれんこん来ねぇぞ!

恫喝する、肉入りれんこん恫喝おやじに。もう1回人生があったら、甲府に来て肉入りれんこん恫喝できるおやじか、でなかったらV系バンドのおっかけになってたかな。どういうわけかわからないけどバンギャ願望が
ありましてね。バンギャになりたいんですよ。今からなればいいのか。うんそうだな、バクチクも現役でやっておられるからな、Xもな。気持ち悪がられるだろうな大槻ケンヂがガラバ持って。大槻ケンヂさん最近毎回
来てますよ。なんかチェキを出せって運営に食って掛かってる、なんですかあの人、気が狂ったんですか、言われてね。さっ、どうでもいい話をまたしてしまいましたね。あの、居酒屋BGM問題もう1つだけ言うと、昔は
音楽のジャンルがあった何を聴くかで、言い訳が必要だった。今ニューミュージックって言葉ない、シティポップなんていい方するらしいね。70年80年代松原みきさんステイウィズミーとか、ああいう曲がものすごい世界で
流行って。南佳孝さんモンローウォークとかさ。ああいうのむちゃくちゃ若い人にうけてるらしいと。僕らの世代はパンクニューウェーブの世代だったんですね。パンクニューウェーブの人間はあとヘビーメタルとかね。
ニューミュージックは聴いちゃいけない、掟みたいのがあったんですよ。それは裏切り行為だと、ありました。お前P-MODELを聴きながら、山下達郎を聴くのか!矛盾してるだろ!あったんです。ニューミュージックみたいな
ものでもメロディアスなもの聴くといいなぁ~思ってしまう曲がいっぱいあって。
あー俺はパンクやニューウェーブ、ハードロックを好きだと言っている人間なのに、オフコースで感動してしまう自分は何なんだ!裏切り者!
みたいのがあって、その葛藤というのは相当なものだったんですね。でも落としどころというのが必要で、その中であったのがユーミンさんね。ユーミンさんの曲で感動する自分がいるわけですよ。お前そんな、スターリン
を聴いてる人間が、ユーミンで感動してるのか、涙してるのか?泣いてるだろお前それ聴いて!悲しいほどお天気でほろっとするな!あったんですよ。ユーミンはユーミンでも荒井由実の時代はパンクだ。グラデーション
が必要で、実はそういうニューミュージックが好きなこと打ち明けたいんだけど、段々シフトかけて、グラデーションかけていかいないといけない。まず、ニューミュージックなんて聴いちゃいない、地獄に堕ちろ、れんこん
まだかこのやろ。でも、荒井由実の時代がいいよね。ひこうき雲とかさ、ああいうの許せるよね。許せるってどの目線だって。そこからユーミンユーミン言って、松任谷由実も言って、色々広げてオフコースまで入れていく
長い長い。オフコースはね、中高時代好きだったイエースイエース♪どんどん上がってく曲、あれ絶対プログレバンドのYESをイメージして作った感じがあって。オフコースいいよね、口にもできなかったあの頃あの曲が
あれば、でもオフコースのイエスはプログレの影響が見られていいね。言い訳ができたんじゃないかなと思います。まぁ今はニューミュージック調の曲も全然やりますね。その中でもこの特撮のスイーツという曲は、
かなりニューミュージックみがある。行ってみますスイーツ」

Sweets。


「シティポップ感ありますね。もう1曲じゃあ夕焼け原風景という曲聴いてください」
夕焼け原風景。

「ありがとう。 あの、手元でスマホいじってるの別に競馬やってるんじゃないですよ。相当なやつですね弾き語りの最中に。表情が変化しちゃったりしてね、ハッ!MC何かお喋りしよう、アテって呼んでるんですけど、
それをスマホに撮って写真にしてるんです。あ、ほうとう食べましたよ。でもほうとうは山梨の方食べないんだろうな。東京でもなんとかバナナ絶対食べない。食べたことがない一度もない。雷おこしとか見たこともない。
ほうとうを山梨の方がどのくらい食べていないのかってね、相当なものになるんじゃ、でもおいしかった、いいなぁと思いました。最近のオーケンはですね、そうだなぁ、高円寺、中央線1本ですよ。高円寺のピンサロ通り
ってあってね、ホントは何て言うのかなセントラル商店街。昔それこそ猫のテブクロの時代にさ、実際高円寺ウロウロしてたんだけど大槻ケンヂが高円寺のピンサロにいる噂が都市伝説が流れてね。俺1回も行ったこと
ないから。噂流れて、行ったっていいんですけど。高円寺の入ったところのピンサロになんとかちゃんて貼ってあるんですけどそれが10年ぐらい変わんなかった。そこまっすぐ行った2階のライブスペースで、すごい
タイトルのイベに出たよ。サブカルおばさんの通う女子高、聖ドクダミ学院っていう。掟ポルシェさんの奥さんなんかがねやってるイベントだったんですけど。すごい狭いところで、最前列のお客様が、なんだろうドトール
のテーブルぐらい、あっち側ぐらいなんだ。これは、どうしたものだろうって。目が合ってしまうので虚空を見つめながらイベントやったりしました。あんまりお客さんと遠いってのもあれだけど、お客さんと近いってのも。
難しいもんだと、今日ちょうどいい距離感なんじゃないですか」

パチパチ。
「 岐阜にもこういうライブハウスあったなぁ。造りも似ていていい感じですね。僕偉そうに台の上座って歌ってるけどもっと動けとかないですよね。別にいいですよね、弾き語りだもんね。パワーショベルとかで運ばれたりとか
ぐるっと1回転とかしたいですね。そういえば一時期ロックバンドでドラム台が回転するとかね。ピアノが回転するとかあったんだよね。なんなんだろうね、必要ないよね。コンサートでさ人が宙に浮いて回転する楽器ごと。
必要ないよね。俺思うわ。東京ドームとかでやるコンサートの演出って大概必要ないわ。いらない、別に。ということを甲府のライブハウスで語って誰に届くんだ、わからないですけど。まぁそんなのがあったりしますけど も。
あとはね、最近は何をしていたか最近よりも今後の話をしましょうか。11月9日に筋肉少女帯がいくぢなしってCD出しますCDだよね。これね、かつて70年80年くらいか、ナゴムレコードから出したインディーズ時代
とろろの脳髄伝説の中に入ってた1曲なんですけど。その後メジャーデビューしてから2枚目のSISTERSTRAWBERRYというアルバムでまたカバーしたことがあるんですけど、ナゴムサイズバージョンのカバーというのは
初めてで、これ皆さん面白いですよ相当。他にKEEP CHEEP TRICKと7年殺し、空手バカボンやっぱり僕やケラさんケラさんもうちょっと上か僕とウッチーが高校生の時にレコーディングした曲なんでそれのカバー。
筋肉少女帯で今やっています。あの、期待していてください」
パチパチ。
「うん。あー筋少こういうことになったか。いう面白さがある。近年の筋肉少女帯はヘビーメタルポップっていうのかな、そういう路線がひとつあったと思うんだけど、それとは全く違う、エニグマって曲をねリード曲で出した
ことあるけどそれよりも変化球というか。もしかしたら本来の筋肉少女帯はこんなんだったんじゃないのかなっていうような、中央線ですよね中央線の文化、中央線の80年代のアングラ文化というのが見事にぎゅうっと
凝縮されているかと思います。聴いたらね、例えるならそうだな「れんこんまだかよ!」いきなり言われたかの被恫喝感があると思います。楽しみにしていてください。やっぱり、なんだかんだ言ってもそうですね、僕は
東京アンダーグランドパンクの人間なんだなっていう、思いましたね。そして70年代からの寺山修司なんかの作ったアングラ文化、を継承する者なんだなっていう、プライドというか、そういうものを今回のいくぢなし
作ってすごくこう思ったんだよね」
パチパチ。
「その、なんていうのかなアンダーカルチャー人間のね、気持ちというかプライドを胸に、今日来る前ひとりでチェキを撮った」
パチパチ。
「これがアバンギャルドの魂!これがアングラ!カシャカシャ。えー20枚ぐらい撮りましたんでよかったら買ってってくださいね。難しいなかなかチェキ自撮りするのは。うかつに全身網タイツとか1,2枚入れとくね。非常に、
つまらない冗談を言ってしまった。すいません。じゃ、そんなプライドと一抹の、やります。ほんっとそう80年代アングラシーンを牽引したじゃがたらのタンゴを、この曲は町田康さんと共演したことがありますが先日は
ナンバーガール、ZAZENBOYSの向井秀徳さんと歌いました。今日はひとりで甲府で歌います。タンゴ」
かき鳴らしでフライミートゥーザムーンのコード。
タンゴ。

「じゃあもう1曲80年代アングラシーンのバンドばちかぶりのオンリーユーです」
オンリー・ユー。
甲府のあのライブハウスで。
『まだ幼くて』なし。

「どうもありがとう。 ありがとうございますあれだな、写真撮りましょうか。ちょっと待ってね。ちょっと動画で。どうしようかな、まだ撮らないでください。そうですね、オーケンの生存確認いや、アントニオ猪木を忘れない。
せーのでカメラOKにします。せーの!」
123ダー!
「さぁ、静止画も撮りましょうあとで撮りましょうね。今のSNS拡散、今のテイク2行きましょうか。わかった、こういうものってのはだんだん進化していくもので、今日は2022年10月10日甲府カズーホール、そっから
行きましょう。じゃあ、ダーで切っちゃってくださいね。せーので皆さんカメラOKで。せーの!」
日付場所入り123ダー!

「はい。というのを弾き語りでこないだもやって、エゴサして見たんですよ。結構皆さん上げてくださっていて。でも全然リツイートされない。なんか全然リツイートもいいねもされていないんだなってことが、わかって
あっそうか全ての人が吉田豪さんじゃないんだ。全ての人が、アイドルとかスポーツ選手そういうのじゃないんだなというの気付きましてね。思い出の、フォトがただネット上に上げられているというね。もっと拡散
されて色んな人が見るのかと思ったら、ね、でも僕は見てるよ!」
パチパチ。
「うん、皆さんのスマホの思い出の映像、本人が見てるよ!いーじゃないそれで、いーじゃない。そうなんだって思った。そうだよねそうだわ。でも、友達は見てるよね数人の友達は。あと見て欲しくないのに会社の
上司とか。やだね見て欲しくない会社の上司にリツイートされちゃってね。俺にカレーを食べさせろとか、引用リツイートされて薄い知識でね。いやーなムードにまた一考かと思いますよ!それじゃ筋肉少女帯の
香菜頭をよくしてあげようーワンツースリーオーイ」
香菜、頭をよくしてあげよう。

「どうもありがとーう。今日はほんとにありがとうございました。ちょっとね、宇宙人、の現場には行けませんでしたけど皆さんに会えたのでそれでよしとします、はい」
パチパチ。
「あとで僕がダー!ってやってる動画を観ますからね。拡散されてないんだな、あれぇ?まいいや。はい最後の最後にこれやってみよう。アザナエル、特撮の曲です。ありがとうございました」
アザナエル。
指弾きで。

「大槻ケンヂでしたー」

~アンコール~

「どうもありがとうございます。また甲府来たいですねすぐ来れるもんね近い近い、いいないい箱があると思いました。またほうとう食べようかな。駅前はヨドバシカメラがあるんだね。うーん、まいいや、じゃあ、
写真撮りましょう。で、拡散されないようにしましょう。来た人たちだけのね、思い出、がネットに流れてる、ね。どういう風に撮ろうか。あの、皆さん大丈夫ですか写っても。いいですか。こんなやつよくある。
こういうの1枚、イエイ」
客席を背に記念撮影。

「でもこれ(バックドロップ)が入るといい、それは皆さんのカメラでも1枚。はい皆さん、こうしてますわ」
ポーズ。
「大丈夫じゃないかな?まだね早いですからね。まだ6時前だから、今日はなんだろ、夜御飯なんか食べてのんびりしてくだされば嬉しいです。そして筋肉少女帯や特撮オケミスなんかの方もよろしくお願いします。
もう東京の方ではバンバンライブやってますんで、よかったらそれも観に来てください。じゃあもうちょっとだけ歌おうかな。これも特撮の曲ですねロコ思うまま、口が回らなかった。ロコ思うまままってなんだ。
ロコ、思う、二回目言ったからって口が回るとは限らないな。ロコ思うままに」
ロコ、思うままに。
指弾きからピック弾き。

「ありがとーう。ありがとうございます。今日そういえば最後になるんですけど、大槻ケンヂライブというのでもしかしたらバンドでワーみたいの想像していた人がおられたらなんか、こういうんでした、アハハ。
昔ネットなんかもなくて、情報もあまりなかった頃に東京の江古田ってところで、その頃はギター弾いてもらってたんだけどアコースティックなライブを初めてだかやった時に、なんか情報が伝わってなくて、
全身鋲の革ジャンの若者がなんか寂しい顔して椅子にちょこんと座って、悪いことしたな!思ったんですけど。そういうんじゃなかったってパターンでしたね。今日は穏やかに弾き語りでございました。また、
いつの日にか特撮とか筋肉少女帯あるいはオケミスそういうもので、筋少なんかどんがらがっしゃん大爆音で山梨甲府でできたらと思いますね」
パチパチ。
「確かめておきますね、長野だったか山梨だったか。アンセム兄さん観たのどこだったか、メンバーに今度確認しておきます。でもその頃筋少PILの広告見たの確かなので、あれから30年近くか、経ってこうやってね、
来られて皆さんの前に立って歌うことができてあの光栄に思いますありがとうございます」
パチパチ。
ののの唄。

「はい!どうもありがとうございました!皆さんありがとうございました。大槻ケンヂオーケンでした。また来ますね!おー、やっ!」

「ありがとうございました」


SE:SIGN。


チェキ千円。


帰りに前の電車が鹿と衝突したため遅れました。