大槻ケンヂ弾き語り旅2022~いつか春の日のどっかの町へ~ 南堀江knave
2022.5.15 18:00~20:25
MCの内容、流れ等適当ですのであしからず。
チケット4400円。配信3500円。
スタンディング マイクスタンドにピック4枚、譜面台。台にドリンクボトル、ミンティアBOX、時計。奥に椅子。
下手から登場。
オーケン:Build Crossing黒ジャージ。黒デニム。蛍光イエローナイキ。黒ハット。
黒ブライトリング。
「どうもこんばんは、皆さんお元気ですか。ありがとうございます。南堀江のネイブに久しぶりに来ました。
えーそうですね、最初に声を出すためにね喋ってるんですよ。皆さんに会えて嬉しいということ以外特に
ないんですけど、そうだなぁ最近はね、どんどん時代が変わってきて随分前ボカロPさんか、ボカロPさんに曲を書いたのが随分前、その前にアニメとコラボレーションというのがね、それも新しいことだったんですが
最近はVtuberさんかVライバーさんか、どちらかでしょう。Vtuberさんとの仕事もあって月乃美兎さんてものすごい人気の方に曲を書かせていただいたりとかして、こないだまたVtuberさんVライバーさん、Vtuber
さんでいいですよね?の楽曲を作らせていただいて、坂田さんという方、浦島坂田船でたまにTwitterのトレンドでわーと上がってくることがあるぐらいのすごい方ですよ。その坂田という方に曲を書かせていただいた
んですけど、僕依頼を受けた時はとなりの坂田さん、そうだよな浦島坂田船のとなりの坂田さん、だったんですけど最近公式の方から出てくる、今日も公式から連絡いただいたそこにはあほの坂田さんて書いて
あんだよね。あれっ?と思って見たら確かにとなりの坂田さんとあるのとあほの坂田さんとあるのと両方あるんですけど、どうもあほの坂田さんが正式、になったるのかな。今日紙資料、Vtuberさんの資料を紙で
未だにいただいている。あほの坂田。って書いてある、あほの坂田さんが正解かもしれないけど、なかなか呼びにくいですよねそういう風に。うーんまぁまぁ、困ったところです。さぁさぁ、じゃあそんな話も色々お仕事
していますよというところで早速歌わせていただきましょうか」
「はい。今回のライブは徐々に声出して行く感じにしようと思って、静かな曲から始めますが、ちょっと静かな曲が続くんで若干貧乏な気持ちになるかもしれないですけど。そこは、ちょっと貧乏感漂いますけど、
いつも心に、何ですかねダイアモンドを抱えて行きましょうね。適当なこと言ってます。喫茶店トーク」
B25。猫柄ストラップ。
喫茶店トーク。
アザナエル。
「どうもありがとうございました。
もうのっけから寂しい気持ちになりましたね。割と普段筋肉少女帯とか特撮でバーンとやり散らかしているのでひとりになると最近めっきり寂しい歌ばかりを弾き語りで歌うようになって、
ライブはねまだ皆さん聴いてくださっていいんですけど昼の日中に喫茶店トークとかアザナエルとか歌ってると途方もなく寂しい気持ちになってきて、困ってしまいます。ほんとにそういう時はスマホでラジコとかでラジオ
聴くんですよ。毒蝮三太夫さんババァコノヤロ、ジジィ何言ってんだコノヤロというのを聴きながらアザナエル~♪とか歌ってるんですねぇほんとに不思議な世界です。今日は配信もあるということで配信の皆さんのコメント
とかは観ることはできるのかな?ねぇそういうのもしあったればと。配信の向こうの皆さんも観てくださっているのかな。えーよろしくお願いしますありがとうございます。こないだは筋肉少女帯で40年ライブと言うのを
やってきまして」
パチパチ。
「はい。40年ですよもう嫌になっちゃう40年素晴らしいじゃないですか40年やってきて。ありがとうございます40年やってきて、クラブチッタのライブでね、配信ご覧になった方も来てくれた方もいるかもしれないけど、
40年前に新宿JAMというところでね、
ライブハウスで僕らがデビューしたんです内田君が一緒に。その時に何の曲をやったか、PANTA&HALのルイーズという曲はやった記憶があるんですね。それとヒカシューさんの
巻上公一さんのね、20世紀の終わりにって曲やった記憶がある。あと、うーんレインボー、リッチーブラックモアがいたバンドです。のね、オールナイトロングという曲をやった記憶があるんだけど内田君がそれはやってない
と言うんですよ。ずっと言っていて結構僕と内田君の間で論争になった。その僕らがデビューしたライブというのは有頂天も同時にデビューしたライブだったんですよ。で、有頂天の前身バンドの伝染病というバンドに
本城聡章筋肉少女帯のギターのおいちゃんがいたんですね。ということはおいちゃんもそのライブを観てるはずだから、レインボーのオールナイトロングを筋少やったかどうか、おいちゃん観たかと聞いたら、観た気がする。
観た気がする、確かにやってたよ(マネ)言ってたので。あーほんとに年々おいちゃんと僕は楽屋で喋んなくなってきた仲が悪いんじゃなくて。本当に特に喋ることがないんですよ。でおいちゃんも「喋ると疲れるんだよ」
って喋んなくなってた。筋肉少女帯のステージというのはまぁ素晴らしいライブの舞台であると共に僕とおいちゃんが唯一喋ることができる場所でもあるんですよ。その場所でおいちゃんと喋って筋肉少女帯が初デビュー
の時にオールナイトロングという曲をやったということがわかって、とってもよかったなぁと思った個人的には。やったそうです」
パチパチ。
「これ喋り出すと止まらなくなるから曲やった方がいいね。やろう、行きます」
かき鳴らし。
「タンゴ」
タンゴ。
週替わりの奇跡の神話。
「フー。タンゴと週替わりの奇跡の神話聴いていただきました。
あのー、結構キャリアの長いシンガーの方とか、弾き語りの方がこう客観的に見ていてくどくなってくというのがあるんです。なんか普通にこう」
ジャカジャンジャカ。
「て弾けばいいんだけど」
顔芸付きで、ジャカ、ジャジャーン。
「とかやり出したりあるんですよね。ここもそれでも、変わらない♪普通に歌えばいいのに、そ・れ・で・も~変わらない♪やる必要がないんですけど、結構弾き語り始めて10年ぐらい経つと気持ちがわかってくる
んですよね。ほんとにやりたくなるの、なんだか。なんだっけおみおくり芸人さんとかあまみあさんとかの気持ちがよくわかるね。あーギター1本で間を作れるということでついつい遊んでしまうというかね、いう所
があってやってしまうんですけどまぁまぁそれはそれでいいですよね?」
パチパチ。
「無理くりいいですよね?ということにさせていただきます。あのーあれでしたよ筋肉少女帯のライブでね、筋肉少女帯のファンには有名な、何十年か前に、当時すごく忙しかったので、ロック雑誌のインタビューが
打上げの席になってしまって、打上げの席で僕と内田君がインタビューを受けることになって、そこで僕と内田君オタクなんでついつい漫画の話をずっとしていたらば、ギターの橘高君が当時すごい飲む方だったんで
酔っぱらった彼に泣きながら怒られた、「君たちロックの話をしろよ!」ってね、その話を何度も何度も出てきますけど、こないだの川崎クラブチッタでもしたんですけども、そこを掘り下げたらどうなのか、じゃ、漫画の
話をして怒られた、何の漫画の話をしていたのかという話で、これがアストロ球団という漫画だったんです。運命を背負った野球の天才たちが、9人なかなか集まらないという漫画なんですよね。途中でロッテと闘う
んだけど野球漫画と言えば巨人だったんですよ。ジャイアンツ、たまに阪神が出てくるようなもんだった。そこにロッテというのがね、すごいな、金田監督の頃ですね、金やんダンス。ロッテと闘うんだけど、9人集まらない
んだよね。9人集まらないどころか途中で死んだりすんだよ人が。大変なことになるという漫画だったんですけど、具体的には魔球、今魔球って言葉もあんまりないです、魔球が出てくんだけど殺人L字ボール、
という魔球が出てくるんですね。殺人L字ボールちょっとギターを置いて」
ギターをスタッフさんに渡す。
「殺人L字ボールというのを相手の投手が投げるわけですよ。打とうとカキッとジャストミートすると、球がグーっとバットを上がってきてL字型に上がってきてそのまま打者の顔面を直撃して打者は死んでしまうという。
で殺人L字ボールというんですよ。僕がいささか感動しまして殺人L字ボールという発想に。当時小学生だっと思うんですが星新一先生だとか筒井康隆先生SFの巨人ですよね、そういう方々の本を読んで藤子不二雄A
先生もそうです、あA先生じゃない方ですねF先生ですね、読んでいて毎度毎度センスオブワンダーというものを驚いていたんですよ。奇想、奇妙な想ですよねあぁすごい人を驚かせるのは奇想なんだ。僕は奇想の
人間で行こうと思っていたんです。奇想が読めるのは星新一先生や筒井康隆先生の小説だけだと思っていたら、その殺人L字ボールで「漫画にもこんなすごい発想があったか!」センスオブワンダーを受けた
んですね。殺人L字ボール、これね破られるんです。すごい破ったのが、川上哲治、実在の野球の偉い方ですよね。当時の野球漫画では実在の人がよく出てきたんですよ。川上哲治がもう現役退いていたんだけど
「私が打つ」ってね。「川上さん死んでしまいます!」「大丈夫だ」殺人L字ボールが来るんですね。どうすると思います?川上哲治。ウィーン、ボールを打ったらジャストミートした瞬間にL字にボールが来て死んじゃうん
ですよ。だからうぉーってバッターボックスをこうやって乗り越える。逆になるんですよ逆になってそうするとL字ボールはあっちに行くので、あっちに行くのを逃げるなー!スカーンと打ち飛ばす。というね、ボークと
いうやつですかね。僕野球の事よく知らないですけど。野球を知らない僕でもそれダメなんじゃないか、思ったんですけどね、その殺人L字ボールを見た時に、その打ち方返し方を見た時に、ああこういうのを!
センスオブワンダーというんだ!とにかく人を驚かせたものが勝ちなんだ。
つまりこれはロックだ!
と思ったんですよ。当時ロックというのはカウンターカルチャーでね、とにかく人を驚かせる、ロック、パンクですよ。だから僕は打上げの席でロックの話をしてたんですよ」
パチパチ。
「そう。だからそうなんですよね、そのことを川崎クラブチッタで訴えようと思ったんですけど、尺を取るな、と思ったんでやめました。その時間があったらもう1曲でも多くやるべきだ、と思ったんです。そうですやるべき
です曲をやりましょう」
B25。
「えと筋肉少女帯今度、なんと人間椅子とコラボ致します」
パチパチ。
「筋肉少女帯人間椅子でコラボをするので今日その記念に、しまった今日配信があるんですよね。迂闊にやるもんじゃないなと思いましたね。およそ弾き語りでやる曲じゃないんですよ。でも密室空間だったら
まぁいいか、と思って。配信で結構な方が観られてんだなまぁいっか、ね、殺人L字ボールみたいなもんだと思ってください。無理くり弾き語りで歌います。地獄のアロハー!」
地獄のアロハ。
「ウィーアーザダークサーイ♪ちょっと待って譜面がよく見えなくなってるちょっと待ってねよいしょよいしょ、折り目がね」
続き。
「イエー、ほっ。お別れのはいけーい」
お別れの背景。
ハーモニクス入る。
「どうもありがとう。ありがとうございました。お別れの背景聴いていただきました。そうですね筋肉少女帯の40年を迎えてそういえば深く掘り下げてない話、そうだなぁ香菜、頭をよくしてあげようという曲があるんです
けどあれで香菜泣ける本を君に選んであげようって歌詞があるんですけど、その香菜に彼が選んであげた本はなんだったんだろう、ということをちょっと考えたりしまして。うーん浮かんだんですよ僕、なんとなくあっ
この本だ!ということを浮かんだんですね。今日歌うんですけど、ひときわ万感の思いで歌うことができますが皆さんには教えないので、皆さんはいつも通りに聴いてください。なんだそのMC。はいそうですね、大阪に
来まして、昨日も夜中までそうTwitterにも上げましたガラガラバックで来るかバックで来るか、結局ガラバでガラガラ来ました。僕はね昔から気持ちはいつでもバンギャなんだよ、うん。バンドマンをやってるけど
気持ちとしてはうんバンギャなんだよ。フフ、そのことを忘れないでいて欲しいな。何を言ってるか全然わかりませんね。はいえっと、じゃ次の曲で一旦休憩を挟ませてください。えーと、ん?何もかもボケてしまって、
あ、わかりました次の曲で一旦休憩を挟ませてください。こないだね、筋肉少女帯のライブが終わった翌日か、タブレット純さんのリサイタルを観に行きましてね、そうだなぁチンドンなんかも入れたね大人数バンド
とか、アコースティックセッションとか、GSスタイルとかもう次から次へとタブレット純さんが着替えて出てきて、ついにはステージ上で服を脱いでステージ上で服を着替えたりとか、それで色んな曲をリサイタルですよ
観ていて僕リサイタルいいなぁと思って。大槻ケンヂリサイタルっていうのをねやろうと思いました。だからバンドスタイルもあるしあとなんだろな、キラキラしたお衣装とかでさ」
パチパチ。
「今日なんか普通にジャージで出てきてあれですけど、なんか最近ね、50を過ぎて55を過ぎてからやっぱりぃ、人前に出る人はキラキラした格好しなきゃダメだなと思うように。それでジャージで出てきてごめんなさい
ですけども。ちょっと考えます。京橋辺りで売っている、虎柄かなんかのギラギラした服とか着て、なんか歌い上げるっていうのをやりたいなと思って。マイウェイ、はたまに歌っていたんですけど、あれを歌ってらっしゃった
ねタブレット純さんがゴッドファーザー。広い世界の、片隅で~♪やがてふたりの、朝が来る~♪ってやつですよね。いやいいですそこで微妙な。やっぱりねリサイタルはねゴッドファーザー歌わないとダメだな
と思って。ネイブでこのネイブさんでもいいですよね大槻ケンヂリサイタル。あーやってみたいな」
パチパチ。
「次の曲弾き語りでもちろん歌うんですけど、さて次の曲リサイタルでやった時にはどんなスタイルでどんな演奏で歌ったら冴えるかななんて考えながら、一部最後の曲ですテレパシー。あ、それは特撮でやれって
話だよね考えてみたら。考えてみたらそうだよねそうですテレパシー行きます」
テレパシー。
「はい」
ギター渡して退場。
~休憩~
SEでオーケンファイト、ぽえむ。
座りセッティング。
オーケン登場。紺地フルーツ小柄シャツ。
「はい、ありがとうございます。今日ね配信でご覧になってる方もいらっしゃると思うんでコメントを見ようと思ったら、今日はStreaming配信というやつで有料で払ってくださった人のチャットは観れるんだけど、
当方は無料の配信元なのでそっちで観てたらそっちではコメントは観れない、ということが分かったので今慌てて弊社でひとつ買いましたんで。今登録中でございます。今後チャットの方にも加わることが
できるかなと、思います。じゃ1曲やってみようかな」
ハミングバード。
「
あの、ほんとに寂しい曲ばかりやります。寂しいですよ。これは特に歌っていると寂しい気持ちになるんですね。わかるかなぁひとり暮らしで観てる人とか寂しくなるのかな。やでも寂しい曲ですけどほんとに
今回弾き語りのテーマが皆さんひとりひとりに個別に、歌ってる気持ちですね。気持ちとしてはぁ、なんだろデパートの3階と4階の間ぐらいの踊り場みたいなところにあるちっちゃい占いスペース、に個別に
呼びつけて歌って聴かせてる気持ちですから、そのぐらいしんみりして聴いてくださいね。去り時」
去り時。
「ありがとう。ワンツースリーフォー、さぁオーケンだけが知っている、香菜に何をあげたか、お送りしましょう香菜頭をよくしてあげようー」
香菜、頭をよくしてあげよう。
「ありがとう。
どうもありがとうございます。ほんとに寂しい気持ちになってくる、オケミスの去り時と筋肉少女帯の香菜頭をよくしてあげよう。歌気持ちいいんですけどね去り時みたいの。よく80年代フォークの
ライブ盤とか聴いて、フォークシンガーの方が本当に悲しい曲を入り込んで、多分ご本人相当気持ちいいんだろうな、聴いてる方はどんどん寂しい気持ちになって、でもそこがそれはそれでいいんでしょうね。
旅に来て、バンギャの気持ちで寂しい曲を歌う、最高ですね。今日はガラバでさ、新幹線で来て、ホテルで筋少の疲れが残っていたのかちょっと眠ってしまったなぁ。何でもないですよこの話。眠ってしまって
そのあとに町をちょっとだけ歩いて、あんパンを買った。さ、すいません落ちがない話で申し訳なかったです。落ちのないようなどうでもいい話ができるというのがライブの良さですよね。なんかこう英米仏日本
問わずそのうち暇な時にライブ盤聴いてみよう色んな人のね。世界のライブ盤の中で一番意味のない話をしている、人って探し出したいと思って。ね、たまにいますもん僕も特に。そういうのを探してみるのも
いいかもしれないな。今までの意味がないではなくて、最も暗い事をお喋りされているなというの森田童子さんだったな。森田童子さんのねぇライブ盤はやばかった。友達が、内ゲバで頭をやられて。じゃあ
聴いてください。えええ!どういう気持ちで聴くの?みたいな、そこがいいんでしょうね。今明らかにでもそこがいいんでしょうね、って言えばなんとかなるというのバレてきましたよね。うんそこがいいんでしょうね」
「筋肉少女帯のライブの話が続きますけど、ライブの様相というのが変わってきましてね、前は密でぎゅうぎゅうでやってたじゃないですか。それがコロナ禍になって皆さんまぁ隙間ある状態で、それでもソールドアウト
だった。ペンライトサイリウムを振ってくださって、光の海みたい中で歌を歌うようになったんですね。これはアニメの現場では何度も見ていたんだけど、まさか筋肉少女帯がこういう風になると思わなかった。
今ちょっとライブでわーわー言ってもいい感じもしかしてなるかもしれないけども、筋肉少女帯でペンライトを振る感じというのは変わらないかもしれないね。あーあれは何か、悪くないよアイドルになったみたいな
気持ちで。ほんと50を過ぎるとバンドはアイドルだと思ってますからね。ややこしいですねバンギャでかつアイドルっていう、どういう立ち位置なのか、わからないですけど。でも、そこがいいと思うよね」
パチパチ。
「楽でいいなぁ。これを言えば何でも済むなぁ。じゃ曲行きましょうか。よし、楽しいことしかない」
楽しいことしかない。
「ありがとうーふー」
ノート譜面台に置く。
「はい楽しいことしかないでした。ありがとうございます。えー最近は暗いニュースが多いですけど、まぁいいことも絶対ありますよね。最近はそうだなぁ、ちょっと長い書き物をして、書き物というのは部屋の中で
もうひとり黙々と書いているんで、どうしてもこう何と言うか気持ちが塞ぎがちになってしまうところがあるんですよね。だからちょっと気を付けようと思って。気分転換が必要だと何がいいかなと思った時に、
コックリさんとかいいかなと思って。そりゃ気分が変わるなぁと思って。コックリさんコックリさん、どうかなぁふと思い付いたんですけどやめましたやっぱり。ひとりでやるもんでもないですからね。コックリさんね、
僕なんかの年代は、コックリさんだけはガチっていうのがあって、他の幽霊だとか口裂け女とか都市伝説とか言い伝えなんだけど、コックリさんだけはやばい。ありましたよねコックリさんだけはガチ。それで
思い出したんだけど筋少ちゃん祭りというのがあって野口五郎さんがゲストで来てくださった時に、あれは五郎さんが気を遣ってくださったんだろうな、突然僕たちにみんなコックリさんって知ってる?ってコックリさん
の話をしたというのふと思い出しました。五郎さんはあれ何でコックリさんの話始めたんだ。わからないですよね。何でコックリさんの話になったそれ。あ、気分転換か。なりゃしないですよ。気分転換にコックリさん
やるバカがいたらお会いしてみたいです。あもう1個だけコックリさん、昔緊急検証ってね、ファミリー劇場のテレビでね、20何時間放送と言うのがあって、別スタジオでコックリさんを、ずっとやるっていうのが
あったんですよね。女の子が3人ぐらいでやったんだよね。コックリさん来なくてピクリとも動かないの。その画面がずーっと映ってて、ほとんど放送事故だったあれ。誰か忖度しろよ!思ったあれ。そこはガチ
じゃなくていいよ!って思ったことがありました。でもそこがいいですよね?」
パチパチ。
「適当だなぁ。えっと、ちょっと待って」
ノートはよけて譜面確認。
「ちょっと待って曲順表ってどこにあったっけ?」
スタッフさんが出てきて譜面の下。
「あっここにあったんだね。はい、渚の前衛ダンサー聴いてください」
渚の前衛ダンサー。
あのさぁ。
「ありがとうございました。
ありがとう」
~アンコール~
スタンディングセット。B25。
「はいどうもありがとうございます。会場の皆さんありがとうございます。あの、配信をご覧の皆さんもありがとうございます。なんと弊社の限界で、どうしてもチャットが観れないという。何故他人様ができることが
当方にできないのか。苦渋の思いでございますがどうも観れないみたいで。まぁそんなこともあるでしょう。でもそこがいいよね」
パチパチ。
ジャーン。
「やー!日本を印度に!」
パンパパパパン。
日本印度化計画。
2番終わりで。
「オーケー!じゃコール&クラップで行きますよ!」
ヘイヘイコール。
「ヘイ!ヘイ!むちゃくちゃ慣れてきましたね、すごい!すごいなんか、何でしょう、最初は講師ともどもダメダメだった音楽教室が、回を重ねるごとにちゃんとリズムがきっちりしてきて、みたいな感じですよね。
あぁすごい。なんかヤマハカワイ感ありました。よかったよかった。ヘイ!ヘイ!あぁいい感じ。日本を印度に!」
パンパパパパン。
「あぁバッチリだ」
3番。
「日本を印度に!最後ちょっとリットしましょうか。しーてしまえ。音楽用語使っちゃった。日本を印度に!あのねしーてしま、ごめん講師が間違ってた。すいません何でもないです。日本を印度に!」
パンパパパパン。
「
ありがとう!投稿は見れないまま。しょうがないわな。えーとですね、ありがとうございます。これ弾き語りの方が次静岡と、岐阜でやります。どんなとこだろうね。静岡がキャパが少ないところだと聞いたんですけど。
岐阜というのをやって5月の27日に西川口のハーツという所で、これは配信がありますんで、その時は皆さんのコメントも読めるようになるといい。ダメだったやっぱり、ダメ!こうやって(×)まぁしょうがないか。
すいませんこれ(譜面)もうちょっと上げてもらえますか」
「筋肉少女帯人間椅子として、筋肉少女帯とすかんちともライブあります。こないだあの、ROLLYさんのぬいぐるみをみつけて、このぐらいのね、シマちゃんのもあったんだよね。あ、バンドブームのだ、絶対騙された
やつだと思って。あ、ドクター田中さんのもポンプさんのもある、と思って買ってよく見たらシマちゃん以外全員ROLLYさんのぬいぐるみだったというね、ありましたけどそれROLLYさんとシマちゃんにプレゼントできるなと。
じゃあ1曲、これ不思議な曲で、非常に尺が短いんですよ。思い出した僕が先に詞を書いて、あとでおいちゃんが作曲してくれた曲ですね。だからちょっと詞が、詞先だから短いんだな。ベティブルーって呼んでよね」
ベティ・ブルーって呼んでよね。
「ありがとう。
ありがとう。そしたら皆さんよろしかったらスマホなど出していただいて撮影、タイムオーケンの生存確認を是非世の中に伝えたい。いかにもものすごい、まだ撮らないでくださいね。異様にうまいように、
こう」
ライトハンド?ペコペコ。
「まだ撮らないでください。でも音があれか、音してないのも、ピロロロピロロロ。ていう謎の演奏やってみましょうか。じゃ行きますよ、ピロロロやってるから、途中から入ってね」
ピロロロピロロロ・・・。
「ピロロロ、ちょやめようこれ。バカだバカ。ちょっと待って。ちょっとバカだったね。そもそもこうじゃないね。ごめんわかった。じゃあ」
ピック持って譜面台よける。
ジャカジャカ。
「これを動画撮影していただいて、それを生存確認で流してください。じゃあ全員で。でもありえないポーズがいいよね。そんなわけない、こういうので一生の怪我を」
下手の台に足乗せようとする。
「こういう感じはどう?じゃあ行くよせーの」
ジャカジャカ。
「ニャー、ニャー」
ジャーン、ジャ。
「もっかいやろう。どんどんグダグダになってきたから。グダグダになってきた。じゃあ、あの、321から6秒間だけ撮ってください。行くよ、321」
ジャカジャカジャーン。揺らす。
「さっきのニャーニャーは何だった、全然わからないですね。まいいやはいオッケー?ありがとうございます。あと、いっつも写真を忘れるので、ちょっと撮っとこう」
ポッケからスマホ。
「いいなぁ楽しいなぁ今日グダグダで。ありがとう。ちょっと撮ってくーださい」
ギターテックさんに客席背に撮影してもらう。
「あの、なんか終われてる人とかいないですよね。大丈夫だよね撮ってね。はい、もう1枚。イエーイ。ありがとー。非常に今日は楽しかったですグダグダで。あの、ほんとは今日、折角大阪まで来て弾き語りじゃない
ですか。ひとりだしまだ飲みに行くのもあれなんで、最後の曲歌ったらここで飲んじゃおうと思って、1缶ぐらいね。それで配信の人たちとそれで回してこうと思ったんですけどチャットが映らないんで。どうしよう。
最後の歌ですんで歌って乾杯だけしていいかな1杯だけ」
パチパチ。
「あのものすごくTwitterで怒る人とかいないよね?いないよね?そういうのないよね大丈夫だよね?別に僕も絡まないから。ね、ほんと色んな事があります」
メガネかける。
「でもそこがいいですよね?ありがとうじゃあな!」
じゃあな。
「今日はどうもありがとうございました!」
ギター下ろす。
「ありがとう。どうもありがとうございましたじゃこのあと乾杯を、させていただきたいです。ありがとう。あぁ来た、いやいい。いいよ開けるとこから」
缶を持ってくる。
「はい実にロッカーらしい、糖質0で」
アサヒスタイルフリー糖質0の350ml缶。
「ロックならでは。いやー嬉しいなみんなで。じゃ、配信の向こうの皆さんも、これにてカンパーイ!」
会場の皆さんは各々ドリンク掲げる。
2口。
「あ゛ー、椅子」
椅子用意してもらい座る。
「どうですか?皆さん最近は。あ、僕の鞄におつまみが入ってるから」
ドリンクの台を手前に持ってきて飲みセッティング。メガネ置く。
「やぁでもね、あぁ来た。ジャガビー!(うすしお袋)」
開けて1本。
「でもあれだなぁどうですか皆さん。だめかなぁこういうの。あとで怒られたりしないよね?大丈夫だよね?いいよねこういうのねぇ。ポリポリ。別に面白い話もしないっていうね。うーん、ライブ終わってさぁ、
弾き語りで帰るとやることないんだよ。だからお客さんと飲みたいなと思って」
パチパチ。
「昔ね、後輩ミュージシャンが先輩ミュージシャンの、まぁ三上寛さんですけどね、ライブに行ったんだって。ライブが終わってそのまま打上げになったんだって、観てる人たちとね。それで、ずっと「ジョンコルトレーン
を聴け!」って三上寛さんに言われたって話で。その話をしたらば他のところでは、やっぱり三上寛さんのライブ流れ飲み会になって、「マイルスデイビスを聴け!」って言われたって。ジョンコルトレーンなのか
マイルスデイビスなのかわからないですけれど、じゃ僕の場合はどうするかなってことだよね。ことさらに聴けと薦めるものはあるかな。そういうのが、三上寛さんはね素晴らしい方だしあれだけど、僕ごときが
何かを聴け!って言うと今どきだとなんかハラスメントになるんじゃないか。サブカルハラスメントでね、オーケン56歳になって、これからマジで気を付けないといけないと思ってるのが、まだ年齢的に多少早い
けど、老害になっちゃいけないなーと思ってね。まぁ来てるお客さんを残してビール飲んで充分老害ですけど」
クスクス。
「なんか今、オーケン寂しいんじゃないか説が。寂しいわけじゃないんだけど、なんか今日はみんなと飲みたかったんだよね」
パチパチ。
「でもいいよそういう、何だろ醜態を晒すところを見ていられないという方は、もうご帰宅いただいて、配信も観ていただかなくていいですよ。そうねだからやっぱり、サブカルマウンティングと言うのかなみたいな
ものを、なんかしてっちゃいけないと思ってね。うーん僕はそういう所あったと思うんだよね。突然自己批判を始めるフフ。あったと思うよね香菜頭をよくしてあげようなんて曲はね、やっぱりちょっと、あれ結局
サブカルマウントの曲だからね。でもマウントするんだけども、大したことない辺りがあの歌で歌われてる彼の、かわいさというかな、そういうの描けているような気がするよね。それで結局、香菜頭をよくしてあげよう
の中でカルトな映画君に教えてあげようって、じゃそのカルトな映画は何か。ってことです何だと思います皆さん。多分香菜の歌の中の彼は、僕と同い年ぐらいなんだろね。やだねぇ香菜歌った彼も今56歳か。
最悪だねぇ、やだねぇ。どうしてんだろうねぇ
。やばいねどうしてんだろうねぇ。あぁこうしてんのか。それで色んな映画が考えられると思うこういうのが、サブカルマウンティング、もうなってないよね?おそらくは
カルトな映画だって言ってるのは、当時僕の年代だとファントムオブパラダイスとロッキーホラーショーがいつも2本立てでやってたのね。あっご存じの方もいらっしゃる、まずこの2本が挙がると思うよね。あと
何だろうな、あっフリークス。ピンクフラミンゴとか、あの頃カルトで知られてたってね。でも恐らく彼の言うカルトはそうだなぁ、ズバリ1本挙げとこうか。うーん、でも彼のそこがダメなとこで、何本か挙げて、香菜ちゃん
とね、観に行ったと思うんだよねちっちゃい映画館で。それで多分彼女はポカンとするというか、むしろうんざりしたんじゃないかと思うね。イレイザーヘッドとかね」
チラホラ拍手。
「あっわかる、バカだねぇほんとに彼女にイレイザーヘッド見せてね。どうだった?気持ち悪かった。じゃないかと。うーんもうちょっと夢のある映画だったかもしれないね。ちょっとそれは考えましょう。宿題とさせて
くださいなんだそれ。あと泣ける本を教えてあげよう、泣ける本てなんだ。皆さんは、配信をご覧の向こうの皆さん本を読んで泣いたことありますか?よくさ、書店員のさ、『膝から崩れ落ちました』バカか!とか
思うよね。そんな泣くやついねぇだろと思いますけど。皆さん本読んで泣いたことってありますか。あっある、そうですか。落涙するんですね本を読んで。シラフで?」
ビール飲もうと。
「シラフならいい?僕もフェスで怒られたいな1回」
パチパチ。
「いやぁ俺、フェスでべろべろに酔っぱらって、なぁ、若いミュージシャンに絡んで超怒られたら、いいえそんなことありますよ。本だったらそうですね、僕読んであんま泣いたことないです正直にね。正直ない
んだけど泣かせのテクニックであこれはうまいな、実際に泣かす感じだなと思ったのが、ベタなとこなんですけど、すごいベタなこと言うよ、ダニエルキースって人が書いたアルジャーノンに花束をってね、ねぇ
小説があるベタですけどね。皆さんご存じネタバレで言いますよ。ちょっとおつむのあれな子がちょっと色んなことがあってすごい天才なっちゃって、でもまた頭の悪い子に戻ってっちゃうというね、話なんです
大筋で言うと。それが文体でどんどん変わっていって、最終的にまた子供のような文体になって終わる、あぁうまいなぁと思って。今日ねこのことで本の雑誌次の号書こうと思ってたんで。筋肉少女帯が40年
迎えて色々その頃のネタとかね、筋肉少女帯の曲を掘り下げて行こう。で例えば君たちロックの話をしろよと言われたと。じゃその時に何の話をしていたか、アストロ球団の話をしていたとかね。もう1つ香菜
頭をよくしてあげようという曲で泣ける本を君に教えてあげようというフレーズがあるんだけど、じゃその泣ける本一体なんだったのか。あーというのを次の本の雑誌で書こうと思ったんですけど全部ネタバレして
しまったので、今日の事はなかったことにしてください」
パチパチ。
「なかったことにしてください、はい。で香菜頭をよくしてあげようで恐らく彼が教えた本は、意外に彼は、言うても香菜ちゃんにそこであんまりほんとにマニアックな意味での泣ける本入れてもピンと来てくれない
かもしれない、ギリギリのところで誰しもがある程度泣ける小説としてダニエルキースのアルジャーノンに花束を辺りを、薦めたんじゃないかな、ということを、次の本の雑誌に書きます。ダメだここまで喋っちゃ
ダメだぁ。これはダメだ、どうしよう!」
グビリ。
「でもそこがいいんだよね」
パチパチ。
「トークイベントで、そもそもトークイベントじゃないし。イベントでいやライブで、全部ネタを喋ったあとで、いけしゃあしゃあと文章にして出すってすごくない?そんなことする人いませんよ。あのね、そうなのよ最近
ネットとかが流通して、とにかくネタバレ禁止の世の中なってるじゃないですか。ほんとに何にも言えない、こないだドクターストレンジ公開になったけど、とにかくネタバレしてくれないでって、大変だったんですよ。
これが新しい見方になるんだろうけど、じゃ逆に全部ネタばらしてから、作品作るってやったら面白いんじゃないかなと思って、今日それを試みてみました。面白いでしょ?ダメかなぁ。いいよねぇ。西川口のライブでは
ノイズもやろうと思ってね、うん、全部ネタばらししてからやろうと思って。今後、セトリとか全部出すね今後。そんな話があったりとか、コックリさんの話はね、次のムーで書こうと思ってる。最近僕はライブでネタ試し
してから、書くっていうのちょっとやってんですよ。頭ン中で整理できてとってもいいんですよ。うん、絶対にその、ネタばらししとくことあるかなぁ。いやいや、やめときましょう」
グビリ。
「何かお題振ってくれないかな。何かあるかな。特に何もない。何もない、あれ。じゃもう終わりにしようかな。あの、もうお酒が入っちゃったんで、これで歌うとよくないと思う。いやでもその酔っ払いを、そうでも僕
思ったんだよな。酔っぱらってる姿を、酔っ払いが出てくるおかしさってエンターテイメント確かにあると思うんですよね。今もあるんだと思うけど、僕最近お酒が飲めなくなって、飲んでますけど。飲めなくなって分かった
のは、お酒を飲んでる人ってのはおかしいってことがわかってきた。何あの、酔っぱらってる人って。同じ話を何度も何度もして、何も面白くないわっはっはわっはっは、とかやって飲め!飲め!とか言うんだよね。
確かにそういう状態であんまり人前に出ちゃ、いけないのかなぁって最近思うようになりましたね。お金もかかるしね。お酒をやめてこれからは、覚せいざ、いや」
パチパチ。
「僕はとっても楽しいんですよ今日、すごい。毎回やらないよ?これやり出したらやばいよ毎回やり出したら。コロナ禍でね、ひとり呑みとか部屋呑みですよね。ライブに行ってもコンビニでお弁当買ってビール買って
部屋で呑むだけ、それはそれで、何か楽しさがあるんですけど、やっぱりなんかこう皆さんとお話がしたいというかね。何かテーマをひとつ決めようよ。何の事を喋ろうか。ん?」
\初台ノアちゃん/
「ちょっと待ってね。そのお題複雑だからちょっと。もっとわかりやすいとこで例えば映画とか本とか音楽とか。あと相撲とか、何が喋れんだ。とったりがね、とかって。かんぬきにさぁ。もの言いってあるじゃない?
なんかそういうことだよね。何かひとつ。何でもいいよ、何でもいいです。・・・そんなに考えること?」
先ほどの方から。
「カラオケに行ったら何を歌うか!」
パチパチ。
「カラオケねぇ僕行かないんです全然。でもごく稀に行って、自分の歌歌いますね。それは、練習するために、うん。よく歌います、再殺部隊とか死ぬほど歌います、難しいんで。あとねぇアリスの遠くで汽笛を
聞きながら、とか。ごめんもうちょっと何か、もうお題あるかな?」
男性から\健康/
「健康!健康ねぇ。そうだね結局ね、体の健康ですけど心の健康ですよね。心の健康というのはどういうことかというと結局人が何故悩むかというとなりたい自分と、こうであるべき自分と、こうであらざる自分とが、
出会ってしまうとそこで人は願望を従属できないというか、それでちょっと鬱になったりとか、病んだりするんですよね。じゃそれはどうすればいいか。なりたい自分になればいいんですよ。なりたい自分になればいい。
けれども、なりたい自分になれる人ってのは、まぁいないですよ。なりたい自分というのはなれるもんじゃない。じゃどうすればいいか僕は思うのは、なりたい自分なんてのはないと考えることですね。理想を設定しない
というか、今この状態である自分が自分であって、こうあるべき自分であるとか、こうありたい自分というのは幻に過ぎないし、葛藤を生むための一つの制限に過ぎないから、なりたい自分というものに、なりたい自分
に出会わないようにすることですよね。なりたい自分に出会わないようにするためには、それほんとに車に轢かれるように、ずっと会っていなかった人にばったり会うように、ある時ふいに会ってしまう。でもそれに
会わないためにはどうすればいいかと言えば、やっぱりこうありたい自分というのを設定しないことですよね。えー帰りに壺を買って行ってください」
パチパチ。
「でもそうだと思いますよね、それはやっぱり。あの、お時間皆さん大丈夫ですか。あっそろそろ、もう大丈夫ですよ。ごめんなさい、すいません」
おひとりお帰りに。
「何か異様な会になってきたんで。壺だけは!壺だけは、お気をつけて。もうそろそろ終わりますんで、もうひとお題何かありますか。シンウルトラマンまだ観てないです。まだ観てないんですよ。シン仮面ライダー
もできるんだよね。何かありますか。UFO、括りが大きいなぁ。括りが大きいんだけども、僕昔林檎もぎれビームという曲を書いたんですけど、それは林檎送れCという合言葉が出たら、みんなそこに集まれと。そしたら
その言葉に反応した人だけが救われるというね、日本CBAというのかな、そういうUFO集団があったんです。その合言葉だったんですね。で、そういう不穏な動きがあるよってことを、新聞にリークしたのがあれだった
んだよ、平野威馬雄さんていって、平野レミさんの親戚っていうかお父さんか?おじいさんかなんだよね。まぁそんなことがあって。信じられないようなことをしていて、昔UFOが、空飛ぶ円盤が宇宙から下りてくるから
そこに来いって言われたのCBAの人が。それで行ったんだって、そしたらいなかったんだって。それは、5,6分遅れたから帰っちゃったんだって。それ以降、やめましょうこういう話。ただね日本CBAなんかUFO教団なんかの
話を見ていると、ほんとに青春だったんだなというのがわかるんだよね当時の彼らにとっては青春だったんだな。確かに今の現代の目から見たら馬鹿げているけども、それでも自分たちはあの日UFOに夢中だった、
そのこと、その熱意だけは否定しないでっていう思いみたいのをたまに本で書いていらっしゃる人がいて、僕はそれをちょっとロックバンドに通じるものを感じるよね。ロックなんてのも当時その概念としてみんな夢中に
なって皆さんもそうですよね。したけどもどんどん新しい文化が生まれてロックなんてものは、ある種ちょっと古いものになりつつあるよね。でも、自分らが夢中だった、ロックというものについては否定しないで欲しいって
気持ちが、あると思うんだよね。何の話かわかんなくなってきたんで、じゃ最後にひとお題いただいて、それで。何でしょう」
ドセンの方からド直球。
「死んだらどうなると思うか!」
パチパチ。
「いただきましたねぇ、死んだらどうなると思うか。でもこれは重要なことかと思って、というのは僕は無宗教なんですよ。ま、家はなんか仏教の何かやってたけども、普通に仏式で葬式とかやっていたけども、特に僕は
信仰心というのはないんですよね。だから死んだらどうなるかについての確固たるイメージがないで歌詞をずっと書いてきた。そこは重要なとこだと思いますよね死んだらどうなるか。死んだらどうなるか!」
しばし考え。
「でもそれは、究極のなりたい自分だと思うんですよ。だからそれはイメージしない方がいいんじゃないかな。死んだらどうなるかって死んだ自分と、会っちゃうから。それがイコール死だからね。うーん」
パチパチ。
「じゃこれから朝まで松山千春さんを歌おうかと」
パチパチ。
「でもそれもなかなか大変だと思うんで」
立ち上がる。
「ほんとに皆さん今日はありがとうございました」
メガネかけビール持つ。
「配信の向こうの皆さんもありがとうございました。今日のはアーカイブ残さない方がいいかもしれないな」
\えー/
「そうかなぁ!怒られないかなぁ!大丈夫かなぁ」
飲み干し。
「あの、いや楽しいですすごく」
パチパチ。
メガネ外して襟にかける。
「あの非常に、いや今日ねひとりで呑もうかと思ったんですけどね1缶分だけ皆さんとお話出来てよかったなぁ」
パチパチ。
「うーん。死んだらどうなるか、それはちょっとね、あれなんで生まれ変わったらどうなりたいか。そうね、生まれ変わってもバンギャになりたいな。うーん、具体的に何かのバンドを追っかけたい。・・・ありがとうございます」
ノートも持つ。
「じゃまたお会いしましょう」
軽く手をふって退場。
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