2021水戸さんオーケンうっちー今年の歌い始め ツイキャスオーケン企画
2021.1.8 19:00~21:40
出演:大槻ケンヂ(弾き語り)・Zun-Doco Machine(水戸華之介+内田雄一郎)
MCの内容、流れ等適当ですのであしからず。
会場は七面鳥。
上手内田さんマック機材。下手マイク。
カメラは正面、下手上斜め、下手斜め。水戸さんアップ、内田さんアップ。
赤ライトに切り替わり客席側から登場。
Zun-Doco Machine
はじめ人間ギャートルズ。
水戸さん
「どうもこんばんはズンドコマシーンでーす。えらいことなってますけどね」
内田さん「えらいことに」
「配信は頑張ります。まず謝罪から入る」
「ええ?」
「今日のタイトル、『歌い始め』お送りしてるんですけども、4日前に歌ってしまいました」
「しまった、同じく」
「うっちーもベース弾いてしまいました」
「しまいました」
「完全な偽装表示ですけどね」
「謝罪を」
「こんな大騒ぎになると思ってませんでした。どうもすいませんでした」
深々おじぎ。
「非常に面白い話なんで受けたんですけど、年の初めこのくらい景気のいい事やっとかないと。当初は昭和歌謡括りでみたいな話。先月マグミと似たようなコンセプトで
やったばかり。それが立ち消えて歌い始めに。その歌い始めすら偽装表示に。完全に騙された人たちが観ているわけです」
「気がつかなかった」
「こんなご時世、景気のいい曲、情熱的な曲で選びました。情熱の空手チョップ、案外久々。リアルなライブの事考えてるのでイントロ長いです。スマホの前で手拍子なんかして、
それぞれしてもらわないと間が持たない」
情熱の空手チョップ。
「ほぼいないと思うけどズンドコマシーン初めて触れる人も。7年ぐらいやってます」
「4年」
「7年もやってないか」
「ファイルの日付を見ると」
「そんなもんだっけ」
「16年」
「じゃあ4年だ。うっちーとやって、自分の曲のセルフカバー、自分でもあまりやらない曲をやってもらって。次にカバーもやろう、昭和歌謡という流れで4年ぐらいやってたんですけど、
ノーマルポジションというアルバム出しまして、歌手生活40周年、その中で初めてオリジナル曲作ってみようと」
「ズンドコで」
「オリジナルを2曲ほど作りました。その中から、うっちー作俺作詞。かなりムーディーなことを想定して作った曲です」
「なんだっけ。デスキルヘル」
「DKH。あれはハードコア。これは想定では客席歩きながらご婦人方と握手しながら。恐らく5年ぐらいは実現しないと思うんで、真面目に歌うしかない」
「エアー婦人」
「最前にいらっしゃるエアー婦人」
愛の園。
石狩挽歌。
「これは言っとかないとだ。ズンドコマシーンで今レコーディングをしております。5月6月その辺には発売できるように。こういうご時世で作品作るとしたら、なかなかスタジオに
ミュージシャン集めて生演奏は気を遣う。まさにズンドコマシーンを作れと言われてるようなもんだ」
「うーん」
「オリジナル曲半分とカバー曲半分という構成で。カバー曲は初期からやってるおなじみのやつ」
「おなじみのカバー曲」
「これは入ることが決定しております。何て言う?新曲じゃない」
「新カバー曲」
「去年作ったけどすごく気に入っている」
「いきます」
「いかなーい。行くかと思ったら行かない」
「いきまーす」
老人と子供のポルカ。
契り。
Romanticが止まらない。
「バンド並みのエネルギーを使っております。3月ぐらいに発売直前トークライブを、発表会みたいな。半分ずつ聴かせながら、ライブなんで生歌で。全部聴かすとこういうのは
アーカイブで残るので、発売前に飽きちゃうから」
「飽きちゃうね」
「買わなくてよくね?って」
「あぁあれね」
「発売前にライブでもやってたけど、ライブは消えものだから。やっと家で聴けるんですね!が最初から家で聴いてる」
「そうだよね。消えものだから。悪い事言えない」
「生き辛いです」
「言いたいこと言えない」
「ポイズンです。言いたいことも言えないこんな世の中ですよ。今こそポイズン、ポイズンカバーしようか」
「アハハ」
「ポイズンやろうよ。アルバムには間に合わないけど。ポイズン♪言いたい。できれば客入ってるとこでやりてーな。みんなでポイズン(ジャンプ)大合唱やりたいな」
「オンラインでみんなやるんだよ」
「各自の家で。お母さんどうしちゃったの?さてお喋りもきりがないので、ひとまず我々最後の曲です。そこで何かが!2021年良き年であれ!」
そこで何かが。
「ズンドコマシーンでした!次はオーケンの番だよ。大槻ケンヂー!わー」
オーケン下手から登場。
オーケン:黒ライダース。白地鳥柄シャツ。黒パンツ。黒ブーツ。黒ハット。メガネ。
オーケン内田さん前下手側椅子。譜面台。
「わーって言っとこう」
「イエー。ノリノリじゃないですか。外寒いのに。」
「寒いし人いないしの中でね」
「よかった。ズンドコマシーン面白い」
「いえいえ。応援してください今年デビュー予定なんで大槻さんよろしくお願いします」
「空手チョップの歌ってアンジーの曲でしょ?」
「アンジー」
「あああー」
「覚えてる?さすがプロレス友達」
「
オールナイトニッポンかやった時アンジー解散する時だったのかな、いいバンドがいてって、すごく良く語ったんですよ。そのバンドがついに解散することに、って、
よりによって俺は空手チョップをかけちゃって、ちょっと違ったな」
「アハハ」
床を転げ笑う水戸さん。
「あれ?ちょっと違ったな!」
「もっとあるぞ」
「そう!」
「俺からしてみればアンジーの中でも際モノより」
「すぐ音量下げられちゃってドンドンオールナイトニッポン♪コマーシャル行かれちゃって」
「リスナーもね、そりゃ解散するわ」
「あの歌久しぶりに聴けて嬉しいな」
「アンジーの曲3-10でやるんだけど、やっぱり代表曲というかあんまりこの辺まではやらない。ズンドコの中でバンドでやりにくい曲とかあるもんね」
「変な曲だもんね」
「
さっきリハで言ってたじゃないですか。ステージ上で死にたいか家でひっそり死にたいか。若い頃はステージ上で死ぬのがかっこいいと思った。でも、今になるとスタッフに悪いなとか」
「ハハハ大人なんだね」
「
撤収大変だなとか思ったりしたじゃない。あと観てる人にトラウマを与えるとか、ステージ上で死ぬにしても歌ってる曲目にもよるな」
「ヒャヒャ」
「バラードの時に死にたいできればね。いい時の曲に死にたい。空手チョップ、プスって。いやいやお前の情熱が」
「空手チョップも自分の歌だからいいけど、やめてけーれゲバゲバー」
「確かに」
「たすけてーって」
「たすけてー」
「最低譲って自分の曲でありたいね。たすけてーって」
「たすけてーゲバゲバー。僕ねあんなにノリノリのゲバゲバ初めて見ました」
「あれねすごいのがセリフでたすけてーって入るでしょ。いやでも卜全のモノマネになるよ」
「たすけてー」
「モノマネじゃないよねカバーだからって話してやったけどどうやってもたすけてーモノマネ入っちゃう。卜全力入っちゃう」
「卜全力入ってるね」
「遺伝子レベルで沁みついてるから」
「卜全の遺伝子は引き継いでないでしょ別に」
「刷り込まれてるんだよ子供の時に」
「遺伝子って刷り込むものなんすか」
「遺伝子の隙間に」
「内田君のゲバゲバとかもすごくよかった」
「え?なに?」
「飛び出る3Dに見えた。たすけてー」
「うっちーのたすけていいよね」
「いい、すごく」
「日本たすけてコンテストがあったら」
「ビートルズのヘルプ以来。たすけて感が」
「だから回数的にうっちーののたすけての方が多い。うっちーのたすけて3回か。俺1回。何故ならうっちーのたすけての方がいいから」
「いいテイクが録れちゃって」
「たすけてを言うために生まれてきたような男」
「あれは割とナチュラルなんですよ。いっぱい歌って酸素が減ってるからほんとにたすけてーなってるんです」
「筋肉少女帯でもどこかでたすけて言うところ作りますわ。いいと思う、ヘルプを。メンバー各自入れとく」
「誰もうっちーに敵わないと思う。俺がシャッポを脱いだくらい」
「シャッポ今日かぶりましたね。あのそろそろ僕歌ってもいいでしょうか」
「このまま喋り続けていたいけどね」
「また出てくれると思うけど。よろしくお願いします」
「聴かせてよ」
「やりますよ。じゃあとりあえずはズンドコマシーン!」
「ありがとうございました」
「ゲバゲバー。よかったなぁ」
ズンドコマシーン退場。
オーケンメガネ外して着席。
「じゃあお願いしますギターの方」
B25。
東へ西へ。
「どうもありがとうー東へ西へ、でした」
ギター交換。
「あの、わたくし事なんですが、昨年末にギターを買いまして、ガットギターってね、さっき弾いたのがスチール弦。これはナイロン弦でポロポロした音が鳴る。それで今日は
お披露目というほどではないんですけどガットギター練習してきましたんで、弾いてみたいなと思います。あと僕今日は久しぶりに皆さんの前配信で出るんで髪の毛、切ってこよう
かと千円でできるQBハウスに行ってきました。QBハウスで髪をまとめてまいりましたんでどうでもいいですけど。パノラマ島失敗談とアザナエルという曲を聴いてください。
どっかーんと花火と一緒に ちょっと待ってください。夜空にまで入るのか。すいませんもとい。もう一回行きます」
パノラマ島失敗談。
どっかーんパラパラパラ。
アザナエル。
手紙書くよまで。
「すいませんもう1回やります。あぁ難しいなぁ、最初からやりますアザナエル」
アザナエル。
「どうもありがとうございました。ふぁ、ドキドキしますけどね。ギターを買ったんで今日爪弾きの方で、昭和歌謡とか昭和フォークとか、今日水戸さんとうっちーもねそういうの
やってるんで僕もやろうかなと。1曲上を向いて歩こう、折角だからベタなものをやろうと思って、まぁ昭和歌謡でベタな日本で一番有名な歌謡曲なんだろうなと思ったらやっぱり
上を向いて歩こうかなと思って。ちょっとトライしてみたんですがギターの方はまだなんとかかんとかなんですけど、問題は口笛の方なんですよね。僕口笛の方というのが、口笛を
吹く機会ってないじゃないですか人って。きれいなおねえちゃんとか見つけてヒューなんてことも言わないですから。口笛って俺吹けたかなと思って、家でひとり試してみたところ、
吹けませんでした、はい全く。なんですけど上を向いて歩こうは中盤のね、坂本九さんの素晴らしい口笛がいいなと思ってああいう風にできないかな、一応練習はしてみたんです口笛。
なんですけど」
水飲む。
「10回に1回音が出ることがあるけど基本鳴らないんですね」
うえをむ~いてあるこ~おおお♪口笛で。
「ここまでは何とかなるんですけどここからフィー、木枯らしかって、中々難しいんですけど、ま、できないはできないなりに、上を向いて歩こう口笛付きでやってみますね、いきます」
上を向いて歩こう。
口笛後半ひゅーひゅー言ってやり切り。
「どうもありがとう~。口笛難しい。うまい人いるもんな。もう1曲やります。これいつも、コロナ禍が始まったのが去年の2月ぐらいでね、毎回2月6日が僕の誕生日なんですけどその
近辺にのほほん学校新宿ロフトプラスワンでトークイベントをやって、そこで誕生日の僕が上機嫌で布施明さんの君は薔薇より美しいというのをカラオケで歌うのがお約束になったいた
んですけど、よもやのこういう事態でなかなか皆さんの集客で君薔薇を歌うことができないので、せめても配信でね、歌えないかなと思って。配信は色々縛りが多いんですよカラオケ
やっちゃいけないとかあるんで、じゃ君は薔薇より美しい弾けるようにならないかな、譜面を用意して練習してきました。うまくいったらお慰み。来年僕55歳になりますね、はい。ちょっと
やってみます。君は薔薇より美しい」
君は薔薇より美しい。
「どうもありがとう」
ハミングバード。
楽屋から「よかった!」
「ありがとう!世の中大変な事態ですけど、一応集客も8時まではライブハウスもやっていい。でも8時に撤収、っていうのは、6時に始まればなんとかだけど、7時に始まったら
1時間ライブやって1時間半くらいしかできないもんな。でもね、昔あぶらだこさんはね、ワンマンで30分で終わったんですよ。それですごいって話になってたから、あぶらだこ形式。
あとフォーリナーってバンドはさっきスタッフに聞いたんだけど来日した時に曲がなくてあんまり。だからアルバム1曲分当時は短かったから40何分なかったんだね。30何分で
ワンマンファーストライブ終わったっていうから、そうだなぁもしかしたら尺を短くすれば、平日の夜もできるのかもわからないなぁ。ま、配信の方ではダラダラとできたりするかもわかりま
せんから。まぁまぁ色んな時期がありますけども、頑張ってやっていきましょうよ。よし行くぞ!」
ジャーン。
「日本を印度に!しーてしまえ!」
日本印度化計画。
1番終わり。
「すいませんこの場にいる方、コール&レスポンスお願いします。数人ですけど行きますよ!あ、液晶の向こう画面の向こうでも皆さんよろしくお願いしますよ皆さん行くぞ。楽屋も
よろしくお願いします。ヘーイヘイヘイヘーイヘーイ!」
数名の男性声。
「企画しなかった方がよかったかな。ヘイ!ヘイ!日本を印度に?」
\しーてしまえ!/
「ありがとうございます水戸さんありがとうございます」
2番。
「最後の言葉がー。内田君ここ、言わない?あのマイク生きてますか」
内田さん客席側から駆け寄り水戸さんマイクへ。
「すまん」
「え?」
「あれだよいつもの、カレーはなんて辛いんだだよ」
「その前から」
「どこから?中央線に~飛び込んだ聖者の~最後の言葉が~」
「カレーはなんてからいんだ~」
「ありがとう」
内田さんすぐいなくなる。
続けてすぐ終わりに。
「日本を印度に?内田君ありがとうございます」
踊るダメ人間。
\パパパヤ~/(ちょっと苦しそう)
「お前なんだっけ、あぁそういう歌詞なんだ。おどることなかれ!」
ダーメやってすぐ終わりに。
「ダメー!それでも生きていかざるをえ!な!いー!ありがとうございました」
「最新の皆さんのあれも見たいですよ。はいそれで」
ガットギターを持ってきてもらう。
「あ、もう1曲だったゴメンなさい」
ハミングバードに戻る。
「配信はこういうなんかあたふたなことがあってもなんとかなるから嬉しいな。普段もそうか。昭和フォークの名曲ド定番行きます夢の中へー」
夢の中へ。
「ありがとーう。ありがとうございます」
ガットギター。
「また買いたてのギターに戻りまして、ちょっとこの甘い音色でやってみっかな。ちょっともてる感じだな、自惚れてますけど。いいなぁ、昔俺たちの旅とかで
中村雅俊さんが喫茶店でふいに歌い出すシーンでこういうギターが出てくるんだよね。なんか嬉しいな」
\いいギターだ/
「ありがとうございます。ありがとう、ギターを褒められました。じゃあ行きますGuru」
Guru。
おやすみ-End-
B25。
「どうもありがとう。おやすみEndという曲でした。いやうっとりするな、自分でうっとりしててもですけど。いわゆる歌本というのをめくってコードみたいのが手の形で分かる
ようになると、割とねぇ色んな曲がその場でパッパッと弾けるようになるんだよね。ま、弾けてる気になるというか。歌本1冊あると夜中まで弾き語ってしまって、オフコース
いいんだよね、風とか愛を止めないでとか。それでねシティポップになると難しい。ユーミンとかになるとめんどくさいコードが入ってきちゃうので。色々やってる中、今日は
ズンドコマシーンと対バンだけど、配信になるかもしれない配信になるでしょう、配信だからこそ許される企画かもわからないけど、オーケンの 歌本対戦。ただ歌本見ながら
色んな歌を歌っていくって配信イベントをやりたいなーと思ってるので、まぁほんとにお暇な方は観てください。予告で、最後もその歌本の中から、行きます。いやーこれが
歌える嬉しいな。吉田拓郎さんの曲で、森進一さんが歌っていた大ヒット、レコード大賞も取りました。襟裳岬!」
襟裳岬。
「どうもありがとうございましたー。じゃ、このままお招きするのかな。全然段取りわかってない。お招きいたしましょう。アンコールですね、アンコールアンコールという声が
ネットの向こうから聞こえてくる聞こえてくる。きっと投げ銭もポンポン飛んでることでしょうちゅどーんちゅどーんとね。今投げ銭ターイム!ちゅどーんちゅどーんちょっとやな感じに
なりましたね。じゃあお招きしましょう水戸華之介さん内田雄一郎さんズンドコマシーン!」
水戸さん内田さん登場。
「イエー」
「投げ銭タイムって言ったらほんとに降ってたよ」
「ほんとに?今見られたりしないの?」
「投げ銭映像。そのモニターには映らない。言わないとね、お客さんくらいの世代になるとこういう仕組み自体が染み付いてないから」
「投げ銭なんて言うとミュージシャンがなんだろ」
「俺ら世代はあったよ。CDショップでやるライブとか」
「インストアライブ?」
「そう。ああいうのさえ抵抗あったじゃん」
「あったあった」
「ブラボージョニー、ケンヂが」
「ブラボージョニーって言葉20年ぶりぐらいに聞きましたよ。ブラボージョニーは今夜もご機嫌」
「今夜もハッピー」
「ケントリ」
「ケンヂが俺らの世代の中で握手会をやった」
「そうなの?ケンちゃんが一番最初に握手会やったの」
「俺の記憶では。ですごい言われてたもん」
「ロックが握手会を」
「アイドルまがいの」
「
今全然。わかったんだけど、紅白観たのよ。純烈とか氷川きよしもそうだし乃木坂か何かあざとかわいいって。わかったロックだパンクだ言っても皆様が求めてるのは推しって
言うの?推しのこういうのを求めてるの!違うかな」
「いや、当たってると思う。20代ぐらいでなんだっけナイハハじゃなくて」
「ナイハハ?」
「なんだっけ1919じゃなくて5588じゃなくて、」
「ゴーゴー7188?ジェットニンジン?イチナナ?」
「
イチナナ!どっから来てんだよもう。それもスマホ置いてコメント見る。何するの?ってなんとかちゃん今日も観てくれてありがとう。我々世代にしてみたら何のエンターテイメントも
してないけどそれでいいの?それがいいんです」
「我々も歌を歌わない方がいいじゃない。歌を歌わなくてこうやって、天皇か!陛下か」
「新年のね。新年のご挨拶。ここコメント出てくるのをいじってのやりとりでいいんだって。そういうことをしよう」
「水戸さん告白するけど俺イチナナやったことある」
「それ何をした?」
「これ。俺はサービス精神あるから歌も歌った」
「でしょ?我々はそうしちゃうのよ。いくらなんでもこれじゃあって歌いがち」
「歌いがち。あのねご飯食べるといいんだって」
「う?」
「今うって」
「どういうこと?」
「推しのライバーさんがこんにちはってやってご飯食べてくれると嬉しいんだって」
「え?」
「多分一緒にご飯食べるんじゃない?」
「ああ!各自のおうちで同じテーブルで食べてるかのようなバーチャルになる」
「そうそう」
「すげー食うぜ俺。それで降ってくるんなら」
「俺小食だからね」
「頑張ろうよ。年齢的にそんなに食えないけど、でも頑張るよ」
「これからセッションはもうやめましょう」
「食べようか。コンビニで何か買ってくるか」
「ハハハ」
「ランチパックとか」
「ランチパック」
「もう60も近いやつらが。ランチパック配信ですよ」
「ランチパックが精一杯、あんま食べれないよね」
「結構お腹溜まる」
「丼物何杯もはいけない」
「俺イチナナやって、これはがっぽりだぞ、思ったですよ。甘くない。観てる人たちが投げ銭で、鼻眼鏡とかを付けちゃう。アプリの変なやつ、鼻眼鏡とか
ブタ鼻とか付けちゃう」
「何でそんな勝手なことを」
「それが投げ銭のスタンプなんですよ」
「ツイキャスだとこんな風に降ってくるけど、イチナナだとそういう」
「若い人はブタ鼻とか鼻眼鏡とか付けられるのが一種の勲章なんじゃないですか」
「ハハハ」
「俺たちの勲章ですよ、松田優作と中村雅俊の」
「そうなの?」
「そこに世代間の差があるんですよ」
「リスナーも鼻眼鏡を付けてハハハって笑うの?」
「違う、リスナーが配信してる人にアプリの鼻眼鏡をつける」
「オーケン鼻眼鏡アハハハって面白いの?」
「みたい」
「面白いかそれ」
「それがわからないので我々のような者はちょっと時代がずれてる」
「アップデートしてかないとね。俺は否定はしないよ」
「ちょっと見てみましょうよ」
椅子に置いたマック。
「ほら全然降ってこなくなった」
「ざわさんらんたんさん愛がちりさんげるさんあらみのさんこんばんは。かのじさん」
「コメント読むのもこう(遠く)なるからね」
「そうね」
「そこでもうついてけない」
「このぐらいが俺いいもんな」
見下ろす距離。
「らんたんさんけいさんはむこさんグリンバードさんかのじさんぴのこさん。頑張ってみたいこと言ってくださいますありがとうございます」
「こういう名前を上手に読むのが」
「え?」
「自分のお喋りしながらあーなんとかちゃん見てくれてんだありがとう」
「そんな術が、うまくなっても何も嬉しくないですよ」
「それが必要なんでしょ今は。アップデートしなきゃ」
「アップデートしましょう。最近の歌がものすごい早口じゃないですか」
「思う思う」
「勝手にシンドバッドが早口だなんて言ってた時代は原始ですよ」
「おお!思う」
「ネアンデルタール人ですよ」
「さっきのキングヌーとかヒゲダンとか、すごいよね」
「すごいよ」
「音楽の才能があって音楽が好きな人がミュージシャンになってるじゃん今。俺謝りたくなるもん」
「なんで?」
「俺のようなものがミュージシャンを名乗ってすいません。テレビで観る度に思う」
「それ僕も付き合いますからキングヌーとかのライブに行って謝りに行きましょう」
「アハハハ」
「或いはキングヌーとか配信してたら」
「申し訳ありません」
「生まれてどうもすいません」
「俺たちのようなものがミュージシャンぶって。30年も40年もミュージシャンぶってしまって」
「すいません。申し訳ございませんて」
「ほんとはコードのこともよくわからないんです」
「わからないわからない」
「和音のこともよく知らないんですすいません」
「
今の曲すごい。呪術廻戦て漫画のオープニングテーマ、もう歌詞を見ながらでも我々歌えない。どこが譜割なのかわからない」
「それある。几帳面だよね俺らの世代。ちゃんと譜割」
「だって襟裳の春は何もない春です、そんな時代だもん」
「それを小節きっちりね。襟裳の 春は」
「そうですよ」
「跨ぐもんね単語が」
「変なとこで跨ぐ。またぐなよ」
「またぐなよ」
「大仁田、またぐなよ。またぐなよ、またぐなよ」
「ハハハ」
「さぁやりましょう。またぐなよが出た所で。今の誰かわかったのかな」
「楽しいなあ」
「楽しいなあ」
「直に集まって喋ってるだけで楽しい」
「ね、なかったものそういうのが」
「実は去年会ってない」
「配信でね、1回会っただけ」
「実は会ってない」
「うーん」
「これどけてもらって」
コメント用PC回収。置いていた椅子に座る。
「オーケンもだしマグミとも会ってなかった」
「1年ぶりぐらいに水戸さんと会って、ブラボージョニーを20年ぶりぐらいに思い出す」
「ハハハ」
「今夜はハッピーな」
「折角1年ぶりに会ったのに、ブラボージョニーの話」
「いやブラボージョニー重要です。ダイアナもやってたよね」
「すげーかっこよかった。ケンヂのダイアナ」
「なんでケンヂ&ザトリップスの話を。でもダイアナはケンちゃんのソロなんだよね。あれ違ったかな」
「そうそうひとりになってから」
「あ、ロティカが来年武道館やる」
「来た来た俺のとこにもLINE来た。急にあっちゃんから」
「そんな話ばかり、ギターをお願いします」
B25。
「武道館やるんだねぇ」
「頑張ってるなぁ」
「あっちゃん頑張ってるよ。頑張るしかないもんな」
「頑張りましょうよ。あ、氷の世界やろうと思うんですけど、これ結構早口ですね」
「今の時代だとそうでもないんじゃない。若い世代にしてみれば」
「水戸さん、今の若い子誰も観てないこの配信」
「まあねぇ~。言われてみれば」
「観てるとしたらお子さんですよ。息子さん娘さんが」
「今アニメの曲も速いもんね。何このゆったりしたおじさん。ゆっくりおじさんと名付けられる」
「ゆっくりおじさん。悲しい」
「或いは跨がないおじさん」
「ヒャヒャ」
「決して小節を跨がない」
「いや頑張りますよ早口で。アップデートし、アップデートなんて言葉使っちゃってさ」
「気取っちゃってさ」
「気取っちゃって。さぁ行きましょう」
「テンポもゆっくりで」
「ゆっくりめでお願いします」
「8割で」
「8割おじさん」
「お?」
「始まらないし。こういうとこ」
「こういうとこだねぇ。いきまーす」
氷の世界。
「イエーイ」
「全然早口じゃないんだろうな」
「いやこれ速いよ」
「俺らにしたらね。どこだっけ」
「そのやさしさをひそかに」
「そのやさしさをひそかに!これ無理だよね」
「だから陽水さん そのやさしさをひそかに」
「そっか。さしすせそをそんなに」
「そのやさしさをひそかに」
「さふぁっふぁ。そんな歌い方してない」
「陽水。お元気ですかぁ」
「もうちょっとちゃんとやってるよ」
「
そうかなぁ。そのやさしさを、陽水さんのまねをしてさえもできない。しかし!すごい時代になってしまいました」
「ね」
「あの、アメリカは大丈夫?あれは」
「ハハハ」
「ハハハ」
「いやー来るとこまで来たね」
「うーん」
「世代的に陰謀論好きな世代ではあるじゃん。そもそもはノストラダムスからだから」
「はいはい」
「でも陰謀論て嘘だよねと思いながら」
「噂話」
「知的な遊びみたいなとこで言ってたものだから。こんな真に受ける人がいるんだ」
「ほんとだね」
「世界中に。本当のことだと思うんだ」
「陰謀論が追いついてきてる今、現実に」
「なのか昔も一定数いたけど相手にされなかったというか表に出れなかったのがSNSの時代だから立派な論みたい感じで出てきちゃうってことなのか。
一定数はいたんだろうけど真に受ける人が、現実に関わるようになっちゃって。ダメだよもうUFOとか言ってたら」
「うん」
「フフフ」
「これからはオーケンも、オカルト的なやつ」
「
アメリカがあんなことになって世界がこんなことになって、今まで都市伝説とか噂話であったことが現実に起こると思う。次は宇宙人!」
「ハハ」
「アハハ」
「絶対来るって!」
「え?Qアノンの人?」
「もうもう、お茶爆しまくりですよ。宇宙人!次は宇宙人だ!痛い!」
ビシッとやって腕を痛める。
「ヒャヒャ」
「こうやって痛くなるような人が宇宙人とか言っちゃダメ」
「いたた」
「こうやって痛くなる年齢の人は大人びたことを言っていかないと。宇宙人とか言っちゃダメ」
「最先端社会論ですよ」
「宇宙人が?」
「フフフ」
「だってウイルスが世界に蔓延してアメリカがあんなことになって次何来るの宇宙人でしょ」
「ハハハ」
「ハハハ」
「行ってみよう次は宇宙人!今ドド、ドドってこう」
「賛成賛成」
「アハハ」
「バカばっかりか」
「バカじゃないって!宇宙人ほんとだって!」
「えーどこに来んの?」
「宇宙人ねぇ、意外にねぇ外したとこに来ると思う」
「外した所?葛飾区とか?」
「葛飾区、うーん」
「宇宙人わかるのかね来たら」
「それですよ。水戸さんもちゃんと話を繋ごうとしたでしょ。それで人は陰謀論に巻き込まれていくの」
「ええ今巻き込まれてる?おじさん達がまたくだらない話をしてるよだけでしょ。うんうんうんって言いながら聞いてるやついないと思う」
「いやいる」
「葛飾区に来るんだ!」
「一定層いるの」
「Qアノンみたい」
「オーケンアノンみたいな」
「オーアノン」
「水戸アノンMアノンみたいな人がいるのよこうやって」
「うかつなこと言えないと思ったよ」
「
配信も観てくださってるけど段々進んできて、おじさんがわけわかんないこと言い出したらチャンネルを変えるみたいになるかもしれない」
「あー昔で言うチャンネルなんだっけ」
「何にも出てこない。さっきよくヒゲダンが出たと思う」
「ヒゲダンもよく出たけど、髭男爵って言おうとしたほんとは」
「ハッハッハルネッサーンス」
「堪えたけど、しゃくのギリギリでブレーキ踏んだけど」
「逆に自分ルネッサンスがよく出たと思って。いっつも出てこない言葉があって、ルネッサンスてのが出てこない」
「え何?」
「皆さんこれもうじきボケる初老の会話ですから許してください」
「オリンピックはできるよ!ぐらい今ボケてます」
「ハハハ」
「オリンピック、ねぇ」
「オリンピックやろうと思えばできるよ!」
「いやでもオリンピックの店ってあるじゃないですか」
「どっちの話?ホームセンターの方のオリンピック?あるけど高円寺」
「高円寺にあるね」
「あるけど、便利だけど」
「オリンピックの店」
「よく俺も自転車買ったけど。なんでわざわざ配信で、世界を憂えて高円寺のオリンピックの話するんですか」
「あるじゃないですかって言われたら」
「五輪ですよ五輪」
「俺にはあれしか浮かばないけど」
「店?」
「東京オリンピックの店ってのがあるんですよ」
「アンテナショップみたいこと?」
「
オリンピックグッズがいっぱい売ってる店ってのがある。お台場にもあったしどこだったか渋谷にもある気がするな」
「オリンピックに興味がなかったから全然目に入ってないわそんなお店」
「
そこが今一周回って新しいなと思って。ああいうお店さすがに今誰も買わないだろうから、そこから今度配信しません?」
「オリンピックの店から」
「ハハハ」
「それでもうボケてるから誰か高円寺のオリンピック行っちゃって、誰もいないななんて」
「ハハハ!ここで約束したはずなのに、誰も来ていないな。しょうがないネジを買って帰るか」
「ほんとに、もうそのぐらいなりますよ」
「その、森さん」
「森さん?」
「森さんIOCの」
「あぁ森進一かと思った」
「森喜朗?あれもさ妄執というか消えそうな最後のあれで妄執になってる。それでみんな何も言えなくて中止って言えない雰囲気なってる」
「うん」
「VRゴーグルで、見せてあげればいいと思うんだよ森さんに。森さんオリンピックできましたよ、VRゴーグルで見せたら涙を流して天寿を全うすると思う」
「そういう未来映画ありましたよ。花の景色を観ながら安楽死していく」
「あぁなんだっけ!サイレント」
「サイレントグリーン」
「あぁ!こないだ内田君が佐藤さんに貸した」
「はい」
「で佐藤さんが僕に渡した、未来惑星ザルドス観たよ!」
「観た!」
「面白い!これひどいねぇ」
「ザルドス!ブラボージョニーぐらい、20年ぶりぐらいに聞いた」
「おー」
「俺ブラボージョニーよりはザルドスの方が言う機会多かった。なんだろう」
「ハハハ。オーケンにとってのブラボージョニーが俺にとってのザルドス」
「あっそうなの。観ましたザルドス?」
「当時ね。昔観た」
「あれむちゃくちゃ面白いですよ今観ると」
「覚えてない」
「エクソシスト2の監督かな」
「今度水戸さんに貸してあげて」
「そうだ」
「大きな石の頭」
「そうです!」
「それは覚えてんだけど」
「ショーンコネリー」
「ショーンコネリーだっけ?何の話か全然覚えてない」
「結局オズの魔法使いみたい話なの実は」
「そうだっけ」
「うんうん」
「どっかに飛ばされてみたいな」
「
でね、小ネタがいちいちくだらなくていい。お前に新しい花嫁紹介してやろう、花嫁姿の顔隠した人がいるわけよ。パッとめくるとショーンコネリーだった」
「ハハハ!え?コメディなの?」
「いや小ネタ。今水戸さんでよかったわ。今誰もウケないところだわ」
「アハハ」
「誰も笑ってなかった、よかったよかった。気分はブラボージョニー」
「花嫁がショーンコネリーってだけで充分面白いけど」
「面白いでしょ。これほんっとやばくなってきましたよ我々の会話」
「フフ」
「ほんとやばい」
「収集つかない」
「収集つかない」
「どこに向かってるかわからない」
「
ちゃんとやりましょう。今日は、昭和歌謡や昭和フォークなんかも歌っているので、その中からというのでやってみませんか」
「はいはい」
「これ覚えてますか?」
「これはね、実はズンドコマシーンのかなり初期から押している曲で」
「押していますね」
「初期ズンドコマシーンは」
「初期からずーっと押している」
「初期ズンドコマシーンてどんな」
「ハハハ」
「ディープパープルみたいにあるの?なんかこう」
「ハハハ」
「初期はあんなにハードだったのに、もっとサイケよりだった」
「今俺うかつに言ったけど、それぐらい突っ込まれてもしょうがないと思う。意味がわからない」
「初期ズンドコマシーンみてー」
「音楽性がちょっと違うんだよね」
「今何期ぐらいなんですか?」
「プログレ寄りなんだよね~‘」
「今何期?」
「三期ぐらいだよきっと」
「二期のメンバーが一番よかったんでしょ?」
「ハハハ」(床転げる)
「いや三期も認められ始めるんだよ。でも四期になると」
「四期は注意ね」
「認められない人が」
「ホテルで手がしびれて来なくなっちゃう人が入るから」
「いやーすごいな。これヤバイですよ。なんかみんな呆れてるかもしれないから」
「そうだね」
「やりましょうよ」
「コメントのやつ片しちゃったから。すげー不安になってくるよね。ライブだとリアルに反応があるからドンドン調子に乗る」
「でもありがたいですよね。皆さんこれを観てくださって」
「こんなものを」
「こんなものを観てくださってありがとうございます」
「でもこんなものでもわぁなんとかちゃん観てくれたんだ、よりいいと思わない?」
「そうですね、素晴らしい!」
「飯食うだけよりは、ねぇ頑張ってる」
「手間暇がかかってます」
「飯食うだけよりは頑張ってると思いますよ」
「じゃあ初期」
「アハハ」
「初期ズンドコマシーン」
「初期ズンドコマシーンの、代表曲」
笑い崩れる3人。
「初期ズンドコマシーン、あーおかしい。あの、やっぱり初期原理主義者はいるんですか?」
「ハハハ」
「俺は初期ズンドコマシーンしか認めないよ!」
「一定数ね」
「一定数いるんだ」
「一定数いがち」
「なるほど。じゃあやりましょう」
「はい。じゃあセクシャルバイオレットNo1」
セクシャルバイオレットNo.1。
内田さんも立ち上がりユラユラ。
「やー」
「いい曲だよね。何を言ってるかわからないけれど」
「本当に、すごいですよこの歌詞は」
「すごいよね」
「これ多分持ってったらボツになる。繰り返しがいい」
「あーなるほどね」
「セクシャルバイオレットナンバーワンってすごいなぁ」
「何の事だよ。結局のところ何が紫だよ」
「昔化粧品があったんでしょ?」
「紫色の口紅だったの?」
「わかんないけどそのコピーがセクシャルバイオレットナンバーワンだった」
「あ、その言葉ありきなんだ。紫の口紅売ってたっけ?」
「わかんない覚えてない」
「海に長いこと使ってた人の口」
「水死体の、どざえもんの」
「死なないにしても相当長い時間プールに浸かってた」
「小学校の頃ありましたね。7月頃寒かった」
「何であんなに我慢してプールに入らなきゃ」
「それを思うと今何でそんなことやってたんだってことばっかりでしょ」
「うん昔はね」
「ライブなんかもすごいぎゅうぎゅうの密になってこんななってやってたけどちょっと今想像できない」
「そうだね。あれできるの5年以上かかるか」
「いやーうまいこと」
「もうちょっと手前でできるようになるかね」
「我々の体が動くうちに戻って欲しい」
「5年後って言われたらこっちが自信なくなってく。そんな先の話」
「ん-、4年後ぐらい。だからその時に備えて体鍛えましょうよ。4年後の、4年後にオリンピックですよ」
「ていうか何してる?ここんところ」
「noteってのやったりとか」
「あー」
「Twitterとかインスタとか」
「そうかオーケンは文を書いたりとかあるからね」
「ん-確かに、映画もあんまり行ってないなぁ」
「去年は行ってない」
「ほんとに?」
「行きそびれて。多分人生で初めて、映画館に行かなかった。あとはなんかワイドショー観て一日が終わるみたいな」
「あ、ワイドショー観てる」
「特に初期の頃は情報が欲しかった」
「初期ワイドショー」
「初期ワイドショーの頃は」
「ハハハ」
「プログレ寄りだった」
「ハハハ」
「サイケだったね」
「ズンドコマシーンのドキュメントがもし出来たら、初期は全員なんか怪しいサイケデリックサウンドなんでしょ」
「うん。サイケプログレ寄り」
「その後はどうなったんですか」
「その後は実力派だよね」
「実力派なったの」
「フュージョン方向」
「うまい人がいて、それが抜けて3期は華やかな」
「あーちょっとファンキーな」
「いや、楽しいねぇ」
「楽しいです」
「こういうくだらない話をゴールが見えないまましてくの」
「そう。昔はお客さんがいてそのキャッチボールもあったんですよ」
「うんもちろん。完璧で言えばそれが一番楽しいけど。それを抜いてもこういう機会がないから」
「ないっすね」
「プライベートでも。ゴールが見えないただ喋るのが」
「ブラボージョニーを織り交ぜて」
「何回も初期の話をして」
「
いやいいなぁ。ずっとケンヂ&ザトリップスの話をしてく。あ!大槻ケンヂのチに点々はケンちゃんからつけた。ケンちゃんが出てきた時に、かっこいいなって」
「モヨコさんじゃなかった?」
「
あー大槻モヨコだったんだけど大槻ケンヂにしたのはケンヂ&ザトリップスのケンちゃんがチに点々だったからこれかっこいいなってつけたの」
「ケンヂは何故チに点々」
「知らないよ。初期ケンヂは」
「初期の話?チに点々はぢのことじゃん」
「ハハハ」
「そうですね」
「それを避けてみんなジに。わざわざ自分からぢの方に寄ってく。パンク精神」
「パンク精神ですよ。アスホールな、適当に。適当なことばっかり」
「1回、ただ喋るのやろうよ」
「トークイベント?いいですよ」
「ちゃんとしたトークじゃない、このゴールのない、ただ喋る2時間ぐらい」
「いいですよ」
「のほほんのトークとかしっかりしてるじゃん。時間もここまで何を話すかちゃんと決めて、それはお客さん入れたちゃんとしたトークライブだから。だってご飯食べてたら
いいんでしょ?そのレベルでグダグダやってたら。ご飯食べながら喋るトークライブ!あ、会食ダメなのか」
「会食ダメですよ」
「すぐ叱られるね今」
「もう1回パソコンいいですか?投稿をくださってる。それでお題を」
「そういうのそういうの」
「でも今から始めるとこれから2時間」
「ハッハ」
「朝までかかるよ」
「8時以降出ちゃいけない」
「全然大丈夫よ、何故なら楽しいから」
ノーパソ来る。椅子に置かれてしゃがんでのぞき込む。
「楽しくてもさ。何かある?皆さん。話してほしいネタ」
「ほら、おしゃべりひたすら聴きたいです」
「ポンとネタひとつなんか。ネタ誰かお題」
「お題。単語1個でもいいよ。コウモリとかで」
「コウモリはない俺」
「コウモリでも全然行けるよ」
「コウモリはないなぁ」
「東京コウモリ飛んでるでしょ」
「飛んでますよ。妙正寺川のところ飛んでるよね」
「飛んでる」
「あるじゃん」
「コウモリ掴まえたことある?」
「ない」
「ない」
「なにそれ」
「投げて掴まえるパターンもあるし、落ちてたり。友達が1回掴んで、うえちんていうの」
「うえちん」
「掴まえて、コウモリみしてやろうか。みしてみして。ほらってやったらコウモリ実は爪がすげー鋭いから、ダラダラ血が流れててうえちんの。
うえちん血だらけだよ」
「うっちーあれだな。やっぱ話がワイルド!」
「ハハハ野生感?」
「僕ら東京のお坊ちゃまだから」
「そうだねこないだうっちーの車の中で話したけど、君ら凧」
「凧凧」
「凧あげしたことある?」
「そのどこのおじさん。君ら凧あげたことある?変なおじさんに絡まれた」
「凧おじさんだ」
「ゲイラカイトですよ僕ら」
「うっちーに聞いたら小さい公園で揚げてただけでしょ」
「そう。助走できないからあまり飛ばない」
「でしょ。この幅のこの角度だから揚げたってこんなもんじゃん」
「それで揚げてた」
「田舎は、ちょうど正月の冬場って田んぼが休田の時」
「未知の話しないでください。イメージも湧かない」
「田んぼが何も植えてないただ茶色のバーッて野原になってる。凧揚げ放題で。勘で言うとビルの10階くらい揚がってから本番」
「ええ?」
「高さが?」
「ビルの10階」
「でも当時ビル見たことなかったでしょ」
「ないよ~。せいか~い」
「ハハハ」
「一番高いビルが5階建て。デパートまるみ」
「昭和大正の浅草か」
「デパートまるみ。店舗部分は2階まで。3階以降は社長の家」
「へー。僕らコウモリでもさ、昔夜マラソンするってのが」
「したした」
「みんなで妙正寺川のとこ走って鷺宮ぐらいまで走るんだよね」
「ダラダラするだけなんだよ」
「そうすると」
「学校で推されてたとかじゃなく」
「やっぱ夜遊びがしたかったけどできなかったので」
「走るんだ」
「マラソンって名目で友達とつるんで。暴走族だねあれ今思うと」
「あーそうかそうか」
「中学の時」
「バイクに乗らない暴走族的な意味あいで走るんだ。かわいいけどね」
「かわいかった。これ全然見ませんでしたね。まぁいいか」
「こういうとこだよね。俺ら世代的に下手なところ」
「忘れちゃうんだよね」
「ここで夢中になっちゃうここのおしゃべり。でも拾わなきゃいけないんだよ。おそらく最長配信かもって」
「ほんと?そんな長くやってるやりましょうよ。ダメよ8時に帰んなきゃ」
「百合子にすげー叱られる」
「そうですよ」
「また怒られる」
「意外になんかうまいこといって、夢みたいこと起こる今でなんかうまいこといって」
ガットギター。
「宇宙人が助けてくれる」
「あぁ!それがあったね宇宙人が助けてくれるか」
「Oアノン的には」
「Oアノン的には。宇宙人が助けてくれるそれいいかもしれないなぁ。じゃあ無駄話で長くなりましたが。この無駄話が大事なんです」
「すごい無駄だねぇ!絵に描いたような無駄話だね」
「不要不急とはこのことだ」
「アハハ」
「おー」
「不要不急話だね。でも不要不急が楽しいってことがわかりましたね」
「不要不急が必要なんだよね生きてくのって。衣食住が足りてるだけじゃダメなんだって去年すごい思った」
「そう」
「無駄な何か無駄な時間無駄がないと生きていけないんだ」
「無駄を今夜皆さんと共有できて、よかったんじゃないかと、僕は思うんですよ」
「いい感じに受けとって」
「じゃあ最後に、いいですかオンリーユー行きましょう」
「はい」
「ちょっと僕アルペジオで」
オーケンギター内田さんアコースティックベース。
オンリー・ユー。
オーケン次水戸さん、その次内田さん。
渋谷のあの店で。あの頃の君はまだ幼くて、女の子だった。
最後は3人で。
「ありがとうございました。内田雄一郎~水戸華之介~ズンドコマシーン」
「大槻ケンヂー」
「ありがとうございました。皆さんありがとうございました」
「また会いましょう」
SE:青ヒゲの兄弟の店。