大槻ケンヂ弾き語りライブ「おまけのいちにち(その連続)」出版記念ツアー 弾き語りFOKツアー・ファイナル!!
仙台Enn2nd
  2015.9.13  18:30~21:00


MCの内容、流れ等適当ですのであしからず。


ステージにギター3本、テーブルに時計とのど飴、ティッシュBOX。
スタンディングのライブもやるハコなのでステージ高めでした。

オープニングSE:刑事コロンボのテーマ

オーケン
:レコード柄シャツ、黒ピースメーカーパンツ、黒ハットに黒縁メガネのせ。ナイキ赤青紐スニーカー。

SIGN。
「どうもこんばんは 、こんばんは!夏フェス帰りなんで盛り上げなきゃいけない感じを持ってきてしまってるんですけど、仙台やってまいりました。仙台のみなさん大丈夫
でしたか?雨の方は。今日も外はちょっと降ってるのかな?心配ですけど。仙台の広瀬川、決壊したら東京も、ダメですから。一蓮托生ですよ。仙台ね、被害に遭われた方
着の身着のままで今日来た方、大丈夫ですよね?しゃれになってない方いないですよね?雨の日の思い出といえば、幼稚園の時、内田雄一郎君と幼稚園が同じで。その時は
把握してなかったけど。お弁当だったんだけど僕がお弁当ひっくり返しちゃった。先生がかわいそうだってことで、都立家政、西武新宿線の商店街の、パン屋さんに連れてって
もらってパンを買ってもらって。その先生について行ったことが強烈に、ドロの中を歩くような僕の人生の中で、ふんわりとした僕の思い出」

「雨で言うとね、三善英司さん演歌歌手の方で、あめに~ぬれながら~♪という曲1曲だけが売れた方なんです。とにかくね、僕の年代は、雨が降ると10人中3.6人くらいは
雨だ!あめに~♪絶対思うよこれは。みなさんの中でお父様が僕と同世代であるとか、親戚のお兄さんが僕と同世代の人いらっしゃるかも、雨の降った日にね、会いに来て
ご覧なさい。雨の降る中外に連れ出してご覧なさい。耳元でねあめに~♪ちょっとだけ言うのね。そうするとね、たたず~むひとがいる?(くるっ)間違いないと思います。そんなことを
含めながら、今日のライブにしてこうと思うんですが」

「昨日は夏の魔物という青森のフェスティバルに出てたんですけどね、いやー面白かった。あのね、夏フェスってね、非常に厳しいものなんですよ。1分1秒も押しちゃいけないとか
ファンの人と出演者が絶対顔合わしちゃいけない。それどころか、出演者も大概ステージで何起こってるか見せてもらえないくらいな、厳しいところなんですけど。青森の夏の魔物
というのは、我が国の民というのは、永井豪さんのバイオレンスジャック的に、治外法権な場所というのがある。青森っていうのはね、青森なら何やってもいい、仙台は入らない。
宮城辺りまで大丈夫なんですよ。青森、人間椅子のふるさとに入ったら、情報というものぐずぐずになっていって、絶対そういう風になっていて、やる方も出る方も、ばれないや
と思っていて、このネット時代なのに、ばれないだろって意識が、何故か北海道よりも、JOINALIVEはきちっとしてたからね。夏の魔物はぐずぐずですごかったですよ。何が
すごかったってね、人の裸がたくさん見れた。驚きましたね。結構脱ぐ方が出演者にいて。最後僕人間椅子のゲストで出たんですよ。その前にROLLYさんと恋のマジックポーション
歌って、まさにマジックかかって素敵だったんですけど。地獄のアロハ歌って、その後にKISSのロックンロールオールナイト、それをやって盛り上がって、出演者みんな出てきて
ください、って。僕も色んな人に声かけて、出ましょうよ出ましょうよって。そしたらおっぱい丸出しで出てくる女子がいたんですよ。多分ね、アイドルがたくさんでていたんで。
プロレスとアイドルとロックミュージシャンのごった煮のイベントだったんですけど、おっぱい丸出しの子多分どっかのアイドルグループの子じゃないかな。ダメだろそれ!
久し振りに僕もステージで目がこんな。そりゃね、僕も49年も生きてますからね、女性のおっぱい見たことないかと言えばないことないですよ。そんなことカミングアウトすること
ないですけど。ないことないですよ、けれども、ステージ上で生のおっぱい出しながら、恐らくアイドルの子なんですよ。恐らくはね。わかんない、お客さんんだったのかな?
目がまん丸。花道があってその先にリングがある。リングの先でブラジャー出して仁王立ちしてるんだけど、照明が当たっていない。それじゃ意味がないだろうと僕は「こっち
こっち来て!」おっぱいを照明に当ててあげて。色々気を遣ったんです。気を遣いますよそりゃ。女子がおっぱい丸出しで夏フェス出てたら。僕ゲルググってバンドと一緒に
ライブやった時に、肩車されておっぱい丸出しの女の子がいて、新宿LOFTで。その時も目がまん丸になったんですけど、ほんとにびっくり、そういうイベントでした。終わったら
某アーティストがね、彼もおっぱい見たことないこともないと思うんですよ、目をまん丸にしながら、「いや~大槻さん、やっぱりおっぱいっていいですね!」夏フェスに出てる人間が
ですよ?目がキラキラして「おっぱいっていいですね!今日得しました!」まさに得のあるライブ、今日はやりたいです別に脱がないです脱がないですよ」
ギターを持って。

「神聖かまってちゃんのの子が全裸になったらしいですよ。おぉ!頑張るなと思って、よぉしじゃあ俺も!と思ったんですけど、僕その日、ファンの方にもらった熊出没注意って書いた
トランクスをはいていた。裸になるのはもういいだろう。50近い天龍源一郎のね、体を見せるのやぶさかでもない。裸になるのはいい、でも途中の段階で熊出没注意はちょっと、
何ていうのかな、夢を壊すなと思ってやめました」

「今日はよろしくお願いします!今日はなんと、特撮、オブリビオンダストのRIKIJIさんも来てくださいました。楽しみにしていてください」

テレパシー。
戦え!ヌイグルマー。

指弾きで
少女の王国(歌なし)
Fly me to the moon(前奏)
おやすみ-End-。

「ありがとうございます。そうなんです、熊出没注意で。ベルトを締めすぎました。脱ぎませんよ?面白かったなぁ夏の魔物。色々裏話があったんですけど、あれよかったな。
今やフェスにアイドル枠みたいのがあって、沢山アイドルが出るんですけど、50も近くなると、顔と名前、全くわかんないんですよ。一律なんか、幼い女の子、みなさん頑張ってて
でも区別がつかなくて。僕もアイドル好きの少年時代を送っていたので、でもそういうドキドキ感がさすがにわからなくなってきてね。ファンの方々の萌えポイントがわからなく
なってきた。なんでそんなにアイドルさんに夢中になるかなぁ。でもそれ言ったらどうしてバンドに夢中になるか、同じことかもわからない。アーティストエリアに行って、アイドルが
ワーキャー言ってて、ラフィンノーズのチャーミーさんが白いトックリのセーターで衝撃だった。チャーミーさん痩せてるから寒いんだろうな。細かいとこ観察したわけですよ。
あとね、ホタテをずっと焼いてる人たちがいて、「大槻さん食べていきませんか?」「貝とかあまり食べないんですよ」「そうですかぁ」「焼きごろってどうなんでしょうか?」「さぁ~
僕らもよくわかんないんですよ」「えぇ?」「いや僕らね、キングブラザーズってバンドなんですよ」なんか、ホタテ焼いてたおやじが「あとはまかせた」ってどっか行っちゃったんだって。
「しょうがなく焼いてるんすよ~」そんなことがあって、楽屋エリアの端っこの方に、売店とかあってお客さんからも出演者からも死角のところにね、10代のアイドルちゃんの格好
した女の子が、膝抱えて座ってるの。泣いてるの。なんかライブでうまくいかなかったとか、なんかあったんじゃないかなぁ。若いから何か思うとこあったんだろう、彼氏から
メールが来てみたいなことかもわからないし。もしかしたら近所の川が決壊したとかそういうことかも。それどころじゃない、わからないですからね。可愛いかっこうした女の子が
膝抱えて泣きながら座っていて、お父さん久し振りに萌えたね。お父さんここは岸辺一徳みたい感じでこう、「どうしたんだい?」みたいことをね、渡辺謙のようにこう(眉)して
「どうした?」そこはもう健さんになってね、「自分、あなたの年の頃のことはわからないけれど、どうした」みたいなね !何故、自分で行かないのか。自信がないのかってことも
ないですけどね。2,3回そこ通っちゃった。通るよそりゃ。3回目になったらね、偉いなと思った、気持ちを切り替えたのか、こういうの取り出してお化粧直しをしてね、全然
それでいいじゃないか、直したのを見ました。あとアイドルの話ばっかりになってしまうんですけど、僕遠くのロッヂみたいの取って貰ったんです。去年ね、小林ゆうちゃんと
一緒だったんで、ゆうちゃんがまた頑張りすぎて倒れちゃって、何かないですか?傍にロッヂがあります。そこの中にいられます、って言ってよってね。そこ今年も使わしてよ
って言ったら取ってくれてね。隣がケンドーカシン選手、その隣が新日本プロレスで、試合を終えたスーパーストロングマシン選手と桜庭選手、世界の桜庭がハァハァいいながら
ロッヂに入っていいなぁと。そしたら人間椅子とROLLYさんが、使わして欲しいって来て、寧ろいてくださいよ!ROLLYさんは何年も出てるのね、でもロッヂの存在を知らなくて
「大槻君いい所あるねぇ」そのあと人間椅子、郷土の英雄ですよ。わじーが「ここいいねぇ!こんなのあるんだ!居ていいかな!」「知らなかったの?」「知らないよ!」色々
面白いことが。そのロッヂに居たら遠くの方で花火がぼんぼん、ロケット花火が。何かと思ったらベルハー、ベルリン少女ハートという女の子たちのライブで。後で聞いたら
ファンの人たちがヘルメット被ってそこに発炎筒が付いてて、手にドラゴン花火持ったりとか、サイリウムを全部繋げて縄跳びにしてたりとか、もう大変な大暴れになっててね
あとで映像何やら見せてもらったんだけど、あのね、スターリンの解散ライブみたいだった。ほんとにね、それはやっちゃいけないんだよ、とくに他のね、自分たちの主催のライブ
でもまぁよくないですよ。花火が目に入ったりとか、風船があったから引火したりとか、あるじゃないそういうの。大体裸と火が出たら、次の年から消防と警察が入るんですよ。
誰かしょっぴかれるんだよ、つるし上げで、スケープゴートで。・・・オーケンそれやろうかな。おいらみたいのが熊出没注意で脱いで、花火をぷしゅぷしゅやって、現行犯だ!
あれ現行犯だから。お縄頂戴して、報道ステーションとかで、報道ステーションならまだしも、NEWS23でね、膳場貴子さんは筋肉少女帯を支持してくださるファンの方で
膳場さんが苦虫を噛むような顔で。「大槻ケンヂ49歳が」車に乗ってヒビ入れて、レポーターに「大槻ケンヂは顔にヒビ入れてるけど人生にもヒビが入りましたね」うまくもない
こと言われちゃって。ベルハーの女の子たちは未来が、まぁ1回くらいおめこぼしでさ、真夏の夜の夢ということでけが人も出なかったみたいだから、許してあげるくらいが
スターリン魂かな。だってライブハウスで正露丸客席に撒いたりとか、してたからねぇ。博多で模造刀だけど日本刀振り回したりしてたからね。19歳、20?デビューしてたかな。
まぁまぁ、そんなこともあった夏でした。さぁさぁ、筋肉少女帯の方がおまけのいちにち(闘いの日々)という、新譜を発売いたします。よろしくお願いします」
パチパチ。
「今の所例によって仙台来る予定ございません!ので、今日はその中からやろうと思います」
ジャカジャカ。
「もうちょっとだけ上げてください、ミュージシャンみたいなことを。はい、ちょっと練習するね?間違えますんで、最初に言っとく。この曲は!本城聡章さんが16くらいの時に
作った歌で、あまりにベタベタな歌で恥ずかしすぎてずっとナゴムの連中ではギャグに、ちゃかされてる曲だったんですけど、50も近くなって聴いたら、なんていい歌だ!
と思って。是非今回これをやろうということで、やることになりました。おまけのいちにち(闘いの日々)から、本城さんが作りました、ライブハウスという曲です」

ライブハウス。
「どうもありがとう。もうちょっと上げてもらいますか?弾いてるとだんだんギターの音が聞こえなくなるんです。えー、ライブハウスでした。もう1曲、内田さんが作った曲です。
夕焼け原風景」
ジャカジャカ前奏を。
「練習してました実は今。あー違うな。お客さんの中で、ミュージシャンの方はいませんか?」
確認。
「ちょっと待って、やめようかなこの曲。あぁ~」
高速確認。
「まぁやってみよう、頑張るよ」

夕焼け原風景。
「ありがとう~。意外に弾けました。では、素晴らしいゲストご紹介します。何故仙台にいらっしゃるのか、その辺も伺いましょう。特撮、オブリビオンダストのRIKIJIさんです!
いえーいリキちゃーん!」

RIKIJIさん登場。

「ありがとうございます今日は」
「こんばんは。安心してください、穿いてます、なーんて。ちょっと待ってください、譜面忘れちゃいました」
「取ってきてもらいましょう」
「ありがとうございます。わざわざというか、仕事だった」
「今日は何故、出てくださることに?」
「昨日、土屋アンナって女の人が」
「色々揉めてる方ですね」
「そう。海に潜ってばっかの人がいるんですけど、仙台で仕事があるっていうので」
「だから、土屋アンナさんの仕事も結構長いですね」
「5年か6年くらいやってる」
「それは、アーリーもたまにいるんでしょ?」
「たまに」
「アーリーリキジコンビで、結構大槻内田みたいな」
「そういう付き合いで。あとでその辺も話しましょうか?」
「いや今話してください。そもそもどういう?」
「俺より先に有松が土屋アンナのとこで何回か叩いたらしいんです。それで俺が弾き始めて、映画の仕事もしたり」
「そう、映画に出たって」
「はい、いつやるかわかんないんですけど、GONINサーガってなんとか君って人、全然芸能人詳しくないんで」
「なんとか君いくらでもいるでしょう」
「土屋アンナだけわかるんですけど、あとなんとか君となんとか君」
「えっ?分かる人いるの?」
ポスターが貼ってあったそうです。
「東?東野幸治くん?」
\東出東出/
「少年隊の東。ヒガシと言えば少年隊」
みなさんがそれぞれつぶやく。
「ちょ、ちょ、ちゃんと知ってる子がいる。東出?杏さんの旦那さんの東出さんてのがいる。親戚の話みたいに言われても」
「はい、多分その人だと。撮影所にはとにかく居てくれと言われて、アンナと一緒にセッションやってくれと言われて、わかりました、バーっと弾いて、何のシーンか
全然わかんなくて、この前試写会観に行ってやっと、俺が何やったかわかった」
「何のシーンだったの?」
「ヤクザの息子の結婚披露パーティのシーンを。余興が俺らっていう、そこにアンナが何故か来て歌を歌うっていうよくわからない、ほんとに理解ができない映画」
「あれでしょ?監督が石井隆って元々エロ劇画やってた人」
「結構ファンキーなおっさんでしたけど」
「リキちゃんは映画初出演ですか?」
「多分初っすね。いやあったかな?でも記憶ないんで多分初っすね。もしかしたら何かあるかもしれない」
「意外に長くやってると」
「あるんすよ」
「ちなみに僕は忍者の役をやって、ご存知か」
「知らないちょっと。今度じゃあDVDください」
「それがね、イタリアでしかDVDになってない」
「じゃあユーチューバーに」
「あるかなぁ。あのね、空想科学任侠伝、極道忍者ドス竜、っていう映画の、僕ドス竜の役なんです」
「多分大槻さんのファンってそれ持ってる人いるじゃないですか。だから多分特撮のライブの時に俺のプレゼントでDVD-Rに入ってる気がするなぁ」
「何故か俺にくれずにリキジ君にくれたりする」
「そんな気がします。俺わかってるんす」
「何が?」
「特撮のファンの特徴わかってるんす」
「何なの!?」
「意外とこういうとこでおねだりすると、大槻さんのレアなのくれるんす」
「あそうなんだ!」
「俺知ってるんす」
「じゃあ色々おねだりしたらいいじゃないですか」
「その忍法伝のDVDを」
「忍法じゃないよ。おにぎり忍法帖みたく言わないで。任侠伝」
「ありがとうございます」
「僕ね、忍者の役だったんですけど、永井豪さん、マジンガーZの。初監督で行って、忍者の役だったんだけど行ったらコスチュームに胸に刺繍で忍・者
それ忍者じゃないじゃんって」

「忍んでない」
「忍んでない!」
「アピールがちげーよ」
「すごい映画だなと思ってたら、最近になって永井豪さんがテレビに出て語ったらしくて。ほんとは、もっとすごいアクションにするはずだったんだけど、
主演の大槻ケンヂさんが」

「主演なんだ」
「主演ですよ!」
「ちょい役かと、ハハハ」
「主演の大槻さんが全然動けないということが撮影が始まってからわかったので、大槻さんに合わせて内容を変えたという、悲しい」
「残念な」
「とりあえず1曲やりますか?」
「よろしくお願いします。今日初めて合わせる、一昨日曲をもらって」
「そうなんです」
「レコーディングで急遽決まった」
「そう、特撮が今レコーディング中なんで、語れる範囲の語れることを語りましょうよ 。ではタンゴという曲をやります。ワンツースリーフォー」
リキジさんベース、コーラス。オーケンギター。
タンゴ。

「ありがとー!ありがとうございます。なんかいいですね、リハとはまた違った」

「ドキドキが止まんないすよ。PAさんと照明さんならわかると思いますけど」
「何なのそれ?」
「今日2回目すよ合わせたの。どれだけ俺ら熟練コンビなの。そんなにだって合わせたことない」
「 はい。あの~プリプロでもレコーディングでも僕あんま歌わないし。プリプロダクションってレコーディング入る前のリハーサルみたいのがあって、その後レコーディングに
入ったんですけど、基本僕何もやってない」

「そうです。基本何もやってない。ギターは弾いてましたけど、スタジオで」
「スタジオでずーっとギターを弾いている」
「ずっとこのリハをやっている。あぁっ!あぁっ!とか言って。俺たちはスタジオの中であぁっ!とか言ってるのに大槻さんはラウンジであぁっ!」
「何でミュージシャンの人って俺もだけど、演奏者、プレイヤーってちゃんと曲覚えちゃうの?すごいなぁって」
「それが仕事だからです」
驚いて譜面台倒すオーケン。
「そっかそっか。」
「しょうがないっすよ。大工さんが家を建てるのと同じことです」
「 ありがとうございます。スタッフさんが直してくださる、これはスタッフさんのお仕事。あれですね、プロのミュージシャンはヘーベルハウスみたいなもんですね」
「ダイワハウス?」
「ヘーベルハウスが強いらしいよ」
「あ、この前の」
「そうそう流れなかったという。それはいいですけど、特撮の方はレコーディング中で」
「おとといリズム隊終わって」
「おととい行かなくて」
「来てました」
「えっ?来た?俺雨だから行かなかった。なんかすごい雨の日が」
「それ前の日じゃ?」
「それもわからなく。とにかく僕レコーディングで何もやらないんですよ。詞を書いて歌ってるだけで」
「いいんですか」
「 ずーっとそうだからもうカミングアウトして。他のボーカリストって誰とは言わないけどレコーディング中何やってるの?」
「います。ちゃんとしてます」
「でもすることなさそうでしょ?」
「仮メロを歌ってみたり。その方がノリがつかめるらしいんで」
「俺それやれって言われないんだよね。僕がいないほうが」
「ナササキさん厳しいですからね。大槻さん雨で来なくて、11時くらいに来たじゃないですか、夜の。ラウンジでみんなで話してて、今日雨だから大槻さんこねぇ
のかなぁ。俺が「カメハメハ大王じゃねぇんだからよ!」カメハメハ大王は雨が降ったら休んじゃう」
「知らないよ!」
「風が吹いたら遅刻するんですよ」
「ええ?その話知ってるの?みんな。えっ?なんでそんな。教科書とかに載ってるの?」
「なんか学校で歌ったじゃないですか」
「学年の違いかしら。知らない知らない!」
\え~?/
「じゃあ、ごんぎつねの歌知ってる?ごんごんごんごんごんぎつね~♪知ってる?」

「知らない」
「でしょ?」
「なんかすいません!」
「世代がわかるのは、愛の戦士レインボーマンの歌」
「あぁはい。インドの山奥」
「で、のあとは」
「修行する」
「あぁ~」
「ダイバダッタ」
「 インドの山奥でんでんでんろく豆うまいな~♪これが、区域で全然違う。レインボーマンのテーマ曲がインドの山奥で、の後変わっていくって歌遊びがあって、日本中
の学校、都内でもどころか区域、隣の学校でも違う」

「そういうのあります」
「どうでしたか?」
「でんでんでんろく豆までしか覚えてない。レインボーマンて歌詞よく見るとすげーめちゃくちゃなんです」
「そうですよ」
「空にかけたる虹の橋 いまさらあとにはひけないぞ、よくわからない」
「 おふくろさんを作った川内康範。今悔しかったのが、川内康範って月光仮面の作者、耳から毛が生えてるので有名なんだけど、そこでひと笑いさせようとしたら
お客さんに先に「耳から毛」言われちゃった。悔しかった、っていう。じゃ、この曲終わったらレコーディングの話しましょう」

「はいわかりました。次何でしたっけ」
「香菜」
「はい」
「 すごいですねこれ。筋肉少女帯の曲をなんとリキジさんに弾いてもらっちゃうという、レアです。香菜、頭をよくしてあげよう~ワンツー」
香菜、頭をよくしてあげよう。

「ありがとうございます。香菜を弾いてもらうとは。あんまりこういう可愛らしい曲弾く機会ってないんじゃ?」

「いやそうでもないです。土屋さんの仕事も意外に可愛らしい曲あります。そういうの嫌いじゃないですよ」
「特撮ももう何年?」
「3年?まる3年はやらしていただいて」
「3年か。ライブ毎回楽しいですね」
「ライブ最高っす!」
パチパチ。

「ほんとこれ、ツイッターとかに書いて欲しくないんですけど、特撮のライブ一番楽しい」
「えへへへ」
「違うんすよ、オブリとかもやってるんですけど、色んなバンド参加させてもらって、感覚が全然違うんです。試されてる感が」
「ふう~ん」
「一番最初の、冷たい眼差しも忘れてない」
「俺そんなこと思ってない!」
「はい。あれは一生忘れない!なんちゃって」
「 基本的に僕はメンバーとかミュージシャンに好きにやってもらう。どんどんどんどんレコーディングとかで居場所がなくなる。最近ギターの練習してけばいいって」
「居てくれた方が楽しいっすよ」
「 そう、レコーディング入ってまだみんなとご飯食べてない。みんなでいっつもなんかカレー頼んでる。なんか辛いのとか」
「びっくりするんすけど、辛さを競いあってるんす。ナッキーと有松が。今日8辛だ、とか。今日辛ぇ!とか怒り出す」
「ヨシキ様みたい」
「有松君1回、辛ぇ!俺の好きな辛さじゃない!とか言って1回キレたことが。自分で頼んでキレるっていう、すげぇな、ヤクザみたい」
「あの、方向性が違ったのね。俺あんまりスタジオでご飯食べないから、これから色々食べるようにしよう」
「食べましょう一緒に」
「 ひどいのあるでしょたまに。どっかのスタジオで、ツアー最中だっけな?中華料理屋謎で、海に近いからって、ご飯の上に海草が乗って、海草が3種類乗ってその上に
あんかけっていう」

「海鮮あんかけですか」
「 地獄のようなどんぶりを頼んでトラウマになってる。特撮今回思ったんですけど面白い曲が集まってますね。これから歌詞を書きますよ。なんかリキジさんテーマください」
「え?何ですか、この前言ってたじゃないですか」
「何?」
「冬だなって」
「 あ、そうそう。意外にね、お仕事お仕事してないミュージシャン、ロックミュージシャンって季節を考えなくて、発売の時期、夏ごろ曲作るから夏の曲。だから発売が冬だから
冬な感じ」

「そういうのはいいんですけど、やって欲しくないのが、会いたくて震える的な。雪が降ると会いたくなる。木枯らしに吹かれて会いたくなる、ありがとうみたいな。君に会えて
よかったよみたいな。嫌ですね、好きじゃないっす俺は。震えまくって凍死しろって」
「じゃあ、雨に~濡れながら~♪」
「そういうのはいいです」
三善英司って突然ゲイを告白したんですよね、割と最近。で、話題にもならなかったってね。わかった、寒さに震えないこと
「あと俺についてこいみたいのもダメっす。お前がいねぇと俺はダメだ的なのも。湘南とかでタオル回して歌いそうなのは」
「ピンポイントになってきますよ。照準が絞られロックオンされた」
「あと後ろで10人くらい踊って前で2人歌ってるの嫌いです俺は」
「僕が一度でもそんな曲を書いたことがありますか!?」
「ないです大丈夫」
「1回くらいいいと思うなぁ~。お前と出会えて感謝みたいな、最悪の出会いだったけど、付き合ってみていい女」
「俺は~♪いえ~いえ~♪みたいのいやっす」
「 一生に一度そういうのやってみようかなぁ。僕ね、詞のモチーフ、思いついたのをいくつか、携帯に入れてるんですよ。ひとつが『やたらと人に感謝するな』ってのは入れてる」
「それがいい、それ好きっす」
「嬉しい、嬉しいです」
「感謝しねぇ人生好きっす。感謝も反省もいらねぇよ!」
「あの今度」
「常に己を突き進めみたいのが」
「好きっすかぁ~」
「ヌイグルマーみたいのが」
「ヌイグルマーみたい?」
「じゃなくて何でしたっけ」
「もう一つ特撮でたまにあるシュールであんまり意味がないのとかは?」
「ありますか?特撮は好きです」
「ありがとうございます」
「映画見てるみたいと思って」
「そうなんです」
「トランスポーターとか」
「 はい、ああいうのは曲が突然、曲が変わってレゲエとかになるでしょ?歌詞を突然チェンジしなきゃいけないでしょ?そうすると時、場所、空間がいきなりチェンジするって
歌に歌詞がいかないとならないんですよ。そうするとああいうSF的な物語的なのになるんです。意外に歌詞は曲に、支配されてる。ところがあって、まだ曲は言えないんだけど
ナッキーが作ってきた、初日のリハの3曲目くらいの」

「こういうやつっすか~って弾かない」
「あれはものすごいシュールな歌詞を書きますよ」
「大体今曲4分じゃないですか。4分で見れる映画みたいな歌詞、お願いします!」
「 頑張ります。楽しみにしていてください。あの~次やる曲は、感謝とかしてないけど割といい人寄りの曲なんで。このくらいはありですよね?」
「いや、これありっすよ」
「ありがとうございます!」
「すいません。上からですいません」
「 いえいえ。上からでも下からでもどこからでも。リキちゃんがこういう曲あんまり弾く機会ないんじゃないかと思って、選びました」
「実は2回目です」
「頑張りましょう、あのさぁ」
あのさぁ。
2番に入るところで「はいっ」と言ってしまい笑うオーケン。

「どうもありがとうございましたー。ゲストリキジさーん」

「ありがとうございました」
「あとで是非、ご登場願います」
「じゃあはい」
リキジさん退場。

「 ありがとうございます。リキちゃんわざわざ、「あっこの日仙台すか?その日いますよぉ」率先して言ってくれて来てくれました。嬉しいですねありがとうございます。」
パチパチ。

「それで昨日は夏の魔物出たんですけど、それ以外にもとても面白いことがあって。OL KILLERってDJの方がいらっしゃって、岡村靖幸さんだった。で、ステージ4つ
あるんです。僕もOL KILLERさんもバーリトゥードステージだったんですけど、ストロングステージに当日?変わることになってドタバタでね。そんなことないからね。だって
ロッキンジャパンとかでいきなりステージ変わるって大変なことになりますよ。えぇ?って普通に変わってまぁまぁ事なきを得たんですけど。僕は弾き語りで、ROLLYさんと
わじーとやりました。その後人間椅子でオーケンローリーと出ました。よかったですよ。色んな方が出て、水曜日のカンパネラって今注目してる人ね、見たかったんだけど
時間がドン被りで。あと桜庭和志さん、プライドの英雄ですからねプロレスの楽屋みんなごっちゃになってたなぁ。杉作J太郎さん吉田豪さん、吉田豪ちゃんに「俺と岡田
斗志夫は関係ない」って言おうと思ったんだけど、なんかまぁいいやと思って、言うの忘れました。響かないネタでしたね。現場に居合わせなかったんだけど、ニューロティカ
あっちゃんも来ていて、あっちゃんピエロの格好で「これからプロレスに出るんだよぉ」ええ?出るんだ。DDTって筋肉少女帯とコラボしました団体の男色ディーノさんって
オカマのレスラーがいましてね。コーナーポストにその方が四つんばいになってお尻を突き出してね、そのお尻に出場した選手が次から次へと吸い込まれるように投げられて
いくっていう、シーンがあったんですけど、あっちゃんも、吸い込まれたそうです。そしたらあっちゃんピエロのメイクしてるじゃないですか。ディーノさんのお尻に星型の色が
付いた、っていうね。笑の神が降りた。そのあとにベッド・インって鬱フェスで一緒になった、80年代バブル姐さんキャラの女の子たち、その子も投げられて。その子の
ほっぺに今度、男色ディーノさんのお尻に付いた、あっちゃんの星が付いた!たしかロティカのメンバーがメイクしてるんだよね。よっぽどしっかりメイクしてるんだな。
これね、いつか、まぁないと思いますけど色んな諸問題で。筋肉少女帯で、夏の魔物出たいなぁと思ってね。特撮でもいいんですけど。いや両方出てもいいなぁ。だから
男色ディーノさんのお尻に、投げられて一番面白い人誰かなぁと思ってね、そういうのあんま言うとね後でね、なんだかんだ言われるから言わないでおこう。各自が。
検索してください男色ディーノで。ナイトメアって技もあって、お尻を顔面にやられるって。筋肉少女帯で、特撮だと怒られるかな、筋肉少女帯で夏の魔物出てプロレス
出ますと。僕は事情を言わないで、「出れるみたいだよぉ~?行っておいでよぉ~」出して、男色ディーノさんのお尻に吸い込まれていく彼、や彼。彼や彼を想像すると、
笑いが止まんないよね!ケラケラケラ!アーッハッハ!特撮の場合はね、特撮でも可笑しいけど。男色ディーノさんのお尻に吸い込まれて面白いのどっちかって言うと
筋肉少女帯だよね。だれ、でも可笑しいじゃん?笑っちゃうよな~。もっと笑っていいんだよ?なんか、怒ってるの?そんな感じで、いってみよー!」
ジャカジャカ。
「いえー!後半戦いくぞー!踊るダメ人間!」
踊るダメ人間。
「にんげーん、四半世紀バージョン」
終わってジャカジャカやりながら。
「さぁ、たまには真面目にダメ人間をやってみました。そういうニーズもあるだろうと。じゃ、筋肉少女帯の曲をもう1曲混ぜるな危険」
混ぜるな危険。
理由(りゆう)って歌いますね。

「今度は監獄学園プリズンスクールから、愛のプリズン!腰は回しません」
愛のプリズン。
ラップ部分でギターカッティング弾きしながら。
「今日はみなさんありがとうございます。今日は弾き語り東北、リキジさんも来てくれたということで、みんなでコール&レスポンスしますか!いえい!」
パチパチ。
「無理にしなくていいです。むやみに人に感謝しないように。寒さに震えないように。そのような気持ちを、DJに乗せて、言ってみませんか。さぁ、みなさん、想像してください。
男色ディーノのお尻に、吸い込まれていく、あの人を!そしてあの人も!さらにあの人も!」
弾くの止めて。
「誰を想像したの。あとで、こっそり教えてね。ケラケラケラ!ケラケラケラ!はーっ!ラップ行くよ?Yo,Yo,お前たち驚くYoな」
心折れる。
「たまげるYoなラップ♪この現況から逃れるためリップライム、ラップをタップ、心が折れても、仙台でラップ♪萩の月、俺大槻」
パチパチ。
「ヘイヘイ、ここは仙台、ここは忍耐、オレのラップをみんなで辛抱。Oh,子供のころ東京タワーで、えー、うー、子供リンボー大会、に出て、ヤンボーマンボー、人形貰ったYo
ヤンボーマンボーこれ実話。信じられないけど当時体柔らかかったYo。笛吹いたら出てくるフ~。えーとなんだっけ、ここは仙台、そもそも忍耐、あー、あー・・・。
名産、お土産萩の月、お土産を」
どなたか「オレ大槻」の声。
「あぁ、オレ大槻!」
パチパチ。
「ここは仙台、もはや限界!」
曲に戻り。

「どうもありがとうございます。日本をインドに!」
\しーてしまえ/
「はぁ・・・。」

ぼやきが始まる。
「いいんじゃないかなぁ。でも今日楽しみにしてきた人いるからなぁ。やんなきゃいけない。紅をやってくれない?みたいなもんだよなぁ~。う~ん。弾き語りのあれで、やる必要
あるのかなぁ。違う曲をやった方がいいんじゃないかなぁ。練習してこなかったからなぁ。あ、前の方でやった曲をもう1回?どうやったら印度をやらずに・・・。あっ、今日はどうも
ありがとうございましたー!」
パチパチ。
「ありがとう!ありがとう!今日のライブこれで終わりです」
\え~?/
袖行ってしまいマイクなし。

「ありがとー!いーち、にー、さん、ダー!」
オーケン退場。えーっ!

~アンコール~
「 ありがとう!よく考えてみたら、ここは仙台だ。仙台の方々は毎度毎度僕の弾き語り来れるわけじゃないんだ。では何故それをやらない!オラ反省したよ!よくモチベーションを
見つけ、モチベ、あぁ・・・。もつなべーしょん!あぁいいな、きゃりーぱむぴゃむ、きゃりーちゃんの新曲、もつなべーしょん冬にいいんじゃないかなぁ。ね、当たるねこれもつなべーしょん。
これ、中田ヤスタカさんに誰かメールで送ってくれない?いやいいんじゃない?きゃりーぴゃむぱむちゃんもつなべーしょん。いやすごくいい!よし!モチベーションを見つけたよ僕は!
日本印度化計画をやるモチベーションを!ここは、東京じゃないんだよ!たまにしか、1年に一度くらいしか来れない方だっているし、今日、生まれて初めて大槻ケンヂを見て、
なんて適当なMCをするんだ。驚いた人だっているかもしれない!たまさか、蜘蛛の糸1曲しか知らなくてさ、あの曲で自分は救われたー!と思って行ったらさ、適当なMCをする
オヤジでびっくりだ!ってこともあるかもしれないから、ちゃんとやろう!行くぞ日本印度化計画!」
パチパチ。
「日本を印度にと言ったら、しーてしまえと言ってくれるかーい!」
\イエ~イ・・・/
「しないよ?やっぱりやんないよ?そういう風なんだったら。どっちだっていいんだよ?わかったやるよ。やる気にさしてくれよー!日本を印度にと言ったら、しーてしまえと言って
くれるかーい!?」
\イエー!/
「日本を印度に!」
\しーてしまえ/
「おーし!」
日本印度化計画。
ヘイヘイコールやって
「日本を印度に!」
\しーてしまえ/
でぼやきに。
「3番もある・・・。例えばディープパープルのBURN、いい曲だけど、長いなぁ。ジャカジャジャージャ♪最後いらないんじゃないかなぁ。ハイウェイスター、キーボードソロいるのかなぁ?
でもキーボード好きな人もいるし、しょうがないかなぁと思う。ホテルカリフォルニア、いい曲だ。でも途中の落ちるところね、あそこ、長いなぁ~。でも友達に言ったら「そこがいいんじゃん」
「あそこがいいんじゃん」と言われてそれぞれだなぁと思う。そうだ、人それぞれだ。僕は飽き飽き。でも、人によっては、3番の詞で救われたっ!そうだ、自分のためにやるんじゃない。
人のために曲をやるんだ!うおー!」
3番。歌いながら「救ってるのか?救ってるのか!」挟む。
「終わったんだ、叫べば終わるんだ。・・・日本を印度に!」
\しーてしまえ/

「日本印度化計画、アンコールを挟んで!まぁご存知の方ご存知かもしれない。ちょっと、ご存知の方いるかもしれないけど、DDTのスーパー笹団子マシーン、さんが、プロデュースする
試合みたいな、展開でしたね今。自分の独白が入るという、中々よかったなぁ。みんなはどうでしたか?今の印度で、みんなの人生救ったんじゃないか?」
「ありがとうございまーす」の声。
「おぉっ、感謝の言葉もらったよ。よかった人を救った。今言うと不謹慎なるけど、犬を持って屋根にいたらオーケンが来た、やっぱ不謹慎だったね。すいませんでした。
挽回するために、もう一度ゲストお招きいたしましょう。リキジー!リキちゃん!なにそれ!?」
リキジさん紙持って登場。
「これだけで行こうと。男らしく」
「伝票持ってきたのかと」
「 伝票と言えば、俺ガキの頃、二十歳くらい?新宿の養老の瀧って24時間の居酒屋があるんですけど」
「どの辺ですか?」
「コマ劇の入口の、よくバンドマンが酔っぱらって暴れてる。そこで友達と、何時間飲めるかって、48時間飲んだ」
「48時間、エディマーフィーか」
「すごいのが、伝票、レシート出るじゃないですか。その間友達とかも来るんです。うとうとっとしてぱっと起きると周りが代わってる。起きた起きた、うえーいカンパイ!
みたいに」
「あぁ風景がね」
「48時間後にお会計って、レシート見たら俺の身長より長かった」
「えっほんとに?本当なのそれ?」
「はい、レシートで思い出しました。変な話して」
「お会計いくらだったんですか?」
「10、3万とか?覚えてなくて、来たやつのリストを全部書き出して、お前誰覚えてる?って全部名前出してそこから金持って来いって持ってこさせました結局。
で、その間も飲んでました」
「 すごいなぁ~。なんか、リキちゃんの生きてきた青春というか、若い頃の話を聞くと、僕とか、内田君とは、違うなぁ~。何も今内田君を巻き込むことない。まぁ、
近所で同級生だから、巻き込んじゃったんですけど」

「大槻さんに話したか、俺16か7の時、今歌った印度計画、俺10代だった」
「えっ、ほんと」
「二十歳なってなかったと思うんすよ。その時バイトで、コンサート警備やってて、今中野ZEROホールになってる」
「あぁ、中野公会堂」
「昼だったか、腹減ったからそのまま反対口の、ブロードウェイ口のカレー屋があったんです。カレー食ってこうぜ、って行ったら、大槻さんがカレー食ってて
「ほんとにカレー食ってる!」言った覚えがあります」
「それは、カルマって店か、英国式カレーか」
「そっちかも、ほんとに線路沿いの」
「カウンターのね。俺覚えてないなぁ」
「それ大槻さんとファーストコンタクト。10代すよ」
「 そういう出会いの人とお仕事するって面白いですよね。今度いつか、絶対ないけど、48時間飲みましょうよ、うそー」
「俺はやります。俺は、湘南でタオル回しながら飲みます!」
「それはいいよ。さぁさぁ、リキジさんなんか、告知的なことって」
「ないです。真面目な話特に」
「まぁ、特撮のレコーディング真っ最中、って感じですね。ベースもしかしたらみんな終わったのかしら。」
「はいベースは、リズム隊終わりました」
「 あーじゃあ歌詞書かなきゃ。頑張ろう~。ということで、今日はリキちゃん来ていただいたので、最後にもう1曲やります」
「レシートで」
「あぁレシートから養老の瀧の話になったんだ。オンリーユー」

オンリー・ユー。
仙台のあのライブハウスで。

「どうもありがとうございました。来てくださいました、リキジさんでした。またどこかでやりましょう

「楽しい時間をありがとうございました。タオル回しながら帰ります」
「リキジー。ありがとうございました」
リキジさん退場。


「もう結構な時間ですね。あと1曲だけ歌って帰りますね。どっちにしようかな。どっちもやれって話になるね。あっ、ギターを換えますね。えー、色々あるんですけど
仙台、宮城の方も大変だったと思いますけど。筋肉少女帯の方がもうじきアルバム発売いたします。特撮の方もレコーディング始まっています。色々ありますんで、
仙台に来る機会がないですけども、近いですね東京と仙台。驚くほど近い。よかったら、東京の方にも来てください。のほほん学校なんかもありますし。座・高円寺って
ところでのほほん学校、11月かな?ありあす。今どなたに出ていただこうか、考えてる最中なんで、楽しみにしていただけたらと思います」

「これは鬱フェスでも言ったことなんだけど、天国注射の昼って町田康さんも出てた、アングラ大集合なイベントがあって、それを内田雄一郎さんがダビングしてくれて
VHSですね。非常に影響を受けて、人生が変わった部分がある、そういうような、自分の人生を変えるエポックメイキングなライブ、色々いくつかあるんですよ。だから
例えば今日のライブなんかも、意外にライブ見に行ったことって人って忘れるんですよね。あのライブ行った様な気もするし行ってないような。僕いっぱい、まぁ職業柄も
あるんですけどあるんです。でも、特に特筆すべきこともなかったライブだけども、そのライブの中の一瞬で自分は人生が寧ろいい方向に変わった、ってのが、あるんですよね。
そういうような瞬間を自分は提供しようと思って、みなさんも何か発見してくれたら、いいかなと思います。今日は!リキジさんのベースのサポートで、あと日本印度化計画
の独白のくだり。あの辺りは中々よかったと。今日の映像を撮って全部ケラさんに送りつけてやろうかな。そしたらケラさんが、頭を下げて、「俺の芝居に出てくれ。大槻の
演技者の才能分かっていなかった!すまなかった!」っていうことになるんじゃないですかね。えー、結局冗談で締めました。ではお別れの曲、じゃあな!」

じゃあな。

「どうもありがとう~。また仙台来ますので、よろしくお願いします。いつか、筋肉少女帯や特撮を仙台まで連れてこようかと。がんばります。ありがとう~」

追い出しSE:SIGN


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