「弾き語る秋の大槻ケンヂ アコギで筋少や特撮など弾き語ります。ゲストに椅子のワジ-氏」  2013.10.6 タイトロープ  18:00~20:30

大槻ケンヂ /和嶋慎治


MCの内容、流れ等適当ですのであしからず。

左側オーケン、右側和嶋さんセッティング。

オープニングSE:刑事コロンボのテーマ

オーケン
:黒半袖Tシャツ。ナイキシルバー黄緑ラインスニーカー。黒ハット。

前奏弾きながら。
「どうもこんばんは大槻ケンヂですよろしくお願いします。ちゃんと言えなかったんでもう一度いいます。大槻ケンヂですよろしくお願いします~」
生きてあげようかな。
コード確かめながら丁寧に。

「お待たせするのもあれなのでもうお呼びしましょう。和嶋慎治さんです」
和嶋さん:紺柄半袖シャツ。OZZFESTシャツ。モンペ。

「大槻くん、気を遣っていただいて」
「最長6時間くらい待ちますね」
「イベントとかね。テンション全然なくなってる」
「ガンガン寝ちゃってね。間に色々ドラマがあったりもする。」
「それでおなかいっぱいに」

「歌う気分じゃなくなる場合もあります。今日は歌う気、弾く気満々で」
「昨日に引き続きテンション持続しております。お客さんもいっぱいで」

「ね。名古屋にこんなに人いるんだね。驚いちゃった、豊橋かと思ったよ。その例えだけはやめろ!昨日は、和嶋さんと京都の東寺で
ライブやってきた」

「国宝のあるところですよ」

「楽屋がお寺の中で、老舗旅館みたいで」
「お庭があって、白い砂で教科書のなんとか造りみたいで、うっかり足を踏み入れられないわけですよ。楽屋が国宝なので」

「ガラガラバッグで移動するじゃない。うちのスタッフがゴロゴロ~って来てその砂のところザザザ!って。「国宝になんてこと!」目が悪くて
普通の道でした。うかつな弊社スタッフもそんなことはしない」

「ちなみに楽屋でトイレ行きました?」

「2、3箇所あったでしょ」
「僕トイレ行く度に感動しましたよ。国宝でトイレ入った!印つけた!みたいで。すいません猫みたいな話」

「歌ってからにしますか?今日はね、全然アウェー感ないというか緊張感ないというか。ありますよ?ヒリヒリするような。俺ら今日の
ライブの出来次第でデビューが決まるかも」

「昨日はアウェーでした」

「アウェーだったぁ~あれどうしろっていうんだろうね」
「まずバックに国宝従えとるでしょ。薬師如来のまん前で」

「薬師如来に一礼してから出て行って。そもそもガン撲滅の固いやつですよ。その前に膳場貴子さん、筋肉少女帯のファンなんだけど
ファンの中で唯一出世した。東京大学医学部ですよ。そんなエリートいませんよ。人間椅子ファンにもいないでしょ」

「町長の方とかたまにいますよ。って差別してはいけませんよ」

「僕だって高卒みたいなもんですから。膳場さんは筋肉少女帯の中で一番偏差値の高い人で、内申書もよかったでしょう。あと麻美ゆまさん
恵比寿マスカッツ、元AVやってらしてで今タレントさんで、卵巣ガンとかで摘出されたんだよね」

「MCがつまり重かった」

「膳場さんに、小児ガンとかまだ若くてガンでいる方に、「大槻さんから一言」って言われてえええ!おれもまぁ言葉が出るんだよ。
40何年もやってると」

「まともなことがフッと出ることがあります」

「言ってどや顔になったあと、止めればいいのに「おれ、ここ10年で一番まともなこと言いましたよぉ~」安い笑いを取ってしまって」
「いざ国宝の前でやって、お寺だから真っ暗で見えない。」

「あれ怖かったねぇ」
「アウェーだからさ、盛り上がるでもなく気配だけがある。千人くらいの」

「僧兵とかが並んでたらどうしようかと」
「耳なし芳-思い出しましたよ。気付いたら平家のお墓の前で。芳ーはこの感じかと思いましたよ」

「樋口さんのそもそもだから、二井原さんとか、メタラーがいっぱいいるんじゃないかと思って。金髪イガイガ鋲ジャンが来てるんじゃないか?
明かりがついたら意外に普通の方が。」

「善男善女というか、京都の方が来てたんじゃないですか?」

「我々の前に出た方々の音楽というのは、わじーあれだね、ああいうのをJ-POPって言うんだね。噂には聞いてたじゃない?
女の子がふぅ~♪男がお前と出会えてなんとか~♪そういう音楽あると小耳には挟んでいた。そのジャンルの人初めて生で見たですよ。
MCもありがと~なんとか~最後の曲でぇす♪こう(YOの手つき)してたよ。わぁ~同じ音楽志しても違うんだぁ~。彼らが楽屋に
戻ってきて、楽屋で一緒になったら「大槻さん!僕たちみんな筋肉少女帯のファンなんです!」いや、だったらなんでそうなった?」

「僕が言うのもなんですけど、筋少の影響は皆無。アンダーグランド感なかった」

「全くね。あいつら心を売ったのかな?」
「コマーシャリズムに。いやいい子たちでした」

「それを言えば我々もなんとか頑張っていい人の曲を。というわけで厳選してやっと見つけたいい人の曲を
2曲続けてお聴きください。よろしくお願いします」

あのさぁ。
香菜、頭をよくしてあげよう。

「どうもありがとう~。この2曲はなんとか受け入れられましたね。そのあとROLLYさんが出てきて一緒にルパン三世を」
「50くらいの大人がアニメソングを」

「ROLLYさんもう50だよね。わじーが意外に若いっていうね」
「割と若いんです。同じ学年だよね」

「若くもないけどね。そんなになります。いや、最近ライブの疲れがひどくて、昨日東寺で歌ったその前に高槻、ROLLYさんのふるさとで
日本のほほん化計画ってゆうゆう散歩とかちい散歩みたいなモヤモヤさまぁ~ず2の出来損ないみたいな僕の番組が。すごく疲れた」

「昨日エレベーターの中で倒れそうだったよね」

「ホテルの部屋の中で、何もないところでつまづいて、すねをバーン!って打っちゃって、フロントに「すいませんばんそこうください(泣)」」
「一人で怪我するとものすごく寂しい」

「夜中の3時ごろの出来事でした。ふと目が覚めて何かいらないものを取りに行こうとしたんだね」
「俺もふと目が覚めてコンビニにゴルゴ13買いに行きました。読まないと寝れんなぁと思って」

「ゴルゴで思い出したけど、ギランバレー症候群」
「そうです彼は。ちょっとした知り合いみたいに。1年に1回発症するんです」

「世界に何人しかいないと言われてる。ゴルゴ病って聞いてたのエディから。」
「あまり信頼性のない」

「そしたら安岡力也さんもだった。中村うさぎさんも。ギランバレーあれか、まぁいいや、楽屋でしますわ。あるじゃない、ふと思い出して
言おうと思ったけど、言ったことによってネットが炎上したり」

「差し障りがあるかもしれない。あの、食生活で意外と変わると思いますね」

「肉を食うといいと言われますね」
「はい、肯定派否定派。肉は食べない方がいいかなと思って食べてませんけどね」

「ROLLYさんが異常に元気なのよ。高槻でロケして、最後ROLLYさんのよく行く飲み屋、ギター弾くマスターがいて、ちょっとした
ステージがあるの。誰かが歌うと合わせてROLLYさんずーっとギター弾いてたね。」

「ギター好きな人は酔うとそうなることがあります。知り合いのスミダくん、俺はライブ出てないけど打ち上げで、夜の2時くらいに飲み始めて
ギターあったから弾き出したんです。最初はみんなで和気藹々やってたんだけど、気付くと周りが眠りこけてて、そういうことありますよ」

「そこまでやらないとギターうまくならないのね。高槻って行ったことあります?大阪府なんだけど京都が在来線で18分。街もあるんだけど
すぐ山があって。そこにすかんちでしょ、44マグナム、槇原敬之、すごい数のミュージシャンが、京本政樹もね。それが同じいててやって
お店にいたんだって。しまちゃんとジッタリンジンのドラムの子がそこでバイトしてた。すごいよね。バンドの人が食べるような飯、バンドマン
なんて肉体労働者みたいじゃない?ROLLYさんそれをガーっと食べて、山の方に行ってどぶろくよ、密造酒じゃないや、インディーズ酒なんだ」

「わかりますよ僕作ったことあるんで。」

「それ違法じゃないですか。名古屋で言った事はばれやしないと高を括って」
「バンドの15周年記念で作ってお客さんに抽選で、バレバレのことをやった。お米で」

「炭酸が出るんだよね」
「シャンペンみたくなって」

「すんごいおいしかった!口で味わっちゃいけない、のどごしだ!って。でも17度くらいあるのよ。それビールみたいに飲めって。ROLLYさん
かーっと飲んでおかわりかーって。番組もおかしくて、どぶろくをガンガンに飲ませた後に蕎麦を打て。無理だろうよ!ROLYYさんとこんななって」

「そういう番組なんですよ、こけるじゃなくて・・・面白い番組。気の利いたこと言えなくてすいません」

「ゆるい番組。だって第1回がダイアモンド☆ユカイさんだから。」
「あの方もおかしいですね」

「ユカイさん、レッドウォーリアーズというのはちょっと前で行ったらブランキージェットシティとかバースデイとかああいう感じですよ。
触れたら切れるみたいな。いじっちゃいけない人だったんですよ。それがどうしてああなった?」

「でもユカイさんをテレビの世界に引っ張ったのは大槻さんでしょ」

「ユカイさんと佐野に行ったんだ。ユカイさん佐野の親善大使だから、ゆるキャラがいるんですよ、さのまる。さのまるが来たんですよ。
そしたらユカイさんが「おぉ~山田さんじゃないか」山田か山本さん。若干さのまるがそれはちょっと、ってゆるキャラが押さえた。そういう人が
入っているけども、親善大使が言っちゃだめでしょ。「さのまるの中には二人人が入ってるんだ。なんとかさんの方は動きがいい。今日は
そっちじゃなくてなんとかさんだ」言っちゃう?言っちゃう人だと思って」

「その才能を見抜いたのが大槻くん」

「いろいろあるけど、一個だけ言うと、ジュンスカの和弥くん、ジュンスカとあれ、これもやめとこう。いやま、若い頃和弥とユカイさんが
ディスりあったの。」

「譲り合った?」

「ユカイさんと和弥くんがどうぞどうぞ。お席空いてますよ」
「譲らない人達だった」

「ディスりあったというのがあって、「だってユカイはよぉ、挨拶にメロン持ってこいって言うんだぜ」おれそれだけでプッて笑っちゃった。
「しかも筋が入ってるメロンだぜ」「笑うとこだろうそれ」「いや、俺は怒ってる」20何年経っても言ってる。この前聞いたんだ、メロン持ってこい
って言ったんですか?「ああ言ったよ。メロンはマスクメロンじゃないかなぁ」」

「昔の人ですね。今でもそう?日本国民の」

「ごめんね、今日何がびっくりしたって、本番前にわじーがこういうものを口に持っていった。何だろうと思ったら真っ赤なリンゴをカシュッ!
本番前にリンゴ食べる人も始めて見たし、リンゴをまる齧りする人を10数年ぶりに見た。日本でいないと思う」

「そうですかね?いいんですよあれ。リンゴは医者いらず。おじいちゃんみたいこと言いますけど。ビタミン含まれるし腹持ちもいい」

「ライブ前にリンゴを食べるの?」
「ホテル帰ってからも1個。すごい話長くてすいません。俺一人マクロビオテックなんですよ。玄米食の。アメリカではマドンナとか
トムクルーズとか。俺もセレブになろうと思いまして。果物もよく食べるように」

「わじーと打上げ行って「野菜の塊みたいなものありませんか?」って見たことがある」
「昔はリンゴ食うと歯茎から血が出たりして。更に赤くなったリンゴだったけど、今出なくなったよ」

「あのね、その話なぜかと言うと、言おうか迷ったけど、僕ね、リンゴがすごく嫌いなんです。」
「理由がおありで?」

「食べる時のカシュッ!って音を聞くと鳥肌がわわわ!」
「ごめんその横でおれカシュカシュ相当やってた。そういえば外に出て行った!階段で黄昏てた。そういうことだったんですか。
まさかリンゴ齧る音が苦手な人がこの世に存在するとは。ごめんなさい」

「中学時代に内田雄一郎くんが「オーケンのためにテープを作ったよ」聴くとカシュッ!カシュッ!友達のたーちゃんと二人で
リンゴを齧る音テープにして。思い出した今度言ってやろう!あんたあの時こんなひどいことしたよ!だからみなさん歌ってほしいのは
リンゴよりこれですよ。お願いしますよ、日本を印度に!」
「しーてしまえ!」
日本印度化計画。

「ホームならではの投げやり感がしーてしまえに。おっけーい!じゃあ次は投げやりじゃなく本気で来いよー!」
踊るダメ人間。
パパパヤを和嶋さんが。

「イエーイ!どうもありがとーう。」
「さすがホームでいらっしゃいますね」
「ホームだとど定番の曲はお客さんもまぁこのくらいでいいだろう、そこをいやいやもっとだろと盛り上げるのがロッカーたるもの」
「今ちょっとどや顔でしたね」

「自分の曲で飛ばす曲とかあるんですよ。この前筋少でやった時に、日本の米って中学で作ったんですよ。米米米米、納豆にネギを
刻むとうまいんだーって」

「それは米米クラブに影響受けて?」

「米米より前です。」
「わぁすごい」

「てっぺいちゃんが多分俺に影響を受けて、しゅーくりいむしゅ、知ってるだけの米米情報を。顔に描いてるほら」
「ジェームス小野田さん」

「米米ってこの曲くだらないからおれいいよ。クワトロでお客さんも聴いてないよって言ったら聴いてるって嘘を」
「発表してる曲なの?」

「盤になってる。初期のアルバムで」
「聴いてるんじゃないですか?初期のなら」

「印度化計画ダメ人間、青森でもやりましたね。今年はわじーさんとやることが多くて」
「感想言っていいですか?昨日真っ暗な中でふっと明るくなって、やってる人もいたよ」

「ダメジャンプを」
「そう。でも前の方があれで可笑しくなっちゃって。ごめんねそれだけなんです」

「初めて見た人は異教徒か?」
「思ったと思います」

「そういう色んなものを包み込む大らかなイベントでした」

「その前に広島でもお寺さんで。今年は青森の夏の魔物というのに人間椅子さんが」

「手作り感満載で」

「聞いた所によると成田大致って主催者の、まだ若い人だよね。青森のお金持ちで」
「はい」

「事実なんだ?じーちゃんの山を売ってこのイベントやってるって。」
「冗談の話と思うでしょ?ほんとに売ってるの。気合入ってるんです彼。」

「受付の人が地元のおじいちゃんおばあちゃんで」
「一際愚痴っぽく切符切ってるおじいちゃんが実のおじいちゃん」

「そうなの!?」
「山をいっぱい持ってる、名物のおじいちゃんなんです」

「面白かったんだけど、暑かったぁ。筋少の橘高くんも来たんですけど、3人でやることになって、ROLLYさんも入る。
みんなリハをしてなくて、印度もダメ人間も微妙にバージョンが違うんです。それぞれの印度、それぞれのダメ人間があるから。
一応合わせようってなって。印度化計画終わってそこでROLLYさんはけるはずがすぐ俺がジャンジャンってやって
ダメ人間始めちゃったもんだから、ROLLYさん帰るに帰れなくなって。まぁいいよってことで、わじーが隣で教えて」

「いやー、あのハプニング感いいと思いますよ」

「そのあとROLLYがプロレスに出たんだよね。男色ディーノに4回くらいキスされて。それを見て俺も、自分のライブの
あとにプロレスに出てホモにディープキス4回されるくらいじゃないと、50を超えてこのロック世界生きていけないとちょっと思った」

「それに近いこと充分やってますよ」

「25年ね。でもまだ一山超えるんじゃないかな。」
「ROLLYと人間椅子やったんですよ。電源何回も落ちてそれはハプニング。ROLLYの奇妙な隣人ってやったんですよ。
サビで何か変だー!ってとこでバチっと電源落ちて。最初ドラムソロでお茶を濁して。頭からやり直して、何か変だーで
また電源落ちて。3回落ちた」

「そこまでなるとさすがに。わじーはどうしたの?」
「さすがにみんなプロだ。最初はドラムソロで。次はドラムソロに合わせてエアギター。間が持たなくなって写真撮影会。
次はROLLYさんがアコースティックギターを持ってきてお客さんの間を練り歩くという。機転が利いてました」

「長いことやってるとありますからね。女性がボーカルのバンドが要のライブで、渋公かな?バーンと出てきて差し歯が取れた。
我々みたいにえへへってやらないタイプでシーンとなって。ボーカルが口を押さえて探してるって」

「突っ込めないバンドなんですね」

「さっき思ったんだけど、突っ込めない感じのバンドのトラブルをわざとやる人になりたい」
「そうとうニッチな感じで」

「演奏してるところにえへって。か、電源落ちてどうにもならないところに 「どうも~!」って出て行く。「ダーメ!」とかって行って
ファンにボコボコにされる」

「筋肉少女帯そんなテイストありますね。あれ?僕誤解してました?ごめんなさい」

「 いやそんなんですよ。最近筋少面白いよ。サポートのエディ以外、ドラムの河塚くんも全員フォークギターで氷の世界を歌ったりとか。
日本の米も俺が歌うのやだ!飽きた!って引っ込んじゃって、橘高君と本城さんと三人でアリスみたいに「しらないのかー!」橘高君が
「この曲はすごくキーが高い。あれを歌ってるのかびっくり」」

「橘高君ってものすごい真面目な顔して真面目なこと言う。すごく可笑しい。真面目な人だから突っ込みようないんだけど、ほんとに
真剣な顔して真面目なこと言うからすごく和むんですよ」

「 あのね、いや、やめよう。日本の米でおかしかったのが、「き!み!は!」って歌うんだけどみんな出ないから初期ムーンライダース
とかヒカシューみたくなって。考えたんだろうな、おいちゃんがファルセットで歌い出して「き・み・は~♪」アルフィー感出ちゃって。
意外に三人気に入って、またやるんじゃないでしょうか。ままま、曲行きましょうか」
蜘蛛の糸。
大槻さんメインで和嶋さんコーラス。

「ありがとうっ!昨日ちょうどテレビでアリス観ちゃって。よかったぁ~。次は井上陽水さんで」
氷の世界。
和嶋さんと交互に歌。
「じゃあここで和嶋さんに歌っていただきたいと思います」

「よろしくお願いします」
「僕リンゴ食べてきます」
オーケン退場。
「ごめんなさい。得意になってかじかじして。僕一人で歌うと性格が出るようで1曲がものすごく長くなる。2曲くらいしかやりませんが
大槻くん見に来た人は我慢の時に。ポエトリーリーディングっていうのを。ちょっと待ってください、ものすごく喉が渇きました。

中原中也に影響を与えた高橋新吉の詩がとてもいいと思って東京とかで弾き語りしているんですけども、名古屋でもやってみようと。
ダダイズムというのは100年ほど前に生まれてあっという間に消え去った芸術運動で。言語を破壊するというのを狙ったもので。
今回はフルバージョンでやるので長いです!」


ダダイスト新吉の詩。「断言はダダイスト」朗読と演奏。
「 ありがとうございます。お疲れになったと思います。普通はピアノの方とやりますよね。ひとりでやれるのが面白いと思って、
今後ともよろしくお願いします。では!ノリのいい曲で僕の弾き語り終わりたいと思います。できたらミラーボール回してもらえますかね?
全然似合わないんですけど。荒んでた時期があって、酒を飲んでその辺寝転んでたとか、そういう時代があったから今があるとも。
そういう時を思い出して作った曲です」

悪魔と接吻。

「次は大槻くんお願いします」
「ありがとうございます。またあとでお願いします」
「はい。そして11月3日もお願いします。大阪BIGCAT筋肉少女帯と夢の競演です。これ1回鳴らしていいですか?」
サイレン音。
「鳴らしたかっただけです。大槻くんも何かの曲で、ここ踏むだけなので」

「わじーありがとうー」
指弾きで。
FLY ME TO THE MOON。
おやすみ-End-。

「どうもありがとう~。フライミー~と大槻ケンヂと絶望少女達のおやすみという曲でした。これはもともと声優さんと歌ってる
んですけど、どなたかとデュエットしたいですね。CHARAさんとか、ルートがないですね。浅野忠信さんと結婚された頃は、
浅野忠信さんがジュンスカのファンで、高校時代コピーバンドやってて28曲くらい歌った。ジュンスカでもそんなにやらない。
あの人いいんじゃない?鬼塚ちひろさん。意外に言って見るとOKでるかも。僕も芸暦25年で大先輩の部類ですよ。最近
リスペクトされることが多いんです。ある番組では神と呼ばれ、漫才のHi-Hiの上田さん、ボケの方ね、ずっと僕の本を読んで
育ったらしいですよ。なだぎ武さんとか、グミチョコ読んで、出てくる本屋映画全部見た。大槻ケンヂがいなかったら今の自分は
いないということを、草野さんの番組で熱く2時間語ったらオンエアで全部カット。そんな辺りですよ」

「日本のほほん化計画という番組でBS12で始めます。観れるのか僕もわからないですが。パイロット版をユカイさんとやって
第1回がかまやつひろしさんと浅草に行って、一昨日か、高槻にROLLYさんと。今日は番組ノベルティのワッペンか何か配られてる
と思いますんで、スマホに貼ってください。貼るとこ困るよね、何でそこに?ってのが。こっちはないのかな?YANASEって販売店
YANASE!って貼る意味があるのか?弊社の車も何とか天満宮とか貼ってますけど。タクシーで合気道!って貼ってあるの
あれなんだろう。まぁいいとして、曲に行きましょう。今指弾きを練習してまして、タンゴを今日はこういうので行きます」
タンゴ。
後半からピックで。
戦え!ヌイグルマー。

「これは位置によって見えない方いますよね?どっちでもいい?こないだ渋谷クワトロというとこで、でかい柱があるんですね。
本城さんまん前でかわいそうだったなぁ。僕もみなさんが見えて、るかと思えば最近全然見えなくなって。・・・みんな大学生か!
ありがとね~。若いねぇ。こっち47だよ。25年やってるからさ、こんな若い人の前でやるの初めて、って僕しつこいですね、
ディスりが。はい、これ行こうかな。青森でしょこたんに会ったよ。しょこたん昔から知ってて、中川勝彦さんの娘がデビューしたよ
って、ええっ?すごい変わった子で。あんな人気者になるなんて思わなかったよ、っておやじかよ。親戚のおじさんかよ。
25年もやってると、この人がガーンと行くとは、この人は売れるだろうと思ったらそうでもなかったりとか、色々見てきましたね。
自分で言いますけどね、大槻ケンヂはね、仏陀Lとシスターストロベリー出して、バンドブームやオールナイトニッポンがなかったら
そこでメーカー契約切られてて、どうなってたかな、多分お笑い世界目指して、よくネタにしてるけど、AV関係やったり、結局
本を書く人になって、放送作家みたく、でも出たがりだから歌ったりバンド組んだりして、弾き語りもしてそれで名古屋に来て
おんなじだよ!」

「わかりませんよ、来年は名古屋、大須の辺りでひつまぶし屋やってたりね。それもいいよね。ごめんね適当MCで。はい、次は
電車の曲を。これね、リハで失敗したの。うまくいったらおなぐさみ」
お別れの背景。
弾ききってにやり顔。うまくいった!

「今日はありがとうございました。僕ほんとに疲れやすくて、今元気なんですよ。朝起きてココ壱番屋でカツカレー、ほうれん草
つけて食べて、またガッと寝たんですね。そしたらおらぁ生きてる!って感じ。これいいわぁ、これにする!筋肉少女帯やってみろって。
特撮も、ボーカル!どんだけ疲れるか。わかった、大阪でライブやってそのまま新幹線で名古屋来て、ローカルテレビ観て
CBCとか観て寝て、ココイチカレー食べてガッと寝て、夕方「遅れてわりぃわりぃ。キャラメルコーン持って来たよ」って言いながら
リハに行って、2曲くらいやって本番やれば、今度のライブ、俺元気だよ。四半世紀というDVDが発売になって、今日も売ってるのかな?
あ、シャツは売ってますんで、(前のお客さんで着ていた方を見て)ありがとう。同じシャツ着てくれてる、超嬉しい!そうあるべき
だよね!」
そのお客さん「色違いもあります」
「ああ、ありがとう!女の子は大槻ごときにも、というかライブ自体オシャレして行きたいというのもありますからねぇ。・・・旗にして
持ってきたらいいんじゃない?シャツを縫い合わせてカバンにしてその中にスマホとか入れてくればいいんじゃない?だめ。はい。
寝巻きにしてください。何だっけ?四半世紀発売されて、その中にメイキングというかライブのオフショットが映ってるんですよ。
注目は、アンコールの大槻の映像、どんだけおれがおじいさんか。ほんとに、言葉もないんだよ。体も薄くなって、薄い人が
ぼーっと。ライブの音がドンドン鳴ってて、出番ですって無言で立っていくっていう。あれに、筋肉少女帯っていうか特撮もだけど、
ラウドボーカルがどんだけ疲れるか見えると思います。昔二井原実さんが見たって言ってた。AC/DCかヴァンヘイレンだったか、
AC/DCだ、アンガスヤングが「カー!ギャー!」ってやってんだけど、楽屋に戻ると大槻ケンヂなんだって。(再現)で、本番
になるとSG持ってよっこいしょって。らしいですよ、みんなそうなんだって。弾き語りはいいね。いっぱいやるんだぁ。日本中
行こうと思ってて。そしたら、名古屋ってくくりじゃないよ?もう千種区とか、知多とか常滑とか、ポイントポイントで行くから、
容赦しないよ?全愛知周りツアーやるから、桃太郎神社ある辺りも行くから、あれは名古屋?犬山。愛知県?よし行ってやる。
CCBの人とか、J-WALKの人とかとやろう。どうでしたか?って聞いてやろう。ごめん、引いたよね。悪かった。いい話で
終わろう。ライブの終わりにいい話って難しいですね。こないだ矢追純一さん、さすがいいこと言うのね。「空には浪漫がありますから」
みたいな。俺も「名古屋には浪漫がありますから」何言ってんだ、こんな歌歌う奴が。」
ポロポロ弾き始め。
「これ絶対昨日、歌えなかった歌だ。あ、最後の曲です」
ノゾミカナエタマエ。

~アンコール~
オーケン登場。

「ありがとう~。もっとみなさん乗せるような曲できるように、次には何とかしますね、イワンのばかとか。弾き語りできるのかなぁ。
名古屋は次は人間椅子と筋肉少女帯のライブがありますね。え?すかんち?覚えてないんですよね~。(紙見て)
ほんとだ~!そうなの、へぇ~。わかりましたぁ。名古屋は10/31すかんちさんと筋肉少女帯があります!東京ではセッション
したんです。XJAPANさんにしようか、結局聖飢魔Ⅱさんの蝋人形の館をセッションしたんですね。名古屋はどうしようかなぁ。
これ振りじゃないからね?人間椅子さんとは11/3大阪BIGCATであります。筋肉少女帯こんな今年やるのぉ?前の日も
筋少やるの?やばいなおい!2デイズやべーずらよー。3日はリハ行かなくていいか。どうせ間違うんだから。千石ご承知でしょ?
リハしたってしょうがないじゃんねぇ。って言ってみようかな。橘高に真面目に怒られるんだろうな。「そういうことはあっても
オーディエンスはどうのこうの!」言われるんじゃないかと思います。11/16O-EAST、そして、え?10/31ボトムラインに来るのに?
11月24日?またボトムライン来るの?いいよ、行ってやろうじゃないか。リハ行かなくていいよね?だってあれだよ?チャックベリー
なんて人はリハやらないんだよ?昔騙されたお金のことで。スーツケース1つでツアー行くんだ。ブルーススプリングスティーニが
まだ若い頃、彼の町にチャックベリーが来ることになった。そしたら町のそこそこ楽器できる若者が集められて、一緒にやれるんだぁ
ってとりあえず行ったら、チャックベリー来ないんだって。これどうすんだろ?って来ないよ、大槻ケンヂみたいだな、そしたら本番始まる、
これ実話だよ?10分前にスーツケース持ったチャックベリーがバーって入ってきて、もう始まるじゃん。幕の裏に行って、もう出ちゃうんだって。
「ミスターチャック、僕たちは何をすればいいんでしょうか」「決まってるだろ。チャックベリーの曲をやるのさ。1,2,3,4」って始めちゃうんだって。
チャックベリーの曲はまぁ簡単な3コードの曲だから、まぁなんとかなるんだけど。10何曲やって、ありがとうって帰っちゃうんだって。
それを!オーケンベリーが。チャックオーケンベリーがこれからやろうかな。結構筋肉少女帯がっつりリハやるんですよ、ほんとに。
ヘットヘトになるくらい当日のリハやるんですよ。でもたまに俺歌っ・・・てないんですね。それはそれで成立してっから、ちょっと
試しにボトムラインで。本番直前まで大槻ケンヂが来てないって噂が流れて、これ18時から?17:46に僕名古屋着きます。
中型のタクシー乗って、ボトムラインって言っても運転手さんわかんない、説明できないんだよね。あの、パルコ過ぎたあたりの、で
10分押しで着いて、タットンジャーン!って始まって、自信満々にモウレーツ!って歌い出したら全員が、パパパーパパパー♪
あれ、外れた。でもいいんじゃね?筋肉少女帯は、俺以外がしっかりしてるから。ダメ?ダメかぁ。キツイ世の中だなぁ。大変な仕事
選んじまった。まぁ楽な仕事は何にもないなからな。みなさんだって、今日何曜日?日曜日仕事だ明日。現実戻しちゃったなぁ。
ごめんねごめんね。じゃあ1曲歌います」
Guru。

「最後にもう一度お迎えしましょう、和嶋慎治フロム人間椅子ー!」
手を挙げ脇を隠しながら登場。
「なんかこうやって出るのお決まりで」
「胸毛はどうですか?」
「胸毛はぼちぼちですね。」

「KISSとかヴァンヘイレンとかすごい胸毛で、なきゃいけないのかなと思った時代あったよね。でも胸毛文化ってアメリカだけだよね?」

「少なくとも日本にはないですよ。」
「だからV系ってあるじゃない。胸毛生えてるやつ出たら人気出るんじゃないかな。」
「違うよ、寧ろ脱毛しなきゃいけないんじゃないの?」
「ンフ~♪って歌いながら」
「モジャって出てるんだ。あの、一人で楽屋にいましたら、楽屋って小さなスナックみたいな所でしょ?テンション下がりそうだから
こっち来て聞いてましたよ。」

「小さな楽屋って換気扇からどっかの厨房からのいい香りが。いや、弾き語り楽しいですね。始めて何年かなんですが、何度も弾いてる
曲はだんだん緩急つけて、歌もそうだけど、ギターって一人だとやりすぎることありますか?」
「あります、ね」
「おやじのマイウェイみたいな。」
「弾き語りはありだと思いますよ。リズムも自分でできるから」
「Guruって曲最後「きれいだ~♪」って。きれいだ、あ~♪って、怖いですね。」
「あれですよ、舞台には浪漫がありますよ。」「おおっ!」
「バスロマン」
「ついでに言うなら、リハは大事ですよ。絶対した方がいい!」
「いやいや、人間椅子さんは全員楽器するじゃないですか。ボーカルだけってそんないらなくない?」
「いやぁ、歌に合わせてやりますから、全員に聞こえてないと。必要ですよええ。橘高君のように言ってますけど」
「リハがしがしやるタイプ?」
「いや、モニター取れればいいかな」
「同期モノって、シーケンスとか入ってる曲って必ずチャックしなきゃならないってあって、筋少そういう曲多くて、意外に筋少
テクノポップなのよ。シーケンスが曲のほんのちょっとだけ、曲の後半だったら最初からやんなきゃいけなくて。」
「あ~同期ものはそうですね」
「他のバンドはこんなにリハするのかなって知りたかったの」
「確かにある曲の2番だけとかやります」
「途中で止めてくれる?ノブくんとかは」
「そこは僕ら人間だけでやってるからできますね。1番だけでやめるとか」
「僕はいいんじゃないかな~」
「表情みるとリハ嫌そうですね。」
「いやじゃない、嫌じゃないの。ただすっごく体力を使うので。ぶっちゃけ後半から口パクにしてもわからないんじゃ・・・
どうせシーケンスにするならボーカルも入れてくれればいいのになぁ。Perfumeっぽくねぇ」
「ビジュアル系の1ジャンルの方は演奏しなかったりするからね」
「それで胸毛もあれば。ムナゲジュアル、ごめんなさい」
「ある時から体毛はうけなくなったでしょ」
「ドイツでは女の人の胸毛は普通に生えてるらしいよ。」
「腋毛じゃなくて?」
「・・・!」
「女性の胸毛はかなりだと。まれにいらっしゃるかも」
「じゃあ、10月31日すかんちとやってきますよ。で、ちょっと名古屋から距離ありますけど、11月3日、大阪で人間椅子さんと
やってまいります。これ、もうソールドアウトとか」
「ありがたいですね」
「冗談抜きに、今キテいる、人間椅子!」
「バンド生活25年、ありがたいです」
「いろんなとこで評判聞きますよ」
「今日もTシャツ着てきましたけど、オズフェス出たのがよかったですよ」
「見に行きましたよ。内田君ともバッタリ会ったよ。内田君もだし有頂天の初代ベーシストにも、木魚のツネオにも会った」
「その方存じ上げないですけども」
「紹介しますよ。じゃあ今日の締めの言葉を和嶋さんに。今日のよき日の」
「はい。オズフェスに2日間出たのスリップノットの人と僕たちだけだというのをまず言いたくて。とても嬉しかったので。
ちょっと世界レベル的でしょ?こうしてできるのも、みなさんのお陰で。大槻くんと弾き語りで回るようになったのも、本願寺も
昨日も東寺出れたし。というのもある時から感謝の気持ちを忘れないようにしてるんですよ。自分が辛い目にあった時もあぁ、ありがとう。
感謝の気持ちを持つようになったら物事うまく運ぶようになった気がして。みなさんも毎日そういう風に置かれるといいかなと
思っています。今日の僕の言葉です!」

「和嶋さん、僕の弾き語り最後に必ず出てきて締めるっていう。」
「演奏してないのに何故か締めだけ」
「怪しい主催者っぽいよね」
「結婚式のながーい司会みたいな」
「そんなんじゃないですよ。ありがとうございました」
「今後ともよろしくお願いします。高円寺も」
「高円寺のほほん学校、あとチケット3枚ですって!じゃあオンリーユー弾きます」
オンリー・ユー。

「わじー!和嶋慎治ー!ありがとうございましたー。ちょっと明るくしてください。お客さんが全然見えなくなっちゃったんでね。
あっ、女子高生ばっかりだ。」

ヒュー!ヒュー!と弾き語りらしからぬ声援がたくさん出ました。


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