大槻ケンヂ・アンプラグド セッション 2008.1.10 名古屋TOKUZO
祝!大槻ケンヂ・デビューカウントダウンツアーシリーズ第一弾!
アンプラグド・セッション 大槻ケンヂ(Vo)長井ちえ(Ag)宮脇てつや(Ag)朝倉真司(Per)
MCの内容、流れ等適当ですのであしからず。
オーケン:ヴィヴィアン黒スーツ、黒靴、茶の帽子。
「こんばんは」
BABYBABY(銀杏BOYZ)。
後奏に乗せて。
「大槻ケンヂアンプラグドセッションです。
はるばる東京からやってまいりました。カミングアウトしますが、正味の話
私は中日ドラゴンズファンです。そのことものちのち詳しく語りたいと思います。今日はよろしくお願いします」
あのさぁ。
「ゴールドジムに通おうと思いましてね、昨日まではティップネスの太極拳教室に通おうと思ってましたが、
どこから始めればいいかよくわからないんでね、ゴールドジムでなんか、うあぁぁあ!ってのやれるらしいんですよ。
ボク筋肉少女帯ってやってるけど、筋肉ないじゃないですか。昔パルコからねぇ、楽屋で待ってらっしゃる橘高君も
知らないと思いますが、筋肉少女帯にCMのオファーがあったのパルコから。18,20年くらい前かな。ミノタウロス
ってあるじゃない?半身半馬、その上をやってくれって。多分パルコの方は筋肉少女帯ってイメージだけで、
オファーされたと思うんです。もしかしたら、女かな、って思ってたかも。ティップネスはやめてゴールドジムに通おう
として、そんなことはどうでもいいです。今日はほんとにありがとう。名古屋来ました。大好きな場所です。その割には
あまり来ませんけど。何を隠そうボクは中日ドラゴンズのファンなんですよ。あまり野球の話すると楽屋にいる人と
揉めたりするんで。どういうことかというと、野球何も知らないんですね。ラジオやってたころに、名古屋在住の
ラジオの人なんかと会う事がよくあって、「大槻さん野球どこ好きなんですか?」「いや~興味ないんですよ」
「じゃあ、
ドラゴンズファンになってください!」
名古屋の人は強引だ・・・。思いまして、よくわからないんで「いいですよ!」えー、言いましたんで、ドラゴンズファンです。
53年ぶりの優勝の時も、とりあえずばんざーい!ってやりました。それはそれとして、筋肉少女帯といいますか、
大槻ケンヂがデビューして今年の6月21日で20周年を迎えます。どうもありがとう!」
「20年だと男もスーツ
切るんですね。松岡修造のCMみたい。「シュウゾウ!イイジンセイヲイキタヨウダ」「うん!」
やってます?このCM。やってない?やってないの?松岡修造がスーツ着て船乗ってさ、やってないの!?じゃあ
話通じてないじゃないのー!適当に合わしたな!?まぁ、ボクらそんな関係だからいいですよ。やってないんだ。
松岡修造がスーツ着て、船でね、恰幅のいい男性が英語で「いい人生生きてきたようだ」松岡修造が「うん」知らない?
オレおかまのケンちゃん知ってるよ?不平等じゃない?まぁいいですか。どうもありがとうございます。20年間応援して
くださった方もいれば、それこそ昨日今日、大槻ケンヂという存在をウィキペディアなんかで見て、あー、この人千人斬り
の人なんだ、って。あれ誰か削除してくんないかな。酷いのよオレの。そうなのよ。アイドル評論家って書いてあって、
ホントのアイドル研究家か、悪いと思って変えてくれって言ったらどなたかが変えてくださったんだけど、千人斬りの男
って書いてあって、斬られてないでしょ?ちえさん」
ちえさん「残念ながら」
「ですよね。今のセクハラじゃないですよね。岩手のお祭りみたいに、微妙なとこでしたね。ボクのウィキペディアは名うての
プレイボーイで千人斬りの達人とか書いてあるんですよ。変えられる人いたら替えてくださいね。もっといい、倒れた
おばあさんを助けていたとか、お願いしますよ。20年歌ってきました。今日は曲の解説なんかもしていきますよ」
「1曲目、峯田和伸さんのGOINGSTEADY、銀杏BOYZの曲で、勝手に歌ってます。もうじき伏見というとこでボクの
小説グミ・チョコレート・パインが映画化されて公開されるんですが、ホントにアルバムなんかでもグミ・チョコレート・パイン
を褒めてくれて、それでロングセラーになったっていう。でも映画で峯田さん酷い扱いなんですよ。ケラさんのせいで。
申し訳ないなと思って、せめて銀杏BOYZの歌をカバーさせてもらおうと思って。ちょっとでもお詫びの行脚をしようと
1曲目にこの曲を。といっても、峯田さんに断りを入れてないんで返って迷惑かもわからない」
「2曲目はあのさぁ。I STAND HERE FOR YOU、そして対自核というソロアルバムに入ってるんですがご存知の方いるかも
しれませんが、実はI STAND HERE FOR YOUの方が長い。対自核になって3番を切っちゃったの。ちょっとネガティブなの
3番は。かぐや姫の妹でいう3番みたい、全然伝わらない。だからいいことだけ言って終わろう。しょぼくれたこと言う3番を
カットしようって今は1番2番だけで歌ってるんですね。次に歌う歌は筋肉少女帯の青ヒゲの兄弟の店。ボク人の歌詞歌う
の好きなんですよ。これは水戸華之介さんが書いてくださった歌なんだけど水戸さんにどういう風にオファーしたか覚えて
ないんだけど、筋肉少女帯では体育祭って曲がGO-BANG'Sの森若香織さんが書いてるんですよ。こないだ香織さんに
会ったところ、全然覚えてなかったんだけど、街で会ったんだって、香織ちゃんがオーケンにばったり、今から10年前
レティクル座妄想ってアルバム作ってる頃、ボクが「香織ちゃん!詩書くのやなんだよ!書いてくれよ!」道端で頼まれて
香織ちゃんも「いいよ」ってできた体育祭、続いて筋肉少女帯でサボテンとバントライン」
「おぉー」
「みなさんいろいろ思い出があるみたいですね。ある芥川賞か直木賞取った方は、アルバイトやってる時にずっとこれが
有線でかかってたんだって。だから今でもこの曲を聞くと泣けてくるらしいですよ。もう1曲パティー・サワディー。これは
ボクのやってる特撮の曲です。裏話といえばプロモーションビデオがあるんですけど、これに出るタイ人のお兄さんが
ボクシベリア超特急5という映画に出てしまったんだけど、彼もその映画に出ている、共演してるんですね。そんなことも
ちょっと、勉強になったでしょ。ウィキペディアに書いてください。千人斬りのところ消してそっちにしてくださいね」
「ちょっとお水飲みますね」
ちえさんが「ティッシュ一枚ちょうだい」って。
「ティッシュ一枚どうぞ!1枚と言わず箱ごとどうぞ」
「曲順表が・・・はい!3曲続けてどうぞ」
青ヒゲの兄弟の店。
サボテンとバントライン。パティー・サワディー。
「思い出した。サボテンとバントラインは背中にしょってる真っ赤なギターというフレーズは昔はおやじにもらった真っ赤な
ギターだったんだよね。録音の寸前でおやじにもらったってなんか、演歌みたいだなって変えたんだ。思い出した。歌ってて
思い出した。ドラゴンズパワーですね。少年と猫の第二の反抗は街の大きなムービーシアターアメリカンニューシネマ
真夜中のカーボーイが上映されていたと歌っていて、対自核ではイージーライダーが上映されていたに変わっています。
今日はワイルドバンチってサムぺキンパーの映画に変えてみた。気付いた人いた?ありがとう。ワイルドバンチがアメリカン
ニューシネマに入るかわかりませんが、気に入っていて。グミ・チョコも面白いですよ。まだ名古屋で観た方いらっしゃい
ませんよね。制作もなかなか大変だったみたいで、監督のケラさんのブログを見ると、大変なことになってます。あの、
プロデューサーとケンカしたらしくて「初、二度と顔を見たくない人だ」と書いてあってね、何語だ?と思いました」
「20周年、最初に名古屋来た時やっぱり20年前かな、6月21日にボクデビュー20周年で、東京ではライブやると思う
んですよ。ありがとう。名古屋ではちょっとまだわかんないんです。なもんで、申し訳ないんで今日のうちに、ボクと名古屋
ってしゃべっておこう、来ない気マンマンじゃん、そういうわけじゃないんですけど。名古屋来てね、5時サタマガジンって
出てねぇ、何だっけ?ね。高杢さんが司会してたのもあったよね?なかったっけ?・・・ないならないって言って!あった?
ラジオでごめんってのもやってたよ。考えてみたら名古屋が一番レギュラー多かったね。タングショーってラジオやってた。
ほんっとにバカなラジオで楽しくって。バカなことばっかりやってたらリスナーもバカばっかりだったみたいで、イベントサイン会
やったらデパートの中柔道着で来たやつがいて、素足で、拾って欲しかったんだろうね、ギャグをね。恥ずかしいじゃない、
スルーしちゃってね。ものすごい寂しそうにね、帰っていった姿、背中にあのさぁが流れてたな。いや、Guruくらいは流れてた。
しょくぶっつえんで~♪あと名古屋、ボク地球博行きましたよ。行ってます実を言うと。すごかった。モリゾーに会えなくて。
駐車場、詳しいんだよ?駐車場いっぱいあったんだよね?ボクは連れてってもらったんだけど、PAの地名が極楽っていう
とこだったんだよ。なんで極楽なの?昔ここは合戦場で人がいっぱい死んで、あまりに地獄そのものだった、逆に極楽って
名前をつけた、嫌な気持ちになるよ!それが地球博の一番の思い出。さぁ、また歌って行きましょう」
「次はこちらではやってるかわかりませんが、東京でも中々観れないんですが、さよなら絶望先生というアニメが、
こっちでやってますか。観ましたか?それが第1シーズン、それも主題歌やったんですが、好評で第二シーズン俗さよなら
絶望先生って、大槻ケンヂと絶望少女達で。絶望少女達っていうのがアニメの声優さんたちなんだけども、別録りで一回も
会ったことない。誰なんだよ!って。一人木村カエレっているんだけど、ものすごく気になってるんだけど。ちょっとウケタんだ
けど。まだお会いしてないんだけど。主題歌が
空想ルンバって曲なんですけど、初めて明かします。ほんとは「俺の値段を
誰が決めた」ってタイトルだったんだよね。プロデューサーが特撮のナッキーで、ナッキーの意見で、1曲目が「人として軸が
ぶれている」って曲だったの。その後「俺の値段は誰が決めた」だとなんていうか、シリーズものっぽいじゃない?意外な所
から行きたいと。甲斐バンドでいうヒーローに続くタッチみたいでオレはいいなぁと思ったんだけどね、誰も通じてないね。
それでタイトルを空想ルンバって変えたんだけど、これを中京地区初公開しようかな。そのあとに、筋肉少女帯の再結成
以降の曲で、その後or続きという歌を歌います。今日は続けようかな、3曲。これね、その時々ミュージシャンって好きな曲
ってあるんですよ。他人の曲でも自分の曲でも。なんかマイブームになってる曲。あれじゃないよ?朝から団子3兄弟とか
ずっとリピートしてるとかそういうんじゃないからね!さかなさかなとかそういうんじゃ。でも昨日の打上げでは!その話
あとでしましょう長くなるんで。ミュージシャンというのはその時その時でマイソング、というのがあるんですよ。マイブーム
ソング。ボクの中ではこれ一番かなぁ。他の曲も好きだけど。どの曲が好きっちゃーこの曲だな。特撮のロコ!思うままに
という曲なんですけど。3曲続けていきます。まず中京地区初生演奏、空想ルンバ!」
空想ルンバ。その後or続き。
ロコ、思うままに。
ロコでは間違えて一部歌えなかったところが。
「
曲の裏話よりも、初めて聴く人には曲の説明なんかを先にするといいんだよね。大体どんな歌だってね。そうだった
そうだった。でも歌っちゃったからいいね。そういう歌でした。さすがに20年なると曲が何百曲とあって、1曲も歌詞覚えて
ないんですけど、ごめんなさいー。反省してますっ。反省してもできないことあるでしょ?みんな読んでるよ、歌詞。
プロンプターっていうのがあって、ボブディランとか。桑田佳祐さんなんてでかい液晶がね、5個くらいならんでいる。それを
観ながらスケベースケバー言うてね、わかるだろそれくらい!ラララーラララなんだっけ!・・・ちょっと偽行に走りましたね。
すいませんでした。聴いていただきましたけど、何話そう。あんま話さないで歌おう!ボク思ったんですよ20年間。
大槻ケンヂの面白いところって何かというと完璧にアングラの人間なんだけど過剰にサービス精神があるんですよ。アングラ
の人ってサービス精神ない。アングラってくらいで。なんだけどサービス精神があるから、アングラなことやってるけどみんな
に楽しんで欲しいっていうのがあって、それで今に至ると思うんだけど。歌詞なんかは非常にアングラなのが多いんだけど
MCではお客さんに笑ってほしい、盛り上がって欲しい、デビューしてから20年間死に物狂いでMCをしてきた。あなたねぇ、
笑うけど死に物狂いでしたよ!20年間。オレは20年間ねぇ、曲のことなんか一回も考えたことなかった!ない、ないね!
どんなMCするかってことしか20年間考えなかった。辛かったよぉー!20年間だよ!?ほんっとに頑張った。ありがとう!
でもねぇ、20年過ぎたからあまりサービスもしないで、するんだけど、歌うこと自体がサービスなんではないかと気付いて。
ボクが死に物狂いでどうでもいいことをうだうだ喋ってた時間ってあったじゃないですか。今もそうですけど、この時間を
トータルしたら、ものすごい時間ですよこれ。大変ですよ。TDKのメタルテープ何本になると思います120分の。今テープ
ってみなさん使わないですけど。大変ですよ、矢沢永吉さんだって「そうだったの?」って驚きますよ。「その時間勿体無い!」
言いますよ。矢沢さんコマーシャルで。そのくらい勿体無いこと喋ってきてしまったので、これからは喋る時間を歌に充てる。
・・・どうかな?そんなこと考えてるんです。でね(笑)、まぁいいや。次の曲歌います。大槻ケンヂはわりかしシャウト系シンガー
にカテゴライズされ、もしシンガーにカテゴライズしてもらえるならね?多分シャウト系だと思うんですよ。絶叫系。実は
どちらかというとアンプラグドとかムーディーな歌歌うと、オネエ系なんですよ歌声が。んはぁっ♪って、気付いてー、泣かせ
の美学っていうのね、そういう系だなって、自覚するようになって。割と泣かせの、というとあざといですけど、結構涙滲む
ような恋の歌、失恋の歌とか歌ったらいいんじゃないか。次に歌うSweetsという歌は、男女がいろいろ頑張ったんだけど
いやでもこれ男と男の話かもしれないな。それで蘇民祭に行くのかも。うーん。まぁ男女としましょう。いろいろあったんだけど
夢に破れて、でも頑張ったんだから自分たちにご褒美に途中で甘い物でも食べようよという、そしてもう1曲テレパシー
これはつー二人はつー痛みもつー涙もつー繋がって全部つでつなげていく、言ってしまえば言葉遊びなんだけど、言葉遊び
が無限に繋がって、死や生や神をも超えて、やがて世界も宇宙までも二人の声で繋がってという、ちょっとしたリンクが全宇宙に
広がって、その中心にたった一人の女の子の恋心があるっていう、そういうような歌なんです。ほんとに、普通のコンサートみたい
ですね。曲を説明して歌うと。歌詞を説明してから歌う人って恥ずかしくないのかなぁ。オレ今照れちゃったよぅ~。おかわり
飲んじゃおう。あー照れた照れた。テレサテンなんつってな」
Sweets。テレパシー。
歌い終わって息切れ。
「ではここで、休憩入れたいんですけど、まだ大丈夫ですよとお伝えください。ゼイゼイ、ちょっと待ってね。ゴールドジム!
今日ツアーファイナル、3本しかなかったんですけど最終日なんでちょっとお酒、ステージ上で飲んでもいいかなぁ~なんて。
そういう甘えた気持ちがいけないんだバーン!(頬自分でぶつ)ステージドリンクがワインだって方いらっしゃいますけど
絶対それよくないと思いますよ。あるミュージシャンの先輩に聞いたんですけど、ステージドリンクにいいですよって黒い
液体を渡されてたんだって。よくわかんないんだけど喉が開いて声がよく出ますよって。飲んでたんだって。そうすると、
ライブの記憶がどんどんなくなって、ある時なんだろうって調べたら咳止めのブロンだったって。コデインというのが入って
麻薬効果があるのを、飲ませてたっていうマネージャーってどういうの?って。・・・こういうのは、まいっか。みんな友達でしょ?
こういう時だけ友達でしょ?って」
「これお酒なんて頼んで大丈夫ですか?いいとも!(一人で)はい。エビバデ、ボクの今日飲みたい酒はなんだろう。なんだ
そのキャラ。なんだと思う?ビール、モスコミュ~。NO。焼酎、NO。焼酎ソーダ割り、焼酎なんでもいいです。20度くらいの
があれば。ベロベロなっちゃったらおかしいんだけども。昨日すごい飲んだんですよ。あ!ギター長井ちえ。ギター宮脇てつや。
パーカッション朝倉真司。その3人がボクあんな酔っ払ってるの初めて見た?ご機嫌だった?いつも暗い酒でしょ?
いやなんか酔っ払っちゃってね。ボク今年から個人でやってるんですよ。有限会社オーケン企画っていう。その社歌を作る
って言い出して(笑)それがいい歌なんだよぉ~。最初は曙の~♪とか言ってて、我が社~が~御社~に~♪なんだっけ?
へりくだって弊社~♪いい歌だね。中野~の~バス亭~で~♪社長と常務~。二人っきりで~朝礼さ~♪
ノルマを上げろ!物販だ!
いうのなんですよ。のほほんイエロー、小銭を作れ!有限、有限♪オーケン企画~♪
ポイントがね、普通オーケンオーケンって繰り返すのを有限有限と繰り返すところがね、ものすごい斬新だと思って。
それがツボにハマってしまったらしく、ずっと言ってたみたい」
「作ろうって言って一人でずっと歌ってた」ちえさん
「でも途中からビリージョエルのオーネスティはいい歌だってなって、帰りはずっとオーネスティ歌ってたんだよ?」
「オネスティがある曲にそっくりだねって話してた」
「それを聴いて、オーネスティ~♪わがしゃが御社~♪」
ちょうどお酒が届く。
「明けましておめでとうございまーす。グラスを手に何なんですけど、素晴らしいゲストの方が来てくださいました!
彼を昨日楽屋で見て、このツアー着替えタイムをやめました!オレが着替える必要ない!彼が総て賄ってくださる。
およびしましょう、XYZ→A、そして筋肉、少女帯の、噛んでますけど、橘高文彦さんです!」
黒で白のフリルドレスで橘高さん登場。
「フル装備だ!」
「出にくいわ!噛んでるし。筋肉少女帯を噛んで。あんたさぁ、今年筋肉しょうじょ帯デビューして」
「あなたも今噛みましたね」
「噛んだね~。お約束の、止めようかな。あのね、オレは地方出身者、いつだって初日だよここは。大槻、いやオーケン。
昨日も言ったね。ケンヂ君。頑張ったね」
「昨日プレゼントくださったの、ありがとう」
「続きなんだけど。大阪ブックオフ言って、野口五郎さんの「芸能人は何故老けない」」
「読んだよ!すごい本だ」
「ホントはオレが欲しかったの」
「五郎さんの理論でゲームがいいんだって。何故か?闘争本能が湧いて、若さが戻ってくるんだ」
「やっぱ秀樹とは違うね。秀樹さんはいつだって肉を喰う。闘争本能が、まぁいいや。この前Gacktに会ったの。Gacktが
「一緒に秀樹さんが、肉を食いにいったって言うんですよ。でも一度も行ったことない」って」
「でもGacktに会ったんだ?」
「んん?うん」
「何か、画策してんじゃないの!?何か、筋少ボーカル変えようとしてんじゃないの!?」
「Gacktが「高木、ブー」」
「彼結構引き出しかなりのもんだから大丈夫と思いますよ」
「でね!大槻にいつまでも若々しく30周年40周年やってほしいと野口さんの本あげた。でも違うと、健康でいるために」
「何だろう」
「「結婚したいあなたへ」なんでこれ買ったと思う?女の人用なんだよね。見るじゃん、Chapter1、理想が高すぎる
Chapter2結婚できそうもない人を好きになる。あんまりみんな笑わないね。オレは笑うよ。Chapter3仕事や趣味の方
に関心がある。Chapter4うまくやっていく自信がない。ここで買った!」
「オレにくれようとして買ったの?」
「そうだよ。オレめちゃくちゃ」
「橘高君は筋肉少女帯周りの私生活を心配するよね?家族ぐるみの付き合いしたいんでしょ?あなた」
「Chapter5」
「だれもしてくれないもんだから」
「Chapter5結婚する気がない」
「昔忍者チャプターっていたよね。ありがとうございます。
橘高さん大変ですよ。筋肉少女帯が20周年ということは、内田さんも20周年。三柴理さんも20周年。筋肉少女帯自体が
デビュー20周年なんですよ」
「オレいなかったけどね」「いやいや、あなたはその頃から入る運命だったんですよ」
「ナゴムに?」
「素朴に聞くんですけど、あなた飲んでますか?」
「飲まないよ」「オレ飲んでいいー?」
「さっきリンに持ってこさせて、下に置いてあったら「渡せよ、渡せよ」」
「あなた昨日の酒が残ってますね?」
「お前もな!大槻昨日すごかったよ。さっき社歌の話してたでしょ?一回も筋少の釈迦にかけなかったよね」
「掛けて欲しかった!家族ぐるみの付き合いがしたかった!」
「社歌を歌うわけよ。1回目と2回目とメロディーが違うから、変だなって、3回目元々メジャーな曲、これ(ジャーン)。3回目
(ジャーン(悲しい顔付き))もう帰ったよね」
「弊社も経営が大変で。そのうち弊社から債務通知きますんで」
「歌おうよ」「歌いますか。これ2曲続けましたっけ?」
「社長が決めなよ」「よぉし、2曲続けようじゃないか!」
僕の歌を総て君にやる。
香菜、頭をよくしてあげよう。
「どうもありがとう。ここでてっちゃんはお休みしていただいて。
ありがとうございます。もう一度、橘高文彦!」
「すごいよ、20年」
「橘高は25年でしょ?」
「まだだよ」「
まだだっけ?」
「そういう戦略的なこと先に言うなよ」「
いつだっけ?」
「20周年来なかったじゃんキミ、そういえば。面白いんだよ~昨日は言わなかったけど」
「ずいまぜーん」
「
昨日と今日、昨日かな?ライブに出てくれませんかってメール来まして。「橘高君の20周年に出なかったのに
こんなことお願いするのも何ですが」と。いいじゃん、めでたい話だよね、お客さん!」
「パチパチ」
「オレ入口に「大槻ケンヂは出ません」って張っといた」「
ほんとー?」
「ほんとだよ。お客さん大槻出ると思って来たら失礼じゃん」
「すいません。我々もあと数年で50歳見えてきますよ。どうしましょう。何?」
「その話どうやって乗っていこう」「
ありのままで」
「50歳なった時、筋少再結成した時言ったのが「ヘドバンは辛いな」言ってたね」
「こないだヘドバン発電所という曲で、最終的にヘドバンしなくなったんですが」
「やれよ」「
あのねぇ、首がムチ打ちみたくなって」
「その後1ヶ月くらいずーっと」「
膝もね。ゴールドジム。鍛えた方が疲れないんだよね」
「やろうよ。40なっても50なっても」「
音楽性も変わっていくんですか?」
「今流した?」「
筋肉少女帯は」
「水ちょうだい!水!」「
水ですよー。持ってきてくださーい」
「開けて」「
なんかえばっちゃってるなー。ドSですか?」
「お互いドMじゃん」「
そうですね」
「言うてますが、もうじき9月21日日本武道館で筋肉少女帯やります。14年ぶりですよ、どんな思いですか?」
「14年前の武道館さ、3階ガラガラでさ、大槻全然覚えてないってね」
「そこそこ、ミモーマモーの人が来て、それは1回目か」
「ミモーマモー来たのは」「1回目でしょ?」
「1回目のは全然違う」「1回目は」
「ごめんね、今ミーティング」「1回目の打上げは中華料理屋でしょ?ちがう?ちがうか」
「それ最後の武道館」「
に、ミモーが来たんでしょ?ええ?ホントに武道館楽屋も何も覚えてない」
「やりたいの?武道館」「
そう言われるとそうだよね。覚えてないから今度は覚えようと思った。勿体無いと思って。
昔はアングラなところがあって、ロックでキャパを大きくして武道館みたいな伝説あったじゃん。だいっきらいだった」
「オレは大好きだよね。それでよくケンカしたの。それで解散、脱退したんだね二人とも」
「
なんだけど、今にすると武道館でやるなんて楽しいじゃん、ってことの方が。今度の武道館は楽しくやろうと」
「やろうよ」「
入りはどうするの?普通にタクシーとかで来るの?ば、
馬車くらい乗ってこなきゃ」
「大槻が売ったポルシェ買い戻して。あれさぁ、テレビ的にはオープンにした方が」
「寒かったんだよ」
「そうだよな、年末だもの」
「
そんな、武道館の思い出も含めつつ、愛のためいきいきますよ。ちえさん何も弾いてないんだよね、ボイスのみ」
愛のためいき。
「それでは筋肉少女帯再結成のきっかけともなりましたこの曲、大槻ケンヂと橘高文彦であばあば言って見ましょう。
踊る赤ちゃん人間!」
踊る赤ちゃん人間。
いきなりのアババアババがアバアバになって言えてなくて、しばらくアババアババ言ってました。
「なんか、アメリカの方でCD出るみたいで」
「
そうなんですよ。脱退した後に、XYZ→Aというバンドでやってまして、最新アルバムが、それまでドイツ、マレーシア
フランスで出てたんですが、ほら、筋少辞めてからは、折角だから、日本語の人じゃないですか、だから英語の、欧米に。
欧米か!って言えよ」「欧米かぁ」
「
欧米に打って出るって頑張ってたんですけど、筋少も再加入して、いよいよ北米とカナダ、北米ってことですけど、3月に
リリースすることになって。大槻君の20周年の間、向こうにも行って」「
え?行ってくるの?」
「
うん、飛行機乗るよ、頑張って。そこで欧米人のパワーもらって、筋少武道館がんばりますよ」
「筋肉少女帯では、去年大公式ってアルバム出たんですけど、その第二弾、その名も大公式2!」
「最初は」「
大公式ハードってダイハードに掛けたんですけど、誰もわからない」
「伝わんねーよ」「
ブルースウィルスのそっくりさんのジャケットで」
「テレビCMまで考えてたんだけど、伝わんねーな」「
ダイハードってこないだ4やったけど、意外にわかんない、懐かし映画
だもんね」
「会議で大公式ハードって言った時、顔がニコってしたよ」「
言ってやった!って」
「
そういう時の大槻に逆らうとめんどくさいから、あぁ、いいんじゃない。ってな。やっぱりやめようって」
「いいかなって。曲も出揃いましたね」
「1曲目だけ決めて」「
アルバムの1曲目?わかった!」
「今決めろよ。今エンターテインで決めろよ」「
あ、名古屋のお客様に」
「ここだけの発表として、社長が」「
我が社が御社、いやいや遜って弊社。まだ大決定してないもん」
「決めなさい」「
だだだって、曲今ぱっと思い出せない」
「オレ大槻にメール2回送ったよね」「
もごもご・・・」
「わかった、また解散なるから止めよう」「
いつ発売なんですか?」
「発表したよね」「
まだですか?」
「したよ!何日だっけ。何で階段上がってんの?3月に出ます」「
幻の曲とか入ってるので、楽しみにしてください。
21日だって。橘高くんほんとありがとうございました。6月21日に20周年迎えますけれども、今日は名古屋のみなさん
に会えて嬉しいです。最後に聴いてください、境目のない世界・・・何?」
「あのね、さっきから邪魔!」
ちょうど橘高さんとちえさんがタイミング取る位置にオーケンが被っていたようで。
「どこに居れば邪魔になんないのよー」
「そこ、そこでいい」「
ちょっと邪魔って言われたー。最後に、邪魔にならないようココでいいます。境目のない世界」
境目のない世界。
「どうもありがとう!橘高文彦ー!」
「大槻ケンヂ!どうもありがとう」
~アンコール~
オーケン登場。
「
なんだかんだと喋ったので、まとめめいたことを言う必要もないかなと思うんですけど、そうだなぁ、6月21日で
デビュー20周年なるんですけど、もちろんそれ以前からナゴムとかいろいろやっているんで、怖ろしい長さでいろんな
作品作り続けてるんですけど、人生80年、半分過ぎちゃったのかなぁって、さぁどうしようって言ったときに、いっぱい
財産があるんですよ。もちろん新しいものも作っていこうと思うんだけど、過去に作ってきた自分の子供みたいな
作品を、ひとつひとつ検証していく、歌だったら口に出して歌ってみる、本を読み返してみるとか、そういうような作業を
やっていこうかなと思ってますね。40過ぎたあたりからとにかくみなさんを楽しませたいっていうのかなぁ、世の人々を
楽しませたいっていう気持ちがどんどんあって、そのこと自体がボクのモチベーションになるのかなと思います。
どんな風に楽しませたらいいのかと、これででかいことやって楽しませようとすると劇場型愉快犯みたいに、なっちゃう
んだと思うんですね。愉快犯とか犯罪とかに行く制御装置、リミッター、ブレーキとして歌なり表現があると思うんです。
だからそういうものがなかったら、ボク今頃怪人20面相みたくワハハハハってやってたかもしれないね。・・・なわけ
ないね。ちょっと自分的にはそうとう面白かったんだけどね。あんまり伝わらなかったかなぁ、難しいなぁ。ここで
ドーンと来るはずが来ない!ちょっと違うことでマイクがコケってなったくらいでドーン!と笑いが起こっちゃったり、
ホントにステージの世界というのは怖ろしいです。だからこそやめられないんでしょうね。みなさんもこれから、簡単に
言えば応援してください、よろしくお願いします。じゃ、歌詞カードが出てき次第やります。あれ、どこだべー」
「それでは、さよなら絶望先生のオープニングテーマ。1クール目のです。筋肉少女帯仲直りのテーマより全然
売れたこの曲。人として軸がぶれている」
人として軸がぶれいてる。
「どうもありがとう。そしたらボクのソロアルバムI STAND HERE FOR YOUから猫のリンナ、聴いてください」
猫のリンナ。
「
ありがとう。いわゆる、いい手羽先が食べれそうな夜です。もう一度紹介しましょう。お祝いでかけつけて
くれました。橘高文彦さんですどうぞ!」
橘高さん白ドレスで登場。
「今さ、袖で見てて思ったんだけど」「
ハイ」
「
ハイって噛むんじゃなくてひっくり返ってる。20周年でしょ?20周年で居れるってことは、プロで居たって
ことじゃん。キミは詩を書き本を書き、説教くさい?」「
いや、いいですよ。何なりと仰ってください」
「プロでいられたってことは、お客様がいたって」「
えー?初めて気付いたー!」
「だろ?それを教えてやろうと思って」「
やぁやぁ、ほんとお客さんのお陰ですよ。ホントに思いますよ」
「何で引いてるのみんな」「
お客さん、応援してくださってるみなさん、一時でもいいんですよ。長ければ
長いほどいいですが。我々も長いことやってると、その時ファンだった、そうでなかった、またファンになった、
いろいろあるけどいいんだよね。」
「そう思う。そのお陰で大槻は20周年迎えられることになった」「
そう。だから常にいるのよ、その表現者という
ものがね」
「なんで上目線なんだよ。ほんとそうだよ、すばらしいよ」「
ありがとう!」
「じゃあ橘高がお色直しをして出てきた時に、ここでお酒ひっくり返したんですよ」
「マジで?」「
それ怒られるかなぁって。気付かなかったのね、わっはっは」
「解散だよかんさい。今噛んだけど」「
解散か関西(?)、ってすごいね。解散orかんさい。いやいや、噛むの
っていいことだってわかったの。いいと思うの」
「なんで?」「
人が注目するから。そう思うの。あいうえおあお、行きますよ。今日はほんとに、何度も何度も
いいますけど、ありがとうございました。また今度恐らく名古屋、のほほん学校なんかで会えるかもしれない
ですね。筋肉少女帯の方でもまた会えるかもわかりません。そしてアンプラグドセッションでも会えるかも。
また会いましょう必ず、約束しましょう。では最後にGuruという曲を聴いてください」
Guru。
「大槻ケンヂー!」「
ありがとう!」
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