ザ・オ-ケン!デビュー20周年&大槻ケンヂ20年間わりと全作品・発売記念ト-クショ-!

2008.6.29 18:00~21:20 TOKYO CULTURE CULTURE



MCの内容、流れ等適当ですのであしからず。

アンケート用紙が配られ、最初はお題行ってましたが後に「何でも書いてください」とのこと。

スクリーンで特撮PV、N.H.Kへようこそオープニング など流れてました。

開演、横山シンスケさん登場。
「司会を担当します横山です。オーケンさんが、とにかくみんなに祝って欲しいと言っていますので、せーの、
で「おめでとう」 といいましょう。拍手でお迎えして。はい、みんな立ってください」

みんな起立して拍手しているとオーケン登場。嬉しそうに通り道の人と握手したりしながらステージまで登場。
「せーの」が なくてどうしていいかわからなくなりました。横に長い会場なのですが、端の方までオーケンねり歩いて
ファンサービス。

オーケン:黒スーツ。ベージュキャスケット。

「ありがとう~。おめでとうは言ってくれないの?」

「おめでとー!」
「ありがとうございます。本買った人!読んだ人!あれー?今日100冊サインしちゃったよ。みんな買ってくださって
いるんですね。今日はお祝いなので、バカビデオとかないです。いつもイベントでボク歌ってしまって、イベントなのに
15曲くらい歌う時も。ディナーショーかよ!って」
「普通3万くらい取るのに、十分の一ですからね」
「そうだよ!でも歌っちゃいます。20周年なのにこの曲」
BABYBABY。カラオケ 

「プレゼントがあります」
「何だろう~予想だにしません。その使い古しのハンズの袋は!これ紐に指通すのが大変なんだよね~。えっと、
こうして(紐持って)、鮭いただきましたー!わぁ、お腹も開くんだぁ!」

「20年を語ります」
「本読みましたよ。子供が欲しいって言ってるのが最高です。オレって天才!っていうのも」
「天才!って時に鮭が出ます」

・デビュー期
「本の「渋谷のマックスロードという喫茶店で」ってのっけから違います。こういう本はつかみが大切なので。
最近ロックの歴史がはっぴいえんどを中心に始まったという説が主流になりつつあるでしょ。でも裕也さんに言わせれば
こっちはもっと人気があった、つのだ☆ひろさんに言わせればあれはフォークだ。こっちの方がもっと人気があった。と言って
ます。応仁の乱、蛤御門の変、大化の改新みたくごっちゃになっているんですよ、ロックの歴史が。その意味もこめて、
わざと「はっぴいえんどの松本隆が」というのを入れました」

「仏陀Lのジャケみて、大槻さんぶれてない!って思いました」
「ブルースオズボーンさんがシスベリまで撮影してくださって。アルバム2枚目まで売れなかったなぁ。デビューして
ギターのひろし(ものまね付き)」
「受け口な感じで」
「いや、モゴモゴ喋るの。ひろしさんとみのすけさんが辞めてしまって。みのすけは豊橋の打上げで、オレがみのすけが
はしゃいでるのに怒って「オレは怒った!」って言って帰っちゃったの」
「殴り合いのケンカになるでもなく」
「エディが探しに来てくれて、二人とも迷って豊橋の街を彷徨いました」

「インディーズの頃はライブにチェッカーズの武内享が見に来た!とかで大騒ぎになるくらいでした」

・バンドブーム期
「インディーズ御三家はデビューしてラフィン以外は人気が降下しちゃった。ケラさんはお客さんに「このブス!」とか言う
スタイルだったので、「反面教師にしている」といわれるけど、お客さんと仲良く接するようにしました。」

「Xが頂点だったね。なんでXばっかり褒めるのか。別格で、宗教みたいでした。ブルハ、ユニコーン、ジュンスカ、筋少が
次いでいたかなぁ。テレビのバンドブーム芸人でも、明らかに意図があって作ってるよね。なんで~が入っているのか。
アンジーが入ってニューロティカが入ってなくてあっちゃんギリギリと怒る」
「怒ってみんなにメールしてますよ」
「竹山さんがレッドウォリアーズに妙に詳しいのが可笑しかったねあれ」

「バンドブームはねぇ、レベッカは入らない。バンドブームは88年のBOOWY解散の年からなんだよ。米米と聖飢魔Ⅱは
入れないでくれ、そっとしておいてくれって位置にいました」

「 筋少が売れたのはオールナイトニッポンのお陰です。オレの前がキョンキョンで、その次がフミヤですよ。2部がバイセクシャル
の人だった。伊集院くんも。初日に咳止めブロン薬を持って行って、ハイになってやろうと思ったのに、規制で1滴ずつしか出なく
なっていて、飲まなかったの。飲んでいたらどうなってましたかね」

「1日目の放送聞いて、この人病気なんだと思いました」
「言っちゃいけないことの区別ができなくて、ディレクターさんに「そういうの言っちゃダメなの、わかるかな」って言われて、
当たり前ですね」

「急に4千人のホールが即日ソールドになって。ボヨヨンロック人気でそれ目当てのお客さんでした。20年やってボヨヨン
を越えられないって いうのもいいでしょ」

「バンドブームの頃は俺ら怖がられてました。取材でオレがいけなくて内田が行ったら「筋少って怖くないんですね」
って言われて「そうですか?」(タバコをフー(´ー`)y-~~)内田のあの調子で」

・タレント期
「音楽の人はあまり喋らないから、こういう格好をしていて腰が低いミュージシャンという席が空いていて、あちこち呼んで
いただきました。38時間テレビとか無茶なこともやってました。いろんな人にお会いしましたね。飯島愛さんはいい人だった。
2年前に会った時のことを覚えていてくれて、その話題を使って話してくださいました。芸人さんは冷たかったね。自分の畑を
荒らすな!という本気の気持ちがあって。ネットに書くなよ!今日は顔がワレテイルんだからな!」
「名簿もありますしね」
「テレビは見えないところでいろんなことが起こっていて、みなさん肝が据わっているというか、対処できる人がいてすごいなぁ
と思います。ちい散歩でもあるんだよ、きっと」

「テレビのお仕事はやっぱりお金が違いました。ライブ1本のお金というのが」

「僕は大体わかりますけど」
「30分番組で、拘束時間が2時間、座っているだけで貰えますからね。いいとも1回とかものすごい額なんですよ」

「今思うとやっぱりきらびやかな世界だと思います。びっくりするくらいキレイな人がごろごろいます。ひな壇にずらー
って並んでるの」

・バンド脱退
「もうそこにきますか」
「今にして思うと面白かったなぁ。あの頃のバンドがダメになる感じっていうのがねぇ。つい俯瞰で観ちゃうから、12時間
レコーディングに遅刻とかね。それで言った言葉が「キャラメルコーン食べる?」こりゃダメだと」

「あるライブでオレが何か言ったら太田さんが走ってきてオレに蹴りを入れて。ドラムのところから駆け下りてきた勢い
だからオレ3mあるところから落ちて。昔から太田はメンバーをステージから落とすくせがありました」

段取りがあったらしく
「ここで映像みますか?」
「幻の、プカプカのPVがあります。頭出ししてあるよね?」
マネージャーさんOKサイン。どーんと流したら
「それ最後じゃないですか?すいませんぐだぐだで。こういう感じのやってみたかったんです。それ、ビデオの頭だから
一番最初に戻して」
「これが頭なんですよ」
「あれ?じゃあ結局幻のままですね」

・特撮
「動員がガクッと減って凹みました。バンドというのはパッケージ、ブランドなんだなと思います。例えば・・・ヴィトンの
デザイナーが違うものを作ったとしても売れないでしょ?何言ってるかわかりませんが。これほとんど有松ちゃんのこと
ばっかり書いてあるんだよね。ネタになる人のことを書くから。筋少だと最初は内田で、それから橘高に。ナッキーは面白い
けど感情にムラがあって。竜ちゃんは面白いけどサポートだし。有松ちゃんは超自然児だね。動員が少なくて楽屋で落ち込んで
いると「キャー!」って、何かと思ったらエディと机の周りを追っかけっこしてぐるぐる回ってるの。髭男爵のルイなんとかみたいな
のと刺青の男が(笑)外出ていてしばらくして観に行ったら「キャー!」って、今度は反対回り。有松ちゃんはすごいよ。焼酎
にキュウリでメロンの味になる!って2時間「すっげー!これすげー!」ってやってますからね」

「特撮で音楽の話でぶつかったことがあって、そしたら有松ちゃんが「ま、練習しますか」って立って。そんな時だけ
すごい大人なの」

「ヴィジュアル系のバンドとたくさん対バンしました。ムックとか、メトロノームとか、Cali≠galiとか。ヴィジュアル系のお客さんは
我々をぽかーんと観ていて、心が折れますね」
「やたらヴィジュアル系にこだわりますね」
「それは、元祖ビジュアル系ですから!」

「特撮はまだ活動再開の時期ではないと思います。そうなる時に、自然にできると思います」

・筋少復活
「のほほん学校の内田さん乱入で仲直りということですが」
「橘高が盛り上げてくれたと思います。久しぶりにあって、1.5倍早く喋るようになった。口がイワンのばかの早弾きですよ。
復活して橘高が一番嬉しそうです。えん4ってイベントで、凛として時雨とムックと筋少なので、すごく緊張していて、橘高とかもう
いつもの調子で「うわあ、うわぁ!」って何言ってるかわからない」
「似てますね」
「やってみたら盛り上がってよかった。お客さんのあれは敬老の気持ちですよね。それで終わって、新木場ってヘリポートが
あって、 エディが先に帰るのでお迎えが来て、そしたら橘高が追いかけてきて「かかか帰んのかよ!」「ヘリが来てるから」

「・・・高須クリニックかよ!」

彼の頭にバーンと浮かんだんでしょうね。しばらく流行りました」

「こないだ「禁煙しよう!」ってメール一括送信しました。筋少でオレだけタバコ吸わないので、喫煙部屋と禁煙部屋に分かれて
いるけど禁煙部屋にオレ一人なの。エディが橘高がうるさいからってたまに遊びに来てくれるだけで。ナッキーは止めたよ」

「わりと全作品に入れ忘れた空手バカボンの映像を観ましょう。労働者Mの演劇のDVDに入っています」
「休憩無しでやりますんで、みなさん適当に休憩取ってください」
「それで帰ってきたらちょうど終わったとこなんだよね」
空手バカボンライブ映像。労働者M

「また映像観ますか。オレがガチャピンと戦うの観た?横山さんは観てないよね。お客さんは?みんな観てませんか。
じゃあかけましょう」

科学忍者隊ガッチャピン最終回。

「オレいい演技してるよね」
「普通にうまいですよ」
「やっぱり相手が人だとだめなんだね。これ、前作は瀧が悪役やってたんだよ。それでオレ」

・質問コーナー
「質問いろいろ貰っていますけど、これがマストな感じで」

オーケンが束から一枚紙を横山さんに渡して、横山さんがそれを置くやつだと思って避けようとしたらそうじゃなかったらしく。
「あ、それがマストな質問なので、聞いて欲しいんです」
「え?はいはい。わかりました。・・・筋少復活しましたが」

・ライブについて
「ドームでやることを目標にするっていうのもあると思いますが。でも逆にストリートで一人で歌っているのがいいかと言えば
それも表現として、人に訴えることになっていないんですね。来てくれた人の心に響く歌を歌っていきたい。でも、今の歌い方
だとあと8年。50までだと思います。長くやりたいから、筋少も曲をハウンドドックにするべきだと思います。ミドルテンポで
「あーいが、すべーてさー」あれですよ。ストーンズが長くできてるのもトーンが低いからですよ。ヘドバン発電所を歌いますか?」

あとあのバンドの誰だれが歌いますか?といろいろ言ってました。
「ヘビメタの曲に乗る歌はトーンが高いんですよ。橘高の曲、イワンのばかとかね。軸ぶれとかでナッキーが「大槻さんは中音
で映える」って言われて目からうろこでした」

「ジャズのフライミートゥザムーンって曲みたく、口気持ちいい曲を歌いたいです」

「筋少のライブは2バスドコドコ行って、終わったら2日くらい動けないんだよ」
「ライブ後楽屋でかなり疲れてましたね」
「お客さんも大変だと思う。ファンの方はそれを覚悟してきているからいいけど、初めて来た人が次の日仕事にならなかった
とか、周りのマネしてダメジャンプしたら膝を悪くした、とかなったら次来てくれないじゃない。だから初めて来た人も楽しんで
帰れるように、最大公約数的に、みなさんで楽しめるライブを心がけています」

「オレ今いいこと言ったでしょ」

お客さんから拍手。
「いいことを言うようにしているんです。演歌やフォークの人みたく。ライブでお客さんの心に残るようにしたいと思っていて
いつも面白いこと言ってるけどそれだけじゃなくていいことを言おうと。らもさんがエッセイでは感情を入れない方がいい、
読者が読みやすいから。あとうんちくを一つ入れると読み手が得した気持ちになると言ってましたね」

・心の折れたライブ
「バンドブームで名古屋の3階立てのホールが満杯になって。次の年行ったらスタッフ何も言わないんだけど、
1階の半分しかお客さん入らなくて。ステージに出てメンバーが「あっ!」って。みんなで目を合わせて「頑張ろう」
って、初めてメンバーの心が一つになった瞬間ですよ。橘高が寄ってきて「頑張ろう」ってオレに言ったんだよな」

「ヴィジュアル系と対バンは心が折れましたね~」

・心に残るライブ
「その名古屋のライブが心に残るライブですね」

・エロ話
「いろいろあるんじゃないですか?イメクラに行った話とか」
「え?行ってないよ!オレが行ったのはヘルス!お客さん引いてますか?」
「のほほんでもザーっと引いたことありましたね」
「でも話しちゃうけど、技がすごかったなぁ~。初めて悲鳴が出ました。あれだよ、ジャンケンの、ジャンケンする前
にこう(組み手)するでしょ?悲鳴の時って「ボヨヨーン!」の声なんだね。何処へでも行ける切手の「きいてー!」と
同じ。自分でびっくりしました。「何なんだそれは」「真空を作ってるの~」」
「空手の世界みたいですね」

「まだしますか?ソープに行きましたですよ。吉原って土地はなくて、吉原神社ってのがあるから鶯谷でタクシー
に乗って。運転手がオレに気付いて「いや、取材の集合場所がそこで、まいったなぁ~」とか言って。民家みたい
なところでおじちゃんおばちゃんがやっている喫茶店に入って、¥2000で女の子紹介してくれるんです」
「歌舞伎町にある紹介所みたいなものがあるんですね」
「「じゃあこのコがいいんじゃない?」って紹介されたのがトマトちゃん」

・秋葉原の事件
「ダガーナイフはそんなすごいんだ!って。2分ででしょ。それも捕まったのはスタミナが切れたからで。今は
犯人はバカなやつだ、って叩かれて、それが単に世の中のガス抜きに使われるようになってはいけないと
思います。今どんどん通報もされていて。匿名じゃないんだねあれって。マジ答えすると、ああいう人にはバンド
やれって言うんだけど「オレはそんなの無理・・・」ってうじうじするから、そんな人に言いたい。

祭りに行け!

三社祭でも阿波踊りでも蘇民祭でもいいです。日本の伝統で昔からあるんだよね。祭りでわーっとなると
ある程度の発散になります」


・20年のベストテン
「20年の第10位は何か!決めてなかったからきっと向こうで大変なことに」

マネージャーさんが山積CDの中からバーッと探してかけてました。
一回山が崩れて大変そうでした。

10位 空手バカボン
9位  お別れの背景 電車

8位  あのさぁ ソロ
「I stand here for youに入っています。って言ってるのにアンプラグド版をかけています」

7位  香奈、頭をよくしてあげよう 筋肉少女帯
「拍手出ました」
「いい曲ですよね。ロティカのあっちゃんも好きで」
「うれしいなぁ。香奈は黄色い髪の新小岩のスナックで働いていたコがいて、「一緒に踊ろうトウモロコシちゃん」
っておやじが言うような場末のスナックで。好きだったコなんですけど、ある時映画観に行って、どうだった?と
聞いたら「うーん、途中からわからなくなった」って。そのコが全部ではないんですけど」

「次はまた電車です。この前歌った曲ですからもうわかりますね。これで生まれてびっくり団だったらびっくり。
パーマのブルースかかったらいやだなぁ」

6位  Outsiders 電車

「激しいナッキーのギターからの曲です。これはライブでやっていくうちにだんだんよくなった曲です」
5位  バーバレラ 特撮

4位  機械 筋肉少女帯
「できたころはそんなに人気が出る曲ではないなと思っていたんだけど、曲が手を離れて独り立ちするんだよね。
トリフィドとか、くるくる少女とか、機械もあちこちでいいって言ってくれてると聞くようになった曲です」

「トリフィドの大サビ、「ああ あなたの歌う言葉が なんにも変わってないのは」のところは明菜をイメージして
歌っているんです」
「そういうのを誰も気付かなくするのがすごいですね」

「この曲で始まった!」
3位  ボヨヨンロック まんが道

2位  綿いっぱいの愛を
「ある意味不遇の曲ですね。メンバーがちゃんとやろうと作ったのに、売れなかった」

「最初からここに歌詞が置いてあって、横の人には見えてました。歌います」

1位  ロコ!思うままに!
ロコ!思うままに!カラオケ

・苦手な曲
「リルカの葬列は、ノイローゼの頃の曲なので思い出すのがいやで歌いたくないんです」

じゃんけん大会。

「最後に大槻さんから私物を提供していただきましたので、ジャンケン大会をします」
賞品は洋服が4着くらいとひょうたん、猫対犬のパンフ、特撮ステッカー

「真空を作れ!ひょうたんはPVで何を思ったか「酔拳がやりたい」と言って使ったものです」

「どうもありがとうございました。あと20年よろしくお願いします」


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