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40代からの九州・沖縄 気ままな旅(創刊準備号)   2004年1月23日発行
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■本号の目次■
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 ◎旅行記
 ◎エッセイ
 ◎今日の一枚

□■  旅行記
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 『四季』がないと言われる沖縄暮らしも長くなると、無性にその『四季』
が恋しくなるときがある。
 そのような折、平成14年の秋、大分県湯布院温泉に旅する機会に恵まれた。
 車窓を流れ行く藁葺きの農家、その庭先の落葉しわずかな葉を残しながら
濃い橙色に色づかせた実をたわわに実らせた柿の古木・・・そんなどこにで
もあるような田舎の風景に『秋』の素晴らしさを再認識させられた旅であっ
た。この旅が、元来旅好きの私の「旅熱」「旅病」を再発させるきっかけと
なった。
 この日を境に仕事の都合上、沖縄・九州を頻繁に行き来出来る身の上とな
り、常日頃から南国沖縄の素晴らしさと本土の四季の素晴らしさを体感でき
る環境に恵まれたことを契機に、本格的に旅の中に身を置くことにした。
 沖縄・九州間の往復となると必然的に旅の手段としては「もっとも味気な
い移動手段」の汚名(?)高き飛行機を使うことが多くなる。しかしながら、
その利便性の高さに負け、当たり前のように機上の人となる。
 その航路は約一時間半の退屈な時間が過ぎることが多いが、その移動が
「旅」という目的の手段の一つであるとき、仕事のみのための往復のときと
は違い、その単調な窓からの景色の中にも新たな発見がある。
 その日も、これからの旅に想いを馳せながら、ふと窓から外を見やるとエ
ンジンフードにくっきりと自機が映し出されていた。飛行機での移動の回数
も数え切れない程になっている私であるが、このようなワンシーンに気づい
たのは初めてである。
 旅に真剣に向き合ったとき、いつものシーンも自ずから違った表情を見せ
てくれるものだと痛感させられた。そして、このようなシーンを文章と画像
に切り取り残していこうと決意を新たにした瞬間でもあった。
 『四季』を追いかけ、日本の素晴らしさを共に感じ、共に旅していただけ
れば筆者としてこの上ない喜びである。         平成16年1月

□■ エッセイ
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 予期もせずに、心に訴えかけてくる感動というもの覚えるときがある。も
うだいぶ以前のことになるが、時の話題に乗って童門冬二氏の『小説 上杉 
鷹山』という上下二巻の書籍を手にして読んだことがある。当時満員電車に
揺られての通勤であったため、多くの書物をその車中で読破し、おのおの感
心したり、感動したりそれなりの読後感は残ったものである。しかしながら
この書物(この小説に関することはまた機会があれば後日に書き記すことと
するが)に触れた時の感動と言うものは、他書の比ではなく満員電車の人ご
みの中、憚ることなく頬をつたい落ちる涙を禁じえなかったほどの感銘を覚
えたことを今でも鮮烈に記憶している。
 それからまた今日まで日常の渦の中に埋没して、そのような感動の嵐に遭
遇するようなことが久しくなかった。
 しかし、それはまた突然訪れた。
 仕事に行き詰まり、何に手をつけたらいいのか、そして将来の展望に関して
も大きな不安を抱えながらも、『充電期間中』という都合のいい言い逃れの中
で、ただ漫然とテレビを見ていた・・・否、眺めていたと言った方が適当かも
しれない時間の中で、まるで砂漠に水を撒くように私の心の中に染み入る女性
コーラスの調べが耳に飛び込んできた。
 彼女たちの名は『アンサンブル・プラネタ』というクラシック音楽を基調と
した5人組のアカペラコーラスグループである。このジャンルでこのようなグ
ループは日本はもとより、世界的にも非常に珍しいユニットであるらしいが、
そのミュージックシーン的な評価はともかくとして、疲れきった私の心にまる
で天からの囁きのような安らぎと癒し、そして不思議なことに前を向く活力を
与えてくれた。
 彼女たちのコーラスを聴いた直後から、少し前の瞬間とは明らかに違う「何
かしなければならない」「何かを書かずにはいられない」衝動に駆られ、未だ
先は見えないながらも充実した時間を過ごせるようになった。
 そんなきっかけを与えてくれた彼女たちに今は感謝の気持ちでいっぱいであ
る。そして、今でも「あなたの印象に残る一冊と言えば何ですか?」と問われ
れば前述の『小説 上杉 鷹山』と答えるように、『アンサンブル・プラネタ』
はこれから私がずっとファンでありつづけるユニットとなるであろう。

□■今日の一枚
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タイトル『旅のはじまり』
http://park12.wakwak.com/~phoenix/image/gallery02/g02000.jpg

□■ 編集後記
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国内経済や世界情勢など混沌とした世情の中、何かと責任の重い40代からの
世代の方々向けに、九州・沖縄の美しい風景や食との出会いそして人々との
触れ合い等、私と共に旅している感覚を味わっていただけるHP連動のメール
マガジンを目指していきたいと思っております。ちょっとしたコーヒーブレ
イクのお供やこれからの旅の計画にもお役立ていただければ幸いです。

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■発行・文責:河野 真繁
●バックナンバー掲載サイト → http://park12.wakwak.com/~phoenix/top.htm
●ご意見・ご感想等 → phoenix@ai.wakwak.com
●変更・解除 → http://park12.wakwak.com/~phoenix/magazine.htm
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