2007年8月に中古で購入したIBMのノートパソコンThinkPad R50eのOSはXPです。CPUは1.3GHzで、RAMは
512M、HDは30GBです。Webを見るのにも、かなり重たく使い物になりません。しかも、この4月9日にXPの
サービス期限が切れますので、Linuxを入れることを考えました。
Ubuntuはサイズが4GB位あり、このPCにはとても重すぎます。そこでネットで簡易Linuxを検索し、
PuppyLinux(子犬Linux)を見つけました。ファイルサイズは120M位です。WindowsXP上で、liveCD作成用
のISOイメージファイル(lupu-528JP.iso)をダウンロードして、これをCDに焼き付けます。このCDから
PuppyLinuxを起動させます。PCを再起動すると、デュアルブートになり、PuppyLinuxとAdvancedモードの
選択画面が出ますので、PuppyLinuxを選択します。
PCのスイッチを入れてから、下図のような画面が約50秒で立ち上がります。PuppyLinuxはRAM上にコピー
されて動きますので、RAMが512MあるこのPCでは、軽快にブラウザやワープロが動きます。
JavaもFlashも動きます。
下図のデスクトップ画像はPuppyLinuxの画面キャプチャーで取り保存しましたが、PuppyLinuxからUSB
メモリーにうまくコピーできませんでしたので、添付メールでWindowsに送りました。別にGoogleクラウドに
アップする方法もあります。
ZAQ経由の無線LANの設定は少し厄介ですが、プロファイルを作ればOKです。
携帯モバイルのWiMax経由の接続や職場でのローカル固定IPアドレスによる接続は、だいぶ難儀し
ましたが、Frisbeeを無効にすることにより(タスクトレイのLAN接続アイコンは消えますが)できる
ようになりました。ブラウザはFirefoxを日本語化して使っています。メール、ワープロ、表計算、ペイント、
ドロー、音楽CD再生、エディタなどのアイコンがTOP画面に出ています。
セキュリティは、OSがメモリー上で動くこと、電源を切るとメモリーが消えることなどで心配なしです。
もちろん、WinXPの起動もできますので、WordやExcelなどは使えますが、WinXP経由でインターネット
に接続ができないようにIPアドレスを設定しました。
XPで作動が重い(大抵はハードディスクの容量が少なく、遅い)PCに、PuppyLinuxをインストールしては
いかがですか。Webやメールに関しては、古いPCが生き蛙ります。
(2014/3/30)
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