トーンカーブによる画像の補正について



オリジナル画像(デジカメで撮影、縮小のみ)
[解説]

右の画像が元の画像で、
これのヒストグラムは下図です。
このままでは地味ですから、
レベル補正します。
結果はその下の画像(基準画像)です。
それで良しとしても良いでしょう。

ここでは、さらにトーンカーブによる
補正をした場合、どうなるかについて、
例示します。

トーンカーブのパターンは基本的には
だいたい、下の5パターンぐらです。
これらは全て、中間調コントラストが
高くなる効果があります。

よく使うのは、例1のカーブです。
その他の例について、表示画像から、
違いは分かりにくいかもしれません。




右のレベル補正のみ行った 基準画像




基準画像からトーンカーブ(例1)補正




基準画像からトーンカーブ(例2)補正




基準画像からトーンカーブ(例3)補正




基準画像からトーンカーブ(例4)補正




基準画像からトーンカーブ(例5)補正


ご注意
これらは全て、順々に処理を重ねたものではありません。
基準画像からトーンカーブ処理を1回だけ行ったものです。

これらの効果の違いを典型的に示しているのは、例4と例5です。
例4は暗部をより暗くし、例5は明部をより明るくしています。
どちらも中間調のコントラストは高くなっています。

また、以上の結果から、
コントラストを上げると見かけ上、色もあざやかになることが分かります。
画像処理ソフトにある彩度変更は、行わない方が良いです。
彩度を上げると不自然に派手になり、写真の立体感が無くなりますから。



補足します。
やはり液晶ディスプレーでは、(例1)〜(例5)の写真の差がよく分かりません。
紅葉(柿ノ木)の明るさや、中央部の壁の明るさに違いがあるのですが、そう指摘す
れば、分かってもらえるかと思います。
しかし、第一印象として違いが見えなければ、あまり意味ないと思いますので..

結論的に言いますと、トーンカーブは主に写真の明暗コントラストを変えたいときに、
使いますが、さらに、明部または暗部、あるいは中間部の明るさを変えたい場合には、
カーブの具合を変えることによって、希望の調子にできます。

最後に肝心なことですが、それはトーンカーブによる補正を行わない方が良い場合も
あると言うことです。上の例は、トーンカーブをかけない方が良い かもしれません。
しかし、写真に曇り空が写っているような場合は、トーンカーブは効き目があります。
その場合は、だいたい、(例5)のようなカーブが効果的でしょう。一度お試し下さい。




以前、ガンマ補正について質問されたことがあるので、
それについて。

ガンマ補正とは画像のガンマ値を変えることです。
これは、レベル補正の中央▲を動かして行います。
(本ページの上の方にあるレベル補正の図参照)
すると[入力レベル]の中央の数値が変化します。
(ここでこの数値を仮に補正係数と呼ぶ事とします。)
この係数を 1.0より小さくすると画像が暗くなり、
1.0より大きくすると明るくなります。
経験的には 0.7〜1.4の範囲で加減するのが良いようです。
(ご注意:これは「明るさ変更」とは違います。)

また、ガンマ補正は左図のようなトーンカーブ補正と
ほぼ同等です。この場合、補正係数=0.85ぐらいに相当し、
画像の中輝度部分は暗くなります。
また、このカーブを上に持ち上げると、画像の中輝度部分
は明るくなり、補正係数が1.0より大きい場合に相当ます。

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