夏の立山で
撮影 1997年7月

シラネアオイ













シナノキンバイ












ミヤマキンバイ













ミヤマキンポウゲ













ハイマツ













雲上の別天地



剱御前山頂









背後に剱岳



剱御前山頂


撮影ノート

シラネアオイ
 日光白根山にちなむ名との事ですが、立山にもありました。 が、あまり多くはないでしょう。 場所も、人の取り付きにくい、急斜面の草付帯に多いのではないかと思います。 日光白根山の場合は、シカの食害で、あるか無しかの状態です。

シナノキンバイ
 北アルプス北部には多く、しばしば大群落を作ります。 白馬山系の旭岳には巨大群落がありましたが、立山にはあまり大きな群落は無かったかもしれません。 北アルプスでは、雪解けのやや遅め(6月末ごろか)の、草深い斜面に多いものです。
 花は割と大きく直径3cm近くあり、草丈も0.5m以上あり、高山植物としては大きめです。 オレンジ色の明るい花で、出現頻度も多く、代表的な高山植物と言えるでしょう。
 しかし、撮影は案外難しく、インターネット上でもきれいな写真は少ないようです。 見るときは、日中のかんかん照りのときに美しいですが、花色が明る過ぎて、写真再現は難しいように思います。 花に露出を合わせると葉が暗くなり、自然さが無くなります。 葉が自然に見えるように撮ると、花がオレンジ一色に写り、花のトーンが無くなってしまいます。 と言って曇り空では、陰影無く立体感にとぼしいので、薄日差すぐらいがちょうど良いでしょうか。
 キンポウゲ科の植物は、だいたい花は派手ですが、有毒のものが多いようです。 たぶんこれも、いくらかは有毒でしょう。

ミヤマキンバイ
 この花も比較的よく見かますが、大群落は作らず、尾根筋の砂礫地にあります。
 シナノキンバイ(金梅)と違ってバラ科だそうです。 実は、同じバラ科のミヤマダイコンソウとの区別はつきにくいですが、棲息環境はやや違うかもしれません。 後者の方が草丈は高めでしょう。
 ここの写真では葉の色は濃いですが、実際はもっと明るく、普通の緑色です。 花の陰影も分かる程度に輝度調製すると、相対的に葉が暗くなってしまいます。

ミヤマキンポウゲ
 シナノキンバイと同じような環境にありますが、あまり大きな群落は作らず、花径はもっと小さく1.5cmぐらいです。 葉もさほど密集した様子でなく、まばらな感じです。 しかし、これも見分けるのはやや難しく、あまり自信はありません。 名前の通りキンポウゲ科です。

ハイマツ
 赤いのは雄花で、新枝のつけねにあります。 雌花は新枝の先にできるそうです。 この写真ではあまり見えませんが、右にある枝先にそれらしいものが有るようにも見えます。 松ぼっくりは翌年の夏に急成長するそうです。 8月には緑色のものが見られます。 9月になると成熟して茶色となり、種ができるそうです。
 ライチョウはハイマツ(新芽か花か)も食べるそうですが、夏は他に餌が豊富ですから、草花の無い時期に食べるのでしょうか。 (文章を一部変えました。)

剱御前
 地図を見れば、山とか岳とか付いていませんから、剱岳から派生する尾根上の小ピークという見方でしょうか。 しかし、剱岳へ向うとき、一度かなり降りますから、独立峰のように思えます。

 なお、「山・花の写真」ページの「朝の立山」、「獅子岳と鬼岳」は、このときの山行のものです。


続編、別山乗越より 俯瞰風景 (2枚 153KB)


Nikon newFM2 AiNikkor50mmF2 FujiColor100

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