私のカメラ        (ご注意) これは2000年頃の印象です。
35ミリ一眼レフ 主に使うのはやはり35ミリ一眼レフです。

 ・アサヒペンタックスSPF、SMCタクマー35/3.5、55/1.8、105/2.8
 ・アサヒペンタックスKX、SMCペンタックスZoomA35-70/4、K50/1.4、M50/1.7、K200/4
 ・ニコンNewFM2、Aiニッコール35/2.8、50/2、85/2、135/2.8

 最初に使い始めたカメラは高校時代のPentaxS3です。ボディはもうありませんがAutoTakumar
55ミリは残っています。
 PentaxSPFは古いカメラですがいまでも現役です。PentaxKXはカメラ趣味として最近中古で買っ
たものですが、これも古いカメラです。KXにはミラーアップできるという特徴があります。
 ニコンNewFM2はシンクロスピードが1/250秒だから使いやすいカメラです。以前はニコンFMで、
カメラ雑誌の記事に影響されて、レンズは28ミリと85ミリの組み合わせで使っていたのですが、
この組み合わせは私には無理だということが分かり、それで50ミリと35ミリの組み合わせにかえ
てしまいました。私には50ミリが一番合っているようです。
 ペンタックスとニコンとでレンズが重複してしまいましたが、別にかまわないのです。カメラ
ファンですから。ペンタックスとニコンとではレンズの写り具合が違うかというと、基本的には
大差ないと思います。

中判カメラ 35ミリ判のほかに中判も使います。

 ・マミヤC330S、セコール65/3.5、80/2.8、105/3.5、180/4.5
 ・マミヤM645、セコール80/2.8、110/2.8

 中判の二眼レフはかなり昔から使っていて、ウエストレベルファインダーでいくぶん使いにくい
面もありますが、三脚につければウエストレベルも悪くはないものです。
 モノクロには中判が有利なのです。昔のカメラ雑誌などでは、モノクロは35ミリで、カラーは中
判でと書いてありましたが、あれは逆です。少なくとも今は。昔のカラーは低画質でしたが、今の
カラーは微粒子で大変高画質です。私はカラーの場合はキャビネプリントがせいぜいですが、
モノクロの場合は六つ切りか四つ切に引き伸ばします。そのときは中判が有利なのです。
 元々モノクロで山岳写真を撮るのが目標でしたから、ともかく中判なら何でもいいと思って、
C330fを買いました。その後C330シリーズ販売終了直前に今のC330Sに買い換えたものです。
C330レンズの写り具合はだいたい絞り込んで使うからよくわかりませんが、シャープさという点で
は問題ありません。80ミリ以外はマルチコーティングではないので逆光には弱いのですが、逆光
のときは三脚につけて手でレンズに直射日光があたらないようにして使っています。これはかなり
有効で、35ミリ一眼レフの場合もときどきやります。(このことを、最近は、ハレキリと言う人もいる
ようですが、こういう造語は嫌いですね。)
 M645のレンズはシャープさもボケもかなり良いと思います。
なお、中判カメラの場合は、ビューファインダー付きの単体露出計を使います。

 モノクロでは中判が有利と言っても、最近はフィルムの品質が向上して(TMAX100を使えば)
六切サイズぐらいでは、35ミリ判写真でも昔の中判写真と(プリントの精細感としては)それほど
変わらないようになりました。それで自分としてはマミヤの出番は少なくなったのですが、山へ行く
ときは、必ずどちらかを持って行きます。細かな遠景風景ではやはり差がありますから。
 カラーで中判を使うのは経費面からいって明らかに不利です。アマチュアの中判カメラはモノクロ
用に限るというのが私の結論です。

一部訂正します。ある人から指摘されたのですが、C330用の最終型の80mmF2.8もよく見れば、
シングルコーティングのようです。マゼンタコーティングと言いますか、表面の反射光が紫色に
見えるので、第一感としてマルチコーティングかと思ったものです。なお、
他のC330用レンズはアンバーコーティングと言うのでしょうか、反射光は黄土色に近い感じです。



カメラとレンズの寸評

カメラボディ

Pentax SPF
 良い点:SMCタクマーレンズを使う場合は、最も使いやすい。
 拙い点:ファインダーが暗い。視野率が低い。全面平均測光のため露出の決定が難しい。
Pentax KX
 良い点:ファインダーは比較的明い。ミラーアップ機能がある。
 拙い点:公称は中央重点測光だが、平均測光に近い。
Nikon NewFM2
 良い点:シンクロスピードが1/250秒である。中央重点測光のぐあいがちょうど良い。
 拙い点:視野率はもう少し高いほうがよい。シャッターロックのレバーが邪魔である。
(拙い:まずい)

レンズ

SMCTakmar35mmF2 :シャープ感、ボケとも大変良いが、やや暖色系に色付く。
          手持ちのレンズは経年劣化で、よけいに変色あるかもしれない。
          本来的には、許容できる程度の色付きかもしれないが、不明である。
          ボケ味などは捨てがたいので、使いみちを限定すれば使える。
          歪曲は、隅部では少ないが、中間画角でややある。
          その後、もう1本入手したが、こちらは変色は無い。
          レンズ番号から想像すると、かなり後で製造されたのかもしれない。
SMCTakmar35mmF3.5:非常にシャープである。単焦点にしてはやや歪曲あるが、
          ゆるやかに変化してゆくから、さほど気にならない。
SMCTakmar55mmF1.8:シャープ感、ボケとも大変良い。
          冷静にみればやや歪曲あるが、特に大きいという程でもないか。
SMCTakmar105mmF2.8:シャープ感、ボケとも大変良い。
          写り具合は素直だが、被写体によって糸巻き歪曲がやや気になる場合も。
          ピント面と前後の写りはかなり良い。柔らかく、しかも高解像度である。
          歪曲なければ傑作レンズと思うが、性能的には相反するのかもしれない。

Pentax 28mmF3.5 :一眼レフの28mmにしては歪曲が小さい。シャープさも十分。
          暗いが良いレンズと思う。
Pentax M35mmF2.8 :シャープ感は大変良い。歪曲もまあ小さい方か。
          シャープさという点では、小口径の方が有利ということを、
          教えてくれたレンズである。
Pentax M50mmF1.7 :シャープ感は大変良い。F2.8-F4のボケが非常に良い。
          写り具合の素直なレンズである。
Pentax 50mmF1.4 :F2の写りが比較的良い。歪曲は割と小さい。
          F5.6では近距離、中距離ともボケがなだらかで、非常に良い。
          しかしF2.8-F4では中距離撮影の場合ボケがまずい場合もある。
Pentax 200mmF4  :大キャビネ迄では問題ないが、六つ切りに伸ばすと遠景のシャープ感
          がやや落ちる。しかし、これは微粒子フィルムを使ってシャープネス
          を、かなりシビアに見た場合である。
          近距離、中距離撮影の場合はそれほど欠点も目立たない。
Pentax
  ZoomA35-70mmF4:45-70mmでは歪曲小さく、40mmではやや歪曲ある。35mmでは歪曲がめだ
          つので、使いにくい。
          50mm以下のワイド側では、中心部はかなりシャープだが、
          (F5.6では)周辺部は画質落ちる。
          大キャビネ迄では分からない程度だが、六切りに伸ばすと目立ってくる。
          (この欠点は近距離、中距離の撮影では分からない。)
          F8ないしF11まで絞れば全面シャープである。
          最近、70mm側の写り具合を見直した。(2000/10/02)
          歪曲小さく、開放から十分シャープで、ボケも素直だ。

COSINAマクロ100mmF3.5(PentaxKマウント):
          中距離では開放からシャープで良く写る。中距離のボケは今ひとつ。
          少し糸巻き歪曲あるが、気になる程でない。
          AFレンズが一般的だが、私のはMFレンズ。
          ∞指標で無限にピント合わないが、少し戻せば合うので、注意が必要。
          1m以内の、本来のマクロ域の写りには、特に不満はない。
          1/4倍程度以上に接近すると、レンズ繰り出し量が大きくなるので、
          実効F値が大きくなり、ファインダーが暗くて、ピント合わせが
          しずらくなる。だから私の場合、クローズアップレンズを併用する
          場合もある。これはかなりはっきりした欠点だが、価格相当か。

AiNikkor 35mmF2.8:一眼レフの35mmにしては歪曲がかなり小さく、シャープ感も大変良い。
AiNikkor50mmF1.8S:シャープ感は大変良い。歪曲がほとんど無い。ボケはあまり期待しない。
          軽くて小さなレンズだが、プラスチック部品が使われているようだ。
          上の35mmと共に、歪曲の小ささを利用して、建築写真的な使い方をする
          つもり。(newFM2につけると、カメラ全体として可愛い感じがします。)
AiNikkor 50mmF2 :シャープ感、ボケとも大変良い。
          若干の歪曲あるが、普通にはまず気付かない程度である。
          上の50mmF1.8と比較すれば、このレンズの穏やかな写り具合が良く分かる。
          (このレンズは下記アドレスに解説があります。)
          http://www.nikon.co.jp/main/jpn/society/nikkor/n02j.htm
AiNikkor 85mmF2 :F2.8以上ではシャープ感は大変良い。なだらかにボケる場合は
          美しいが、条件によっては汚くボケる場合もある。
          その条件とは木の葉(間)越しの空で、背景としては最悪であろうか。
AiNikkor105mmF2.5:シャープ感、ボケともかなり良い。歪曲がほとんど無い。
          ピント面前後も含めて写りはかなり良いが、タクマー105mm程ではない。
          そうは言っても、近距離撮影などボケが大きい場合は、かなり良い。
AiNikkor135mmF2.8:シャープ感、ボケともまあ良い。
          山で寒いときは、∞指標では無限遠にピントが合わない。

新見解 (最近分かったこと)

写り具合の素直さ、ボケの美しさという点では、古いレンズであるにもかかわらず、
SMCタクマー55/1.8と、SMCタクマー105/2.8がすぐれている。
しかしどちらも、歪曲はややあるほうだ。
AiNikkor50/2と、AiNikkor50/1.8についても、前者のほうが多少の歪曲あるがボケ味は良く、
後者は歪曲ほとんど無いがボケ味がよろしくない、というものである。
これはAiNikkor105/2.5についても言えることで、歪曲はきわめて小さいが、ボケについては、
常に良好と言うほどでなく、どちらかと言えば、SMCタクマー105/2.8のほうがボケは素直である。

どうも、写り具合の素直さやボケの美しさと、歪曲収差の小ささは相容れないもののようである。
写り具合の素直さを優先すれば、多少の歪曲が残るのはやむを得ないのかもしれない。
逆に言えば、歪曲収差の除去に重点を置けば、ボケが今ひとつとなることは、避けられないのか?

そうであれば、撮影目的に応じたレンズの選び方、というものが考えられそうで、レンズ選びに、
特に悩む必要もないようである。

個人的見解

・私のPentaxは古いものだから、ボディ性能は最新型に及ばないが、私の場合はこれで良い。
・AiNikkor50/2は特に好きなレンズだが、最近はPentax50/1.4の使用が多い。
・135mm以上の望遠はシャープ感がやや落ちるので、EDレンズなどの高級タイプが良いのかも。
 それでも、Pentax 200mmF4は、大柄で口径も大きめ(フィルター径58mm)で、古いタイプ
 の200mmにしては、写りは良いほうかなと思う。
・(私の)ズームレンズでは、遠景風景の場合はやや問題がある。
・レンズのボケなどを気にするのは近景中景の場合で、(私の場合)遠景風景のときはF8以上
 に絞る。

補足 (2000.07.20 追記)

PentaxSPFはそろそろボツにするつもりだったのですが、タクマーレンズを使う場合は、
やはりこれが一番使いやすいので、不調のシャッターを修理してまた使うことにしました。
それで再びタクマーレンズを使ってみました。冷静に見直してみるとSMCタクマー55ミリなどは
いくぶん歪曲が目立つ場合もあるようです。古いレンズですからこんなものかもしれません。
カメラ雑誌のレンズ診断記事をみると、この頃のレンズはだいたいこの程度の歪曲はあるようです。
(歪曲といっても、建物を正面から写したときでないと分からない、という程度ですが。)
SMCタクマー105mmF2.8は以前はそれ程使わなかったのですが、これはまだ今後も使えそうです。



ついでに

ほかのページで(私の場合)風景を望遠では撮らないと書きましたので、ここでひとこと。
200ミリは木の花を撮るときに使うつもりです。ツツジなどの低木の花を撮る場合です。
春に林道を歩いていると、そのすぐ上にツツジなどが咲いているのを、よく見かけます。
それを少し離れた所から撮りたいと思って、最近使い始めました。
花に近づきたくても、50ミリ級では見上げるようになり、背景も空になってうまくありません。
200ミリでもまだ足りない気がしますが、何とかなるでしょう。
ホオノキなど高木の場合も、下方の枝に咲いている花が見つかれば、撮れるかもしれません。
しかし、これを使う場合はやや重めの三脚を持って行く必要があるので、少し悩むかも。



その後、追加したカメラ・レンズ  (2006年12月)

・Pentax MZ-5N、Pentax istDS
・SMCPentaxM35mmF2
・SMCPentaxFA28mmF2.8、FA35mmF2、FA50mmF1.4
・SMCPentaxFA28-70mmF4、FAJ18-35mmF4-5.6
・SMCPentaxDA18-55mmF3.5-5.6
・Cosina Ultron40mmF2
・AiNikkor28mmF3.5

 特に論評しませんが、どれもまあまあよく写るレンズです。
 ただ、FAJ18-35は問題ある(歪曲大、周辺部アンシャープ)のでお薦めしません。
 コシナUltron40mmは期待したより歪曲大きかったが、自然風景ではかなり使えます。
 レンジファインダーのNokton40mmには魅力感じるが、ボディ増やしたくないから。


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